解(祭囃し編)

惨劇なんてない。あったのは,悲劇と喜劇

連続殺人ノベル「ひぐらしのなく頃に」の全てが解る,全てが終わる。
先に聞いておきたいのは,君が本当に知りたいのは何なのかだ。
惨劇の犯人名だけが知りたいなら,ここにその解がある。
惨劇の舞台裏だけが知りたいなら,ここにその解がある。
でも,もし。
それよりも知りたいことがあるならば。
「ひぐらしのなく頃に解」ここにその解がある。

【ケース裏解説文より】

 これは『7th Expansion』が制作している同人ゲーム『ひぐらしのく頃に』の『解答編』の第4弾にして最終ヴァージョンです。
 そして,これはそのほぼリアルタイムなゲーム記であり,当然ながらネタばれ全開ですので,これからやってみようとする方はそのつもりで読んでくださいね(^^;)。
9月11日

 我が家の恋愛ゲーム専用機,Sony Vaio PCV-J12にインストール。特に問題なく無事にインストールも終了。

 でわ,さっそく始めてみましょう。

 資料を調べる老人と少女。この少女は鷹野さんなのか?

 場面は変わって鍵を開けて施設から逃げようとする少女達の姿が...
 そして,一人の少女のモノローグ。
 両親を電車の事故で亡した少女は父親から死の間際に高野一二三先生を頼るように言われる。
 しかし,結局恵まれているとは言えない施設の生活を送ることに。
 しかも,その施設から脱そうすると悲惨な罰が待っているのだ(過去には殺された者もいるらしい)。
 そんな少女に脱走の話をもちかける
恵理子。少女の名前は美代子
 そして,施設を脱走する4人の少女達。
 これは
鷹野三四が見た自身の過去の夢。

 ホテルで行われている旧帝大出身の「選ばれた紳士の同窓会」(ある種の秘密結社)。
 そこには
鷹野の姿も。

 鷹野に大金を渡した老人は...祖父高野の親友。
 その大金は
高野から鷹野が引き継いだ雛見沢症候群の研究費用。
 
高野博士の研究に誰も感心を示さなかったのは,それを良しとしない黒幕がいたから。

 次世代抑止兵器の研究会「アルファベット・プロジェクト」のひとつとして雛見沢症候群の研究に予算が回されることになり,鷹野がその実質的な責任者となる。鷹野に与えられた三佐の地位は,旧日本軍の少佐にあたる。そして祖父高野もまた日本軍時代少佐だった。

 入江は脳外科の権威の下で希有な才能を発揮していたが,倫理を巡る論争に敗れ中央を追放された存在。その脳外科医としての才能を買われて研究所の所長となる。もっとも,それはあくまでもお飾りで実質的な責任者は鷹野だった。
 
富竹は陸自からの出向にしてプロジェクトの監査役。
 そして
小比木は山狗の隊長。

 鷹野三四の本名は田無美代子
 施設から逃走の途中,彼女は父親が最後に言い残した
高野一二三の電話番号を思い出し電話をかけるが,施設の職員に捕まってしまう。
 施設に戻った
美代子を待ち受けていたのは地獄の責め苦(伏せ字で具体的に書かれていないのがかえって恐怖を増す効果が)。
 特に
恵理子美代子に与えられた責め苦の内容が気になって仕方がありません(^^;)。

 高野が一日でも探すのが遅けれていれば自分は生きていなかったと思う美代子

 旧日本の黒幕達によって義理の祖父である高野雛見沢症候群の研究は闇に葬られてしまう。
 祖父の本当の意味での手助けをしようと決意する
三四
 祖父の研究を日本中に認めさせることが,
三四の望む未来。

 雛見沢神社を訪れた三四の前に現れた少女は羽入
 「何度繰り返しても,決して運命が覆さないのは,
鷹野の強固な意思の力のため」
 しかし
 「信じる力が運命を切り開く奇跡を起こす」
 「気の遠くなるほどの長い時間,あなたに屈しないことで意思の強さを示して見せよう」
 と,
鷹野三四に告げる羽入

 互いに宣戦布告をする三四羽入

 ここまでの鷹野視点が序章みたいですね。
 しかし,ここまで不幸な過去を知らされると,あの極悪人の
鷹野に同情する気持ちが出て来ちゃうのも人として当然のことでありまして....くそ〜,これは卑怯ですよ(^^;)。
 

9月13日

  50個のカケラ全てが結び合わされ,一つのカケラにした時,そこに「理想の昭和58年6月」が生まれる....ということで,ここからカケラ集めです。

地元説明会
 ダム建設説明会でもめる北条等賛成派と園崎含む御三家を中心とした反対派。
 この日をきっかけに北条家と園崎家は決定的に対立し,北条家は孤立を深めていく。

ダム計画撤収計画
 ダム建設計画が立った頃の話。
 富竹が「入江二佐」と言うと「入江リサ」と聞こえてしまう。
 建設大臣の孫誘拐は山狗の仕業。

入江京介
 自らも雛見沢症候群の研究に励む入江。しかし,原因となる病原菌はまだ発見されない。
 「死亡する前の献体を用意する」と言う鷹野。存命中の患者に死亡宣告をしてそれを検死する。

入江の生い立ち
 幼い頃から医者を目指していた入江は国立大学医学部に入学。
 しかし,突然父親が母親に暴力をふるうようになり,それがきっかけで家族がバラバラになってしまう。
 父親は頭部打撲事故を原因として脳器質性精神障害を起こしたのだった。
 それが入江が「脳」を学び誤解された人々を救おうと誓ったきっかけ。

富竹ジロウ
 富竹鷹野を散策に誘うが雨に降られてしまう。
 鷹野の虜になってしまった富竹...まぁ,悪女って魅力的ですからねぇ....(^^;)
 富竹は実際にカメラ好き。
 それは,カメラを通して小さな幸せに気が付くことが出来るから...って,顔に似合わずメルヘンな人だったんですね,富竹さんって...(^^;)

北条悟史
 裏山で秘密基地を拡張しているという沙都子を捜しに行く悟史
 父親が変わるたびにトラブルを起こしている沙都子
 新しい義父を受け入れようとしない沙都子悟史にだけしか心を開かない。
 これじゃぁ悟史が疲れ果ててしまうのも仕方がないかもしれませんね....難儀な娘です(^^;)。

北条沙都子
 結婚と離婚を繰り返す沙都子の母。
 沙都子は自分が父母にとって邪魔者であると思っている。
 誰かが謝る声が聞こえる沙都子
 自分が殺されると思う沙都子は殺される前に返り討ちをしようと考えている。

古手梨花
 沙都子と一緒に買い物に行く梨花
 沙都子梨花にとって一番の親友。
 村中から孤立する北条家は完全な村八分状態。
 沙都子に冷淡な村人達を快く思わない梨花

園崎魅音
 魅音の家に遊びに来た梨花
 魅音梨花の家までスイカを持っていってあげる。
 金平糖を食べながら歩く二人は,仲間である沙都子悟史を救うためにはどうすれば良いかを話す。
 「村の外からしがらみに囚われない人がやってきて,彼と力を合わせて私たちは村の悪弊を打ち破るのです。それが私たちの未来を閉ざす3つの錠前に対する最初の鍵」と話す梨花

北条兄妹
 ストレスに耐えかねて診療所を訪ねた悟史を,入江は自分が監督を務める少年野球チームに誘う。
 両親の死後,事情聴取を受けた沙都子は呼吸困難を起こし入江診療所へ運ばれる。
 その後叔父夫婦に引き取られてさらに過酷な運命をたどる北条兄妹。

バラバラ殺人』 
 昭和54年初夏,ダム現場監督殺人事件発生。
 錯乱状態になりシャベルをふるう監督(雛見沢症候群の末期症状だったんでしょうね)と対抗するうちに,いつのまにか殺人へと発展してしまい,全員で死体をバラバラにして隠すことになる。

生け贄第1号
 夜中,入江の元に鷹野から「末期患者」が出たとの知らせが。
 それは血まみれの右腕を持った男。彼が最初の医学的生け贄。

おやっさん
 殺されたダム工事現場監督は大石の父親とうり二つであり,大石は彼を父親,兄貴そして親友として慕っていた。
 黒幕であると思われる園崎家に宣戦布告をする大石

生け贄第2号
 入院している沙都子を毎日見舞う悟史
 沙都子がL3以上の高い発症レベルの可能性があると言う鷹野
 バラバラ殺人犯から病原菌の特定に成功している。
 沙都子は末期(L5)になる可能性があり,もしそうなった場合は生きたまま解剖することに....ほんとに鬼ですねぇ鷹野嬢は....
 検査の結果沙都子がL5であることがわかる。しかし錯乱はしていない。
 沙都子を生体解剖したくないと思いながらも消極的に同意する入江

兄の苦悩
 野球の練習日。入江がジュースを買いに行くのを手伝う悟史
 悟史は入院している沙都子情緒が不安定なため面会謝絶となっているを心配している。
 この時点ではまだ雛見沢症候群の治療法は確立されていない。
 入江沙都子が叔母との関係も良くないことを告げる悟史
 悟史は叔母と沙都子の間で板挟みになっている。
 北条兄妹の助けになりたいと思う入江

女王への協力依頼
 古手家の親族会議。
 「梨花がオヤシロさまの生まれ変わりらしい」と告げ,雛見沢症候群の話をする父。
 その話を聞いて「オヤシロさまに対する冒涜だ」と怒る母。
 雛見沢症候群を引き起こす寄生虫の親分格は代々古手家の直系だけに受け継がれる。古手家の血には発病者を救う力がある。
 そのために梨花を研究させてほしい旨入江研究所から依頼があったことを話す父。
 梨花は了承するが,母親は頑なに拒否をする。

神主の憂鬱
 古手神社で行われたダム建設反対の集会で北条家の悪口を言う村人達。
 お魎に北条家の悪口を言うのをやめるよう告げて怒りを買った神主(古手父)は,村人達から日和見主義者の烙印を押されてしまう。
 「いつかこの状況を打ち破ってくれる人が現れる」と言う梨花

谷河内の採石場
 女王感染者に万一のことがあった場合,村に大崩壊が発生する。
 女王感染者が死亡すると48時間以内に一般感染者全員が末期発症する。
 女王感染者である梨花の身柄の保護も入江機関の任務のひとつ。
 万が一の事態のために緊急マニュアルを作成。
 その場合は村人全員の抹殺。谷河内の採石場をそのための機材等の秘密備蓄基地とする。
 祖父の研究が認められたことで胸の内が満たされる思いのする鷹野

研究快調
 入江研究所で検査を受ける梨花梨花の協力により研究も進む。
 梨花の脳脊髄液の採取を依頼する入江は,「命をかけて,梨花と村人を救う」と神主(古手父)に告げる。
 入江を「臆病者」と断罪する鷹野。彼女にとって入江は「研究に対する覚悟が足らず,研究のパートナーとしても役立たずで,無能の用なし」な存在でしかない。
 それでも「逃げることなく必ず雛見沢症候群の研究を決着させる」と決意する入江

定期監査
 研究成果(病原体の特定)を発表する入江鷹野(あくまでも表向きは入江が主体)。
 鷹野の苦労を労う富竹小泉先生からも「祝杯用のワインを送った(それは祖父が大切にしていたワイン)」と祝福の電話が。
 祖父の自殺後,本当の家族が現れ祖父が残した物(書斎に残した物以外)を全て奪い去っていった。
 

9月18日

C103投与実験
 梨花の質問に対して沙都子が雛見沢症候群のL5の状態にあることを答える入江
 沙都子が助かる可能性が1%でもあるなら試薬を試用するよう告げる梨花
 命を大切にする心を持つ入江だからこそ沙都子を託せると。
 「解剖計画を中止し,C103投薬実験に変更する」ことを告げる入江
 ということは,入江がいなけれれば,沙都子は生体解剖されていた可能性が高いってことですね(^^;)。

白川公園転落事故
 沙都子の解剖計画は中止となりC103投薬実験プランが実行に移されようとしていた。
 沙都子を調べるためにしつこく診療所を訪れる大石
 大石は北条夫妻の事故には謎があり,そして沙都子が嘘を付いていると疑っている。
 末期状態だった沙都子が両親を展望台崖から突き落としたと想像した入江は,鷹野に山狗を使って事故であったようにすませるよう依頼する。

H170
 沙都子に対する試薬投与実験は順調に進み,L5に至りながら生還した初めての人間となる。
 その一方で鷹野達は,逆に雛見沢症候群の感染者を直ちに錯乱させる危険な薬H170の開発もする。
 これはクライアントが求める軍事的効果も期待できるもの。

女王の母の不審
 梨花が高熱を出し入院することになる。
 入江に不信感をぶつける母は「もう梨花を研究の対象にはさせない」と告げる。
 その母親に「契約を破棄するのなら支払った金を全額返却しろ」と珍しく感情をむき出しにする鷹野

生け贄第3号
 梨花の高熱の件をきっかけに梨花の父親も「梨花の研究を続けるならば,今後の研究計画を明らかにし,長くとも3ヶ月以内にその研究を終えること」と条件をつきつける。
 入江は古手夫妻の非協力を理由に計画が頓挫することも止む無しと考えている。
 状況を打破するために山狗隊長小比木に相談する鷹野。 
 山狗で処分すると請け合う小比木。大臣の孫の誘拐も山狗の仕事だった。
 梨花の両親を3年目のオヤシロさまの祟りとして消してしまう決意をする鷹野

古手夫妻怪死事件
 綿流しの祭りの夜,神主である古手父は突然胸の痛みを訴え,神主と妻は入江診療所に連れて行かれる。
 神主は診療所に運ばれた直後に様態が急変し死亡。
 そして,付き添いをしていたはずの妻も姿を消し,鬼が淵の沼のほとりで草履と遺書が発見される。
 この件に対して大石は,園崎本家がその黒幕だと疑いを持つ。

赤いカプセル薬
 赤いカプセル薬を飲まされベッドに横たわる女性。
 それを飲み続ければ生きているのか死んでいるのかわからない状態に陥ったまま自分を取り戻せなくなると思った女性は,薬を飲むフリをして捨てるようにする。
 母から裏切られた女性...ということは,この女性はレナなんですね。
 母とその浮気相手を憎悪するレナは,浮気相手と会ったことがありながらも懐柔されてしまった自分のせいで家族が壊れてしまったと自分を責める。
 自分の中に虫がいると思ったレナは血管にカミソリを立てる。血管の中にウジ虫を見たレナは,自ら全身を切り裂いてしまう。
 そこにナニカが現れ「ごめんなさい,ごめんなさい」と謝る。
 それを聞いてたレナレナは,「すべてはオヤシロさまの祟りであり,自分がオヤシロさまの声に気が付いていれば家族が祟りで不幸になることはなかった」と思う。

竜宮レナ
 雛見沢に戻ってきたことで本当の自分を取り戻したと思うレナ
 雛見沢は穢れを払う里。罪を赦す里。
 竜宮玲奈ではなく,新しい自分であるレナを名乗るレナ

4年目の足音
 叔母と沙都子の間に入って苦しむ悟史は,泣きながらしがみつく沙都子の頭をなでながら,その一方で沙都子の頭を壁に叩きつけたいとも思ってしまう。
 自分の中にそんなもう一人の自分がいることに気が付いてしまった悟史は,それを何とか心の中から追い払うことができる。
 しかしそれは自分の後ろをぴったりとつけていつも背中で心に隙を作るのを待っている。
 それはひたひたと歩くとペタペタとついてきて,横になれば枕元から見下ろす。
 綿流しの日に自分が殺されてしまうのではないかと思う悟史
 そんな悟史のことを心配するレナ
 「誰かにずっと後を付けられているような気がする」と話す悟史に,その足音を知っていると答えるレナ

部活結成
 学校の中では北条兄妹に対するどんな苛めも許さないと決意し実行する魅音
 しかし悟史は笑顔を浮かべることはあるが沙都子が笑顔を浮かべることはない。
 魅音に感謝の言葉を伝えた悟史は,「自分一人の力では沙都子に笑顔を戻せないから,助けて欲しい」と願う。
 それを受けて部活を始めようと提案する魅音
 魅音にアルバイトを紹介してくれるよう頼む悟史....それは沙都子に誕生日プレゼントを買ってあげるため。

休部届け
 入江に雛見沢ファイターズを辞めたいと告げる悟史
 叔母の沙都子に対する苛めはさらに陰湿になり,叔母の怒鳴り声と沙都子の泣き声の聞こえない日はない状態。
 沙都子の定期検診の数値も悪化してきている。沙都子が叔母を殺すのではないかと心配する入江
 アルバイトをして沙都子に誕生日プレゼントを買ってあげたいと話す悟史
 入江からバットを1本借りる悟史。その時すでに悟史は誰かが自分の命を狙っているという強迫観念にかられていた。それは雛見沢症候群の末期症状。
 しかし,入江はそれに気付くことができなかった。

北条叔母撲殺事件
 北条叔母を殺したのは悟史だと思う大石。動機も十分にあり,挙動もおかしかった。
 園崎本家が悟史をそのまま放置するわけがないと危惧する大石
 しかし,犯人は他から現れてしまった。これも山狗の仕組んだものなのでしょうね。
 悟史も綿流しから数日後失踪してしまい,そして大石にも上層部から捜査終了の圧力がかかってしまう。
 来年起こるはずのオヤシロさまの祟りでおやっさんの仇をとる決意をする大石

生贄第4号
 北条叔母撲殺事件の犯人は悟史だと思う入江のもとに悟史から電話がかかってくる。
 「沙都子の誕生日プレゼントのぬいぐるみを買ったけれど大きくて自転車に積めないのでクルマで迎えに来て欲しい」と頼む悟史
 悟史の自転車とぬいぐるみを自動車に積むが,様子のおかしい悟史
 体調の不調を訴える悟史を診療所へ連れていく。
 叔母が死んだことをしつこいほどに確認する悟史
 「殺したのに叔母さんが生きている」と錯乱状態に陥る悟史はすでに末期的症状を現していた。
 「これってやっぱりオヤシロさまの祟りなんでしょうか」。
 「逃げようと思ったら祟られてしまった」
 「僕の血の中にもウジ虫がわいているのかな....痒い」と言って喉を掻きむしり始める悟史

分譲地下見
 雛見沢で分譲地の見学に行って道に迷ってしまった前原父が見つけたのは野原で踊るように遊ぶ二人の少女。梨花羽入。どうして前原父がには羽入の姿が見えるのだろう?
 梨花から不審者扱いされる前原父
 「やはり血は争えない」ということは梨花はすでに前原父と圭一の存在を知っているということですね。
 同じ学校に通うであろう梨花達を見て不便でも雛見沢に引っ越してくる価値があるのではないかと思う前原父に,「この村にないものを都会のあなたが持ってきてくれる気がするのです」と話す梨花
 彼女達がいた野原が後の前原屋敷?

新しい風
 園崎家の休耕地のいくつかが更地にされて分譲されている。
 引っ越しを検討している画家とは前原父のこと。
 「村には空気の入れ換えが必要」と魅音に言うお魎。それも「大暴れしてくれるくらいの元気な若者が来て欲しい」と。
 お魎は北条家のこと(沙都子の村八分状態)もなんとかしなければならないと思っている。

前原圭一
 雛見沢に転校してきた圭一は「町の学校よりこっちの方が気に入った」と父親に告げ,雛見沢でこの地でもう1回ゼロから人生をやり直そうと決意する。
 「圭一はサイコロの6だ」と言う羽入圭一にも羽入が見えている。
 圭一にとっては謎としか思えない言葉を投げかける梨花

一二三四
 富竹の撮影の散策に付き合う鷹野
 鷹野の趣味は雛見沢の古代史を調べること。
 残酷な儀式の話を嬉々として話す鷹野
 高野一二三の研究を継いだから鷹野三四なのか?とたずねる富竹に自分が高野一二三の孫であることを告げる鷹野。そんな彼女に「君を応援する」と告げる富竹
 鷹野の「研究に支障をきたすようなことがあれば....」の続きの言葉は当然「殺す」だろうね。

サイコロの1
 小泉の突然の死。鷹野にとって彼はおじいちゃん的存在だった。
 祖父を失って以来初めて涙を流す鷹野
 しかし,そんな彼女に「後見人だった小泉の死によって予算配当やプロジェクトの見直しが行われる」と話す富竹
 入江機関にも大幅な予算の見直しが図られることになり,研究目的の内軍事的運用の模索は即時中止。
 そして最長3年以内に研究の収束を図り,段階的に予算も縮小されることになる。
 軍事目的の研究が行われていたことを完全に破棄するため,雛見沢症候群という奇病が研究されていた痕跡とそれが存在していた事実も隠蔽する必要が生じてしまう。

失意
 富竹と野鳥撮影をしながらも気が乗らない様子の鷹野
 完全な逆風状態に失意を感じている鷹野に対して最後まで味方でいてあげたいと思う富竹
 しかし,その一方で鷹野が最後の最後に何をするかわからない不安を感じている。

デジャヴ
 雛見沢症候群研究の無期延期を求めるためにアルファベットプロジェクトの理事達を料亭に招く鷹野
 しかし,結局雛見沢症候群研究は闇に葬り去られることになってしまう。
 そして高野の研究そのものを一笑に付す理事達。
 それはかつて見たことのある風景。
 論文を踏みつける男の足にすがりついて「ふまないで」と泣き叫ぶ鷹野
 

9月20日

終末への誘い
 雛見沢症候群研究を否定され「今日までの積み重ねは一体何だったのか...」と悲しみにくれる鷹野
 自分自身が祖父が温めてきた研究をこの世から抹殺しかねないことに手を貸してしまっているという事実。
 孤独を感じ,自分が負け犬だと思いアルコールに溺れる鷹野
 自暴自棄になった鷹野を迎えに来たのは,アルファベット計画の権益を独占したい連中によって雛見沢症候群研究はスケープゴートにされたと語る謎の女性。
 「故高野先生の研究を世間に認めさせること。論文を踏みつけて蔑ろにしたことへの復讐のために研究をしているのではないか?」と鷹野の本心を言い当てる。
 彼女は「私はあなたの夢や,復讐をきっと手伝ってあげることができると思う」
 「二つの復讐(あなたの祖父のための復讐)(派閥争いだけを理由に踏みにじり,研究を彼等の権益のためだけに終わらせようとする理事会への復讐)のお手伝いをします」と鷹野に告げる。
 その話を受け,鷹野は「@自分を試すような神に復讐してやる」と決意を新たにする。

昭和58年6月
 梨花が行ったのは,自分の身に降りかかる災厄から一番身を守ってくれるに違いない入江機関への接触と前原家が雛身沢へ転校してくるようにしたこと。
 魅音を含む園崎家も村の悪弊を払拭するために新しい風を必要としていたために,土地を売ることにした。
 レナは自分自身が一度リセットした人間だから圭一のことが一番理解できる存在。
 赤坂もまた運命を変えるきっかけになるのではないかと考える梨花
 鷹野を駒とする悪しき黒幕を打ち破る力を持つ駒は警視庁に勤める赤坂にしかない。

 ゲーム盤の準備は揃った。

鬼隠し編のカケラ
 圭一が大切なことを学ぶための大切なプロセス。

綿流し編のカケラ
 何が起ころうとも全て祟りや園崎家の暗躍やらで片付けられてしまうことを思い知らされるカケラ。
 詩音もまた大切な何かを学び取りルールZと戦うための強力な駒に成長する。

祟り殺し編のカケラ
 沙都子を取り巻く理不尽なルールZの存在ともっとも強力な法則であるルールYがその姿を現す。

目明かし編のカケラ
 ルールXに狂う詩音のカケラ。
 このカケラで詩音は学び,以後沙都子の心強い味方となる。
 沙都子はルールZの錠前そのものを示す駒。彼女を救わなければルールZは破られない。

罪滅ぼし編のカケラ
 ルールXに真正面から挑み,うち勝てることを証明した。
 このカケラでルールXは破られた。

暇つぶし編のカケラ
 赤坂の力が必要であることが示唆される。

皆殺し編のカケラ
 ルールYがすべて暴き出されるカケラ。
 このカケラでルールZが完膚無きまでに打ち破られた。

祭囃子編のカケラ
 もうひとつ強力な駒が必要。

カケラ屑
 昭和60年。
 某国大使館員と暴力団が関わっている事件の摘発。
 自衛隊のミサイル・レーダー機密の売買の場面に突入する赤坂達。
 最も危険な任務に当たる赤坂は圧倒的な強さを見せつける....つ〜か,強化人間か,あんたは?(^^;)
 彼等の仕事は一般警察には踏み込めない社会という家具裏の隙間掃除のようなもの。
 赤坂が空手を始めた理由は妻雪絵の死と梨花の死を救えなかったこと。
 梨花は自分にとって人生の分岐点だったのではと思う赤坂
 梨花の言葉にもう少し深く耳を傾けていれば妻も梨花も死なずにすんだのではないか。
 もう一度あの時に戻ることができれば,今度こそは二人を救うと願う赤坂

 すべての駒が揃い,ここからが本当の『祭囃し編』雛祭り編の始まり。
 

9月24日

 羽入梨花の遠縁の親戚の古手羽入として転校してくる。
 さっそくお持ち帰りモードに入るレナだけれど,「羽入はもっと前からいて私たちのすぐ近くで私たちが遊んでいるのをずっと見ていたような気がする」と言っちゃうあたりはさすが鋭いですね。

 放課後,久しぶりの部活。
 自分も部活に入れ欲しいと言う羽入に入部テストを実施。
 それはかつて圭一もやられたガン牌トランプによるジジ抜き。
 しかし,何度もその場面を見ている羽入にとって,それは楽な戦いでしかありません。

 講演会場にいた老婦人から政治献金絡みの証拠文書を受け取る赤坂
 それは旧帝大出身者で構成される同窓会組織をバックに莫大な公金漏出が行われているという疑惑に関するもの。
 しかし,捜査に圧力がかかり,事件は他の部署に移管されることになる。
 その捜査資料でたまたま見たアルファベット・プロジェクトに関する資料の中に入江診療所の名前を見つけ,雛身沢のことを思い出す赤坂
 梨花の言葉を聞いて妻に気を付けるよう電話をしたから妻は無事に出産を終えることが出来たのだった。
 そして,5年目の祭りの日に自分が殺されるという梨花の言葉を思い出した赤坂は,雛身沢に梨花を助けに行く決意をする。
 まず手始めに大石に電話をする赤坂

 すっかり部活の仲間に馴染んだ羽入は楽しくて仕方がない様子。
 羽入のツノの話題で
 「圭ちゃんなんか股間にツノが生えてるしねぇ,硬くて反り返ったのが」と親父ギャグをかましてレナパンチを受ける魅音。いやほんと,あんたはおじさんですよ(^^;)。

 オヤシロさまとは人にかわって罪を背負い,人と人の争いを赦す神。
 羽入こそが古手家の祖であり....雛見沢の人々すべての母。

 古手神社で部活メンバーが遊んでいるとき,羽入が斜面から転がり落ちてしまうが,たまたまそこにいた富竹鷹野羽入を介抱しする。
 しかし,羽入のツノを見て「バケモノみたい」と言い放つ鷹野。それを聞いて感情を顕わにして怒る梨花
 羽入鷹野が敵であることを思い出すが,何故か梨花は思い出すことが出来ない。

 雛見沢に到着た赤坂は,大石から連続殺人事件の話を聞く。それは梨花の予言通りだった。

 羽入から鷹野によって自分が殺されるということを聞かされ,その事実を受け入れても,何故鷹野が自分を殺すのかその理由がわからない梨花
 強大な敵を知り混乱する梨花羽入は「何よりも皆に相談することが大切だ」と励ます。
 この羽入の今までにないアクティヴさが,流れを良い方向に向けているんでしょうね。

 「終末作戦の後現地は隔離封鎖され,陸自の特別部門が研究を引き継ぎ,鷹野はそこに迎え入れられる」と電話で話す野村と名乗る女。しかし,彼女は他方では渡邊と名乗っている。
 彼女もまた鷹野を権益(政敵を引きずり落とすための手段)のための道具として扱っている一人。
 こうなると,自業自得とはいえ,踊らされている鷹野が哀れに思えてきてしまいましね。

 翌日学校にいた入江に話をする梨花
 梨花が万が一死んだ場合緊急措置がとられることを話す入江だが,彼にも鷹野梨花を殺す理由が考えられない。
 そして,昼休みに梨花は「雛見沢を舞台にしたマンガを描くのに煮詰まっている」という名目で(これは羽入のアイデア)部活のメンバーに相談をする。
 それを聞いて大いに盛り上がり,次々と意見を口にするメンバー達。
 「悪役(鷹野)を利用しようとする悪役がいれば,それによって利を得る者がいるはずだから,悪役(鷹野)が主人公(梨花)を殺す理由はありえる」と言う魅音
 「自分の研究が上層部から否定された悪役(鷹野)が取る道は復讐か泣き寝入りしかない」と言う圭一沙都子
 「自分と沙都子が味方に付けばどんな敵でも大丈夫。沙都子のトラップでいっぱいの裏山に逃げ込めばかなりの間籠城ができるし,それだけでなく奇襲攻撃をかける。」と言い切る魅音
 そんなみんなの話を聞いて心強く思う梨花

 みんなの話を聞いて心強く思う梨花

 富竹を呼び出し話をする梨花。その場には入江の姿も。
 「鷹野梨花を殺すことはありえない」と口にしながらも
 「緊急措置がとられる事で得をする人間が鷹野を誑かしているのではないか」と言う話を聞かされ,それもありえると思う富竹
 そこに大石が現れ,梨花に「懐かしい友達を連れてきた」と告げる。
 もちろん,その『懐かしい友達』とは赤坂のことです。
 「私は無条件で君の味方だ。そして君の命を狙うという敵を必ずうち砕いてみせる」と告げる赤坂の胸に顔を埋めて泣く梨花

 梨花沙都子とともに園崎家の地下室に隠れることになるが,その間家に誰もいないと問題があるので赤坂に泊まるように告げる羽入
 それを聞いて大慌てで反対する梨花は,まるで恋人に留守番をしてもらうのを恥ずかしがる娘さんのようです(^^;)。

 入江診療所で一緒に食事をする入江鷹野
 家族でデパートの最上階のレストランに行きお子さまランチを食べるという話題は我々の年代以上でなければわからないネタであり....とすると,入江鷹野って,私と同年代ってことですか?(^^;)。
 「自分が高野の義理の孫である」という話をを聞いて鷹野の無念の思いを理解する入江
 そして,「雛見沢症候群の最後に立ち会う」と告げた鷹野は,その後「R宅(梨花宅)の監視を始めるよう」山狗に連絡をする。
 沙都子のトラップにより梨花の家が監視態勢に入ったことを知った赤坂は,入江に電話のベルを利用した連絡方法を書いたメモを渡す。

 入江に電話のベルを利用した連絡方法を書いたメモを渡す赤坂

 園崎家で作戦会議を実施。
 まず一番必要なのは「富竹に番犬部隊との連絡方法を聞くこと」であり,『裏山籠城作戦』は追い詰められた場合の最後の切り札である。
 そして立てられたのが「梨花がすでに48時間前に死亡しているという状況を作り出し緊急マニュアルを無効化する作戦」。
 しかし,そのためには大石に頼んで梨花が48時間前に死亡したという情報を入江機関に流すことが必要だが,その依頼を聞いた大石は「明日まで考えさせてほしい」と言って園崎家を後にする。

 鷹野と山狗の動きを探る富竹
 鷹野は10億の金を持っているため,それを使えば山狗を自分のために使うことも可能である。

 入江梨花だけでなく沙都子も頼むと言うお魎

 検死医の爺さまと部下の熊ちゃんの協力を取り付けた大石がおやっさんの墓参りに行くと,そこに園崎茜詩音が現れる。
 大石の他に毎年おやっさんの墓参りに来ていたのは園崎茜詩音だった。
 これによって和解をする園崎家と大石
 

9月28日

 野村富竹の暗殺計画の電話をした後,何故か富竹の姿を探して雛見沢を歩き回る鷹野。彼女は富竹に保護者の姿を求めている様子....tぴうことは,満更富竹の片想いって訳でもないみたいですね。
 自分が祖父の研究を台無しにしてしまったと悔やむ鷹野

 昭和58年6月19日。夜明け前4時に『48時間作戦』発動。
 梨花が48時間前に死んでいたという情報が入り混乱する鷹野と山狗。
 山狗は富竹の宿泊する部屋を襲撃するが,そこはすでにもぬけの殻だった。
 しかし,それでも最後まであきらめようとしない小比木

 『48時間作戦』を成功させるため,刑事魂を燃え上がらせて鷹野の一味である県警の大高と対峙する大石
 園崎県議の名前を口にする大高の前に園崎茜と当の園崎県議本人が現れる。この後道場に拉致されていった大高はどうなったんでしょうね?

 狼狽を隠せず余裕を失っている鷹野に「このままでは作戦は中止となり,祖父の研究も世迷い言の狂人論文の烙印を押されることになる」と告げる野村
 鷹野入江が裏切り者ではないかと疑いを持つ。

 富竹の潜伏先がわかった山狗達は潜伏先のホテルへ急行,富竹は窓から逃走するが,結局山狗に捕まってしまう。
 そして入江赤坂に連絡を取った後入江診療所から逃走するが,クルマを銃で撃たれ谷底に転落してしまう。しかし,追っ手に捕まる寸前,偶然通りかかった詩音葛西に助けられる。
 3人はそのまま園崎家へ向かい,梨花達が隠れている地下室に逃げ込むが,園崎家にもすでに山狗の手が及んでおり,花火の音を隠れ蓑にして地下室の鉄扉を爆薬で破壊。
 梨花達は隠れ通路から脱走するが,最後に残った詩音葛西は山狗に捕まってしまう。
 「入江梨花を引き渡さなければ人質を殺す」と言う山狗の脅迫に一人戻る梨花
 梨花が注射をされる寸前にヒーローの如く赤坂が登場....いや,梨花にとって赤坂はヒーロー以外の何者でもないんですよね。
 赤坂の鬼神のような働きにより退却する山狗達。いや〜,赤坂強過ぎです(^^;)。

 詩音悟史が生きていることを告げる入江

 梨花達が園崎家に隠れていることがバレたのは,入江に取り付けられた発信機のせいだったんですね。なんとマヌケな...(^^;)。
 しかし,その発信機を逆手にとって,梨花圭一沙都子魅音羽入レナが裏山の囮部隊となり,赤坂,葛西,詩音入江が診療所へ富竹救出に向かうという作戦を決行。いよいよ反撃の開始です。

 囚われの身である富竹に「味方に付けば命は助ける」と話す鷹野
 それに対して
「死ぬ覚悟はできている」と答える漢な富竹
 富竹が自分にとって必要な存在だと思う鷹野

 梨花達全員が裏山にいると信じた山狗は,梨花捕獲のために8名のみを診療所に残して,残りは鷹野も含めて全員が山狩りに出る。
 しかし,その裏山は沙都子のトラップの巣窟。次々にトラップにかかる山狗達。
 もちろん他のメンバーも活躍し山狗達を沈黙させる。
 中でも魅音の名参謀ぶりは,さすが部長ってところでしょうか....

 診療所に向かった富竹救出部隊は,葛西のヤクザ戦法で5人を撃破。
 そして,詩音を捕虜にしかけた山狗を入江の変態メイド攻撃で撃破。
 しかし,悟史を助けようとする詩音に,入江は「現在の悟史は危険だから起こすな」と告げる。
 それを聞いて泣き崩れる詩音に「自分が絶対に悟史を雛見沢に連れて帰る」と約束する入江
 富竹赤坂が無事救出。
 しかし,山狗がすべての通信手段を遮断しているので村を出なければ番犬の要請もできない。

 山狗達が遮断する道路を詩音達の援護を受け無事に突破する赤坂富竹
 なんと,富竹は射撃の名手だったんですね....いやぁ,おみそれしました(^^;)。
 富竹の連絡を受け,番犬部隊が出動。そして鷹野小比木にも逮捕状が出る。
 連絡を終えた後,雛見沢へ戻る赤坂富竹

 魅音にサシの勝負を挑む小比木
 「お前は何になりたいのだ」とたずねる小比木
 「私がやりたいのは雛見沢分校のわが部の部長だけ」と答える漢らしい魅音ねえさん。
 最後は空気投げで小比木を倒す魅音...空気投げって....(^^;)

 番犬部隊が到着し,逃走する山狗達。
 「自分達の役割もあんたの役割も終わったんだ」と告げ,祖父のスクラップを踏みつけながら鷹野に自害するよう促す小比木。それはすべてを鷹野の責任にするため。
 スクラップ帳を抱きかかえながら泣きながら山道を逃げる鷹野
 歩けなくなり座ったまま泣きじゃくる鷹野の前に羽入が現れ,「悔いるのならば罪を許す」と告げる。
 しかし,逆上した鷹野羽入を人質に取り,魅音を撃とうとする。
 撃たれることを覚悟する魅音の前に羽入が立ち,「ありがとう,もう十分に楽しんだ。神の身には過ぎたくらい幸せだった」と言い,鷹野に自分を撃てと告げる。
 鷹野が撃った弾を止める羽入
 それを見て「バケモノ」と叫ぶ鷹野
 最初で最後の奇跡を使い弾を受け止める梨花

 罪を受け入れ,そしてみんなで赦す。
 それが梨花が見つけて至った完成された世界。

 鷹野が逮捕されようとしたとき富竹が現れ
 鷹野は雛見沢症候群の末期の症状が出ているから入江診療所へ連れていくと告げる。
 そして,泣きじゃくる鷹野
 「一緒に鷹野三四の罪を償おう。そして僕と一緒に田無美代子を取り戻そう」
 「僕が君を赦す。だから生きよう」と語りかける富竹
 今まで何度となく殺されてきたというのに,なんて良い人なんだ,富竹さん....

 消えることなくこの世に残った羽入も一緒に祭りに参加する。

 そしてその後
 魅音は進学予定。
 圭一は次の委員長を打診されている。
 レナのお持ち帰りモードはさらに強力になり,クラスではお母さん的存在に。
 沙都子は料理の腕を上げ,悟史の大好物である唐揚げをマスターするのが目標。
 詩音悟史に会うために診療所に通っている。そして沙都子に「ねーねー」と呼ばせようとしている。

 同人ソフトから大ブレイクし,コミック化され,TVアニメとなり,そして今度はPS2に移植までされることになった『ひぐらしのなく頃に』の長い物語も,ここにようやくハッピー・エンドを迎えることが出来ました。
 色々と批判もあったみたいですが,個人的にはとても楽しませてもらったゲームであり,作者である竜騎士07氏には感謝の意を表したいと思います。本当にご苦労さまでした。

 さて,次は冬コミのファンディスクかな?(^^;)

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