いや〜、今回は女装志麻君の姿を見られただけで大満足です。
原作ゲームでは立ち絵のひとつもなかったんで、どんなものになるかと思っていたのですが、さすがは京アニ、まさかあれほどの破壊力があるとは....
女装志麻君が生徒会の教室の前で美佐枝さんに「これからも、ずっといっしょにいられると嬉しいです」と思わず打ち明けてしまうシーンでは、これなんて百合アニメ?と思ってしまいましたよ。 そ〜いや、第1期でも渚&椋の百合ネタもあったし、実は京アニって百合ネタ好きなのか?
などとほざいてはおりますが、後半では何度泣きそうになったことか。
いやもう切なさ全開のお話でした。
人外のモノとの恋愛ストーリーは『Kanon』の真琴シナリオもあるように、Keyの定番ネタのひとつではあるのですが、決して結ばれる運命にないことがわかっているだけに、切なさもひとしおなんですよね。
Keyの定番といえば、『願いをかなえる』というのもまたそのひとつですが、美佐枝さんが願ったのは、あの有名な「ボクのことを忘れてください」の対極にあるような「ずっと、いつまでも私のことを好きでいてください。いつまでも、いつまでも私のことを好きでいてください。」という願い。もっとも、この真逆のように思える二つの願いは、同じ心情から出て来た言葉なんですけれどね。
しかし、本物の志麻賀津紀はすでにこの世の人ではなく、自分は彼の想いを伝えに来た存在であることを思い出した志麻君は、美佐枝さんの前から姿を消してしまいます。「さようなら、美佐江さん。僕はあたなを一生好きでい続けます。ずっと、いつまでも・・・」という言葉を残して。
あれほど女性として魅力的な美佐枝さんに浮いた話のひとつもなかったのは、これが一番の原因なんでしょう。そりゃぁ、こんな切ない別れを体験してしまったら、恋愛に対して臆病にもなってしまうというものです。
もっとも、志麻君は約束どおりとずっと美佐枝さんの側にいたんですけれどね。本来のネコの姿で......
何故、朋也がネコの志麻君の想いを夢で見る事が出来たのか....それは朋也がもっとも、あちら側の世界に近い人間だからなんでしょう。
それにしても、ネコの姿に戻っても朋也を通して「美佐枝さんに幸せになって欲しい」という想いを伝える志麻君は本当に良い奴過ぎます。
志麻君の想いを知って「私ももう一花咲かせるかな」と笑顔を浮かべる美佐枝さん。
いやもうぜひとも幸せになってください。
ところで、原作ゲームで秋祭りのシーンってありましたっけ?
どうにもこのあたりがうろおぼえなんですよ。
そもそも、美佐枝さんが自分の側にいるネコが志麻君であることを知る場面があったかどうかすら覚えていないんですよね。
う〜ん、どうだったかなぁ...このあたりは京アニのオリジナルのような気がするんですが....,,ま、違っていたら単なるボケだと思ってください(^^;)。
そ〜いや、今回ちゃんと芳野さんも登場していましたね。美佐枝さんとは同学年ではなく、1年先輩(それも生徒会にとっては迷惑な)だったのか。
そして、公子さんはこの当時から先生だったんんですね。ということは、公子さんと芳野さんとは教師と教え子で結婚しちゃったってことになるわけで....つ〜か、それじゃぁ今公子さんは何歳なんだ?
まぁ、このアニメには高校生の娘がいるのに17歳を名乗ってしまう人がいるのだから、それは大した問題じゃないか(^^;)。
しかし、今回の『美佐枝シナリオ』で一番の名脇役はなんといってもサキとユキの二人ですよね。美佐枝と志麻君が付き合うようになったのもこの二人の尽力があったからこそだし、何よりも志麻君に女装をさせた張本人がこの二人なのですから.....(^^;)。
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