『音羽かおるエンド』終了。
転校してきたばかりだけれど明るくて人見知りをしないショートカットの女の子音羽かおる。一見何も悩みもないように見える彼女の笑顔の中に「作られた笑顔」を感じてしまった智也は,彼女の中に自分と同じものを無意識に見てしまったんでしょうね。
とはいえ,彼女の明るさに智也が救われたのもまた事実で,かおるの前では素直な気持ちでいられる自分を智也は感じるようになります。
しかし,それでも彩花のことは素直に話すことができない智也は,彩花と同じ様なことを言ったかおるにきつい言葉をかけてしまうのです。
この後,かおるに誘われて映画を見に行くイベントがあり,この時の選択肢では「かおると遊びに行く」を選ばないといけないのですが,これを選んだときの唯笑の哀しそうな顔が...『唯笑ルート』の後だと実に辛いものがあるんですよねぇ...
休日,智也は家の前で帰りを待っていたかおるから「私と付き合う気ある?」と言われますが,彩花のことがあって答えることができません。そんな智也にかおるは「前の街に5歳年上の恋人がいた」ことを打ち明けます。そしてその人のことを傷つけてしまったことも....
「傷つけてしまったその人に謝りたい」と言うかおるに,智也は「謝りに行くよう」勧め,そして,自分自身も過去のことに拘らないことを決意します。
かおるからのお誘いで一緒に映画を見に行くと,そこでかおるの元カレに出会います。元カレと話すかおるの前から立ち去った智也は,街中で唯笑に偶然出会い(何故か一瞬彼女を彩花と見間違えてしまいます),そして彼女に「もう他の誰かを求めてもいいんだろうか?」と罪なことを聞いてしまいます。そんな智也に「いいと思うよ」と優しく答える唯笑は,ほんとに良い娘ですね。
唯笑が去った後,智也の前に現れたかおるは「私が言い残したことは全部伝えたよ」と告げ,そしてまた「私と付き合う気ある?」とたずねます。今度は自信を持って「もちろん」と答える智也。
そして,新しい日常の始まり....というところでEndingを迎えます。
う〜む,キャラとしてはかおるって本当に魅力的なんですが,シナリオとしてはちょっと物足りませんね。まぁ先に唯笑をやってしまったせいもあるかもしれませんが....
それにしても.....なるほど.....このゲームはまさにタイトル通り「メモリー(想い出)をオフにする(消す)」(主人公だけではなくヒロインもまた過去に拘らずに生きていくことを決意する)ことを主題としたゲームなんですね。
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