タイトル

The days which are wrapped in the scene of summer and to pass gently
An encounter with the girls repeated in the sunlight
Summer continues to where as well
She is waiting in the air

(C)2000 VisualArt's/Key

ストーリー

夏。

海に近いちっぽけな町。

一人の青年が、バスから降りた。

青年は旅の途中だった。

こんな小さな町に留まる気はなかった。

路銀を稼いだら、すぐにでももっと大きな街に移るつもりだった。

彼の道連れは、母親が遺したちっぽけな人形。

彼は手を触れずに、その人形を動かすことができた。

母親から受け継いだ、『法力』と呼ばれる力。

彼はそれを見せ物にして、これまで旅を続けてきた。

早速彼は、町の子供たちを相手に人形芸を披露する。

しかし、さっぱり受けない。

いつもとはどこか勝手が違う。

ゆったりと流れるこの町の時間に、青年は戸惑う。

青く広がる空の下で、夏は終わりなく続くとさえ思えた。

そしてこの町で、

青年はひとりの少女に出会った。


泣いたかって?ええ泣きましたとも...

 今までゲームをやって目頭が熱くなったり,涙が一筋二筋流れることはありましたが,モニターが見えなくなるくらいにボロボロ泣いたのはこれが初めてです。
 
 というわけで,「えねまのゲーム記」第1回は,今年(2000年)9月に発売された「AIR」です。

 「Air」はKeyというソフト・メーカーの第2作となる作品ですが,1999年に発売された前作の「KANON」が後に「鍵っ子」と呼ばれる熱烈なファンを生むほどに大ヒットをしたため(18禁ゲームでは1999年に一番売れた作品です),多大なる期待と,また同じくらいの不安をもって発売を待たれていました。本当は7月発売予定が,直前に9月に延期となったときには,keyファンならずとも「大丈夫なかいな?」と思ったものです。

 で,実際にやってみてどうだったかといえば....はい,冒頭のとおりです。完膚無きまでにやられました。何しろ「Air」終了後しばらくは,ゲーム中の音楽(特に「青空」)を聴いただけで涙が出そうになるという状態が続いたくらいです。

 ところで,この「Air」というゲーム,お店の「恋愛ゲーム」が並ぶコーナーに置かれてはいるんですが,実は「恋愛ゲーム」ではないんですよね。いや,確かに恋愛ゲーム的な面もあるんですが,それはあくまでもおまけ的なもので,メイン・テーマは「男女の恋愛」ではなく,「家族愛」なのです。それも,昔の「母子物の映画」のようなべたなやつですね(^^;)
 そういう意味では,大人でもあまり抵抗感なくできるゲームなのかもしれません。

 さて,ここから先はネタバレとなる部分がでてきますので,事前知識は欲しくないという方は読まれない方が良いかもしれません

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