2001年にも『こみっくパーティー』のアニメが放送されましたが,この時は南さん以外のキャラが主人公の和樹を含めすべて高校生という設定になっているのも『?』でしたが,シナリオそのものがどうにもつまらない上に作画がどうしようもなく酷く,一応最後まで見はしましたが,ビデオに録画して保存するほどの魅力はない....というガッカリな出来でした。
今回の『こみっくパーティー Revolution』はそれとはまた別物のアニメであり,設定もちゃんと原作ゲーム通りになっているようです。ただ,HPの扉絵を見ると,これもまた作画は期待できないな....というのが正直な気持ちでした。
さて,第1話の『この本,売れてほしいですの!』ですが,タイトルだけ見るとすばるメインのストーリーのようですが,実際はこみパきっての売れない同人作家(^^;)彩ちゃんがメインで,すばるは彩ちゃんの売れない同人誌を売るお手伝いをする役割という,売れない同士の助け合いの物語でした(^^;)オイオイ。
それじゃぁ,彩ちゃんルート準拠なのかなといえば,初っぱなから和樹はモテモテのハーレム状態なので,そうでもないような....でも,和樹の部屋で一緒に漫画を書いたり,熱を出して倒れた和樹の看病をする様子を見ると彩ちゃんルートって感じもするし....つ〜か,おそらく今回のシリーズはその回毎にヒロインが変わるというスタイルなのでしょうね。
彩ちゃんの同人誌売り上げ促進計画のひとつに玲子ちゃんのコスプレ作戦があるのですが,彩ちゃんは魔法使いルックの芹香さんというお約束といえばお約束のコスプレもしてくれます。ここが今回一番楽しめた場面かもしれません(^^;)。
ストーリーの方は....まぁ元々がストーリー楽しむゲームじゃないしねぇ....それを求めようって方が無理ってもんでしょう(^^;)。
作画の方は前シリーズのような大きな崩れはないものの.....う〜む微妙ですねぇ....まぁ見られないほどのものじゃぁないんですけれどね。
第2話の『ふみゅ〜ん,私を海に連れてって!』は大バカ詠美こと大庭詠美ちゃんさまメインのストーリーでした。
現役高校生(そ〜いや,彩ちゃんと千紗ちゃんも高校生なんですが,どちらもそうは見えませんよねぇ...逆の意味で(^^;)の詠美は学校で唯一夏休み補習組というさすがの落ちこぼれぶりを見せてくれます。
それでも海に行きたくて仕方がない詠美は家庭教師をしてくれている和樹(これはに「海に行きたいでしょう!」といかにも彼女らしいおねだりをするのですが,和樹からは「補習だったら行けないよな」と釘を刺されてれてしまいます。
というわけで,自分が補習に行っていることをひた隠しにする詠美が巻き起こす一騒動....というのが今回のストーリーの趣旨です。
もっとも,騒ぎを大きくしたのは久品仏なんですけれどね(^^;)。
作中の詠美の台詞に「私だけ海に行ってない」というものがあるんですが,そ〜いや確かにゲーム本編の詠美のシナリオには海水浴イベントってありませんでしたね(この場面で他のヒロイン達の海水浴イベント時のCGがカットインされるのはゲームファンサービスなんでしょう)。もっとも「海に行ってないのは詠美だけやないで。」と関西系お嬢さんからツッコミも入るのですが....(^^;)。
今回は大庭詠美ちゃんさまの個性だけで見せた作品と言っても良いかもしれません。
なんともわがままな娘なんですが,どうにも憎みきれない可愛らしさが彼女にはあるんですよね。
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