『たったひとつのもの』〜『弱虫』
ここは起承転結でいう転の部分に当たります。
朝,曜子いじめの後,太一は七香に連れられて祠へ行き,ループの件を知ります。
しかし,何故七香は会ったこともない曜子のことをあんなに嫌っているんでしょうね?
学校へ行く途中出会った美希は今までの固有美希とは違い,会った早々泣きじゃくってます。
これが本来の美希の姿なんでしょうね。
もっともそのために太一君は霧から痴漢扱いされてしまうのですが(^^;)。
曜子の説明によると,現在の状態は,異なる次元の世界が交差しているのか,さもなければこの時間が先に進まないという状態が世界の終末の姿であるというのですが....
おっと,曜子の言葉に対する返事如何で,太一君は悪黒須になってしまうんですね。屋上で見里先輩を前に曜子に対して鬼畜プレイしちゃいます。そして,その後見里先輩が屋上から落ちるのを見て太一君のスイッチが入ってしまうというバッド・エンドを迎えます。
自然にリセットされると,今度は桜庭との思い出から始まります。
しかし,選択肢を変えても結局ハッピーエンドにはなりません。
この世界には「バッドエンドしかない」と言う曜子。
太一こそが『二つの世界を観察する者』であり,七香から太一が他の7人を観測したことによりこの世界に引きずり込んだのだと言われる。
う〜む,このあたりは『Ever17』の『第三視点』と共通する物がありますね。
ということは,太一君ってBWなのか?(^^;)。
そして,太一は皆を元の世界へ送還することを決意し,祠の裏でリセットの時間を待つ。
まずは霧の送還。
今までの経験を踏まえて決して鬼畜になることなく霧と心を通い合わせ,そして人間らしい心のまま霧を元の世界へと送還します。海水浴のイベントも良かったですね。
元の世界に戻り太一がいないことに気が付き号泣する霧がなんとも切ないです。
次に冬子の送還。
特に思い出作りをしたわけではないけれど,何気ない日常が思い出になるってことだね。
過去の冬子と太一の間にあったできごとが明らかになります。冬子が太一を憎むようになったのも仕方ないけれど,壊れてしまったときの冬子は怖すぎるよね。冬子ともHは無しです(冬子自身はしたかったみたいですが(^^;))。
続いて見里先輩の送還。
この人がいなかったら今の太一はいなかったわけで....そういう意味では一番の恩人なわけだ。
曜子ちゃんの嫉妬がまた可愛らしいというか...お姫様だっこにあこがれる少女っぷりがなんとも...しかも「ブライダルお姫様だっこ」って何なんだ...?
あれま,先の二人の時にはH無しだったのに,見里先輩とはいたしちゃうんですね。
つまり彼女の場合は身体の触れ合いも必要だったってことなんでしょう。
そして,見里先輩とともに友貴君もオマケで(^^;)送還。
お次は桜庭君。
送還はとても簡単だったけれど(当然Loveは無し(^^;),実に不思議で良い奴だったな。
最後(曜子を除いて)の送還は美希。
彼女はこのゲームにおいて別格な存在という感じがします。もう一人の美希の例もあるしね。
霧の場合とは違って彼女とHをするのも,この美希があのもう一人の美希(固有美希)とは別人格だからなんでしょうね。しかし,ホントにできちゃったら
そしていよいよ曜子ちゃん。
ま,そう簡単にいくわけもなく,逆に囚われの身となってしまう太一君。
しかし,あの生殺し状態は辛いよなぁ(^^;)。
結局,奥の手を使って曜子ちゃんを送還しちゃうのだけれど,元の世界に戻った曜子ちゃんの「....胸,.痛いんだ....失恋って....」という台詞が心に痛いですね。
全員を送り出した太一君の前に七香が現れ,別れを告げます。
え?「お母さん.....」....って,えっ?
ここで何故かまたOpning movieが流れます。
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