|
『flutter of birds〜鳥達の羽ばたき〜』はシルキーから2001年に発売されたゲーム(18禁)です。 『同級生』等でお馴染みの竹井正樹氏が原画のみならず監督まで担当した作品であり,ネット上で「泣ける,感動する」という評判がある一方「攻略が難しい」という評判もあるゲームです。 そして,これはそのリアルタイムなゲーム記です。当然ながらネタばれ有りですので,これからやってみようとする方はそのつもりで読んでくださいね(^^;) * |
我が家の新恋愛ゲーム専用機,Sony Vaio PCV-J12にインストゥールする。音声入りということもあり700MBほどの容量が必要ですが,HDにまだまだ余裕があるので,多い日でも安心です(^^;)。 さて,オープニングですが,最近のゲームには珍しくOpening Songがありません。まぁ,個人的にはあってもなくてもあまり関係ないというか,下手な歌ならあまり聞きたくないので,これはこれですっきりしていて,いいかな?という印象です。 このゲームはMap上を移動して人と会って話をするという形式で進むのですが,そのMapを見ていたら『同級生』....というよりも『同窓会』を思い出してしまいました。う〜ん,ここだけ見るととても去年のゲームとは思えませんね(^^;)。 とりあえず17日まで終了。メイン・ヒロインと思われる大気
ちゃんも良いのですが,生意気だけれど可愛い 美雨もまた良いですねぇ(^_^)。まだ一人の攻略も終わってませんが(いやぁ,これ時間かかりそうです(^^;),なかなか面白いゲームだと思います。 |
メイン・ヒロインであると思われる大気の攻略終了。彼女は,可愛いのは当然ながら,「幼なじみであり,しかも妹的な存在である。」等,まさに『萌え』の要素を集約したような女の子ですね。その上に性格は素直で主人公のことを一途に思い続けているときたら,これが萌えずにいられるでしょうか?否,できやしません,漢なら(^^;)。 フラグをきちんとクリアできているならば,8月21日以後は,選択肢の無い一本道のシナリオになりますが,そこまでに至るには「攻略」無しでは非常に厳しいものがあると思います。というのもMap上で行ける場所が多いにもかかわらず,ヒロイン達がどこにいるかが定かでない。しかも,シナリオと関係があるのかどうか判断がつかないサブ・キャラが多数登場するだけではなく,ヒロイン達を含めた登場人物の登場が一定でなく,中途半端にランダムというのもまた大いに困りものです。 さて,大気のシナリオですが,これは『萌え』的には(^^;)なかなか楽しめました。しかし,終盤大気が発病するのも唐突なら,エピローグの展開がまた唐突なんですよね。何故主人公(松井裕作)が大気と手紙のやりとりすらしなくなってしまったのか?等説明不足な点が多いような気がします。 |
18日の会話で「その彼……可哀相だよなぁ」を選ぶと,こちらのストーリーに進みます。 う〜む,なるほど,こちらの方がトゥルー・エンドなんですね。哀しいお話ですが,先のストーリーと比べれば,話に整合性があります。 ストーリーとしては実に泣ける話なんですが,何故か全然泣けませんでした。う〜ん,どうしてだろう? 理由として考えられるのは,まず主人公の松井裕作君がちょっと情けなさすぎるということがありますね。医者の卵ならもっと早く大気の病気に気付けよな....とイライラしちゃうんですよね(^^;)。もうひとつは,エンディングをちょっとしつこく引っ張り過ぎているってことですね,そのため,やっているうちに盛り上がった感情がさめてしまう部分があるんですよ。 でも,あのエピローグは,話の流れから想像がつくとはいえ,なかなか良かったですね。 それにしても,あんな別れ方をしたら,主人公(松井裕作君)は一生他の女性とは付き合えないだろうな....と思ってしまいます。
個人的には大気シナリオよりも楽しめました....つ〜か,良いですねぇ,美雨ちゃん(^_^) 身体は子どもで心は大人(実年齢が主人公と同じだというのにはびっくり(^^;)....って,まるで某少年探偵みたいですが,それが美雨 の本当の姿なのです。なるほど,だからあんなに生意気だったのかぁ(^^;)。でも,その生意気さは彼女の強がりでもあったんですよね。 う〜む,どうでも良いことですが,この場合,主人公ははたしてロリコンになるんでしょうか? 大気シナリオの時もそうでしたが,SEX場面におけるテキストが変に堅いというか,小難しい言葉を使ったりしているのが,ちょっと嫌ですね(^^;) それでは,明日は虹掛
美雨 のもうひとつのシナリオをやってみることにしましょう。 |
虹掛 美雨 のもうひとつのシナリオは8月21日の 美雨 との会話における選択肢で別の方を選ぶと進むことが出来ます。8月30日の屋根の上での会話(月の話)も別な内容になるんですね。 先のシナリオ同様,8月31日に大気が主人公に話す「元気が出る話」は,大気の切ない気持ちが伝わってきて,何だか胸が痛くなっちゃいます....ううう,ほんとに良い娘だよ。 こちらのシナリオでは美雨 は自ら森の診療所に検査入院します....が,しかし,美雨 の着ぐるみパジャマは強烈ですね....いや,ものすごく可愛いんですけれど...(^^;) なるほど,そうではないかと思っていたけれど,やっぱり美雨 は主人公(松井裕作君)の幼なじみ(クラスメート)でした。だから主人公と大気しか知らなかったはずの「ヨロレイ」「ホー」の合い言葉も知っていたんですね。美雨 が大気を思う心,大気が美雨 を思う心,どちらも本当に切ないです。 そして,美雨 が心コールのメッセージ機能に録音した最後の言葉(21日の涙入りの紅茶の本当の理由はこれだったんですね)には思わず目頭が熱くなりそうでした(某「加奈」を思い出してしまったのは内緒だ(^^;)。 しかし,このシナリオもそうなんですが,終わり方が何か唐突なんですよね。美雨 は発病したと思ったらすぐに死んじゃうし....「え?これでお終い?」って気になってしまいます。また,エピローグも何だかすっきりしませんね....あれじゃあ美雨 も大気も救われないですよ(^^;)(^^;)。 それでも,虹掛 美雨 がえねまのお気に入りキャラであることは間違いないんですけれどね(^_^) お次は....う〜む,水川 空のシナリオに進んでみることにしましょう。 |
水川 空は,あの強引おばさんの中村さんの姪だったんですね(^^;)。う〜む,全然似ていないけれど,性格はちょっと似ているかもしれない(^^;)。彼女は主人公と同じ大学1年生で社交ダンスをやっており,ひょんなきっかけから主人公(松井裕作君)は彼女からダンスを教わるようになります。 水川 空は良いキャラクターですね。気が強くて口が悪くて,それでいて純情で泣き虫で.....私,はっきり言ってこのタイプに弱いんですよ(^^;)。 彼女もこのゲームのヒロインですから,当然のごとく病を抱えています。彼女の場合は脊椎腫瘍という病気で,それを治すためには摘出手術しかないのですが,しかし,手術をすると彼女が目指していた大会に出場ができなくなってしまうのです。 そして,手術を受けた空は.... このシナリオはハッピー・エンドしかありません。先のふたつ(大気と美雨 )と比べるとシナリオの完成度は低いかもしれませんが,しかし『大気と美雨 』のシナリオには哀しいシナリオもあったので,なんだかホッとした気分です。 さて,次はシロップちゃん行ってみましょうか。 |
南田 白風はこのゲームで一番始めに登場する女の子であり,このゲーム唯一の眼鏡キャラです。しかもドジ属性を標準装備しているみたいですね(^^;)。また,彼女のテーマ曲はなかなか良くて好みです。あ〜,どうでもいいことなんですが,彼女の声がどうしてもワカメちゃんと重なっちゃう....って思うのは私だけでしょうか?(^^;)。 彼女の場合は心臓病(心臓が小さく血液の循環が悪い)という設定になっています。そして,彼女のドジには哀しい理由があったんですね。 8月の終わり,彼女は突然退院し,両親の元へ帰ることとなります。そしてその後.... このシナリオもハッピー・エンドだけです。しかし,いいのかなぁ,心臓の悪い娘としてしまうなんて....医者(の卵)としてかなり問題ありだと思うんですけれどね....(^^;) あと,細かいことなんですが,主人公(松井裕作君)がシロップを駅から森の診療所に連れて行くシーンで白衣を着ているのはちょっと変ですよね(^^;),だって,このとき彼は診療所の仕事を終えて東京に帰るところだったんですから....もっとも,普段着に白衣を着る趣味の人なのかもしれませんが....それって嫌な趣味だな....(^^;)。 さて,次はつばさちゃん行ってみましょうか。 |
ところで,つばさちゃんって幾つなんでしょう?。見た目は良くて中学生,行動パターンからすると,もしかしたら小学生かもしれないなぁ....いや,いくらなんでもそんなことはないでしょうが....(^^;) 主人公のことを「お兄ちゃん,お兄ちゃん」と慕ってますので,「お兄ちゃん属性」の人にとってはたまらないキャラでしょうね。もっとも初めて丘の上で出会ったときには「おじさん」扱いされているんですが....(^^;) 彼女は気管支を患っているということですが,実は他にもっと大きな病を持っていそうな気配です。実際そうだったんですけれどね.... しかし,つばさちゃんみたいな女の子から「世界で一番好きだよ....お兄ちゃん」なんて言われて萌えない奴はいないだろうなぁ....いやはやまったく(^^;)。 つばさちゃんには二つのエンディングがあって,それは8月30日の選択肢で決まります。しかし,これは究極の選択ですね....どちらを選んでも辛いですよ。 そして,もうひとつの選択肢を選ぶと... とはいえ,このつばさシナリオが,今までやってきた中で一番良かったですね。 |
このシナリオは大気、美雨攻略後でないとできません。 メーは牧場(かなり山の上にあるらしい)の風車小屋に一人で住んでいます(父親は科学者だったそうですが,すでに他界しています)。彼女は他者とほとんど接しないで暮らしてきたせいか,とても素直でピュアな心を持った少女です。とはいえ,お金の存在すら知らないとは...(^^;)。 そんなメーが主人公(裕作)と知り合うことによって,どんどんと女の子らしくなっていきます。これがまぁ,なんとも萌えを誘うんですよね。「萌え」からするとメーが一番のキャラかもしれません。 ところで,彼女が飼っている(メーは家族だと言ってます)子羊の名前はウマソウといいますが,実に謎な名前ですね(^^;)。人間の言葉をわかっているようなのも不気味ですが....(^^;)。 それにしても,森神の森でメーが言った「ずっと....待ってたんですよ....」という言葉の意味は何だったのでしょう?そして,約束とは.... 結局,この謎は最後までとけませんでした(ただ私が気付かなかっただけなのかもしれないが...)。 8月31日大雨のために土砂崩れが起き,主人公(裕作)はメーの元へ向かいますが,その途中で道案内をしてくれるのが美雨 です。しかし,何故彼女はこんな雨の中外にいたんでしょうね?(^^;) さて,このゲームのヒロイン達は皆何かしらの病を抱えているので,果たしてメーはどういう病気なのだろうか?と思っていたら,彼女のシナリオは病気とは関係なかったんですね(^^;)。う〜む,格好良く言えば少女の心の成長の物語かな? シナリオ的には良くわからない部分も多々あったのですが,こういうエンディング(一応ハッピー・エンドですよね(^^;)もアリなのかもしれませんね。しかし,あの泣き顔は子どもにしか見えないぞ(^^;) |
主人公を含めてすべての人を拒絶する琴羽。何が彼女をそうさせたのでしょう? しかし,両親を失いこの村にやってきた久美ちゃんと主人公(裕作)の3人で遊んでいるうちに,琴羽はしだいに心を開いていきます。 そして,シナリオのわりと早い段階で琴羽は主人公(裕作)に自分の思いを打ち明けるのですが,実は本当の物語はそこから始まるのです。このシナリオもまた少女の心の成長の物語といっても良いでしょう。 シナリオとしては今までやってきた中で一番良くできていると思います(少なくとも強引な展開はないし(^^;)。それに,最初心を閉ざしていた少女が徐々に主人公に対して心を開いていくというのは,恋愛ゲームの定番の一つですからね(「To
Heart」の委員長とか)。 |
彼女のシナリオに行くためには「大気」「美雨」「白風」「つばさ」「琴羽」の全てのENDを見ている必要があります。しかも最初からやらなければならないときている(^^;)。 うっへ〜,茂美嬢は強力キャラですねぇ〜(^^;),いやはやなんとも。なんだか夢に出て来ちゃいそうですね(もちろん悪夢ってやつです(^^;)。また,酔っぱらっためぐみ姉さんも強力度120%UPって感じです(^^;)。 この朝比奈 めぐみも直接病気とは関係のないシナリオとなっています。う〜む,簡単に言ってしまうと,年上の女性との心の触れ合いってやつでしょうか?つまり,あこがれの女性と同じ職場で働くうちにいつの間にか恋愛関係になるというシナリオです。 |
c |