泣いたかって?ええ泣きましたとも...
今までゲームをやって目頭が熱くなったり,涙が一筋二筋流れることはありましたが,モニターが見えなくなるくらいにボロボロ泣いたのはこれが初めてです。
というわけで,「えねまのゲーム記」第1回は,今年(2000年)9月に発売された「AIR」です。「Air」はKeyというソフト・メーカーの第2作となる作品ですが,1999年に発売された前作の「KANON」が後に「鍵っ子」と呼ばれる熱烈なファンを生むほどに大ヒットをしたため(18禁ゲームでは1999年に一番売れた作品です),多大なる期待と,また同じくらいの不安をもって発売を待たれていました。本当は7月発売予定が,直前に9月に延期となったときには,keyファンならずとも「大丈夫なかいな?」と思ったものです。
で,実際にやってみてどうだったかといえば....はい,冒頭のとおりです。完膚無きまでにやられました。何しろ「Air」終了後しばらくは,ゲーム中の音楽(特に「青空」)を聴いただけで涙が出そうになるという状態が続いたくらいです。
ところで,この「Air」というゲーム,お店の「恋愛ゲーム」が並ぶコーナーに置かれてはいるんですが,実は「恋愛ゲーム」ではないんですよね。いや,確かに恋愛ゲーム的な面もあるんですが,それはあくまでもおまけ的なもので,メイン・テーマは「男女の恋愛」ではなく,「家族愛」なのです。それも,昔の「母子物の映画」のようなべたなやつですね(^^;)
そういう意味では,大人でもあまり抵抗感なくできるゲームなのかもしれません。さて,ここから先はネタバレとなる部分がでてきますので,事前知識は欲しくないという方は読まれない方が良いかもしれません。
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