2003/06/29

 恋愛(美少女)ゲームの不朽の名作『To Heart』のPSヴァージョンをPCに逆移植した『To Heart PSE』(PlayStation Editionの略ですね)初回限定版がいよいよ我が家に到着いたしました。
 しかし,初回限定版とはいっても,特典は『豪華ボックス付きパッケージ』『キャラクターミニスタンドポップ』(PS版の時に使われた売り子マルチ)『シリアルナンバー付き描き下ろしテレホンカード』(河田版マルチ)という,まぁ正直言って『特典』と名が付くほどのものではありませんでした(^^;)。どうせならサントラ盤CDでも付けろよな(^^;)(^^;)
 新パッケージは河田版あかり志保なのですが,これは思ったより違和感ありませんでしたね(まぁオリジナルスタッフですから.....(^^;)。

 というわけで,インストゥール開始。DVD-ROMからのインストゥールは初めてですが,特に何の問題もなく終了しました。
 それではさっそくやってみましょう。
 オープニング・アニメはさすがにPS版と比べて音も画像もキレイです。もっとも,個人的にはアニメ・ヴァージョン(Aメロが半分のやつ)の方が好きなんですが....
 名前登録はもちろんデフォルトです(『To Heart』では『藤田浩之』以外の名前は使ってはいけないのです(^^;)。
 ゲーム本編のBGMと音声も良い音ですね。もっともそれだけに最初のうちは志保のキンキン声がやたら気になってしまうときもあるのですが....(^^;)。また,CGも色数が増えたということですが,確かにPS版と比べるとキレイな感じがします。少なくともオリジナルのPC版と比べるとまったく別物ですね。最近のゲームと比べても遜色のない画質だと思います。
 それにしても,PS版のCGをPCの画面で見るのって何だか不思議な気がしちゃいますね。

 あかりから起こされるプロローグ。これは何回見ても清々しくて良いですね。もうこれだけで『To Heart』の世界に帰ってきたって感じがします。

 このPSE版とPS版とでは細かい変更点がいくつかあります。
 まず,卒業式等の帰りに4人組でゲームをする場面では実際にはゲームをやらないで,選択肢のみとなっています。わざわざゲームで時間を潰さないですむのは有り難いですね。
 また,みねこちゃんラジオ『Heart To Heat』にもチップアニメが追加されてました。
 それから,放課後の選択のチップ・アニメもPS版とは違うような気がするのですが...う〜む,これは後でPSで調べてみよう(^^;)。
 
 あれ?之が雅史とペットショップに行く場面なんてあったかな?(3/20)。う〜む,案外覚えていないもんだな(^^;)。
 そういえば,今頃気が付いたのだけれど,商店街の本屋さんの外にはマナちゃんがいるんですね(^^;)。

 とりえずはクール・ビューティー委員長こと保科智子狙いで進んでますが(何度もやっているので間違えることはないと思いますが(^^;),本日は4月の新学期が始まったところで終了です。

2003/06/30

 『委員長(保科智子)シナリオ』終了。
 これは『冷たい女の子がどんどん素直に可愛くなっていく』というギャルゲー王道スタイルの原点のひとつなのです。
 毎日のように「迷惑だ」の「うっとおしい」だの言われ続けても,委員長のあの笑顔を見たときには苦労が報われたというか,それまでの辛い思いがすべて見ずに流されてしまうんですな。これも一種のカタルシスってやつでしょうか?

 PS版でしか見ることができないのが『委員長(保科智子)私服バージョン(しかも眼鏡無しストレートヘアー)』なのですが,このときの委員長は本当にGOODで,いやもうこのCGを見ることが出来るだけでもPSE買った価値ありというもんです(^_^).。
 PS版でいちばんえちいのは間違いなくこの『委員長(保科智子)シナリオ』ですが,特に裸Yシャツはたまりませんね(^^;)。あの後二人はどうなっちゃうんでしょう....ってそりゃもちろんPC版のアレですよ(^^;)。

 そしてラストがあの伝説の麦わら帽子&白ビキニです。そういえば,このCGの後ろにはさおりん祐介(?)の姿も見えますね。

2003/07/02

 『琴音シナリオ』終了。
 『最初は暗く笑顔を見せなかった少女が主人公のおかげで笑顔を見せるようになる』。これもまたギャルゲーの王道スタイルのひとつですが,琴音ちゃんの場合はこれに『超能力少女』というオプションまで付いているのです。

 PS版はPC版と比べてかなりシナリオが変わっているのですが,個人的にはPC版の方が(色々とツッコミ所は多いかもしれませんが)好きですね。特にかにばさみが無くなってしまったのが悲しくて....(^^;)。
 といいながらも,PS版における「ジャガバター好き」イベントの際の「意地悪しないでください」の台詞は二次作品でも良く使われるネタですが,実に可愛らしくてよろしいですね。
 あと保健室での体操着姿もえちい感じでNiceですし,これまたギャルゲー王道イベントである相合い傘も当然ながら良い感じです。
 しかし,浩之の『恐怖シリーズ』はまたずいぶんと古いネタですね。これってまだ私が若かりし頃に流行ったネタのような記憶が....(^^;)

 記憶と言えば,エレベーターのイベントはすっかり忘れていました。でも,これってなんだかずいぶんと唐突な感じを受けます.....あまり意味のないイベントのような....(^^;)

 ところで,アニメ版の琴音ちゃんを見慣れたせいか,なんだかPSEの琴音ちゃんはふっくらして見えますね。PC版と比べてもなんだか健康的に見えるような....ま,これはこれで良いのですが....

2003/07/04

 『芹香シナリオ』終了。
 金持ちのお嬢様というのはゲームに限らずマンガにもしばしば出てくる典型的ヒロイン像の一つなのですが,しかしそこに『魔女』という特殊なオプションが付いたのは芹香先輩が初めてなのではないでしょうか。黒マントに黒帽子のヒロインなんて他にいないよね。

 芹香先輩の最強武器である「なでなで」。この「なでなで」が他のギャルゲーに与えた影響は多大なものがあります。「こくこく」「ふるふる」もオリジナルは芹香先輩だと思うのですが....
 PS版でも芹香先輩のヴォイスはとても少ないのだけれど,少ないだけに逆にとても効果的なんですよね。「マジです...」に萌え狂った者は数知れずと言われます。

 それにしても『目の覚める薬』といい,よくよく考えると浩之君は芹香先輩の実験動物となってませんか?薬が効いているときの(何だかアブナイ表現だな(^^;)画像効果もPS版より効いているように見えるのは画質のせいでしょうか?

 芹香先輩の水着姿が見られるのもPS版だけであり,これだけでもPS版は買う価値が有ったと芹香先輩ファンなら誰しも思ったことでしょう。
 ところで,アクア・ブルーの前に立っているのははるかかな?
 PS版独自のイベントといえば,『部室での儀式』もありますが,これって下手なアレよりもえちい感じがしますね。そういえば映画「ドアーズ」でも似たような場面がありましたっけ。

 そうそう,存在感からいえば,セバスチャンもはずすわけにはいきませんね。ヴォイスが入ったためにくどさも120%UPって感じです。
 ところで,セバスチャンネタである「奥様は魔女だったのです」ってのも古いネタだよな。芹香母はサマンサだったのか?(^^;)

 今頃気付いたんですが,芹香先輩黒猫を飼うようになってからはチップアニメでも黒猫が一緒にいるんですね。う〜む,細かいところまで凝ってますね。

 ところで,これは『芹香シナリオ』に限ったことではないのですが,ヴォイスをONにしたままスキップすると,何故かヴォイスだけが残ってしまうんですよね。これが実に鬱陶しくて....う〜む,何とかならないもんですかねぇ?(^^;)。

2003/07/11

 『葵シナリオ』終了。
 『格闘少女』という新しい分野をギャルゲーにもたらした金字塔的なシナリオです。
 このシナリオにはちゃんの他にも坂下好恵来栖川綾香という魅力的なキャラクターが登場しますが,どちらもPC版では単独のシナリオが無いにもかかわらずネット上では高い人気を得ています。To Heart SSの最高峰と言われる『俺様日記』の世界に一番近いのが,この葵シナリオの世界なのかもしれませんね。浩之も「調子が軽い」なんて言われちゃうし....(^^;)。

 4/17,好恵さん登場。PS版の好恵はPC版に比べて可愛い..というより綺麗になってますね(Cool Beautyってやつかな?)。そういえば,女の子達の中で「藤田」と呼び捨てにするのは彼女だけなんですよね。

 4/27,ストレッチの場面のCGもPSにしてはえちいですよね(^^;)。それにしても,関節技の練習台になる浩之君って,芹香先輩の時といい,.モルモット傾向にあるのかもしれませんね(^^;)。

 4/28,ちゃんが浩之の家を訪ねる場面なのですが,確かPC版だと,たまたま家に帰っていた母親が「彼女が来たよ」って冷やかしたと思うのだけれど,PS版では無いんですね。なんだかちょっぴり寂しい気がします。

 4/29,好恵の空手着でも制服でもないジャージ姿ってのもなかなか良いもので...
 当然綾香も登場するのですが,先に校門前で芹香先輩と一緒の時に出会っているといないとでは少しばかり台詞が変わってくるんですよね。ここはPC版からの改良点の一つです。
 それにしても,以前に出会っていた場合の綾香の台詞ってまさに小悪魔って感じで....いやぁこれがなかなか良いんですよ(^^;)。
 この場面における好恵綾香の会話を聞いていると,実は二人が親友であるということが良くわかりますね。しかしどうにも「俺様日記」と被っていけないや(^^;)

 5/1,ちゃんとデート。PS版だと『漢字一文字』の映画は見に行かないんですね(^^;)。

 どうも好恵綾香の印象が強くて,ついつい存在がかすみがちになってしまうちゃんではありますが(何しろカツサンドに負けたら登場すらしませんからね(^^;),改めてやってみると,健気で良い娘だなぁ...と思いますね,いや,ほんとに。

2003/07/16

 『綾香シナリオ』終了。
 PC版で削られ(:_;),PS版でようやく登場した究極の『変なお嬢様』来栖川綾香のシナリオです。

 何故か3/11の公園での出会い(覗いちゃいけないよな,浩之君(^^;)と4/11のセバスチャンからの逃避行(野球付き)のイベントはちゃんとあるのに,4/14の肘打ち&膝枕のイベントが何度やっても登場しないので苦労しました(^^;)。PS版で何度もやっているはずなんですけれどね....
 どうやら芹香シナリオもきちんと進めておかないと綾香シナリオが進まないようになっているみたいです。

 しっかし,エクストリーム・チャンピオンの肘打ちは痛そうだよな(^^;)。
 このイベントでは膝枕で下から見上げるCGが良いですね.ぇ...この構図は『』の瑠璃子シナリオでもありましたね。

 出会ってすぐに「綾香」「浩之」と呼び合う関係もこの二人だと自然だし嫌に感じません。
 そういえば,浩之が出会ってすぐに恋愛を意識するのって綾香だけなんですよね。他のシナリオだと朴念仁過ぎるくらいなんですが....(^^;)
 それにしても,4/16河原での会話の中で思わせぶりに「」のことを話し,浩之が動揺するのを見て満足そうな表情を浮かべるあたり,やっぱり綾香て小悪魔だよなぁ...でも,本心では浩之に聞いて欲しかったんでしょうね。

 そして,河原での浩之綾香の闘いが始まるわけですが,綾香セリオってのも良いコンビですね。
 この闘いではいつもセリオがついてきてレフリーをするのだけれど,ちゃんと台詞もあって,ようやくセリオにも出番が来たって感じですね。しかし,やっぱりセリオのオリジナル・シナリオも欲しかったよなぁ,いやほんとに。

 また『俺様日記』の話題になってしまいますが,あのSSにおける浩之は本編ゲームと比べてずいぶんと壊れているように思われています。しかし,綾香シナリオでの彼の行動や台詞を見ると,実はそんなに違いがないような感じがするんですよね。

 4/30エンディング。
 身体を張って綾香の心の傷を癒そうとするなんて....いかにも浩之らしい行動だな....と思ったら,実は浩之君は後になって格闘技の雑誌を見るまで綾香の本当の強さを知らなかったんですね...ちょっとというか,かなり惚けてるよね。でもまぁだからこそ無謀にも勝負を挑めたのかもしませんが....それを事前に知っていたら...いや,知っていても彼なら同じ事をやったのだと思います。
 綾香浩之って,恋愛を抜きにしてもとても良いコンビだと思いますし,実際にそういう設定で書かれているSSもよく見かけますね。
 それにしても,最後のラーメンのシーンは何度見てもいいなぁ.....いやぁ,実に青春してます!

2003/07/23

 『レミイシナリオ』終了。
 PC版とはシナリオが大幅に変更となり,PS版では後半彼女の家族が大活躍します。しかしレミイの家族って題名は忘れてしまったけれど,江口寿史が描いたマンガの中に出てくる外人家族になんだか雰囲気が似ているんだよなぁ...特に父が...(^^;)。

 レミイお得意のぶちかまし攻撃なんだけれど,上半身だけのCGってのは無いよな...あれでは廊下に転がっている意味がないじゃないですか(^^;)。

 それにしてもレミイは最初から浩之大好きモード」全開ですね。しかし,それに気が付かない浩之の朴念仁ぶりも大したものです。

 「長岡の館」(いかにも志保らしいネーミングではあるが(^^;).のおかげで浩之が迷子になったときに世話になった家の場所がわかり,そしてレミイもかつて一緒に遊んだ少年が浩之であったことに気が付くのだから,いわば志保は二人の縁結びの神になるわけですね。
 思い出の中のチビレミイの髪の毛はPC版同様相黒かったけれど,結局この件に関しては説明はなしでしたね(^^;)。

 弓道部でのイベントでは,左側の黒髪の先輩が可愛いという噂も...

 いやぁ,レミイとのボーリングのイベントなんてすっかり忘れてましたね。
 ボーリング・イベントというとつい某水泳少女を思いだしてしまいます(^^;)。

 げっ,何故か雅史エンドに...う〜む,どうしてなんだろう...と悩んでも仕方がないのでやり直し

 今度は目出度く「レミイのお宅訪問」イベントが発生しました。これもPC版にはなかったPS版独自のイベントです。
 シンディ姉さんも素敵だけれど,あやめ母さんも素敵ですね。

 そして『お別れパーティ・イベント』を経てエンディングを迎えるわけですが....
 正直に言っていいですか?
 このシナリオ,ツマラナイです。
 レミイの不人気の原因は間違いなくこのシナリオにありますね。
 キャラクター的には決して悪くないのに....不憫です(:_;)。

2003/08/10

 『志保シナリオ』終了。
 『To Heart』ヒロインの中では不人気Top3を争うといわれる志保ちゃんですが,私は嫌いではないんですよね。まぁ,確かにPC版シナリオにおける志保は何だかなぁ〜,という気もしますが,しかしPS版において描かれた「友情と恋愛の狭間」に悩む志保の姿は実に切ないものがあります。
 志保ちゃんって,一見遊んでいそうに見えても,実は恋愛に対しては奥手でしかも純情な乙女なんですよね。そして,確かにうるさいことはうるさいのだけれど(^^;),それでも付き合っていて一番楽しそうな女の子だと思うんです。少なくとも一緒にいて飽きることはないでしょう。

 PS版独自のイベントとしては『志保が駅前で歌うイベント』『志保雅史とで行う休み時間のウォーターガン・イベント』『ツールオブソーラーシステム・イベント』等がありますが,中でも『ツールオブソーラーシステム・イベント』において見られる志保の思いがなんとも切ないですね。そういえば,レストランで後ろの席に座っているのは由綺ちゃんじゃないですか?それすら気が付かないとは,志保はよっぽど舞い上がっていたんでしょうね(^^;)(^^;)絵。
 もっとも,私が一番好きなイベントはPCとも共通の,補習時における『消しゴム大戦の勃発』なんですが(^^;)。

 浩之あかり志保雅史の中学以来の仲良し4人組。この自然で安らぐ関係が壊れることを一番恐れていたのは志保とそして浩之だったのです。言い方を変えれば,この関係が将来もずっと続くわけではないということを認識していたが故に,志保浩之は自分達でこの関係を崩したくはなかったんですね。

 だからこそ,志保浩之がお互いの思いを打ち明けて付き合うようになっても,その関係は今までと変わらなかったのです。とはいえ,間違いなくあかりは二人の関係に気が付いていたでしょうし,おそらく雅史も気が付いていたんでしょうね。つまり,この時点ですでに4人の関係は変わってしまっていたのです。
 志保が高校卒業と同時に関西の大学へ行ってしまったのも,この中途半端な関係(しがらみと言っても良いかもしれません)を思い切って断ち切り,新しいスタートを切りたかったからなのではないでしょうか?

 そして4年後の再会と「あかりとの恋敵宣言」になるわけですが,しかし,4年間も離れていながら,ずっと浩之のことを思い続けていたとは...いや,ほんとに志保って純情で一途な娘なんですね。
 エンディング・テーマの「
それぞれの未来」はまさに志保のためにあるような曲です....つ〜か,実際に志保がエンディングで歌っちゃうんですけれどね。

 ところで,立ち絵とイベント時の志保って時折別人に見えるときがありませんか?というのも,イベント時の志保のCGって『White Album』の絵柄なんですよね。それも某有名プロデューサーの妹に似ているという噂も....(^^;)。個人的にはこっちの絵柄の方が好みです。

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