解(罪滅ぼし編)

惨劇を踊れ
 
連続殺人ノベル「ひぐらしのなく頃に」,それは醒めない悪夢の物語。...だが,晴れない雨はないし,覚めない悪夢だってありはしない!圭一が舞台に上がる。今度こそ主人公だ!
それは喜劇
 
どうせ惨劇に終わる舞台。結果の見えた惨劇に右往左往する姿は滑稽の一言。オチの知れた惨劇はもはや喜劇と呼べる。ポップコーンでも食べながら楽しもうじゃないか!この惨劇を!

【ケース裏解説文より】

 これは『7th Expansion』が制作している同人ゲーム『ひぐらしのく頃に』の最新版であり,『解答編』の第2弾です。前作『目明かし編』は注文が遅れてしまい入手するまでに時間がかかってしまったので,今回はあらかじめ『Animate』の通販で予約をしておいたのですが,そのかいあって昨日(8/15)に無事に届いてくれました。
 そして,これはそのほぼリアルタイムなゲーム記であり,当然ながらネタばれ全開ですので,これからやってみようとする方はそのつもりで読んでくださいね(^^;)。
8月16日

 我が家の新恋愛ゲーム専用機,Sony Vaio PCV-J12にインストール。500MBに満たない容量なのに,なんだか時間がかかったような気がしましたが....まぁなんとか無事にインストール終了。

 ある日の夕方,レナが部活メンバーの前で何か重大な秘密を話し始めるという場面から今回の物語は始まります。曰く『竜宮レナの一世一代のがんばり物語』。

 場面は変わって,6月のある暑い日。クラス全員で水鉄砲の銃撃戦。
 相変わらずのドタバタぶりですが,これがダメな人にはダメんだろうなぁ...(^^;)。
 本気モードに入った
レナ圭一の一騎打ちの結果は引き分けで,後日最勝負をすることに。

 翌日,レナ圭一の二人でお出かけ。
 
圭一の母親とレナは仲が良く,買い物で一緒になるのでお互いの家のメニューもわかる間柄。ということは,『鬼隠し編』で圭一が「豚骨ショウガ味」のカップ麺を買ったことをレナが知っていたのは,圭一の母親から聞いたことなのかもしれませんね。

 レナ圭一の行き先はエンジェルモート。というのも,罰ゲーム者はランダムに選ばれた衣装を着てエンジェルモートのウエイトレスのお手伝いをすることになっていたのです。
 
梨花はエンジェルモートの制服(スクール水着+エンジェルモート衣装)。
 
魅音はセーラー服の上着にブルマー&尻尾&鈴付き首輪。
 
沙都子はメイドさん姿。
 メイドといえば,
入江監督ですが,乱入してきたところを,かあいいモードのレナにKOされてしまいます。

 そして,何故か富田岡村亀田入江監督を含めて優勝決定戦を行うことに。
 勝負の方法はデザートの大食い大会。

 勝負の途中からレナ視点に。
 「ある日突然,楽しい日々が終わってしまうことを知っている。」
 「幸せを幸せと感じることは,実は幸せなことではない。」
 等何か悲劇を予感させそうな独白。

 エンジェルモートに現れたレナを『礼奈』と呼ぶ女性はリナ(間宮リナ)。
 
リナは『祟殺し編』で「腸を引きずり出され,耳と鼻を削ぎ落とされ,両手両指にびっしりと五寸釘を打たれた姿でどぶ川から発見された」女性ですね。確か沙都子の叔父北条鉄平の愛人でもあったはずです。
 彼女と
レナが知り合いだったとは....いったいどんな間柄なんでしょう?
 と疑問が膨らんだところで,今日は終了です。
 

8月17日

 すぐに家に帰れない事情がある様子のレナが向かったのは『宝の山』ことスクラップ置き場。
 そこに半ば埋まっているワゴン車がレナの隠れ家。
 進んで馬鹿になりたいと思うレナにとって「はぅ〜☆ かぁいいのあるかな,かな! お持ち帰り〜!」は魔法の言葉。
 馬鹿で脳天気でお調子者で,だけれども日々が幸せに満ちていることを知っていて,それを感謝することができるやさしさをもっているレナ礼奈が作り上げたもう一人の自分。

 レナの家族が雛見沢から茨城に移ったのは,デザイナーとして活躍していた母親の仕事のため。
 しかし,デザイナーとして成功した母親は同じ事務所の男と浮気をし,父親と離婚してしまう。
 自分が相手の男性と親しくしなければ離婚はなかったのではないかと後悔するレナは,家にある母親の痕跡を消そうとするうちに,精神になんらかの異常をきたしてしまう。しかし,当時のことははっきりと覚えていない様子。
 本当に最後の最後のとき,レナの元にオヤシロさまが現れる。
 すべてはオヤシロさまの祟り。雛見沢を離れてしまったための祟りと思ったレナは,父親と二人で雛見沢に戻ってきた。そして,雛見沢に戻ってきたことでオヤシロさまの祟りはなくなり,これからは幸せになると思う。

 リナレナの父親と付き合っている様子。
 以前と比べ明るくなった父の姿に喜びながらも,どうしてもリナのことを好きになれないレナ
 そして,ある日偶然に入った喫茶店で,レナは二人の男性を脅しているリナ鉄平の姿を見る。
 
リナ鉄平と組んでレナの父親を騙しており,そして美人局によってレナの父親から多額の手切れ金をせしめるつもりらしい。
 そして父親がリナに多額の金銭を貢いでいたことも明らかになり,レナは一人で戦うことを決意する。

 スクラップ置き場までレナを追ってきたリナと,再婚の件で口論となり,リナは邪魔者であるレナの首を絞めて殺そうとするが,逆にレナリナを鉛管で殴り殺してしまう。
 そして,次の日家に訊ねてきた鉄平レナで殺してしまった。

 う〜む,レナが殺人を犯してしまったとは....なんともやるせない気持ちです。
 これは,彼女の中に何かしら異常な部分が残っていたということなんでしょうか?

 それにしても謎が大きいのがTips『お気に入りのワイン』です。
 まだ子どものはずなのにワイン好きとは....梨花ちゃんって本当に子ども?
 憂鬱の原因が『私の死に方が決まったから』とは,どういう意味なんでしょう?
 しかも,命日まで6月25日とはっきりわかっているし....
 このことについて,「私のせいなのでしょうか」と話す沙都子
 「決まってるでしょ。あんた自覚ないの」と答える梨花
 なんだか,普段の言葉遣いに全然子どもっぽさがないんですけれど....

 というところで,今日は終了です。
 

8月19日

 「自分は悪いことをしたのではない。自分とお父さんの生活を守るためにやった。」と
 まるで魚をさばくように死体の解体をするレナ
 翌日,部活を休んだレナは一人で死体を埋めに行こうとする。
 ところが,部活が『ダム現場のゴミ山で宝探し』になったことで....

 ここでオープニングの場面に繋がるわけですね。

 これが最善策だったというレナに,圭一は「どうして俺達に相談してくれなかったんだ」と話す。
 そんな圭一レナ悟史の話をする。
 「仲間達」は悟史の辛さを雛見沢の誰よりも知っていたはずなのに,誰も悟史を助けはしなかったと。
 「仲間なんて,本当に辛いときに味方になんかなってくれないんだよ」
 と大声で泣き始めたレナ
 「自分の罪に気が付いて後悔したのだから,今度は,仲間の苦しみを真に理解して,助けてくれるはずなんだ」
 「雛見沢に来てからどれだけ仲間がかけがえのないものかを知ったから,そんな仲間を救うためなら俺はどこまでも戦う」
 と語る圭一
 
このとき圭一の脳裏をかすめた『掛け替えのない仲間を助けるために,蛮行をもって救ったどこかの世界の自分』とは,『祟殺し編』の圭一のことですね....というと,このひぐらしの世界はパラレル・ワールドなんでしょうか?
 そして,
 「俺はレナのこの行為を否定したりしない!」
 「俺は,レナのやったこの出来事を,受け入れいる。」
 「だから,俺はレナに協力しようと思う」
 と語る
圭一とともに,自分の罪を認め,手をさしのべる梨花沙都子そして魅音に,レナは仲間を受け入れず一生十字架を背負う人生より,それを共に分かち合う人生を選びます。
 なんだか,この『
罪滅ぼし編』の圭一君は,他の編の圭一君と比べると,ずいぶんとしっかりしているように思えませんか?
 全員で谷河内の山奥の穴に死体を埋め,帰宅した
レナに父親の就職が決まったという話が。
 ようやく本当の平穏な生活を迎えることができた
レナ

 しかし,Tips『営林署便り』には谷河内地区の山林伐採の記載が....これはまた波乱含みですねぇ....。

 綿流しの祭り当日。
 今回もやっぱり不可思議な死をとげた
富竹ジロウさんと,行方不明になってしまった鷹野三四さん。
 これだけはすべてのシナリオに共通ですね....なんだか本当に不幸な人だよなぁ(^^;)。

 放課後,久しぶりに部活に参加しているレナの元を訪ねたのは,大石刑事。
 
鬼隠し編』における圭一の立場にレナがいるって感じですね。

 実はレナは,図書館で鷹野三四と会っており,彼女から「連続怪死事件」の話を聞かされているのです。
 そして,
レナも何故か鷹野三四に「自分が茨城でオヤシロさまに会ったこと」を話してしまうのです。
 その話の中で「首をかみそりで切ったとき,傷口から無数のウジ虫がわきだしてきた。そのウジ虫が体の中に戻ろうとするので首の傷口を引っ掻いてほじくり出そうとした」という部分があるのですが,これってまさに
富竹ジロウの(そして鬼隠し編』における圭一の)死に方そのものですよね。
 
レナもそのことに気が付き,富竹ジロウの死はオヤシロさまの祟りであると確信します。

 ところで,三四レナに秘蔵のスクラップを手渡すときに「こんな研究をしているのが,連中に知られたら,けされてしまうかもしれない」と話しているのですが,これは三四がその『連中』によって殺されたということなんでしょうかね?

 それが陰謀なら,暴かなければならない。
 それが祟りなら,破らなければならない。
 逃げちゃダメだ....戦おう
 と決意した
レナ三四の残したスクラップを読み始めたのです。

 というところで今日は終了です。

 それにしても,「レナ」という名前が「いやなこと」の「い」を礼奈から抜いてできた名前だったとは....
 

8月22日

 三四の残したスクラップには
 『オヤシロさまの祟りは「ホームシック」の一種。
  雛見沢の過度の「ホームシック」(うじ湧き病)は何らかの寄生虫による伝染病?
  雛見沢にはある種の寄生虫が蔓延していて,村人全員に寄生している。その寄生虫が宿主に強い「帰巣  性」を与え,無視して土地を離れようとすると「ホームシック」を引き起こす。』
 といった事柄が書かれていた。

 放課後,買い物に行く途中,圭一レナに呼び止められ
 「綿流しの夜以降,誰かにずっと見られている気がする」と聞かされる。
 (これは『鬼隠し編』における圭一と同じ様な症状ですね)
 そして「
三四が殺されたのは彼女の研究のせい」であり,自分もスクラップを持っていることがわかったら身に危険が及ぶのではないかと考えているらしい。
 それだけではなく
 「多分,三四さんを殺したのは,雛見沢御三家....その中でも園崎家」
 「連続怪死事件は失われた鬼ヶ淵村の神聖性を取り戻すための段階的イベント。原理的なオヤシロさま進行を復活させることが目的」
 であるとも
圭一に話し,
 さらにその夜の電話では
 「雛見沢には,大臣の孫すらも誘拐できるだけの暗殺部隊が存在する」
 「『連続怪死事件』は寄生虫の感染による症状の発症によるものではないか?」
 「5年目の今年は古文書に伝わる「うじ湧き病」の再現。つまりオヤシロさまの祟りである。」
 「狂信者達の目的は太古の寄生虫を雛見沢中にばらまくこと?」
 等かなりヤバイことを話しているのです。

 翌日,圭一魅音に『陰謀』の話をするが,魅音は一笑に付し,
 「大臣の孫の誘拐も自分達の名をかたった者達の犯行」であり,そして
 「園崎本家には自分達に都合の良い事件が起こったとき,それが自分達の差し金であるように振る舞うブラフの伝統がある。」ということまで正直に話します。
 そして,
圭一レナが不審に思っていた白いワゴン車は,どうやら学校の整備に来た『小比木造園』という本物の造園業者のようです。

 しかし,疑心暗鬼にかられたレナは「知恵先生が自分の登校を確認した上で連絡して彼等を呼び寄せた」と考え,こっそりと一人で早退してしまいます。ますます『鬼隠し編』における圭一状態が悪化してきていますね(^^;)。

 『陰謀』と戦うために隠れ家に隠れることを決めたレナですが,彼女が死体の袋を確かめに行くと,何故かそこで死体の袋を見つけることができませんでした。(これは『祟殺し編』で圭一が体験した出来事と似てますね)
 園崎家が死体を掘り返してどこかに持っていったと思う
レナ
 しかも,
大石から「興宮の園崎組がレナを探しているらしい」という話まで聞かされてしまいます。

 Tips『昼の出前リスト』を読むと,一連のレナの言動は妄想から来るものと思われますが,本当にそうなんでしょうか?これはあえてミスリードさせるための罠なんじゃないでしょうか?
 疑問として残るのが
 「何故白いワゴン車に乗っていた『小比木造園』の人達は
圭一レナのことを聞いたのか?」
 「魅音は大臣の孫の誘拐と園崎家の関係を否定しているが,別の編では関係をうかがわせる内容を見ることが出来る」
 「レナが学校を早退するとき,女の子に早退する旨話したのに,何故それが知恵先生に伝わっていなかったのか?」
 ああ,ますます謎が深まってきてしまいました(^^;)。
 

8月25日

 大石に「三四がオヤシロさまの信仰について重大な秘密を暴いたために殺され」「近い内に大がかりな細菌テロが計画されている」と告げるレナ
 何故かそれをすっかり信じてしまう大石さん。

 レナを探させていたのは園崎組の葛西
 その理由は,以前レナ詩音に「葛西に用があるので直接話したい」旨話したことが葛西に伝わったからであり,三四のスクラップブックととは何も関係ない様子。
 そして,「レナを保護して園崎本家へ護送せよ」との命令を出したのは魅音だったのです。

 ダム工事現場跡のゴミ山に身を隠すレナ
 そこに探しに来たの警察官だったのですが,「旦那は竜宮レナの持つ,鷹野三四のスクラップブックを欲しがっている」という会話からレナは園崎家の人間だと信じ込んでしまいます。
 しかも,「穀倉」に
レナがいるという魅音達が流した偽情報を聞いてもう一人の自分がいると思いこみ,はては雛見沢に住む者の多くがすでに中身が入れ替わっていると信じ込んでしまうレナ

 その後一人で現れた梨花に「あんたは梨花ちゃんじゃない」と叫ぶレナ
 それに対して「私を梨花でないと見破ったやつは初めてよ」と答える
梨花
 え?「梨花と名乗って100年?」ってどういうこと?
 「怖がらないで,あなたを助けに来たんだから」
 「ちょっと病気になっただけ...ちょっとした薬で楽になる。私はその薬を持ってきた」と言って
梨花が取りだしたのは注射器。
 しかも,
富竹にうったのは『うじ湧き病』を再現させる注射であることを認めてるではないですか。
 注射を拒む
レナに(そりゃ拒むでしょう(^^;))「どうせもうすぐ滅ぶ世界だから」と告げる梨花
 「あなたの好きなように過ごせばいい...”この”竜宮レナにはもう興味ない。次の竜宮レナとうまくやれるようにするわ」
 「この雛見沢には興味ない。次の雛見沢を探しに行く」
 「次の竜宮レナでは仲良くしてね。ほとんどの場合は仲良くできるんだから」
 う〜む,もしかしてこれって『
クロスチャンネル状態』だったことなんですか?
 となると,
梨花美希ちゃんのような存在ってことなんでしょうか?

 いつの間にか自分の首を掻きむしっていたレナは,自分が「うじ湧き病」になっていることを悟ります。

 隠れ家に現れた圭一が「大丈夫か」とさしのべた手を「触るな,汚らわしい」と払いのけたレナは,大石から聞いた圭一の過去の話をします。圭一は雛見沢に来る前に「人気のないところを歩く小さな子どもばかりを狙って,通りがかりにモデルガンで撃ちつけるという」事件を連続して起こしていたのです。
 それを隠していた
圭一は仲間ではないと拒絶するレナ
 何も言うことができず,ただ
レナが立ち去るのを見送る圭一

 翌日自分が犯した過ちを魅音梨花沙都子に打ち明ける圭一
 そんな
圭一に,彼女達は「仲間であっても言う必要のないことはある」「仲間なら言いたくない過去を察してあえて聞かないのが本当の仲間」であると話します。
 それを聞いた
圭一の脳裏に『鬼隠し編』で仲間は隠し事をしないはずだと魅音に詰め寄る自身の姿がよぎります。
 自分が
魅音レナに対してやってしまったことを思い出し号泣する圭一梨花は「圭一は覚えているのですか...レナと魅ぃを...殺したことを」と小声で話し,そして「圭一を許しましょう」と告げます。
 そして,別の世界で
レナが死の直前まで「私を信じて」と言っていたことを思い出した圭一は,「俺の罪は...同じ形で滅ぼさなければならない」と話します。
 そんな
圭一に「私はあなたとともに戦おう。もう一度戦おう,何度でも戦おう」と告げる梨花
 
圭一魅音を抱きしめ謝罪し「いつか魅音に何かの不幸が訪れたら,俺は絶対に命を賭けて助ける」と約束し,そしてレナを命がけで助けようと決意を新たにします。

 とある割烹料理の店で園崎家と大石達が会談を行うのですが,ここで園崎茜(詩音と魅音の母親)の立ち絵が初登場します。
 大石を出迎えたのは園崎次期当主である
魅音は,これが警察,園崎双方のレナに関する誤解をとくための会合であることを告げます。
 
葛西がアタッシュケースの中から取りだしたのは鷹野三四のスクラップブック(レナが持っている以外のもの)。これを読み,自分の間違いに気が付いた大石はその場を後にします。

 夜,圭一の家の前で一人佇むレナ
 「自分はもう長くない」「死ぬ前にどうしても謝りたかった」と話す
レナに「レナが辛いとき...きっと俺が助けるから...俺を信じてくれ」と話す圭一
 それでもまだ『陰謀』に囚われたままの
レナは,圭一に「明日できっと全部終わるの」と告げます。

 翌日,知恵先生を電話で呼び出したレナは,生徒を人質に籠城を始めます。
 「私の断り無しに立ったら殺す,本人だけでなく見せしめにもう一人殺す」とは....すっかり怖い人になっちゃいましたね(^^;)。
 しかも,教室と人質であるクラスメイトにガソリンをかけだけでなく,発火装置まで用意しているらしい。
 
魅音が自分を警察に売ったと思いこみ,魅音を鉈の峰で殴りつけるレナに,圭一は『鬼隠し編』で自分が起こしてしまった惨劇について話しますが,自ら死のうとするレナにはまったく通じません。
 
圭一は機転を効かし時限発火装置を発見しますが,それはレナの罠だったのです。
 
レナ圭一を鉈で襲おうとするところを梨花が助け,圭一レナの手からライターを奪い取ります。
 時限発火装置を見つけようと廊下に飛び出した
圭一を追おうとするレナの行く手を梨花が立ちふさがり
 「前の時,ボクにあとわずかの頑張りがあれば,圭一は間に合ったのです....今度こそ間に合わせる」
 と言って
レナと戦い始めます。
 
沙都子から時限発火装置の場所を聞いた圭一は,悟史のバットをもって時限発火装置のある屋根の上へと向かいます。
 そして,時限装置を壊した後,屋根の上で
レナと一対一の対決。
 何故かその状況を楽しんでいる
圭一レナ
 最後の一撃,
レナ圭一の金属バットをはじき飛ばし,圭一を押さえつけますが,最後の一撃を振るうことができません。
 「どうしてこんなことになってしまったんだろう」
 「私が間違っていた。何で私はみんなを信じているのに信じてなかったんだろう」
 と泣く
レナは,正気に戻っていたのです。

 屋根の上で「惨劇は起きなかった」と圭一が勝利宣言をして,『罪滅し編』終了。
 

8月27日

 すっかり終了したと思っていた罪滅し編』ですが,掲示板で「最後のTipsは読みました?」という指摘をいただき確かめてみたら,ありましたTips『悪魔の脚本』が。
 で,読んでみたら....え?ええっ?,籠城事件の翌日に雛見沢大災害が起きて,なおかつ
梨花が惨殺されてしまってるんだって?
 ということは,
三四さんのスクラップブックに書かれていたことは実は真実だったってことですか?
 村人が死亡したのは火山性ガスのせいではなく,雛見沢にある施設で開発された細菌によるものだったってことですか?

 いや,待てよ,ゲーム本編のエンド・クレジットでは籠城事件についてはレナの精神鑑定を巡って係争中である旨書かれていましたよね。ということは,『罪滅し編』においては翌日に雛見沢大災害が起きたということはあり得ないはずです。
 つまりTips『悪魔の脚本』で起きた出来事は『
罪滅し編』とは別の時空の雛見沢で起きた出来事ってことではないでしょうか?

 いやぁ,まさか最後の最後でまた謎を深めてくれるとは思いませんでしたよ....
 これじゃぁ続きが気になって仕方がありません。
 このあたり,ほんと上手いですよねぇ(^^;)。
 

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