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リメンバー・ミー
Remember Me (My Friend)
ジャスティン・ヘイワード&ジョン・ロッジ
Justin Haywarrd & John Rodge

1975年
全米*位,全英*位
 英国の老舗バンド,ムーディ・ブルースがバンド活動を停止していた1975年に,曲作りの要であるジャスティン・ヘイワードジョン・ロッジの二人が組んでリリースしたアルバム『Blue Jays(邦題『ブルージェイ)』に収録され,『昨日の夢 (I Dreamed Last Night)』とカップリングでシングル・カットされた曲。ヒットこそしませんでしたが,この曲の冬の日溜まりのような暖かなメロディーと二人の歌声は,聴く者の心を優しく包み込み,そして溶かしてくれるのです。これは,ムーディー・ブルース・サウンドの魅力の一つである『やすらぎ』成分を純粋培養して作られた曲といっても過言ではありません。
 またジャスティン・ヘイワードが弾くギターもこの曲の魅力の一つなのです。特にテクニックが優れているというわけではないのですが,彼が弾く甘美な音色のギターには抗いがたい魅力があるんですよね。 BACK

ライス・イズ・ナイス 
Rice Is Nice
レモン・パイパーズ
Lemon Pipers

1968年
全米46位,全英41位
 レモン・パイパーズが全米No.1ヒットとなった『グリーン・タンバリン』に続いてリリースした2ndシングル。前作と比べるとヒットしませんでしたが,POPさではこちらの方が上回っていると思うんですけどね....あ,もちろん『グリーン・タンバリン』も大好きな曲のひとつですよ。この曲の魅力は何よりも哀愁を帯びつつもキャッチーなメロディーにあるのですが,バックのいかにもポール・レカらしいストリングスがまた良いんですよね。個人的にはポール・レカのストリングス・サウンドはELO(ジェフ・リン)にも影響を与えているのではないかと思っているのですが...いやあくまでも個人的にですけれどね(^^;)。
 作者はPaul Leka & Shelley Pinz,プロデュースはPaul Leka,収録アルバムは『Green Tambourine』です。 BACK

ルビー・チューズディ
Ruby Tuesday
ローリング・ストーンズ
Rolling Stones

1967年
全米1位,全英3位
 1960年代のローリング・ストーンズといえばラフでダーティーというイメージがありますが,実はポップでエレガンスな曲も作っていまして,ブライアン・ジョーンズが吹くリコーダーが印象的な『ルビー・チューズディ』はその代表ともいえる素晴らしいポップ・ナンバーです。個人的には『黒くぬれ』と並ぶ60年代ストーンズのお気に入りですね。本国イギリスでは『夜をぶっとばせ』のB面としてリリースされ両面ともにヒットしていますが,アメリカでは歌詞に問題ありということで(エド・サリヴァン・ショーで歌詞を変えて歌ったのは有名な話ですね),『ルビー・チューズディ』がA面となり,全米1位の大ヒットとなりました。日本でも『ルビー・チューズディ』の方が良くラジオで流れていたという記憶があります。
 作者はMick Jagger & Keith Richard,収録アルバムは『Through The Past,Darkly (Big Hits Vol.2)』です。