『Kanon』アニメ日記

アニメ版『カノン』第1回 2002/01/31
 アニメ版『カノン』(フジテレビ)第1回を見ました。放送時間が午前2時25分からということもあり,当然カタギの私はヴィデオ・テープに録画しておいたものを見たのです。
 オープニングはほぼゲーム本編通りですね(「花子」がなかったのはちょっと寂しいですが(^^;)。絵の方もいたる絵そのものではありませんが,それでもさほどゲーム本編のイメージを損なうものではありませんでした。声優はDC版『カノン』と同じだと思います。といっても,私はDC版『カノン』の方はやっていないのですけれどね(^^;)。一部で酷評だった名雪の声もえねま的には問題なしです。
 しかし,何よりも嬉しかったのは,サウンドトラックにゲーム本編と同じ折戸氏の音楽も使われているってことです。やはり,『カノン』は折戸氏の音楽じゃなくちゃね。でも,ゲームがアニメ化されたもので,ゲームと同じ音楽が使われているケースって実際は少ないんですよね。何しろ『To Heart』ですら音楽は違いましたから(あれはあれでとても良いとは思うのですが)。
 それにしても,放送時間といい,これはまさしくオタク向けのアニメ以外の何物でもありませんね 

アニメ版『カノン』第2回 2002/02/07
 アニメ版『カノン』(フジテレビ)第2回を見ました。もちろんヴィデオに録画したものです(^^;)。このシリーズを制作している東映アニメーションって「伝心 まもって守護月天! 」を制作した所だったんですね。う〜む,そ〜いわれると,確かに絵柄なんか似ているような気もするなぁ....って,アニメの「伝心 まもって守護月天! 」の方は何回かちらっと見ただけなんですが(マンガは全巻持っていたけれど(^^;)。
 第2回では美坂姉妹北川,そして最後に真琴が登場します。との出会いはほぼ原作通りですね。しかし,あれは痛いと思うぞ,あゆ(^^;)。そして,真琴は....何故か箱から飛び出してきました(^^;)。心配したあゆの「うぐぅ」も違和感ありません....ただ時々マルチか?と思ってしまうだけです(^^;)(^^;)。
 しかし,放送第2回で早くもDVDの宣伝しちゃうとは....商魂たくましいですねぇ(^^;) 

アニメ版『カノン』第3&4回 2002/02/14
 今回は第3回第4回連続放映です。あ〜,ビデオ・テープに余裕があって良かった(^^;)。下手したら途中でテープが終わっていたなんていう哀しくもおマヌケなお話になっていたかもしれませんからね(^^;)。
 第3回では第2回の終了間際に出てきた真琴のストーリーを中心として,途中にあゆが少し登場,そして最後にが登場して終わります。真琴の悪戯もゲーム本編に従いつつも,さすがに過激さは控えている様子です。しかし,どうして『殺村凶子』という立派な名前を使わないのかなぁ(^^;)。そういえば,秋子さんの『了承』もこの回が初めてじゃないかな?そ〜いえば,謎ジャムはまだ出てきてませんが,はたして今シリーズでは登場するのでしょうか?
 第4回はのストーリーが中心となって進みますが,何故か野犬に襲われるのがだったりします。当然さゆりさんもご登場なされ,階段の踊り場でのお食事会も開かれます。それから,ゲーム本編では重要なキャラであるにも関わらず立ち絵すらなかった久瀬君もちゃんと登場しちゃいます。それにしても,の場合は動きのある分アニメの方がカッチョヨク見えますね。しかし,魔物をあのように実体化して描いてしまうのは,ちょっとどうかな?って思っちゃいます。だって,あの魔物の正体は****なんだもんねぇ(^^;)。
 このアニメでは,「口の位置がどうも気になる」という感想を良く目にしますが,そう言われると,何だか気になってしまうような気がしないでもなくはない(^^;)ですね...う〜む。

アニメ版『カノン』第5,6回 2002/02/22
 アニメ版『カノン』を見ました。いやぁ,昨日は出張でビデオを見ることができなかったんですよ(^^;)。今回もまた第5回,第6回の連続放映でした。
 第5回は真琴が中心となる回で,真琴の深夜の悪戯(ネズミ花火),そして猫のピロとの出会い等のエピソード等(ものみの丘でピロと肉まんを分けるシーンもちゃんとありました)がありました。しかし,原作と違って,名雪は猫で人格が変わることもありませんし,またピロを家で飼うことも知っています。のイベントに真琴が登場するシーンもありましたが,みねうちでもあれは痛いと思うぞ(^^;)。そういえば,ゲームではピロの定位置は真琴の頭の上でしたが,何故かアニメではそのようになってません。う〜ん,あれが良いのになぁ....。しかし,真琴はなんだかゲーム以上に幼い印象を受けますね。
 第6回ではあゆ秋子さんを看病するエピソードを中心として,祐一がさゆりさんに舞踏会に出るように勧めるシーン(ここでのチョップが炸裂します(^^;),祐一とがクラスの中で話すシーン(これは原作にはありませんでしたね)等がありました。あゆが祐一に何気なく「好き」と言ってしまってわたわたするシーンなんかはアニメならでわって感じです。しかし,香里の声は確かTo Heartのあかりと同じ人だと思うのだけれど,ずいぶんと印象が違いますね。まぁ,確かにあかりのほわほわ口調と同じじゃ香里じゃありませんが....(^^;)。
 う〜む,今まで見てきた感想として一番感じるのが,全般にエピソードを詰め込みすぎているということです。そのために逆に一つ一つのエピソードの印象が希薄になっているような気がするんですよね。 

アニメ版『カノン』第7回 2002/02/28
 アニメ版『カノン』第7回を見ました。しかし,今回は危うく録画を忘れるところだったのです。何しろタイマーをセットせずに寝てしまったのですから....ところが,虫の知らせとでもいうのでしょうか....夜中2時近くになんとなく目が覚め,なんとか無事に録画できたというわけです....ふぅ〜。普段なら一度寝ると朝までぐっすりなんですが....う〜む,これもヲタクの血のなせる技なのでしょうか?(^^;)
 さて,その第7回ですが,今回は舞踏会(しかし,生徒会主催の舞踏会を催す高校なんてあるのだろうか?(^^;),大アリクイのぬいぐるみ...等々,ほぼシナリオどおりの展開でした。しかしなぁ,やっぱり「ぽんぽこたぬきさん」がないのは物足りないよなぁ(^^;)。う〜む,この展開だと次回での出番はお終いになるのかな?
 あ,そういえば今回は真琴が一場面も出てこなかったような気がするな....

アニメ版『カノン』第8回 2002/03/17
 アニメ版『カノン』第8回を見ました。いや,放送されたのは水曜日なんですが,なかなか見る時間がなくて今日になってしまったんですよ(ついでに5話から8話までDVD-Rに焼いちゃいました)。
 今回は編の最後であり,ストーリーは大体ゲーム本編通りに進みました。が,ラストはゲーム本編とは異なり,が己れ自身を刀で突き刺そうとするところを佐祐理さんに止められます。まぁ,確かに本編通りのラストだと,この後のストーリーが展開していかないでしょうから,これが妥当なのかもしれませんね。でも,ゲーム本編をやっていない人にとっては謎の多いストーリーだろうな,これ(ゲーム本編をやっていても謎が多かったのだから(^^;)。特に,何故が魔物を生み出す力を持っているかという点については,アニメでは全然触れていないんですよね。
 とはいえ,個人的には,今回のアニメ版『カノン』はなかなか良い出来だったと思います。病院の待合室で大アリクイのぬいぐるみを抱きしめているも可愛かったしね....(^^;)。
 さて,次回はどうやら編のようですね....って,また2回連続なんだよな....ビデオ買っておかなくちゃ!

第9話第10話は見逃してしまいました(:_;)

アニメ版『カノン』第11回,第12回,第13回 2002/03/28
 アニメ版『カノン』第11話,第12話,第13話を見る。
 これは3本でひとつの話となっているので,連続放送は正しい選択なのかもしれませんね。
 内容的には『あゆシナリオ』と『名雪シナリオ』のおいしいところを合わせたもので,まず『第11話』であゆに起きた7年前の出来事があきらかになります。
 『第12話』は人形探しから始まり,秋子さんの交通事故,あゆの最後の願い,そして起こった奇蹟と大円団を迎えます。あゆの最後の願いはわかっていてもぐっときちゃいますね
 最終回の『第13話』はふたつのシナリオの整合性を持たせるために半ばオリジナルのストーリーとなっており,の卒業式,病院を退院した等エピローグ的なエピソードの後に,祐一がまた転校をするということがあきらかになります。祐一を忘れるためにあえて祐一に冷たくする名雪は,祐一の見送りにも行かずに秋子さんの入院する病院へ行き,そして,そこで「月宮あゆ」のプレートの入った病室を発見します。祐一の元へ走り「祐一をずっと待っている人がいるんだよ。」と告げる名雪の健気さには泣けてしまいますね。
 そして,最後は『あゆシナリオ』のエピローグのエピソードで終わります。
 この3本は個人的には良くできていると思いますよ。まぁ,確かにご都合主義的な所はあるけれど,それでも『あゆシナリオ』と『名雪シナリオ』の二つのシナリオが上手く繋がっていると思います。ただ,あれじゃぁ名雪が可哀想だと思う気持ちもあるんですけれどね(^^;)。
 また,ラスト近くでゲーム本編のオープニング曲『Last Regrets』,ラストでエンディング曲『風の辿り着く場所』を使うところなんざ,かなりゲーム本編のファンに気を使っている様子がうかがえます。
 ただ,真琴ファンは「他のキャラが皆死んでないのに,どうして真琴だけが戻ってこないのだ....ピロは戻ってきたのに....」と納得できないかもしれませんけれどね(^^;)。でも,エピローグ場面で「ほんとうは優しいのに...」と聞こえてくるのは真琴の声ですよね。
 というわけで,アニメ・カノン終了しましたが,全体として思ったよりは楽しめました(全然期待していなかったせいもありますが(^^;)。少なくとも『下級生』や『こみっくパーティー』のTVアニメよりは良い出来だと思います(^^;)。とはいっても,これはあくまでも『Kanon』というゲームをやったことのある人を対象としたアニメであり,それを知らない人が見ても面白いかといえば,ちょっと疑問ですね。
 それにしても,先週ビデオを録り忘れたのはつくづく痛いですよ(:_;)。特に,真琴シナリオをどのように処理したのか,とても気になります。Sigh

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