『C103投与実験』
梨花の質問に対して沙都子が雛見沢症候群のL5の状態にあることを答える入江。
沙都子が助かる可能性が1%でもあるなら試薬を試用するよう告げる梨花。
命を大切にする心を持つ入江だからこそ沙都子を託せると。
「解剖計画を中止し,C103投薬実験に変更する」ことを告げる入江。
ということは,入江がいなけれれば,沙都子は生体解剖されていた可能性が高いってことですね(^^;)。
『白川公園転落事故』
沙都子の解剖計画は中止となりC103投薬実験プランが実行に移されようとしていた。
沙都子を調べるためにしつこく診療所を訪れる大石。
大石は北条夫妻の事故には謎があり,そして沙都子が嘘を付いていると疑っている。
末期状態だった沙都子が両親を展望台崖から突き落としたと想像した入江は,鷹野に山狗を使って事故であったようにすませるよう依頼する。
『H170』
沙都子に対する試薬投与実験は順調に進み,L5に至りながら生還した初めての人間となる。
その一方で鷹野達は,逆に雛見沢症候群の感染者を直ちに錯乱させる危険な薬H170の開発もする。
これはクライアントが求める軍事的効果も期待できるもの。
『女王の母の不審』
梨花が高熱を出し入院することになる。
入江に不信感をぶつける母は「もう梨花を研究の対象にはさせない」と告げる。
その母親に「契約を破棄するのなら支払った金を全額返却しろ」と珍しく感情をむき出しにする鷹野。
『生け贄第3号』
梨花の高熱の件をきっかけに梨花の父親も「梨花の研究を続けるならば,今後の研究計画を明らかにし,長くとも3ヶ月以内にその研究を終えること」と条件をつきつける。
入江は古手夫妻の非協力を理由に計画が頓挫することも止む無しと考えている。
状況を打破するために山狗隊長小比木に相談する鷹野。
山狗で処分すると請け合う小比木。大臣の孫の誘拐も山狗の仕事だった。
梨花の両親を3年目のオヤシロさまの祟りとして消してしまう決意をする鷹野。
『古手夫妻怪死事件』
綿流しの祭りの夜,神主である古手父は突然胸の痛みを訴え,神主と妻は入江診療所に連れて行かれる。
神主は診療所に運ばれた直後に様態が急変し死亡。
そして,付き添いをしていたはずの妻も姿を消し,鬼が淵の沼のほとりで草履と遺書が発見される。
この件に対して大石は,園崎本家がその黒幕だと疑いを持つ。
『赤いカプセル薬』
赤いカプセル薬を飲まされベッドに横たわる女性。
それを飲み続ければ生きているのか死んでいるのかわからない状態に陥ったまま自分を取り戻せなくなると思った女性は,薬を飲むフリをして捨てるようにする。
母から裏切られた女性...ということは,この女性はレナなんですね。
母とその浮気相手を憎悪するレナは,浮気相手と会ったことがありながらも懐柔されてしまった自分のせいで家族が壊れてしまったと自分を責める。
自分の中に虫がいると思ったレナは血管にカミソリを立てる。血管の中にウジ虫を見たレナは,自ら全身を切り裂いてしまう。
そこにナニカが現れ「ごめんなさい,ごめんなさい」と謝る。
それを聞いてたレナレナは,「すべてはオヤシロさまの祟りであり,自分がオヤシロさまの声に気が付いていれば家族が祟りで不幸になることはなかった」と思う。
『竜宮レナ』
雛見沢に戻ってきたことで本当の自分を取り戻したと思うレナ。
雛見沢は穢れを払う里。罪を赦す里。
竜宮玲奈ではなく,新しい自分であるレナを名乗るレナ。
『4年目の足音』
叔母と沙都子の間に入って苦しむ悟史は,泣きながらしがみつく沙都子の頭をなでながら,その一方で沙都子の頭を壁に叩きつけたいとも思ってしまう。
自分の中にそんなもう一人の自分がいることに気が付いてしまった悟史は,それを何とか心の中から追い払うことができる。
しかしそれは自分の後ろをぴったりとつけていつも背中で心に隙を作るのを待っている。
それはひたひたと歩くとペタペタとついてきて,横になれば枕元から見下ろす。
綿流しの日に自分が殺されてしまうのではないかと思う悟史。
そんな悟史のことを心配するレナ。
「誰かにずっと後を付けられているような気がする」と話す悟史に,その足音を知っていると答えるレナ。
『部活結成』
学校の中では北条兄妹に対するどんな苛めも許さないと決意し実行する魅音。
しかし悟史は笑顔を浮かべることはあるが沙都子が笑顔を浮かべることはない。
魅音に感謝の言葉を伝えた悟史は,「自分一人の力では沙都子に笑顔を戻せないから,助けて欲しい」と願う。
それを受けて部活を始めようと提案する魅音。
魅音にアルバイトを紹介してくれるよう頼む悟史....それは沙都子に誕生日プレゼントを買ってあげるため。
『休部届け』
入江に雛見沢ファイターズを辞めたいと告げる悟史。
叔母の沙都子に対する苛めはさらに陰湿になり,叔母の怒鳴り声と沙都子の泣き声の聞こえない日はない状態。
沙都子の定期検診の数値も悪化してきている。沙都子が叔母を殺すのではないかと心配する入江。
アルバイトをして沙都子に誕生日プレゼントを買ってあげたいと話す悟史。
入江からバットを1本借りる悟史。その時すでに悟史は誰かが自分の命を狙っているという強迫観念にかられていた。それは雛見沢症候群の末期症状。
しかし,入江はそれに気付くことができなかった。
『北条叔母撲殺事件』
北条叔母を殺したのは悟史だと思う大石。動機も十分にあり,挙動もおかしかった。
園崎本家が悟史をそのまま放置するわけがないと危惧する大石。
しかし,犯人は他から現れてしまった。これも山狗の仕組んだものなのでしょうね。
悟史も綿流しから数日後失踪してしまい,そして大石にも上層部から捜査終了の圧力がかかってしまう。
来年起こるはずのオヤシロさまの祟りでおやっさんの仇をとる決意をする大石。
『生贄第4号』
北条叔母撲殺事件の犯人は悟史だと思う入江のもとに悟史から電話がかかってくる。
「沙都子の誕生日プレゼントのぬいぐるみを買ったけれど大きくて自転車に積めないのでクルマで迎えに来て欲しい」と頼む悟史。
悟史の自転車とぬいぐるみを自動車に積むが,様子のおかしい悟史。
体調の不調を訴える悟史を診療所へ連れていく。
叔母が死んだことをしつこいほどに確認する悟史。
「殺したのに叔母さんが生きている」と錯乱状態に陥る悟史はすでに末期的症状を現していた。
「これってやっぱりオヤシロさまの祟りなんでしょうか」。
「逃げようと思ったら祟られてしまった」
「僕の血の中にもウジ虫がわいているのかな....痒い」と言って喉を掻きむしり始める悟史。
『分譲地下見』
雛見沢で分譲地の見学に行って道に迷ってしまった前原父が見つけたのは野原で踊るように遊ぶ二人の少女。梨花と羽入。どうして前原父がには羽入の姿が見えるのだろう?
梨花から不審者扱いされる前原父。
「やはり血は争えない」ということは梨花はすでに前原父と圭一の存在を知っているということですね。
同じ学校に通うであろう梨花達を見て不便でも雛見沢に引っ越してくる価値があるのではないかと思う前原父に,「この村にないものを都会のあなたが持ってきてくれる気がするのです」と話す梨花。
彼女達がいた野原が後の前原屋敷?
『新しい風』
園崎家の休耕地のいくつかが更地にされて分譲されている。
引っ越しを検討している画家とは前原父のこと。
「村には空気の入れ換えが必要」と魅音に言うお魎。それも「大暴れしてくれるくらいの元気な若者が来て欲しい」と。
お魎は北条家のこと(沙都子の村八分状態)もなんとかしなければならないと思っている。
『前原圭一』
雛見沢に転校してきた圭一は「町の学校よりこっちの方が気に入った」と父親に告げ,雛見沢でこの地でもう1回ゼロから人生をやり直そうと決意する。
「圭一はサイコロの6だ」と言う羽入。圭一にも羽入が見えている。
圭一にとっては謎としか思えない言葉を投げかける梨花。
『一二三四』
富竹の撮影の散策に付き合う鷹野。
鷹野の趣味は雛見沢の古代史を調べること。
残酷な儀式の話を嬉々として話す鷹野。
高野一二三の研究を継いだから鷹野三四なのか?とたずねる富竹に自分が高野一二三の孫であることを告げる鷹野。そんな彼女に「君を応援する」と告げる富竹。
鷹野の「研究に支障をきたすようなことがあれば....」の続きの言葉は当然「殺す」だろうね。
『サイコロの1』
小泉の突然の死。鷹野にとって彼はおじいちゃん的存在だった。
祖父を失って以来初めて涙を流す鷹野。
しかし,そんな彼女に「後見人だった小泉の死によって予算配当やプロジェクトの見直しが行われる」と話す富竹。
入江機関にも大幅な予算の見直しが図られることになり,研究目的の内軍事的運用の模索は即時中止。
そして最長3年以内に研究の収束を図り,段階的に予算も縮小されることになる。
軍事目的の研究が行われていたことを完全に破棄するため,雛見沢症候群という奇病が研究されていた痕跡とそれが存在していた事実も隠蔽する必要が生じてしまう。
『失意』
富竹と野鳥撮影をしながらも気が乗らない様子の鷹野。
完全な逆風状態に失意を感じている鷹野に対して最後まで味方でいてあげたいと思う富竹。
しかし,その一方で鷹野が最後の最後に何をするかわからない不安を感じている。
『デジャヴ』
雛見沢症候群研究の無期延期を求めるためにアルファベットプロジェクトの理事達を料亭に招く鷹野。
しかし,結局雛見沢症候群研究は闇に葬り去られることになってしまう。
そして高野の研究そのものを一笑に付す理事達。
それはかつて見たことのある風景。
論文を踏みつける男の足にすがりついて「ふまないで」と泣き叫ぶ鷹野。
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