『君が望む永遠』アニメ日記

『君が望む永遠』アニメ第1回 2003/10/08
 『君が望む永遠』アニメ第1回を見ました(もちろん録画しました)。
 オープニング・ソングも無く始まったのはアニメらしくなくて何だか斬新に感じちゃいましたね(実際はあるみたいなんですが)。
 第1回は孝之が遙に丘の上で想いを打ち明けたところで終わるのですが,どうも展開が急ぎすぎというか,ゲームでは色々な積み重ねがあったからこそ孝之のことを好きになるのがとても自然に感じるのであって,あれではゲームの内容を知らない人が見たら,何故孝之を好きになったのかその理由が良くわかりませんよ。
 そしてまた孝之慎二水月の3人の関係についても説明不足であり,それ故に孝之水月の微妙な関係が見る者に伝わってきません。
 このあたりは『君望』において重要なポジションを占めるだけにもっと丁寧に描いて欲しかったですね。
 細かい点では水月の『3,2,1,ハイ!』はあったのに『ぶっとばすわよ』が無かったのが残念です(^^;)。
 とはいえ,つまらなかったかといえば,そんなことはなく,えねま的には楽しめました。特にの笑顔は水月派であるえねまでさえ萌えさせるに十分な破壊力があります。
 しかし,この一見学園ラヴコメ的なアニメが後であんな展開になるとは....ゲーム本編を知らない人には想像もつかないでしょうね。
 HP見るとどうやら次回でさっそくあの悲劇が起こるみたいなのですが...
 そうそう,BGMにはゲーム本編の音楽のアレンジ版も使われていましたね。

『君が望む永遠』アニメ第2回 2003/10/20
 アニメ版『君が望む永遠』の第2回を土曜日の再放送でようやく見ることができました(もちろんHDレコーダーに保存済みです)。第1回同様駆け足の展開ではありましたが,それでも思ったよりも楽しめましたね。少なくとも孝之のバカップルぶりと,水月の切ない思いはゲーム本編を知らない人にも伝わったのではないでしょうか。そして,が事故にあった衝撃のシーン(ゲームでは事故の大きさを伝えるCGはなかったんですよね)の後にど〜んと『君が望む永遠』のタイトルが現れ『Rumblimg Heart』が流れた時にはぞくっときちゃいましたよ。
 でも,『
遙伝説』がなかったのはちょっぴり寂しかったんですけれどね。そ〜いや,ミートパイのイベントはあったけれど『ミートパイ記念日』ネタには至りませんでした。これもちょっぴり残念です。
 さて,今日からいよいよ第2部になるわけだけれど,はたしてどのようにあの切なく苦しい物語を展開していくのか,楽しみのような怖いような....(^^;)

『君が望む永遠』アニメ第3回 2003/10/21
 さて,いよいよ今日から第二部の始まりです。今回からは通常のアニメと同じようにオープニング・ソングから始まるんですね。曲の方は....う〜ん,やっぱり『Rumblimg Heart』の方が好みかな(^^;)?
 髪の毛を切った
水月が向かう先は孝之がバイトをしている『すかいてんぷる』。そう,ついに大空寺あゆ様の御登場です。おお,最初から飛ばしますなぁ(^^;)。もしかしたら無いんじゃないかと思ってた決め台詞『猫のうんこふめ!』もちゃんと叫んでましたね。あ,もちろんまゆも店長も登場してますよ。しかし,このままだとあゆまゆも色物担当になってしまそうな気がしますが,まぁ,これは仕方がないんでしょうね。
 そして
水月とのSEXシーンもきちんとあります。もちろんモロじゃないのですが,それでもディープ・キスの場面とか「シャワー云々」の台詞とか.....15禁くらいのHさがあるかもしれません(^^;)。今までの18禁ゲームを原作としたアニメがSEX場面を避けていたのに比べて,ここが一番異なる点かもしれませんね。もっとも,『君が望む永遠』の場合,SEXもストーリーの重要な部分を占めるので,このくらいは当たり前なのかもしれません。
 また,本編ゲーム中では語られなかった
水月の日常(仕事)を描いている辺りが良いですね。
 最後に登場したのが成長した
ちゃん。孝之と一緒にいた水月を徹底的に無視するだけではなく,孝之のことを『鳴海さん』と他人のように呼ぶことによって,がいかに二人に対して嫌悪の念を抱いているかが良くわかります。さて,次回でいよいよが目を覚ますのかな?

『君が望む永遠』アニメ第4回 2003/10/29

 ゲーム本編の中ではあまり触れられなかったが目を覚ます前の水月孝之の日常が前半を占めています。なるほど,第2部に全13話中の11話を使うのは,こういうゲーム本編ではあまり触れられなかった部分をアニメの中で補完するからなんですね。
 
が目を覚ましかけるシーンもゲーム本編にはありませんでしたね。
 また,アニメでは
孝之が目を覚ましたことを告げたのはでしたが,ゲーム本編では遙父なんですよね。しかも,水月孝之がカレーを食べている時にかかってくるし...
 それにしても,「
に会いに行けない」だなんて,いよいよ孝之君のへたれぶりが全開かな?
 そして,いよいよ
との対面ですが,アニメではゲーム本編以上にの危うさや今にも消えてしまいそうな儚さが伝わってきます。孝之のやせ細った手をとって号泣するシーンにはぐっときちゃいそうでした。このあたりは動きの少ないゲーム本編よりもアニメの方がダイレクトに伝わってきますよね。
 しかし,極めつけはなんといっても
ちゃんです。彼女の水月孝之に対する攻撃ぶりからは彼女の深い哀しみと怒りを感じます。その深い哀しみと怒りの本当の理由はこのアニメの中でも明らかにされるのでしょうか?いや,それがなければちゃんは単なる嫌な女で終わってしまいますよね(^^;)。
 それにしても,
ちゃんの「あなた,卑怯です」の心を抉る一言でエンディグとは....いやぁ,実になんとも『君望』らしくなってきたではないですか!

 オマケの『アユマユ劇場』がまた良い味出してますね。「寝ているだけなのにヒロインだなんて...」とは,あまりに真実突き過ぎですよ(^^;)>あゆあゆ


『君が望む永遠』アニメ第5回 2003/11/03

 今回もまたゲーム本編の中ではあまり触れられなかったが目を覚ます前,それも,水月孝之が結ばれる前の出来事が中心となっています。つまり,先週と今週は『気もが望む永遠』の『ミッシング・リンク』編ってところですね。水族館のイベントと孝之遙父から「もう面会に来ないで欲しい」と告げられる場面以外はほとんどオリジナル脚本なんじゃないかな?
 それにしても,
水月孝之に対する献身ぶりには頭が下がります。まぁ確かに罪の意識(自分のせいでが事故にあってしまった)もあるのでしょうが,孝之の心が自分にまったく向いていないとわかっていながらもあそこまで献身的にできるのはそれ以上に深い孝之への愛情があるからなんでしょうね。
 それに比べると,
慎二君はねぇ...確かに言ってることは正論なんがけれど,あれじゃぁ水月狙いの嫌な男にしか思われないじゃないですか...(^^;)。ま,確かに大学に入って新しい生活が始まるとどうしてもそっちが中心になってしまうし,の事故を引きずっている水月孝之とは立場が違うのもわかるんですけれどね(^^;)。
 また,オリジナル・シナリオである『
を無理矢理病院から連れ出そうとするシーン』では孝之が当時まさに狂気すれすれの所にいたことが良くわかります。だから,もしあの時点で遙父から「もう面会に来ないで欲しい」と告げられていなかったら,そして水月が強引な手段を使ってでも孝之の気持ちを自分に向けることをしなかったら,間違いなく孝之は狂気の闇の中に落ちていったに違いありません。
 最後は
水月が裸で孝之のベッドの上にいるのをちゃんが見てしまうという,まさに修羅場の典型のようなシーン。ここでちゃん(高校1年でまだ初々しい)は水月孝之がずっと以前から付き合っていたと勘違いしちゃうわけですね。孝之遙父から「もう面会に来ないで欲しい」と告げられたことも知らないらしいし....だからこそ二人から裏切られたと思っても,これは仕方がないことなのかもしれません。まだまだ純情なお年頃だしねぇ...(^^;)。
 さて,これでいよいよ来週からはゲーム本編の流れになるのかな?
 あ〜,これから修羅場続きにになることがわかっているのに.....やっぱり見てしまうんだよなぁ....(^^;)

 オマケの『アユマユ劇場』は....いやぁ,オマケにこんなに手をかけてどうしようというんでしょうか?
 ネタの方は....いや,よくわかりませんでした?(^^;)


『君が望む永遠』アニメ第6回 2003/11/11

 いよいよゲーム本編の流れに沿った展開となってきました。それ故に水月そしてちゃんが仲良かった時代のインサートが実に切ない感じです。
 
の見舞いに行く孝之に不安をおぼえる水月に小さな嘘をついてしまう孝之君。そろそろ孝之君のヘタレぶりが出てきたって感じですね(^^;)。それが嘘だとわかるが故に病院へ向かう水月に対してちゃんのキツイ一言。「あなただけが楽になろうと思っている」なんて,こりゃぁキツ過ぎますよ。こんなこと言われたら,そんなつもりはなくても「もしかしたらそうなのかもしれない」って,負い目を感じている水月なら深く悩んでしまいますよね。
 そんな時に頼りたい
孝之の見舞いに行ったままなかなか帰ってこないし....しかも,何をしているかとえいば,あのおまじない『夜空に星が瞬くように...』だもんね...。これじゃぁ水月の立つ瀬がないってばさ(^^;)。
 最初に
からお願いされたときにはなんとか誤魔化した孝之君だけれど,あの哀しげな顔でお願いされちゃぁねぇ....そりゃぁ,嫌とは言えませんわな,人として...
 しかし,このおまじないをしちゃったってことは,やっぱり『遙ルート』で進行するのかなぁ?う〜む,
水月派の私としては複雑な気持ちですね。

 しかし,すかいてんぷるにいる時の孝之君はまるで別人みたいに元気良いですね。しかし,あゆがすっかり色物というか,いじられ役になりさがってしまっているのは,なんかちょっと寂しいというか....いや,納得できません(^^;)。

 それにしても,今回のアニメは作画が酷すぎます。アップの時はまだなんとか見られるのですが,少し引きの場面になると,とてもプロが描いたとは思えない酷い絵なんですよ。デッサンは狂いまくってるし,バランスもぐちゃぐちゃだし....。ここまで酷い絵のアニメは最近お目にかかったことがないですね。このアニメの後に放送している『D.C.』アニメと比べると,その酷さが際立ちます。
 特に
あゆ様の顔のデッサンが狂いまくっている部分では怒り心頭でしたよ。

 次回はもっときちんとした絵で見たいですね。でないと,せっかくいくらシナリオが良くても魅力は半減...いやそれ以下になってしまいます。

 オマケの『アユマユ劇場』は....いやぁ,これは笑ったなぁ...まさかあのおまじないを呪文にしちゃうなんてね..いや,これは凄いですよ(^^;)。


『君が望む永遠』アニメ第7回 2003/11/18

 前回ほどではないにしろ,まだ絵がヘタレてますねぇ。時折オイオイって思ってしまう箇所があります。何よりもあゆ様の顔のデッサンがねぇ....あれじゃぁ別人ですよ,ええ,別人ですとも(^^;)。

 作画同様孝之君のヘタレぶりにもますます拍車がかかってきました。「大丈夫」って,何が大丈夫なんだよぉ....水月にあんな辛く哀しい思いをさせながら,病院ではと仲良く手なんかつないじゃってさ....しかもその様子をちゃんに見られちゃうし....そりゃぁ,あの状態のを見れば放っておくなんてことはできない....ってのは理解できるんだけれどさ....でも,そのために水月ちゃんに哀しい思いをさせてしまうなんて...これは人として許せませんね(^^;)。

 孝之の心の揺れに気が付いてしまった水月は平常心でいられることができなくなり,酒を飲んで酔っぱらったり,中止になっていた新しいアパート探しを孝之にせまったりと,段々と嫌な女になりつつあるのが,実に辛いですね。特に孝之のアパートの窓から住宅情報誌を投げ捨てるシーンは実になんとも辛いものを感じましたよ。
 そして,
水月孝之のアパートに押し掛け女房するところで第7話の終了。

 ああ〜,なんだか水月がどんどんと壊れていくよ(:_;)。
 このまま『
遙シナリオ』まっしぐらだったら嫌だよなぁ....(^^;)。

 オマケの『アユマユ劇場』は....人生相談かい,しかも相手が誰かモロバレだし(^^;)(^^;)。


『君が望む永遠』アニメ第8回 2003/11/25

 う〜む,作画担当が変わったのでしょうか?何だか前回までと比べて見られる絵になったような気が...それとも単に慣れただけなんでしょうか?

 しかし,ああ,水月が壊れていくよ。水月の愛情は重すぎるんです。あれじゃぁ孝之ならずともひいてしまいますよ。もちろん水月自身もそれは十分に承知しているのでしょう。しかし,の透明で一途な孝之に対する想いを知ってしまっただけに,孝之を失ってしまうという恐れが水月をあのような行動にかりたててしまうのでしょうね。
 だからといって「
の所に行っちゃダメ」だなんて....それを言っちゃぁお終いよ....(^^;)。
 ほら,だから言わんこっちゃない,
孝之君はすっかりヒネちゃって,の見舞いに行かない代わりにわざわざバイトを遅くまでやって水月と会わないようにするなどという,どうしようもないヘタレモードに入っちゃったじゃないですか(^^;)。

 病院へ行かなくなった孝之の前に現れたちゃん(でもすぐにいなくなっちゃうんですよね)。「の身に何か起きたのでは!」と病院へ駆けつけた孝之君は,あろうことかとキスをしてしまいます。いや,それだけじゃなくて...しかし病院でしかも病人に対して何するかなぁ,この男は....(^^;)。でも,確かにあのの無垢の微笑みは疲れ切った孝之にとっては天使のように見えても仕方ないのかもしれません。
 それにしても,ゲーム界きってのヘタレぶりを
孝之君はTVアニメでもしっかりと見せてくれますね。
 うちのカミさんなんか,この
孝之君のヘタレぶりを見て,まぁ罵詈雑言の凄いこと....いやはや,とてもここには書けません(^^;)

 最後は一人寂しく雨にうたれるちゃん(孝之の関係を見てしまったのかもしれませんね。「お兄ちゃん」の一言が切ないです),病室で抱き合う孝之孝之の部屋で膝を抱える水月の姿が交互に現れて終わります。
 なんだかなぁ,回を追う毎に
水月が嫌な女になっていくのが辛いですよ。
 でもなぁ,
水月の「私だけを見て!」という脅迫的な愛情よりも,の「私を見てくれる?」という上目遣いの愛情の方が,心安らぐというのも,また事実なんだよなぁ....(^^;)

 今回の『アユマユ劇場』は....「ちゅう」ですか(^^;)。いやぁ,この情けなさが逆に救いですよね。


『君が望む永遠』アニメ第9回 2003/12/02

 孝之が帰ってこない部屋で一人「迷子の迷子の子猫ちゃん....」と歌う水月の姿が切なくて切なくて....。
 それにしたって,
水月と顔を合わせることを避けるためにわざと寄り道をするなんてね....まぁ,とあんなことしちゃった後だから顔をあわせにくいって気持ちもわかるのですが....孝之のヘタレぶりにもますます磨きがかかってきたようです。

 しかしながら,今回の主役はなんといっても大空寺あゆ様につきますね。「マヤウルのおくりもの」を探し回って疲れた孝之の前に現れてた私服ヴァージョンあゆ様の姿が実に良いですね。これで絵柄が第6回頃のヘタレ加減だったら,さすがの私も怒り心頭に発してしまうところですが,幸いにもそんなことはありませんでした。
 そして,「マヤウルのおくりもの」のイベント。これでゲーム本編を知らない人にも
あゆ様がただの口悪女ではないことが良くわかったのではないでしょうか。でも,「あゆっていったい何者なんだ?」という新たな疑問も生まれてしまったかもしれません(^^;)。
 このTV版においても
あゆ孝之のことを憎からず思っているみたいですね。そ〜いえば,孝之がいつもと違うのに気が付いたのも彼女だけですしね....

 慎二と酒を飲んで一人酔っぱらう水月。「孝之のことを愛してるの」と涙を流す姿がなんとも切ないですね。しかし,そんな水月の手を握ってしまう慎二君って....これでまた評判が落ちちゃったんだろうなぁ(^^;)(^^;)。
 あ〜,
水月にはなんとしても幸福になってほしいもんです。

 孝之が「マヤウルのおくりもの」を持って病院へ行くと,そこにはちゃんの姿が....以前の刺々しさは姿を潜め,孝之にお礼まで言ってます。でも,病院を出たところで「これでいいの」と涙を浮かべちゃってるんですよね。まったく,どうしてヘタレな孝之君があんなにもモテるんでしょうかね?(^^;)

 最後はが窓ガラスに映る自分の姿を見ながら髪の毛を気にする場面で終了。
 もしかしたら,
が現在の自分の状態に違和感を感じ始めてきたのかもしれませんね。
 ということは,来週あたりまた一波乱ありそうです。


『君が望む永遠』アニメ第10回 2003/12/09

 あ〜あ,ついにやっちまいましたよ....はぁ,これで水月エンドは無くなったと思った方が良いのかもしれませんね。あ〜,なんだかとてもガッカリですよ。
 それにしても,
水月弱すぎです....見ず知らずの男に抱かれようとするなんて,君がそんな女の子だとは思わなかったぞ(^^;)。据え膳喰っちゃった慎二君は....まぁ気持ちは良くわかるんだけれど...でもねぇ,なんでラブホなんかに連れて行くかね。友達だったら,タクシー拾ってでも水月の家に送り届けるのがスジってもんじゃないですかね?こりゃもう慎二君に最初からその気ありって考えてもおかしくありません。有罪確定ですね。

 こりゃ吃驚,何とに「事故から3年眠り続けていたこと」「孝之水月が付き合っていたこと」を話したのがちゃんだったとは....。え?ってことはもしかして意表をついてエンドなのか?
 まぁ,そんなことはないのでしょうが,それでもこの第10回で一番萌えたのは間違いなく
ちゃんですね。いやもう孝之への思いを必死に押さえ込もうとする様子が健気で....ぽつりともらした「つらい」という言葉が切なくて...しかし,この思いが逆にに真実を暴露するという行動に駆り立ててしまったのかもしれません。

 しかし,ちゃんと孝之が風邪をひいたにもかかわらず,ちゃんを看病したりくちゃんから看病されたりするイベントがなかったのはちょっと,いや,大いに寂しいです。

 それにしても,アニメのオリキャラである水月の職場の先輩の石田女史が実に良い味出してますね。何だか最近の水月よりもずっと魅力的に見えちゃいますよ(^^;)。

 そして,ショックからがまた昏睡状態に陥ってしまうところで終了。
 あ〜,
水月派の私としては,次回からますます見るのが辛くなってきそうですよ。


『君が望む永遠』アニメ第11回 2003/12/16

 あ〜,前回の訂正です。慎二君が水月を連れ込んだのはラブホではなくて自分のマンションだったんですね。さすがはお金持ちのおぼっちゃんだけあって良い部屋に住んでます....なんてことはさておいて....やっちまいましたねぇ....しかも水月が上になって(^^;)。
 そりゃねぇ,惚れた女から迫られた
慎二君の気持ちもわからないではないですが,そこでやっちまうことが後々どういう結果をもたらすのかわからなかったんでしょうかねぇ。実際,事の後で水月から「どうして止めてくれなかったの。」と責められちゃいましたし(これはこれで水月もずいぶんと身勝手なんですが(^^;)。
 この回において,『君望アニメ』ヘタレNo.1は
孝之君ではなく,慎二君に決定しました。

 もう一方のヒロインのは今回は昏睡したままです(^^;)。
 しかしなぁ,この流れで
孝之とヨリを戻すようなことになってしまったら,ホント水月が救われませんよね。いや,別に私が水月原理主義者だからそう言っているわけではなくて,「眠り姫が王子様のキスで目覚めました,メデタシメデタシ....」なんて結末になったら,これだけ水月を苦しめた理由がわからないじゃないですか!

 こんな泥沼化する一方の物語の中でちゃんの存在は,まさに一服の清涼剤です。まぁ確かに前回を昏睡させたのはちゃんなのですが,海岸で孝之と話したときのちゃんは孝之のことも含めてずいぶんとふっ切れたような印象を受けました。何だか一回り成長したような気さえします(いや,身体がじゃないぞ(^^;)。とはいえ,台詞のひとつひとつには切ないものがあったんですけれどね。
 ともあれ,これで
ちゃんの出番はほぼ終わりなんだろうな。

 しかし,このアニメの孝之君はゲーム本編と比べるとかなりヘタレ度が低くなってますね。確かに前半から中盤にかけては「さすが孝之!」というヘタレ具合を見せてくれましたが(^^;),ここ最近はずいぶんとナイス・ガイになってしまっているように思えます。特に今回のちゃんとの会話なんかはその典型ですよね。あんな風に言われたらちゃんじゃなくても責めることなんかできませんよ。
 う〜む,「あんなのは
孝之ちゃんじゃない!」という巷の声も聞こえてきそうです(^^;)。

 高熱のために倒れ込んでしまった孝之の脳裏に浮かんだのは水月との数々の思い出。
 そして
孝之の部屋に荷物を取りに行った水月が倒れている孝之の姿を見つけ「孝之!」と叫ぶところで今回は終了。普通この流れなら水月エンドへ向かうと思うのですが....そうあって欲しいのですが...そうはいかないんだろうなぁ....(^^;)

 そうそう,病院の受付にマナマナがいましたね。
 で,今回のあゆまゆ劇場にも
マナマナが登場。あれじゃぁ心霊扱いだよなぁ....いや確かにそれ以上怖い存在ではありけれど...(^^;)。
 でも,ゲーム本編を知らない人は何のことかちっともわからないだろうな(^^;)(^^;)


『君が望む永遠』アニメ第12回 2003/12/23

 訂正の訂正です。慎二君が水月を連れ込んだのは,やっぱりラブホテルでした。水月本人がそう言っているのだから間違いはないでしょう。しかし,あれはあんまりラブホテルの部屋って感じがしないんだよなぁ....いや,そんなに行ったことがあるわけじゃないんですけれどね(^^;)。

 でもって,前回「アニメの孝之君はゲーム本編と比べるとかなりヘタレ度が低くなってますね」と書きましたが,これも前言撤回です。やっぱり孝之君は紛れもないヘタレでした。
 
水月慎二君との一件を告白しても黙っているだけで何も言えないし,その後水月が部屋を飛び出しても追いかけるわけでもないし...それ以上にヘタレの極みだったのが,慎二君から水月の事で詰め寄られたときですね。「それならお前が水月の事何とかすればいいだろ」みたいな事言ってしまうなんて....そりゃぁ言ってはいけないよ。しかも,その後慎二君からタコ殴りにされるがままだしね。

 しかし,慎二君も慎二君です。どんな理由があるにせよ,親友と思う相手の恋人と寝てしまったという絶対的な負い目があるんだから,逆ギレしてタコ殴りしちゃいけないよなぁ....それに説教めいたこと言える立場じゃないでしょうが....(^^;)。

 そんな中にあって格好良かったのが,あゆ様と店長ですね。慎二孝之が一触即発状態にあった時,普段のあゆ様ならばまゆと一緒に見学しつつ毒舌を吐くところですが,今回は自分達が聞いて良い話ではないと判断したためか,無理矢理まゆと引っ張っていってしまいます。そのときのいつになく真剣な表情が,ああ,やっぱり彼女も孝之のことが好きなんだなあ....という思いが伝わりますね。いつもの毒舌も孝之を励ますためにやっている面があるし,実際に孝之もそれによって救われている部分が多々あるのです。慎二君に怒られはしたけれど,孝之が心から笑える場所ってすかいてんぷるしかないんですよね。
 そして,
孝之をタコ殴りしている慎二君を止めるときの店長の姿は...いやぁ,漢ですねぇ!

 それにしても,水月が自ら指輪を返す(しかも思い出のコップの中に沈めてしまうという入念さ)場面なんて,ゲーム本編にはありませんでしたよね。その後も孝之からの連絡も一切拒絶しているし....。「もう遙のかわりはできない」と別れを告げた決意は固いのでしょうか....
 しかし,この後
水月エンドにするにしても遙エンドにするにしても展開が難しいんじゃないですかね?
 ともあれ,後残すところ2回,はたしてどのような結末を迎えるのか,さっぱり予想がつきません。この点についてのみは上手く作ってるなぁ...と思いますね。

 今回のあゆまゆ劇場あゆ様のあの名台詞「私はパンを焼きました....」ですか!いやぁ,なかなかのファン・サービスですね。しかし,あの『犬水月』に対する「お前もヒロインではない」という突っ込みの意図する所は何なんでしょうね?ちなみに今回もマナマナ御登場です(^^;)。


『君が望む永遠』アニメ第13回 2004/01/03

 目覚めたの「付き合っている人はいるの?」という質問に対して「いない」と答えてしまうへたれ孝之君。それにしても,孝之から「水月と別れた」と聞いたときのちゃんのリアクションはいったいどういう意味がこめられていたんでしょうか?
 一方,
水月孝之と付き合っていたことを打ち明けてしまいます。でも,「孝之でなくても良かった」なんて,そりゃぁ孝之にはもちろんのことに対してもとても失礼な言葉だと思うぞ。案の定水月から平手打ちをいただいてしまいます。う〜む,これはゲーム本編ならば水月エンドのイベントですよね。あれ?平手打ちをするのは逆だったかな?いかん...記憶があいまいになっているなぁ(^^;)。

 正式に社員となることを決意する孝之君。となると,近い内にすかいてんぷるを離れることになるわけで...それを知ったときのあゆ様の反応が実にいじらしいほどに恋する乙女してますね。そ〜いえば,すかいてんぷる店内で流れていた音楽はゲーム本編の日常シーンで流れるBGMでした。

 病院で一生懸命リハビリに励むの姿を見て孝之のことを強い女の子だと思ったのだけれど(私もゲーム本編をやっていたときにはそう思いました),しかし,病室で一人泣くの姿を見ちゃうとねぇ....。そ〜いえば,これも水月エンドの中のイベントのひとつなんだけれど,しかし,あの姿を見ちゃうと水月の元へ行くのがとても悪いことのように思えちゃうんですよね(^^;)。

 そんなとき,孝之は街で偶然に出会った文緒姉御とお茶をするのですが(しかし,ナース服でバイクに乗るとは(^^;),そこで天川さんが病気のために病院を辞めたことを聞かされます。そ〜か,やっぱり天川さんはゲーム本編と同じように病気だったのか(:_;)。

 そして,「逃げちゃダメだ」と某シンジ君のように自分に言い聞かせながら孝之がリハビリに励むの前に現れ,「話がある」と告げるところで今回は終了。

 このままの流れで行けば,次回最終回で孝之に「自分が今本当に愛しているのは水月だ」と打ち明けると思うのですが....はたしてどうなんでしょう?いや,そうあってほしいんですが....ねぇ(^^;)
 しかし,最後の最後までエンディングが読めないアニメですよね。

 今回のあゆまゆ劇場では,あゆ様が「へたれ孝之水月の両方からふられたあげく,電柱に頭をぶつけて意識不明になってしまう」という新説エンディングを紹介してくださいます。もっとも,その後でのお下げ髪攻撃で首を絞められちゃうんですけれどね(^^;)。


『君が望む永遠』アニメ第14回 2004/01/06

 あ〜,良かった,ちゃんと水月エンドで終わってくれました。って,あの流れで遙エンドだったら,それこそ今までのストーリーは何だったの?ってことになっちゃいますもんね(^^;)。
 とはいえ,最後の最後までど〜なるんだろう?と思わせてくれたアニメであることは間違いありません。

 しかし,最終の2回でようやくの魅力が伝わってきましたね。リハビリに一生懸命頑張る姿,夜の病室で一人泣く姿,海岸で「私は大丈夫だから」と一人で歩こうとする姿,そして,笑顔でお別れしようと涙をこらえながら孝之に伝える姿....こういったの魅力が強烈であればあるほど感動も大きくなるのですが....う〜む,ちょっと遅すぎたって感じですね。この魅力がこれまでの回で伝わってこなかったために,アニメではただ水月一人が勝手に壊れていったような印象を受けてしまうのですが,ゲーム本編ではこのの魅力が水月以上に語られているので,何故孝之の元へ行くことを水月が恐れていたのか良く理解できるんですよ。

 ゲーム本編では丘の上で孝之水月が愛を確かめ合った後にも一波乱あって,その後でとの『笑顔でお別れ』のイベントがあったのですが,この『笑顔でお別れ』のイベントがアニメではちょっとあっさりしすぎているんですよね。
 ゲーム本編では
から「本当の....さよならだよ」と最後の別れを告げられてから「お別れするときは...笑顔で...しよう?」と言われるのです。そして孝之は必死に涙をこらえながら笑顔で「さようなら」と別れを告げるんです。これだけでも泣けるのに,家に帰る途中水月に後ろからそっと抱きかかえられながら「おかえり」「辛かったでしょ」と言われ,二人で号泣するんですよね....ああ,いかん,思い出したら涙腺が...(:_;)。
 アニメでもここはハイライトのひとつなのだから,もっとじっくりとせめて欲しかったですね(^^;)。

 数ヶ月後,はめでたく退院。文緒姉御の「天川も喜んでいるよね」にはついホロリときちゃいました。孝之との思い出が残るアパートを引き払い,どうやらすかいてんぷる関連の会社に就職したようです。最後の最後まで孝之に罵詈雑言をあびせるあゆ様ですが,これは間違いなく愛情の裏返しですよね(^^;)。そ〜えいば,結局アニメでは最後まで彼女の本当の姿(財閥のご令嬢)はあきらかにならないままでしたね(^^;)

 そして数年後,すっかり大人びたが喫茶店でできあがったばかりの自作の絵本を受け取ります。もちろん『ほんとうのたからもの』です。そこに現れたやはり大人びたちゃんがその絵本を読み始めるところでエンド・クレジット。『君が望む永遠』をBGMに水泳で活躍するちゃん,本屋の店頭で『ほんとうのたからもの』を見つける孝之,新聞でちゃんのコメントを読んで涙する水月....etcの姿を見ることができます。
 う〜ん,これもなんか中途半端ですよねぇ....。喫茶店のシーンは良いんですが,その後がねぇ....。
 『ほんとうのたからもの』は
水月が読んでこそ,意味があるんです。この絵本に書かれているのはかつて高校生だった頃の孝之水月,慎二の4人のことであり,それはすなわち,が3人を今でも大切な友達だと思い,また会える日を待っているというメッセージでもあるからです。

 結論として,複数のエンディング(シナリオ)があるゲームをアニメ化するのは難しい....ってことが改めてわかったアニメでありました。

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