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もうひとつの季節 女の子たちとの新たな物語
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あの至高の名作『To
Heart』の続編として2004年にAquaplusからPlaystation2用ソフトとして発売されたゲームの...というより,2005年にWindows用18禁ソフトとしてリメイクされた『To Heart2 Xrated』の続編として,2008年にLeafから発売された恋愛ゲーム。これはPS2版やXratedに登場したサブキャラをメイン・ヒロインにしたものでですが,その中には本編では立ち絵すら無かったキャラクターもいます。実は,その中の一人のシナリオが気になって仕方がないので購入してしまったというわけです。 以下ネタバレの連続ですんで,くれぐれもお気をつけください。 |
3月6日 |
対象OSがWindows2000/XP以降というので,VaioのノートPCにインストール。 春香さんの夢で夢精をしちゃうという,とんでもない始まり方。でもまぁ二次作品ではメインヒロイン並みに人気のある春香さんですから,これぐらいのサーヴィスはあっても可でしょう。 通学途中にちゃるとよっちから女体板ばさみ(彼女たち曰くX攻撃)の荒技を受ける貴明君。 放課後,貴明の下駄箱に「公園で待ってますの」ラブレター。 ここでOP さすがにロリな菜々子ちゃんの告白を受け入れるわけにはいかず断る貴明ですが, 翌日,貴明のクラスに転校してきたのは,登校途中の貴明に体当たりをしてなおかつ自らキスをする,レミーも真っ青なアタックをするはるみと名乗る少女。 校門の前にころがっていた生ゴミ?物体Xの正体はまーりゃん先輩。 日曜日,宅配便で送られてきたのは大きな冷蔵庫の箱の中に入っていたのは素っ裸の女の子じゃなくてメイドロボ。行く当てがなさそうな野良メイドロボをしばらく家におくことにする貴明。なんか,次女とは随分対応が違うんじゃないですか?. さて,これでメイン・ヒロインは揃ったのかな? |
3月9日 |
『まーりゃん先輩ルート』終了。 特にストーリーらしいストーリーがあるわけではなく,まーりゃん先輩の傍若無人唯我独尊ついて来られる奴はついて来い,でも,ついて来られなかったら死刑な,的あれやこれやに,貴明がひたすら翻弄されるだけの物語でした。 Hだって,ある意味喰われちゃったみたいなもんだしね。 そう考えると,『ダイス・デ・トライ』の「ダイスの目が小だったらたかりゃんと結婚」という台詞や,『まーこ作戦』時の「両親がいなくてさみしかったから,いつもたかりゃんにべたべたしていた」「あたしは,たかりゃんといられるだけで幸せなんだもん」といった台詞は,本音だったのかもしれません。 もっとも,その直後「ハーレムエンドだから,これからは常に3人一緒に行動せねば!」と久寿川先輩も巻き込んでしまうのは,久寿川先輩もXratedのヒロインの一人だから,この『Another Days』でも貴明のことが好きであるというという設定ではあるにせよ,いかにもまーりゃん先輩らしいというか...このハーレムエンドというのは貴明にとってではなく,まーりゃん先輩にとってのハーレムエンドなのですから...... ところで,私はXratedやってないので,久寿川ささらというXratedオリジナル・キャラについてはほとんど知らないのですが,Xratedでもこんな感じの人だったんでしょうか? 謎といえば,まーりゃん先輩の本名もまた大きな謎のひとつです。 ネタといえば |
3月10日 |
『奈々子ルート』終了。 そ〜いや,奈々子ちゃんには名字ってあったっけ? 奈々子ちゃんは『ToHeart2』のるーこシナリオに出てくるサブ・キャラですが,元作品ではほとんど立ち絵も無かった存在で,まさかメイン・ヒロインになるとは吃驚です。しかも,小学生だしね。本編中には明確には小学生とは書かれていないけれど,『算数』を勉強する中高生はいませんよ。 このシナリオではまーりゃん先輩が色々な場面で関わってきます。 奈々子とシルファの絡み(貴明の膝の上争奪戦等)も楽しかったのですが,考えてみれば,この二人って精神年齢的には一番近いのかもしれません。 さて,いくら18禁ゲームとはいえ,相手は小学生の女の子です。数年前ならいざしらず,このご時世ですから,奈々子ちゃんとのHシーンはありません。せいぜいパンチラくらいのもので,あとはスパッツと白スク水着姿があったくらいです。 というわけで,エピローグでは数年後,大人になった奈々子ちゃんとのラブラブな場面が繰り広げられるのだろうな......と思っていたら,実際はわずか数日後の学園祭で,まーりゃん先輩の策略によってバニーさんの姿にさせられてしまった奈々子ちゃんの姿を拝んだところで終わってしまいました。 |
3月15日 |
『シルファ・ルート』終了。 いやぁ,これはずいぶんと良いツンデレを見せていただきました。 事前情報では,シルファは引っ込み思案の大人しい娘というイメージがあったのですが,まぁ確かに引っ込み思案ではあるけれど,まさかあれほどまでに毒舌さんだとは... そんな素直でない女の子(ロボットだけれど)が,紆余曲折を経て素直になっていく様は,まさにツンデレの鑑です。 いじけたときの,まるで捨て猫のように段ボール箱の中で体育座りをする姿,あれはほんと反則ですよ。 そして,タマ姉曰く『巨大ロボを動かして,地球の平和を守ってしまう』という貴明のヘタレ力も全開で,特に後半部分のどうしようもないグダグダぶりは,『ヘタレキング』の称号に相応しいものがあります。 メイドロボといえば,当然三姉妹のもう二人,イルファさんとミルファもこのシナリオでは重要な役割を果たしています。 ところで,遊園地からの帰り,貴明がシルファに告白した後の |
3月23日 |
『よっちルート』終了。 よっちこと吉岡チエは,『ToHeart2』本編でこのみの親友として登場する元気系の女の子。 シナリオとしては,親友の恋を実らせるためと主人公に色々と働きかけている内に,ミイラ取りがミイラになってしまうというギャル・ゲーとしてはある意味王道なシナリオなのですが,思った以上に楽しむことが出来ました。 このシナリオの貴明は,よっちから『ヘタレキング』-->>『ヘッキー』-->>『世界ヘビー級ヘッキー』-->>『ヘッカー』と罵られながらも,実際はこれまでのシナリオと比べるとあまりヘタレてないんですよね。 その後よっちは自分の思いをこのみに伝え謝罪するのですが,当のこのみはとっくに貴明とよっちが付き合っていると思っていたそうです。そりゃぁ放課後になると二人で出かけたり,公衆の面前で抱きついたりしてるんですから,端から見ればとっくの昔にバカップルって感じだったんでしょうね。 それにしても,それ以来毎日やりまくってらっしゃるとは,ほんと困った二人ですよ(^^;)。 ところで,貴明がはるみに拉致されたデートで見ていた映画って『White
Album』みたいなんですが,それを黒歴史扱いしちゃうなんて......もちろん,これはネタですよね(^^;) |
4月2日 |
『ちゃるルート』終了。 ちゃること山田ミチルは,『ToHeart2』本編でよっちとともにこのみの親友として登場する不思議系の女の子。 シナリオは貴明が雄二に頼まれてちゃるとのお見合いをぶち壊しに行くという所まではよっちと同じですが,その後『二人を追いかける』という選択肢で,どちらを選ぶかによって,ルートが別れます。 ちゃるの『無口な不思議系少女』というキャラクターもまた,ギャルゲーにあっては伝統的キャラのひとつでありますが,彼女の場合はここに,コミパにも同人作家として参加する『腐女子』という設定が加わっているのが今時というか... 『ちゃるルート』のシナリオが楽しめなかったのかといえば,そんなことはありません。ギャルゲーとしては十分に楽しめる内容でした。 ちなみにエピローグで二人は後夜祭のフォークダンスに参加するのですが,あれだけやりまくってたら,普通足腰立たなくなってフォークダンスどころじゃないと思うんですけれどね。いや,それ以前に二人とも全身色んなモノでドロドロのヌルヌル状態で,シャワーでも浴びないとヤバイ状態なのではないでしょうか? ところで,基本的に眼鏡ッ娘であるちゃるですが,肝心な場面では眼鏡はずしてるんですよね。 最後に気になったネタを二つ |
4月7日 |
『春夏さん』ルート終了 同人誌では絶大な人気を誇る春夏さんだけあって、直接的エロはないものの、実になんともフェロモン出しまくりのお話でした。 つ〜かね、いくら我が子同様に接していたお隣さんの息子だからといって、 とはいえ、これらがすべて春夏さんの天然行為かとえいば、そうは思えないんですよね。 春夏さんが、貴明に対して女を意識させるような言動を取り始めたのは、貴明の周辺に何人もの女性が現れるようになってからです。おそらくそれまでは女性が苦手である貴明が結婚するのは娘のこのみである、という安心感があったのでしょう。ところが、貴明の周辺に何人もの女性が現れたことをこのみの口から聞いて「このままではタカくんが他の男に取られてしまう」という危機感を抱き、それが上記の言動にとつながったのではないでしょうか。 春夏さんの夢は |
4月13日 |
『このみ&環 Story』終了 このみ&タマ姉という本編の2大ヒロインのどちらも選べないという(ヘタレな(^^;)人向けのオマケシナリオで,このみ本編シナリオのラスト近くからタマ姉も貴明争奪戦に参加するところから始まります。 連日朝から夜まで繰り広げられるこのみ&タマ姉の挟み込み攻撃に音を上げた貴明が,戦略的撤退を試みた結果,階段から落ちて両腕の骨にヒビが入るはめに。 それにしても,このみ&タマ姉と一緒に風呂に入り,全裸のこのみ&タマ姉から後ろから前まで全身すみずみまで洗われながら,イチモツを反応させることなく耐えきった貴明は大したものです。こんな貴明を誰がヘタレと責めることができるでしょう? もっとも,翌日にはタマ姉特製の(どう考えても精力剤としか思えない)薬膳の効果からか,耐えきれずに発射しちゃうんですが,あれはもう不可抗力でしょう。 ラストは裸エプロンで起こしに来たこのみ&タマ姉から ところで,このシナリオでも春夏さんはこのみ&タマ姉からアタックを受ける貴明を見て,「自分も3人の中に加わる」というどこまで本気だか冗談だかわからないとこと言ってましたが,それ以外にもこのみの声色使いという裏技を見せたり,歳が離れている旦那さんとは幼なじみだったという設定が明らかになります。 このシナリオで気になったネタをひとつ。 |
4月28日 |
『はるみ(ミルファ)ルート』終了。 正直言って「ダーリン、ダーリン」と貴明に迫るはるみの姿には違和感がありました。 しかし、この違和感はあながち間違いではなかったんですね。 記憶を失っていてもはるみの「貴明が好き」という想いが残っていたから、ミルファはあんなにも早く貴明の事が好きになったに違いありません。 そのミルファが「貴明を好きなあたしが、たったひとりの本当のあたしなの」と状況を受け入れ、「大好き、貴明...あたしのたったひとりのダーリン」と告げたとき、はるみとミルファは一体化したのです。 それにしても、このシナリオで一番不幸だったのは間違いなく由真ですね。 貴明から自転車を乗り逃げされ、バスにぶつけて壊され、そのうえ、貴明がその場から逃げちゃったものだから、持ち主である自分自身がこっぴどく怒られてしまうなんて...こりゃぁ激怒しても当然ですよ(^^;)。 ネタとしては、珍しく『元祖東鳩』ネタがありましたね。 ネタといえば、貴明にジャーマン・スープレックスを決めたはるみの『神様直伝』だけれど、神様=カール・ゴッチって、ある程度年齢の高い人かプロレス・ファンしかわからないと思うぞ(^^;)。 |
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