訂正です。前回「ハッピーエンドのまま『Roots』シナリオが終了」と書いたのは大間違いでした。あれは『Routes』のトゥルー・エンドだったんですね。
というわけで,昨日今日と2日かけて今度は間違いなく『Roots』シナリオが終了しました。
いやぁ,面白かったですよ,『Roots』シナリオ。
『Routes』がどちらかといえばシナリオよりもヒロイン達とのバカップル状態が楽しめたのに対して(特に『リサ,皐月,ゆかり』),『Roots』はシナリオそのものが楽しめる,まさにVisul
Novelの名に違わぬものとなっていました。このあたりはライターの違いなんでしょうか?
死んだはずの篁総帥から皐月の命と引き替えに『草薙の剣』を持ってくるように言われた宗一は,夢の中に現れる黒マントの男から教えられた九州の山奥に一人降り立ち,そしてそこで先代の『執行者』である那須大八郎の過去を体験します。
平家の元侍大将悪七兵衛影清との闘いに破れた大八郎が,平家の隠れ里(ニルヤの里)へ辿り着き,さくやという名の少女と出会ったことから今までの自分自身を振り返り,そして武者(もののふ)であることを止める前半。
ニルヤの里でのさくやとのほのぼのとした日常を描いた中盤。影清と途中からやってきた大八郎の弟分である二郎がまた良い味を出しています。ところで,二郎って本当に男の子なの?それとも女の子?
また,歌垣のときのさくやの歌『狩人さんは,おばかさん』が衝撃的というか腰砕けというか,フル・ヴォイス・ヴァージョンができたら,この歌も実際に歌われてしまうのでしょうか?う〜む,怖いような聴きたいような....(^^;)
二郎から自分が鎌倉に戻らねば頼朝が那須家を滅ぼすと告げられ苦悩する大八郎がさくやに後押しされてニルヤの里を離れ鎌倉へ向かう後半...と物語は進み,
そしてまた視点が宗一へと戻り,いよいよ篁総帥との最後の闘いを迎えます。
この『Roots』シナリオは過去の縁を描いているということで『Air』の『Summer編』に通じるものがありますが,最後の篁総帥との闘いの場面では『久遠の絆』のラストを彷彿とされるものがありました。そういえば『久遠の絆』も神話をモチーフにしてましたっけ....。
それにしても,この『Routes』というゲーム,『リサ,皐月,ゆかり』シナリオと『七海,夕菜』シナリオではゲームが違うんではないか?と思うくらいに雰囲気が違いますよね(主人公の性格もずいぶん違うし)。最初は別次元の話ではないかと真剣に思ってしまいました(^^;)。
また,『Routes・トゥルー・エンド』にはリサ,皐月,ゆかりの3人は出ても七海,夕菜の二人はまったく姿を見せず,なんだかずいぶんと影が薄いって印象を受けてしまいます。もっとも,これはリサ,皐月,ゆかりの3人が宗一とともに闘うキャラであるのに対して,七海,夕菜の二人は闘う宗一を家で待つキャラであるという違いからくるものなのかもしれませんけれどね。
さて,Leafといえばオマケ・シナリオですが(そういえば『うたわれるもの』にはオマケ・シナリオが無くてずいぶんと淋しい思いをしました...と思ったら,ちゃんとあるそうです。こいつは勉強不足でした(^^;),『Routes』にはちゃんとありました....が,そんなに面白いものではありません。まぁ,あくまでもオマケです....が,あれがLeafの真の姿だったら怖いなぁ....(^^;)。
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