クロスチャンネル日記

夏。
学院の長い夏休み。
崩壊しかかった放送部の面々は
ココのレベルにおいても崩れかかっていた。
初夏の合宿から戻ってきて以来,
部員達の結束はバラバラで。
今やまともに部活に参加しているのはただ一人という有様。
主人公は,放送部の一員。
夏休みの閑散とした学校,
ぽつぽつと姿を見せる仲間たちと,主人公は触れあっていく。
屋上に行けば,部長の宮澄美里が,
大きなアンテナを組み立てている。
一人で。
それは夏休みの放送部としての『部活』であったし,
完成させてラジオ放送することが課題になっていた。
以前は皆で携わっていた。一同が結束していた去年の夏。
今や参加しているのは一人。
そんな二人を冷たく見つめているかつての仲間たち。
ともなって巻き起こる様々な対立。
そして和解。
バラバラだった部員達の心は,少しずつ寄り添っていく。
そして,夏休み最後の日,送信装置は完成する---
装置はメッセージを乗せて,世界へと---

『解説書』より

 『Cross †Channel』はFlying Shineから今年(2003年)9月に発売となったゲームですが,ネット上で,シナリオが素晴らしいと評判が高い一方で,糞ゲーであると声高に唱える人もいる等毀誉褒貶の激しいゲームです。しかし,今までの経験からいくと(といっても大した経験ではありませんが(^^;),このように等毀誉褒貶の激しいゲームは『Air』や『マブラヴ』の例もあるように,とてつもなく面白いと思って間違いないのではないか...そう思って買ってきたというわけです。シナリオは某大物が書いているという噂もありますしね(^^;)。
 これはそのリアルタイムなゲーム記であり,当然ながらネタばれ全開ですので,これからやってみようとする方はそのつもりで読んでくださいね(^^;)。
 いや,ゲームやる予定の人は絶対に読まないでくださいm(..)m
11月1日

 我が家の恋愛ゲーム専用機,Sony Vaio PCV-J12にインストール。フルにインストゥールしても1GBにならないなんて,最近のゲームとしては少ない方ですよね。もちろん,容量が多ければ良いってわけでは絶対にありませんが...(^^;)

 インストゥールは問題なく終了。

 では,早速始めてみますか。
 オープニングは....お,初めから謎ですね(^^;)。
 そして丘の話...ここですでに引き込まれている自分がいます。これは期待できるかな?
 BGMのピアノ曲がまた良い感じです。

 最初に登場したのは『女帝』桐原冬子。う〜む見かけによらず暴力的なのね(^^;)。口調もキツイし...やっぱり『女帝』なのか?(^^;)

 通学途中で出会ったのは自転車の少女....あの〜,見えてますよ。
 
七香さん....?ん?『キャラクター紹介』には載ってないぞ?しかも,主人公(太一君)とは初対面なのにお互いに古くからの友達のような口をきいているし....いったい彼女の正体は?

 学校でも冷たい冬子さん。何故か彼女だけ私服通学なんですよね。

 屋上にいたのは放送部部長の見里先輩(『キャラクター紹介』では何故か『美里』になっている)。そのメガネをかけた風貌は某委員長を彷彿とさせます。性格は全然違いますが(^^;)。『ぺけくん』...ああそうか,『黒須=クロス=×=ぺけ』ってわけね。

 廊下で出会ったのがFlowersの一人山辺美希ちゃん。確かに某ファンタジーの魔法使いの女の子に似ていますね。ノリも良いし,太一君の良き妹分って感じです。

 しかし,ほんと〜に太一君ってのはセクハラ大魔王だよなぁ(^^;)。脳内フォトショップってのはなかなか凄いな(^^;)。
 思ったことが口から漏れるクセがあるとは...さすがは18禁ゲームの主人公だね(^^;)。

 後輩の福原みゆきちゃんは太一からセクハラはうけるわ立ち絵はないわと....なんて不幸なキャラなんだろうね(^^;)。

 足の悪い少年,新川豊は『キャラクター紹介』には載ってないけれど,立ち絵もあるってことはきっと重要人物なのかもしれないな。

 朝の通学途中に出会ったメガネっ娘は堂島遊紗。同じ学校だけれど中等部の1年....さすがに攻略対象じゃないよな...う〜ん,どうなんだろう?(^^;)。

 学校の廊下に美希と一緒にいたのはやはりFlowersの片割れの佐倉霧。どうやら太一君はちゃんから檄嫌われているらしい。

 見里先輩から放送用の現原稿書きを頼まれる太一君。しかし彼女が酔っぱらってるからって,そんなものを持ってきちゃぁ...そりゃ犯罪ですよ(^^;)

 怪我をした見里先輩の血を見て,何か発作が起こりそうになった太一君(というか,まさにチャンネルが切り替わるって感じ)。いったい彼は何者なのだ?

 ....と,謎が謎を呼ぶところで今日はお終いです。
 う〜む,こいつは面白いです。確かに
太一君のあまりにものセクハラぶりに引いてしまう人もいるかもしれないけれど,ギャグとして楽しめないかといえば,私は楽しめました。だって,あまりにこアッケンカランとして少しも陰湿じゃないんだもの。
 まだまだ序盤ってところなんだろうけれど,まったくこの先の展開が読めません。
 この先どうなるのか,いやぁ〜,楽しみです(^_^)

11月2日

 遊紗のお母さん(にして学食のおばさん)って,なんだかマブラヴの京塚さんみたいですね(^^;)。

 う〜む,どうやら群青って学校は普通の学校ではないみたいですね。入学するのも普通の生徒ではないような様子。

 なるほど,見里先輩と友貴君は姉弟だったんですね。名字が違うのには何か理由があるのだろうけれど...しかし,見里先輩が友貴君に対して行った『裏切り』って一体何なんでしょうね?

 またしても謎の自転車少女七香と出会う。しかし,何故彼女は急いでアンテナを組立てろと言うのだろう?『無識』って一体何のことだ?

 ギャルゲーの夏にはデフォルトである海水浴イベント発生。
 怪我をした美希も大変だけれど,一番可哀想なのは桜庭君だよな(^^;)。
 しかし,ちょっと怪我をしたくらいで,どうしてみんながみんなパニックになってしまうのだろう?
 どうやら皆どこかに(精神に?)障害をもっているような気配が....
 それにしても「適応係数」っていったい何なんだ?

 日曜日,部員全員が揃って放送を開始。なんだかちゃんと青春物してますね。相変わらず太一のセクハラはあるけれど(^^;)。今回の犠牲者は冬子でした。

 ん?「パン屋再襲撃」って村上春樹ネタかい?

 しかし,一番謎なのが曜子ちゃんこと支倉曜子だ。
 ここにきてようやく姿を見せたけれど,どうしてなかなか人前に姿を現さないのだろう?

 なるほど,「Cross Channel」って「黒須チャンネル」のことだったのかぁ...
 そして放送の開始
 「生きている人いますか
 これは衝撃的でした。背筋がぞくっときちゃいましたよ。

 そしてオープニング・ムーヴィーの開始。

 ということはここまでは前フリだったんですね。
 うわー,これは何だか凄いですよ。いったいこの先どうなっちゃうんでしょうね。

 このゲームの台詞回しって,なんだか荒川工って感じがしませんか....?
 サブ画面の感じもFlying Shine....というよりこれってやっぱり荒川工テイストですよね。

11月3日

 合宿から帰ると人類が滅亡...していた...? 
 え?どういうことなんだ?
 それなのに太一君はやけに冷静なんですよね。

 七香の登場....あれ?これって前にもありましたよね...
 ...ということは,同じ時間が繰り返しているのだろうか?
 それにしても,どうして彼女は祠に拘るのだろう?

 常軌は逸しないままに静かに正気を失っている見里先輩
 美希は一応人類が滅亡したという状況は認識している様子。
 冬子は一人教室に座っているが,精神的にかなり限界に来ている様子。

 なるほど,過去の場面がモノクロ,現在がカラーとなっているんですね。
 ....ということは,新川とのイベントも遊紗とのイベントも今年の話ではなく過去の話ってことになるわけで...,つまり前シナリオでは過去の話と現在の話がシームレスになっていたんですね。
 いやはや,このあたりは実に巧妙ですよね。

 ジャガイモを貪り食う冬子の姿が檄ラヴリーですね。
 そして,何故か太一の家に同居することになった冬子。というよりあれは押し掛け女房状態だな(^^;)
 え?冬子はもう太一に処女を奪われているの?....ということは以前二人はそういう関係にあったわけですね。なるほど,ならばこれまでの冬子太一に対する態度が良く理解できます。
 翌朝,急にカワイイ女になってしまった冬子さん。
 ううう,甘える冬子には太一君でなくとも萌えっちゃいますな。
 何しろ,高飛車なお嬢様が一転して甘えん坊になってしまうのってのは『萌え』発生の重要な要件のひとつですからね。

 Hシーンは教室でFから。んでお次はバックですか。
 それにしても,朝からそんな悪戯は良くないですねぇ,太一君(^^;)

 屋上での「チュウとメガネ」のイベントもなかなかエロいですね(^^;)。

 日曜日,破壊されたアンテナ。
 そして崩壊が始まる。
 いやはや,まったくこんな展開になるとは....こいつは凄すぎます。

 というわけで,『冬子シナリオ』が終了(『純化』というサブタイトルの意味するところは何んだろう?)
 しかし,終了したからといってエンディング・テーマが流れるわけではなく,すぐに次の場面(というよりこれは『冬子シナリオ』の最初の場面と同じですね)に移ってしまいます。
 そもそも,このエンディングが所謂トゥルー・エンドなのか,それともバッド・エンドなのか,それすらわからないんですよね(^^;)。

11月4日

 ループ3周目『霞シナリオ』終了。

 オープニングは曜子太一の過酷な過去の話。
 というわけで,今回は最初から曜子が登場します。それにしても,なんだか某綾*レ*みたいなリアクションだなぁ(^^;)。

 今回もまた七香が登場しますが,前回と異なるのは太一が祠に行くことです。そして,太一はそこでこの世界の時間が1週間でループをしていることを知ります。

 そして,群青学園がただの学校ではなく,心を病んだ少年少女達の隔離施設であることも明らかになります(一部身障の人達もいるみたいですが)。ということは,ここに登場するキャラクター達は多かれ少なかれ心に病を持つ人達だということですね。

 なんと,新川豊の話す従姉妹が佐倉霧のことだったとは!
 そして,
太一新川豊の間にあった驚愕の過去と,それが原因で新川豊が学校の屋上から飛び降り自殺をしたことが明らかになります。
 
太一に対して強烈な嫌悪を示していたのは,太一新川豊を殺したのではないかと疑っていたからなんですね。
 そのため,
太一を殺そうとしてボウガンの練習を始めますが,逆に曜子から殺されそうになります。いや〜,太一のことになると人を殺すことすら全然躊躇しないんですね(^^;)。

 曜子から守ってもらうという名目の元,仕方なく太一と行動をする
 なんとなく良いムードになったところで,
の血を見た太一はまた鬼畜モードに入ってしまいます。
 それを防いだのが
曜子さんなのだけれど,そんな過激な方法を普通使いますかね?(^^;)。

 この後,にボウガンで射殺されるバッド・エンドと,太一新川豊の間にあった驚愕の過去を知り,新川豊の罪を被って太一に身体を許すシーンへと別れますが,どうもHシーンの太一はSっ気が強いというか鬼畜が入ってますね。

 さて,このシナリオではまったく姿を見せなかった冬子ですが,彼女はどうしてしまったのか....ううう,これは涙無しでは見られませんね(:_;)。

 最後は太一の放送(これがなかなか感激物です)後,真っ白な世界にリセットされていく場面で終了。

 それにしても,このゲーム,謎がどんどん解けていくだけではなく,また新たな謎が発生し,まさにやめられない止まらない状態に陥ってしまいます。

11月5日

 ループ4周目『里見シナリオ』終了。
 内容的には1週目2週目とほとんど変わりなく,またエンディングは2週目とほぼ同じだけれど,さらに悲惨な結末となっています。
 う〜む,どうやら順番としては『里見-->>冬子-->>』の順番でやるべきだったのかもしれませんね。
 その方がループにも繋がりを感じます。
 さて,これでまた新しいシナリオに入るのかと思ったら,これが何故か上手く行きません。何故かまた『冬子シナリオ』に突入してしまいました。ちゃんとパッチ当てたのに不思議だなぁ(^^;)。
 結局そのまま飛ばしまくって『冬子シナリオ』を終了させると....おお,今度は最初の場面がちょっと違ってきました....これ新しいシナリオ突入か....と思ったら,選択肢が増えていないじゃないですか....(^^;)。
 というわけで,これまた仕方なく『霧シナリオ』を飛ばしまくって終了させました。

 では,こんどこそ...............おお..........なんと選択肢が増えているじゃないですか。これでようやく新しいシナリオに進めそうです。

11月10日

 『美希シナリオ』終了。
 『冬子シナリオ』からこの『美希シナリオ』までが『Cross point』となっています。

 月曜日 曜子ちゃんが起こしに来る。
 「起きないとHなことすると思う」と言って,朝からそんなことを....(^^;)
 しかも太一君は貞操帯までされちゃうし(^^;)。

 美希に恥ずかしいぞうさんの写真を撮られて愛奴隷となる太一君(^^;)
 もっとも,その前に美希のファーストキッスを奪ってしまったから,これでおあいこなのかな?
 どうやら,美希に弱みを握られているらしい。
 というわけで,美希の命令のもと部活に参加することになる美希

 霧が屋上から落ちそうになるのを助けた美希は手に怪我をしてしまう
 
太一は怪我をした美希の手当をするが,何故美希の血は見ても大丈夫だったのう?
 治療のお礼にということで
美希,霧と3人で山へデートに。
 話の中でなんと
桜庭君が太一君に惚れてたという過去が判明(^^;)。
 3人で夕焼けを見ながら何故か泣きじゃくる
美希

 その帰りに祠に行くと,なんと曜子ちゃんが死んでいるじゃないですか。
 しかも死後数日経っている様子。
 ということは,月曜朝に
太一と別れてすぐに殺されたのか?
 
太一が殺したと誤解する美希
 しかし,何故
美希は祠の方が危険だと知っていたのだろう?

 そして冬子までが殺されていた。
 執拗に
太一が犯人だと言い張るを諫める美希
 どうやら
美希太一がアブナイ状態になるのを知っている様子。

 次の日,今度は友貴が屋上でアンテナを胸に刺して死んでおり,
 そして
見里先輩も屋上から落ちて死んでいた。
 
太一を殺そうとするを抑えるが,そのごと1本の矢が太一を射抜く。
 犯人はやっぱり
美希だった。
 
美希はこの世界がループしていることを知っており,自分はリセットされていない固有の自分自身を保っていると話す。
 その一方で
曜子に仕掛けた罠以外は偶然の事故だと言う。
 固有の自分自身がリセットされて消えてしまうことを何よりも恐れる
美希は,自分が死にたくないからリセットされたくないから太一を殺すと言う。
 過去の数多くのループの中においても多くの修羅場をくぐり,自分自身を助けるためには
をも何度も殺してきたと告白する美希

 しかし,結局美希太一を殺さなかった....いや,殺せなかったんだな。
 怪我をした
太一を膝枕する美希の微笑は,『』の瑠璃子を彷彿とさせます。

 そして,美希はこの世界は自分達が住んでいた世界とは別の世界であり,二つの世界がクロスしていることを教えます。ああ,だから『Cross Point』なのか....

 日曜日の朝,リセットからのがれるために祠へと向かったはずの美希ですが,結局太一と一緒にリセットされることを選びます。二人抱き合ったままリセットされるところで終了。

 これまで太一に負けず劣らぬ脳天気ぶりを見せていた美希ちゃんですが(それがまた彼女の魅力でもあったのですが),実は数多くの修羅場をくぐった強者だったんですね(^^;)。まぁ,確かに太一の脳天気ぶりも内に秘めたダークな部分を隠すための仮面だったのだから,そういう意味では似た者同士だとも言えます。
 ある意味彼女こそこのゲームのメイン・ヒロインといえる存在なのかもしれませんね。

11月13日

 『たったひとつのもの』〜『弱虫
 ここは起承転結でいう転の部分に当たります。

 朝,曜子いじめの後,太一七香に連れられて祠へ行き,ループの件を知ります。
 しかし,何故七香は会ったこともない曜子のことをあんなに嫌っているんでしょうね?

 学校へ行く途中出会った美希は今までの固有美希とは違い,会った早々泣きじゃくってます。
 これが本来の
美希の姿なんでしょうね。
 もっともそのために
太一から痴漢扱いされてしまうのですが(^^;)。

 曜子の説明によると,現在の状態は,異なる次元の世界が交差しているのか,さもなければこの時間が先に進まないという状態が世界の終末の姿であるというのですが....

 おっと,曜子の言葉に対する返事如何で,太一悪黒須になってしまうんですね。屋上で見里先輩を前に曜子に対して鬼畜プレイしちゃいます。そして,その後見里先輩が屋上から落ちるのを見て太一君のスイッチが入ってしまうというバッド・エンドを迎えます。

 自然にリセットされると,今度は桜庭との思い出から始まります。
 しかし,選択肢を変えても結局ハッピーエンドにはなりません。
 この世界には「バッドエンドしかない」と言う曜子

 太一こそが『二つの世界を観察する者』であり,七香から太一が他の7人を観測したことによりこの世界に引きずり込んだのだと言われる。
 う〜む,このあたりは『
Ever17』の『第三視点』と共通する物がありますね。
 ということは,
太一君ってBWなのか?(^^;)。
 そして,
太一は皆を元の世界へ送還することを決意し,祠の裏でリセットの時間を待つ。

 まずはの送還。
 今までの経験を踏まえて決して鬼畜になることなく
と心を通い合わせ,そして人間らしい心のままを元の世界へと送還します。海水浴のイベントも良かったですね。
 元の世界に戻り
太一がいないことに気が付き号泣するがなんとも切ないです。

 次に冬子の送還。
 特に思い出作りをしたわけではないけれど,何気ない日常が思い出になるってことだね。
 過去の
冬子太一の間にあったできごとが明らかになります。冬子が太一を憎むようになったのも仕方ないけれど,壊れてしまったときの冬子は怖すぎるよね。冬子ともHは無しです(冬子自身はしたかったみたいですが(^^;))。

 続いて見里先輩の送還。
 この人がいなかったら今の
太一はいなかったわけで....そういう意味では一番の恩人なわけだ。
 
曜子ちゃんの嫉妬がまた可愛らしいというか...お姫様だっこにあこがれる少女っぷりがなんとも...しかも「ブライダルお姫様だっこ」って何なんだ...?
 あれま,先の二人の時にはH無しだったのに,
見里先輩とはいたしちゃうんですね。
 つまり彼女の場合は身体の触れ合いも必要だったってことなんでしょう。
 そして,
見里先輩とともに友貴君もオマケで(^^;)送還。

 お次は
桜庭君。
 送還はとても簡単だったけれど(当然Loveは無し(^^;),実に不思議で良い奴だったな。

 最後(曜子を除いて)の送還は美希
 彼女はこのゲームにおいて別格な存在という感じがします。もう一人の
美希の例もあるしね。
 
の場合とは違って彼女とHをするのも,この美希があのもう一人の美希(固有美希)とは別人格だからなんでしょうね。しかし,ホントにできちゃったら

 そしていよいよ曜子ちゃん。
 ま,そう簡単にいくわけもなく,逆に囚われの身となってしまう
太一君。
 しかし,あの生殺し状態は辛いよなぁ(^^;)。
 結局,奥の手を使って
曜子ちゃんを送還しちゃうのだけれど,元の世界に戻った曜子ちゃんの「....胸,.痛いんだ....失恋って....」という台詞が心に痛いですね。

 全員を送り出した太一君の前に七香が現れ,別れを告げます。
 え?「お母さん.....」....って,えっ?

 ここで何故かまたOpning movieが流れます。

11月16日
 『Cross X Channel
 これはひとりリセットを繰り返す世界に残った太一君の救済の物語です。
 リセットされず固有の自分を保ったまま一人でクラブ活動を続ける
太一
 本当に誰もいない一人きりの生活って想像を絶するものがありますね。普通の人間なら数日で発狂しちゃうでしょう。
 ま,
太一君も金曜日にはかなりやばくなっちゃったんですけどね(^^;)。
 忘れていた記憶,自分自身が生まれたときの記憶の中で,生まれたばかりの自分が母親の無償の愛に包まれていたことを思い出した
太一は,自分自身の心の闇から解放されます。
 生まれた時の記憶なんて覚えているわけはない....とは一概に言えないんですよね。実際に覚えているって人もいますし。
 「思い出だけがあればそれでいい」って,何だか某『大気』の挿入歌の歌詞みたいな言葉だな(^^;)。
 最後に虚空に向かって放送を始める
太一の姿....う〜ん,何故だろう,この場面って既視感があるんですよね。
 ともあれ,これで
Cross Channel』は終わるのですが....確かに寂しいといえば寂しいエンディングだけれど,決してそれは悲劇ではなく,希望すら感じさせるものです。爽やかであるといってもおかしくはありません。「ただ,生きてください」ってメッセージは....うん,凄く良いですね。
11月23日

 『黒須ちゃん†寝る
 さて,いよいよ問題のエピローグです。
 ラジオから流れる太一の放送を聞く曜子冬子曜子友貴美希,そして桜庭のそれぞれのエピソードが描かれていますが,これが実になんとも切ないんですよね。
 まぁ,ここで終わっていれば,あれほどのネット上を騒がせた論争にならなかったと思います。

 問題はここからなんですね。
 一人屋上で眠っている
太一に話しかけるのは,元の世界に帰ったはずの7人....しかも,どうやら彼等はこの世の存在では無い様子(しかも太一に殺されてしまったらしい)なのです。そして彼等は眠ったままの太一に別れを告げて去っていきます。
 はたして,彼等は一体何者なんでしょうか?

 そしてラストのアンテナのCGと蝉の声。
 これもまた大きな謎です。これは
太一が元の世界に戻ったということなのでしょうか?
 しかし,元の世界の屋上にアンテナはあるのでしょうか?
 もっとも,元の世界でもアンテナを立てたという可能性も無いわけではないのですが...

 個人的には,太一に別れを告げたのは,あのリセットを繰り返す世界で太一に殺された7人なのだと思います。おそらく二つの世界の太一は世界がクロスしたときに一つに融合したんじゃないでしょうか?
 そして,ラストの場面は
太一が元の世界に帰ってきたと解釈した方が自然なんじゃないでしょうか。
 アンテナの問題は....う〜む,さっきも書きましたが,元の世界でもアンテナを立てたという可能性も無いわけではない...ってことでどうでしょうか....(^^;)。
 まぁ,
太一君には元の世界に戻って,きちんと修羅場(もちろん女性関係の(^^;)をくぐっていただきたいものです(^^;)。

 さて,これでゲーム日記も終了するわけですが,良いゲームを体験できたなぁ...というのが一番の感想ですね。少し時間をおいてもう一度検証のためにやってみるつもりですが,きっと見落としていた何かを発見することができるのでは...とワクワクしちゃいます。

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