解(皆殺し編)

惨劇を嗤え。
 
連続殺人ノベル「ひぐらしのなく頃に」,それは惨劇を楽しむ悪魔たちの観劇。第7話にして初めて君を観覧席に招待しよう。もうじき開幕だ。さあ,美しき惨劇を共に嗤おう!
真相への誘い
 
真相の深淵への旅支度は充分だろうか?それは死出の旅路に似ている。旅立てば二度と戻れないからだ。惨劇の真相を知った時,この物語はその装いを変貌させる...!

【ケース裏解説文より】

 これは『7th Expansion』が制作している同人ゲーム『ひぐらしのく頃に』の現時点での最新版であり,『解答編』の第3弾です。
 そして,これはそのほぼリアルタイムなゲーム記であり,当然ながらネタばれ全開ですので,これからやってみようとする方はそのつもりで読んでくださいね(^^;)。
1月5日

 我が家の恋愛ゲーム専用機,Sony Vaio PCV-J12にインストール。特に問題なく無事にインストールも終了。

 古手梨花のモノローグからこの物語は始まります。

 圭一が囚われた世界での物語-->>鬼隠し編
  ここでも
梨花は予定調和のように殺されていた。
 
園崎詩音が囚われた世界での物語-->>綿流し編
  
梨花は酷い拷問で虐め殺されてしまうだから『目明かし編』では自害を選んだ。
 
祟り殺し編は最高に運のない世界
 竜宮レナが囚われた世界での物語-->>罪滅ぼし編

 梨花の語る3つのルール
 
ルールX-->>特定されないランダムな人物が,疑心暗鬼に取り憑かれ,凶行に誘われる
 
ルールY-->>富竹ジロウと鷹野三四が必ず殺される
 
ルールZ-->>全てを園崎本家が黒幕であろうと信じてしまう

 まったく関係のない2つのルールを結びつけようと誘導している人物-->>大石蔵人鷹野三四
 
惨劇の犯人は「個人」ではなく「環境」ルールXこそが真犯人。
 毎回古手梨花が殺されるという事実はルールY。
 ルールYやルールZが本当に意味での雛見沢という舞台を支配する法則となっている。

 梨花が生き延び,その後も村で平和に暮らし,友人たちも誰一人欠けずに健在でいる。これが梨花の幸せ。希望する未来の理想。

 「綿流し編」と「目明かし編」においてのみ梨花はルールXによって殺されている。
 「綿流し編」と「目明かし編」には共通していて,かつ他の世界とは共通しない何かが
梨花の死後に起こっている。

 梨花は身体の寿命ではなく心の寿命が尽きかけている。
 わずか2週間で
古手梨花が3つの錠(X,Y,Z)を打ち破ろうとする物語。

 ここから本編が始まります。

 新キャラの羽入登場。彼女は時を巻き戻す能力を持っており,梨花にしか見えない存在。
 
圭一に奇蹟が起こせたなら(『罪滅ぼし編』の話)自分にも起こせるはずだと戦う決意をする梨花

 Tips 代子へ
 誰かが書いた遺書?

 羽入の口調は普段の梨花の口調に似ていますが,もしかしたら梨花羽入を真似ているのでしょうか?
 
沙都子は危険な状態にあるらしいのですが....いったい何の危険なんでしょう?レベル3とは?
 
入江に電話をかけたリサとは何者なんでしょう?

 玩具屋でのゲーム大会で焦燥感に駆られた梨花ですが,易々と運命を打ち破った圭一を見て改めて運命と戦う決意をします。
 そして,『綿流し編』や『目明かし編』とは異なり,
圭一魅音に人形を手渡します。嬉し恥ずかし状態の魅音がなんとも可愛いですね。

 tips オヤシロさまと団欒
 沙都子たちといっしょにTVを見て楽しむ羽入。

 というところで,本日は終了。
 

1月6日

 綿流し実行委員に推薦される圭一...といっても,実際にやるのは叩き売りオークションの司会なんですけれどね...(^^;)。褒美はエンジェルモートのデザートフェスタ入場券3年分というから,こりゃぁやる気にもなるってもんでしょう。
 その後,魅音が持ってきたおはぎをみんなで食べるのですが,そのおはぎを見て,「魅音のおはぎにも何か妙なものが混じっているような気がしてくる」と話す圭一。しかも,この話ではレナが作ったことのないおはぎのことまで知っているのです。これって,もしかして,鬼隠し編での出来事を思い出したということなのでしょうか?
 「思い出して欲しい」と話す梨花鬼隠し編での出来事(おはぎから針が出てきた件)を話す圭一
 そして,おはぎを食べた圭一は,魅音に「おはぎ,うまかったぜ」とあのとき言えなかった言葉を伝える。
 圭一以外にもレナ詩音達も,この世界では悩みや問題に打ち克っている...そんな仲間達が全ての悩みや問題に打ち克った理想の世界でも運命に勝てないならば,全ての世界で運命に抗えないことを証明してしまうことになり,そしてそれは花の精神の死へと繋がる。
 はたして,梨花を昭和58年の6月に殺す強い意志とは何なのか?
 入江達は梨花という個人が極めて重大な存在であって,万が一のことがあってはならないと理解しており,またあらゆる暴力的手段から梨花を保護できる力を有している...ということですが,一体彼等の正体は何なんでしょう?少なくとも単なる田舎の診療所の医者じゃないですよね。
 しかし,頼りになるはずの存在である鷹野富竹とともに必ず殺されてしまう。
 自分を殺すために警備体制の心臓部である富竹鷹野を先に殺すのだと考える梨花は,入江に頼ることを決意する
 鷹野に言わせると梨花の死は火山の噴火のような「天災」にあたるらしいのですが,それはどういう意味なんでしょうね?雛見沢大災害と何か関係があるんでしょうか?

 tips 僕とボク
 梨花に色々なこと,知恵や習い事を教えてあげたのは羽入。
 梨花が自分のことをボクと呼ぶのは羽入のせい。

 梨花鷹野に会いに行くと,彼女はリサとデート中だという。 
 リサとは
富竹のこと?しかし,何故にリサ(^^;)?
 
羽入にとって祭具殿は少し特別な場所であり,昔の空気が残る唯一の場所。
 
梨花から祭具殿の中に入れてもらえると聞いて乙女顔で満面な笑みを浮かべる鷹野さん(梨花曰く圭一の奇蹟と同等クラスの価値あるレア表情)。
 
羽入がオヤシロさま?
 拷問史の蘊蓄を嬉々として話す
鷹野さん。
 「神は人が人を恐怖で支配しようとした時に生まれる。純粋な恐怖と血と拷問の結晶。それがここではオヤシロさまという存在になる」と話す
鷹野にドタンバタンを音を立てて抗議する羽入富竹にはその音が聞こえたらしい。...ということは『綿流し編』でドタンバタンと物音をたてたのは羽入なんですね。
 しかし,シュークリーム3個で許すとは,さすが甘い物好きの
羽入です。
 その後,
梨花は二人に二人がやがて迎える死について話します。

 というところで,本日は終了。
 

1月7日

 入江が話す『オヤシロさまの祟り』とは何かの病気のことなんでしょうか?
 富竹の正体は医療関係の役人?....でも服装を見るとなんだか自衛隊関係のような気もするし....
 沙都子は自分がどういう病気にかかっているのかを知らない。
 梨花から身辺警護の強化を依頼された鷹野富竹は恩を返すためとそれを受け入れる。
 鷹野梨花の身辺警護を命じた山狗とはいったい何なんでしょう?

 おもちゃ屋から叩き売りオークション用の品物を強奪(^^;)する圭一御一行さま。
 その後何故か麻雀パイでツバメ返しの練習をしていると,そこに大石が現れ,皆の前でツバメ返しの実演をします。それを見て大石にツバメ返しを教えてもらう圭一
 圭一大石が仲良くしているのは初めて見ると言う羽入梨花
 そこに赤坂までもが登場。
 梨花が妻の命の恩人だと言う赤坂は「きっと君の力になる」と梨花に告げる。
 その帰り道,オードバイに自転車をこすってしまった圭一は不良3人組に絡まれる。そこにわって入った梨花を助けに現れた作業着姿の男達が鷹野の部下の山狗。
 なるほど,白いワゴン車に乗った作業員風の男達は山狗だったんですね...ところで,山狗の正体って何なんでしょう?(^^;)

 Tips 高飛び直前
 リナが何者かと高飛びをしようとしたとき,何者かに襲撃される。 
 この後5寸釘を打たれて殺されるわけですね。

 アパートの前,単車から降りた老人の正体は?

 沙都子が買い物から帰ってこないことに嫌な感じ(虫の知らせ)をおぼえた梨花は,沙都子を探しに外に出る。
 羽入の散歩はストーキング(興味のある人の後を追いかけて観察する)...ということは圭一が背後に感じたペタペタ足音を立てる存在は羽入なのでしょうか?
 沙都子が帰ってこないケース...それは北条鉄平が雛見沢に帰ってきた場合。
 戻っても梨花に迷惑をかけるだけなので,梨花の元には戻らず北条の家で生活すると言う沙都子
 家に帰り大石に電話をかけるが赤坂は和倉の温泉に行っているという。
 石川県の某有名な高級旅館って...まさか若き女社長が経営するあそこじゃないでしょうね(^^;)。
 次に入江診療所に向かい,入江鷹野沙都子の危機を救ってもらうように頼むと,なんとか引き受けてくれる...が,しかし,警察が鉄平をマークしているので鉄平には手を出せないらしい。
 それを聞いて運命を呪う梨花
 自分の気のゆるみがすべてを台無しにしてしまったと泣く梨花は,すべてに絶望してしまう。

 翌日学校に行くが,やはり沙都子は来ていない。
 投げやりになっている梨花知恵先生が職員室に連れて行き話を聞く。
 そのやりとりを聞いて「沙都子に何かあったら先生,どう責任とるつもりなんですか?」と詰め寄る詩音。そして魅音にも「沙都子を見殺しにするつもり?」と詰め寄る。
 「私たちの手で自ら止めなきゃ」と言う詩音
 放課後北条の家に行く知恵先生...が,結局鉄平の怒号の前に何もできずに帰ってくる。
 鉄平を殺すと言う詩音に「人を殺せば解決できるなんて考え方は本当に最低なことなの」と言うレナ
 「昔誰かに教えられたことがある。例えそれしか方法がなかったとしても,殺人に訴えるのはいけないこと」「何か大変なことや苦しいことがあったりしたときは一人で悩んじゃいけない。」「みんなで考えれば,絶対にそれ(殺人)よりいい解決策が見つかるよ」というレナの言葉にも耳を貸さずに鉄平を殺しに行こうとする詩音を止める圭一
 「沙都子のためだと錯覚して,自ら取り返しのつかない間違いを犯すんじゃない!」「仲間を信じろ,仲間呼ばわりされたくなかったら,俺を信じろ!」
 
詩音に椅子を投げつけられ額から血を流しながらも扉の前から動こうとしない圭一
 その様子を見ていた校長自らが児童相談所へ連絡をすると言う。

 tips 出鼻に釘
 ほとぼりをさましに雛見沢にやってきた
鉄平
 
鉄平にとって沙都子は都合の良いペットのような存在でしかない。

 というところで,本日は終了。
 

1月10日

 結局,児童相談所員が北条の家に行っても沙都子が虐待を認めないために様子見になってしまう。
 祟り殺し編鉄平を殺したときのことを想像する(思い出す)圭一。だからこそ鉄平を殺そうと言う詩音を止めたのだ。
 レナもまた祟り殺し編で沙都子が壊れたときのことを思い出す。
 どうやら別の物語の記憶を持っているのは圭一レナだけのようですね。

 翌日部活の皆で児童相談所へ訴えに行く。
 「みんなの力を合わせれば,奇跡が起きる」というレナの言葉に高揚感を感じる梨花
 「運命なんか金魚すくいの網のようなものだ」と豪語する圭一を面白く感じた梨花も一緒に行くことに。
 しかし結局何の進展もなく今回も様子見のまま終わってしまう。

 「あなたは運命なんかたやすく打ち破ってくれる人なんだもの...だから,この運命から沙都子を助けて」と涙ながらに願う梨花を見て火がついた圭一は,それが自分の役割とばかりに皆を鼓舞する。

 tips 受付メモ
 ただ圭一達が来たことだけを告げる簡単なメモ

 tips 鬱積と通帳
 沙都子の親が残した預金通帳があるはずだと思う鉄平。しかし沙都子は知らないという。

 沙都子を助けるために分校のみんなで児童相談所へ行こうと盛り上げる圭一
 それを聞いて知恵先生も引率で行くことを決意。
 20数名で児童相談所と話し合うが,結果は変わらず。
 しかし,沙都子を助けようとする輪が広がったことだけは間違いない。
 その輪をさらに広げようと,ものすごくディープなオタクねたで亀田君を説き伏せる圭一....つ〜か,この時代にそんなもんないでしょうが...(^^;)。

 大石から「これ以上やると園崎家を敵に回すことになる」と警告を受ける。
 それでも決意を曲げない圭一を激励する大石。なんだかこの物語の大石はとても良い人みたいなんですけれど...。

 tips 背後関係はなし
 園崎との関係がないことがわかった相談所の係長は明日来ても話だけ聞いて決して安易な口約束はしないよう職員に釘をさす。

 tips 疫病神と復学
 悟史の部屋に入ろうとする鉄平を必死になって止めようとする沙都子。

 3日ぶりに登校してきた沙都子だが。まったく別人のよう。
 なのに,叔父からの虐待もなく児童相談所にも言う必要はないと繰り返す。
 そんな沙都子に「私たちだけが手を伸ばしても意味がない!だから沙都子ちゃん,あなたも手を伸ばして」と話すレナ
 しかし,沙都子は差し出された手に伸ばそうとせず,そこにかけつけた校長の姿を見てとつぜん激しく怯えだしてしまう。
 学校にかけつけた入江によって一応の回復を見せた沙都子
 誰にも秘密だといって梨花は「注射を忘れると,沙都子はとても恐がりになってしまう。すると,何かが起こったり,聞こえたり,現れたりするだけで,それだけで沙都子に危害を加えようとしているように感じてしまう」と,沙都子が病気にかかっていることを圭一に告げる。

 今日は入江鷹野も含めた総勢60名で陳情に行くが,相談所からの願いで代表3人が所長室で話すことになる。代表は圭一入江梨花の3人。
 自分が舞台に上がらなければ奇蹟は起きないと,傍観者であることを止め,沙都子の心を悟史の呪縛から解き放つ決意をする梨花
 しかしながら,結局今日の話し合いも平行線のまま。
 結局沙都子自身が助けを求めなければどうしようもないのだが,当の沙都子はそうすることによって悟史の部屋が鉄平に荒らされてしまうことを恐れている。

 村の集会所で,知恵先生と魅音から明日の陳情を止めるよう言われる。
 どうやら二人にかなりの圧力がかかったらしい。
 村中の誰もが,居もしない誰かに怯え,規律を守っている。何の恨みもない沙都子を許すと,居もしない誰かに陰口を叩かれるのではないかと怯えて未だにダム戦争の遺恨を守っている。そして,その居もしない誰かを「オヤシロさまの祟り」と呼ぶ。
 そんな村の様子にに怒りをおぼえた圭一レナは,自分達でその状態を壊そうと決意する。
 「お前本気でやるとなったら,学校ひとつを爆破しそうな気がするぜ」と言う圭一に「圭一君だって,やると決めたら,金属バットで闇討ちぐらいはしそうな気がするよ」と答えるレナ....シャレになってないって(^^;)。

 tips 公務員の心構え

 自分なりのやり方で町会を説得する圭一
 初めは無礼な若造と思っていた年寄り達も,鬼が淵死守同盟の魂を体現する圭一の言葉にだんだんと賛同するようになり,最終的には園崎お魎の賛同をとりつければ町会が圭一達の行動を支持することに決定する。

 翌日園崎家本家に交渉に行く圭一レナ梨花
 圭一の言うことを全く相手にせず怒り心頭のように見えたお魎だが,レナは怒っていなかったと言う。
 物別れに終わったかと思った話し合いだが,圭一達が帰ろうとしたとき,(魅音達の母親)からお魎がokを出したと伝えられる。これで雛見沢連合町会(鬼ヶ淵死守同盟)が圭一たちのバックについたことになる。
 しかし,公式には圭一が大立ち回りをした挙げ句,鬼婆さまがその男気に惚れて特別に北条家(沙都子)を許したという形になったらしい。
 圭一最強伝説の始まり?(^^;)。

 「梨花はこれで運命から救われるのでしょうか」と言う梨花に「運命とか安っぽく言うんじゃない。最初から結果が決まっていることなんて何もない。結果をつくるのは俺たちなんだ。」と答える圭一

 土曜日,村長から電話が行ったにもかかわらず児童相談所所長は様子見を押し通す,そこで午後から村で相談所に行くことになり,お魎の号令で雛見沢だけでなく興宮の人間までもが相談所前に集まってくる。その数100人以上。しかし,警察から解散命令が出てしまう。しかし,その警察代表の大石圭一達の味方。
 県議の園崎等が現れ,大石はその命に従う。
 園崎県議らに付き添われて相談所の中に入る圭一達。
 どうやら,お魎は市長に直々話しに行くほど圭一のことが気に入ったらしい。

 児童相談所からの電話に対して「何もない」と言うよう鉄平から脅された梨花に,電話越しに「悟史の強さを見習って戦え」と諭す梨花
 そして勇気をふりしぼって児童相談所へ助けを求める沙都子
 鉄平梨花に暴力をふるおうとしたとき,警察が家に踏み込んでくる。これは大石の指示によるものらしい。
 助けられた梨花は傷だらけではあったが,「私,やる時はちゃあんとやるんですのよ」と,彼女らしい応対ができる元気はあった様子。

 とりあえず今日はここまで!
 

1月11日

 『綿流し』当日。
 待ち合わせの場所には梨花沙都子もやってくる。
 沙都子は傷だらけだがすっかり元気になった様子。

 祭りに現れた赤坂に「赤坂は肝心な時にいなくて使えないのです」と言う梨花
 確かに何しにきたのかちっともわかりませんよね(^^;)。

 圭一の叩き売りオークションも好評のうちに終了。
 村人達も沙都子に暖かい雰囲気で接するようになりました。

 tips 色褪せたノート序文
 「報われる日は神でも知り得ないが,その日は約束されている」等書いたHIfumi.Tとは誰のこと?

 警告を忘れていた富竹鷹野に再度警告する梨花
 喉を掻きむしって死ぬのはL5の末期症状。
 山狗は鷹野達が死んだ後は梨花の警備をしていない様子だが,それは何故だろう?
 大石や仲間達にも富竹たちが殺されるかもしれないと声をかける梨花
 「たとえ富竹達が殺されても,今回は最後の最後まで諦めない」と告げる梨花に「何があっても気を落とさないで...」と答える羽入
 診療所に忘れ物を取りに行くと言って別れた富竹鷹野
 ナース・プレイとか診察台プレイとか,そんな言葉どこで覚えたんだ?園崎姉妹(^^;)。
 診療所で「もうすぐ...私の夢が叶う日がやって来るの」と富竹に話す鷹野
 「オヤシロさまの祟りが,現実のものとなる日がやってくる。」って,どういう意味なんだ?
 「『雛見沢症候群』は導火線に火のついた爆弾と同じ。それが爆発する前に東京はあなたに爆弾を解体することを命じた。でもね,東京にはこの爆弾が派手に爆発してほしがっている人もいるの。」と,自分がそのために送り込まれたことを話した鷹野富竹に寝返るように迫る。
 それを拒絶した富竹を山狗たちが押さえつけ,そして鷹野がH173(擬似的にL5を発症させる薬)を注射する。
 富竹と彼の自転車を積んで診療所を出発する鷹野。そうか,『祟り殺し編』で圭一鷹野と会ったのはこのときだったんですね。
 もちろん岐阜の死体は偽装されたもので,鷹野は生きていたのです。
 東京からの定期連絡員であった富竹は「入江機関が研究の縮小と予算の縮小を不快に思い,何者かに研究を売り渡そうとしていた」と演出するために殺されたらしい。

 鷹野富竹を殺したのではないか(5年目の祟りに見せようとした巧妙な事件)と疑う大石

 誰が敵なのかわからず混乱し「これ以上ない最高の世界が終わってしまうのか...」と思う梨花
 そんな彼女を見て「悩みがあるなら打ち明けろ」と言う圭一
 「打ち明けたことを知られたら,ヤツらは必ずみんなを殺す。だから助けを求められない。」「誰が敵かもわからない状態。ひとつわかるのは,誰から私を必ず殺すということです」と話す梨花
 それに対して「殺されるのはごめんだが,梨花ちゃんのいない未来もごめんだ」と答える圭一

 tips 色褪せたノート,。
 HIfumi.Tのノート(聖書の一文?)

 6月22日。今日殺されると思う梨花
 今日は学校を休むと言う梨花に「梨花のいない世界なんて,とても辛くて悲しい世界ですわ」と話す沙都子
 今日がその日だと告げる羽入
 山狗の小此木から「入江が黒幕なので警備をつけると」の連絡が入る。
 大石に電話をかけると「岐阜に鷹野の死体を確かめに行くが,そのかわりに警官をよこす」との答えが。

 放課後やってきた圭一達部活メンバー達に梨花は真実を告げる。
 「雛見沢には『雛見沢症候群』と呼ばれる特別な病気がある。
  雛見沢近隣出身者が遠方で患う重度のホームシックと精神不安定等の総称。
  発症時の極端な被害妄想とそれに起因する反社会行為。自傷行為。
  発症する2つの大きな条件
  *疑心暗鬼-->>自ら末期症状を起こしてしまう。
  *雛見沢を離れると,距離・時間に比例して発症確率が高まる。
   これは現在ではあまりない。
   しかし,ある世界ではほんの数日雛見沢を出ただけで圭一は発症してしまった。
   それは天文学的確率の不幸。なので羽入はずっと圭一に謝っていたらしい。
   (これは『鬼隠し編』の冒頭の場面ですね)
  『東京』とは大東亜共栄圏の復活と戦前日本への回帰を目標に掲げる超党派の政治結社(秘密結社)。
  入江は『雛見沢症候群』の研究のために『東京』から送り込まれてきた研究者。
  鷹野はそのお目付役。
  山狗は鷹野直属の機密保持のための実行部隊で事実上の暗殺部隊。
  入江機関の研究をとん挫させるダム計画を『東京』はありとあらゆる手で中止させようと画策した。
  大臣の孫の誘拐も山狗の仕業。
  急性発病者の誘拐も山狗の仕事。彼等が「鬼隠し」の真の実行者。
  富竹は『東京』から年4回派遣される定期査察の連絡員。
  入江機関は昭和54年のバラバラ殺人事件犯人という『雛見沢症候群』感染者の生体を手に入れ,それ以後研究が飛躍的に進む。
  そして治療薬,予防薬の発見,治療法の確立という成果を挙げた。
  その一方で軍事利用の研究も進められていた。
  古手家にはオヤシロさまの血筋がを引き継いでいる。
  病原体には女王にあたる特別な存在があり,それを代々引き継ぐのが古手家。
  梨花が村人達から可愛がられているのは,女王であるから。
  女王は雛見沢でしか生きていくことができず,一般感染者は女王の周りでしか生きることが出来ない。
  もし女王感染者が死ぬようなことがあったら,全ての感染者全員が末期症状を起こし,ひとつの自治体が壊滅してしまう。
  だから入江機関は梨花を保護警護していた。」

 そして梨花沙都子も『雛見沢症候群』を発症していることを告げる。
 以前一度末期症状を起こしているので日に2回注射をしないと症状がぶりかえしてしまうらしい。
 『祟り殺し編』の最後の沙都子は症状がぶり返した状態だったんですね。

 今日はここまで!
 

1月12日

 梨花の家に向かう途中の大石熊田は山狗に射殺されてしまう。これが(どの編かは失念してしまいましたが(^^;)大石熊田の行方不明の真相なんですね。

 行方不明になった熊田の代わりに刑事2名が交代に来たので圭一達は梨花の家を後にする。
 残ったのは梨花と沙都子だけ。
 羽入梨花にもうすぐ時間だと告げるが,梨花は最後まであらがうと言う。

 午前1時,山狗達が動き出す。
 2階から飛び降りで逃げる梨花沙都子
 危機一髪のところを圭一達が助けに来る。
 帰り際不審な人物がいたので,張り込んでいたのだという。
 6人全員で戦い6人の山狗を倒そうとするそのとき,鷹野が圭一に発砲する。
 この直前までは,これで運命は変わったと思ったのに.....なんと過酷な....
 自分が撃たれても「この場を逃げ延びろ,生き延びろ」と皆に告げる圭一ですが,それだけに
 「最後の最後にごめんな。運命なんて覆せるなんて大見得きっておきながら最初にリタイアしてしまう」という台詞が切ないですね。
 しかし,衝撃はまだまだ続きます。
 圭一が死んだ後,山犬達に抑えられた魅音詩音レナ沙都子を鷹野が一人ずつ容赦なく何の躊躇もなくしかも楽しみながら射殺しちゃうのです。
 いやぁ,このシーンには心が凍り付きそうでしたよ。

 「綿流し」で殺すと言う鷹野に,あえて「眠らせないで殺せ」と言う梨花
 それは痛みと苦しみによってこの出来事を忘れないために。

 そして,死の間際,梨花の前に圭一達が現れる,
 「あとちょっとで届かなかったのはとても悔しいけれど,何だか満足だった」と羽入に告げる梨花
 しかし,「一人だけ奇蹟を信じなかった人がいる」と言うレナ
 「あなた,信じてた?運命にうち勝てるって信じてくれてた?」「あなたが信じてくれたなら,きっと奇蹟が起きた」と言うレナに,
 「見ていることしかできない,受け入れることしかできない。そんな僕が信じるだけで奇跡を起こせたというのですか?」と反論する羽入
 それに対して「ああ,起こせたな」と答える圭一
 「あなただけが信じなかっただけで辿り着けなかったなら,それはあなたの責任なの」と羽入を責めるレナだが,その一方で「あなたが居るのを知っていた。私たちが楽しく遊んでいる時,あなただけが輪の外から眺めていたことを知っていた」とも話す。
 それを聞いて「僕を見たらみんなバケモノだといいますのです。僕はもう二度とバケモノと言われたくないのです」と言う羽入
 「誰が言うよ,そんなこと。俺たちと一緒にいたなら俺達は仲間だ」と答える圭一

 「行こうぜ,みんな」と言う圭一の声であの世へと旅立つみんな。
  差し出されたレナの手をとる羽入。その手にみんなが手を重ねた。
 さすがにこのシーンではジ〜ンときちゃいましたね。
 ぜひとも次回『祭囃子編』ではみんなに幸せなEndingを迎えて欲しいものだと,つくづく思っちゃいましたね。

 しかしながら,これで物語が終わるわけではありません。
 ここから『緊急マニュアル第34号』発令による『最終的解決』が始まるのです。
 『最終的解決』とは『L2以上の潜在患者全員の処分』。
 女王である梨花が殺されたことでL2以上の潜在患者である2千人の村人が暴徒と化せば,これによって軍事目的での研究をしていたことが暴かれ,我が国に致命的ダメージを与えてしまう。これを防ぐために雛見沢村住人約2千人の抹殺が決定されたのだ。しかしこれは『東京』を政界から駆逐するために仕組まれたものでもある....ということは,鷹野の背後にはかなり大物の黒幕がいるってことですね。

 ところで,雛見沢症候群の研究をした高野一二三鷹野三四は何か関係があるんでしょうか?
 鷹野の話しに出てきた祖父が高野一二三なんでしょうね,きっと。

 最終的解決(雛見沢大災害)の日
 ガス災害だと聞いてオヤシロさまの祟りだと思う村人達は,毒ガスによって殺されていきます。
 このアウシュビッツを彷彿とさせる場面には背筋が凍りそうでしたよ。
 殺戮終了後,
 「オヤシロさまの生まれ変わりである古手梨花を綿流しにするという冒涜によってオヤシロさまの怒りが村に下される。それで5年間の連続した祟りは本当の神罰に昇格される。もう誰にも事件何て呼ばせない。これは荒ぶる神の怒りなのだから」
 「神は祟る。その祟りを私は起こす。今こそ我はオヤシロさまの祟りなり。我を崇めよ,讃えよ,そして畏れよ...歴史は祟りを語り,我が存在を永劫に語り伝えるであろう。我こそは祟なり....我こそはオヤシロさまなり」
 と言って独り嗤う鷹野
 怖い女性だとは思っていたけれど,ここまで怖い人だとは思いませんでしたよ。
 いったい何が鷹野をここまで駆り立てたのか,この理由はきっと次回明かされるでしょうね。
 そして,今回まったく活躍の場がなくすっかり役立たず扱いされていた赤坂は次回活躍の場が与えられるのでしょうか?
 悟史の生死は?
 ああ,次回作が気になって仕方ありません.....
 でも,次回が最終作になるわけで,それを思うとちょっぴり寂しい気もしますね。

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