『こちらの世界』に戻った武に「面接で気に入れば役割を与える」と言う夕呼先生。
武の目の前に現れた00ユニットは純夏の姿をしていた。
「BETAを殺す」と繰り返す00ユニットだが,突然頭を抱えて苦しみだし,倒れてしまう。
それを見て,「やっぱり...特別ということかしら?」と武に面接の合格を告げる夕呼先生。
武に与えられた新たな仕事は00ユニットのデバッグと調整作業(調律)。
夕呼先生曰く「武は1週間特殊任務に就いていたことになっている」ということだが,つまり夕呼先生は武が戻ってくることを知っていたということなのだろうか?
部屋に戻る途中の武を見つけるなり,
「今のは,....皆に黙って行った分だ」
「今のは....皆を心配させた分だ」
「最後は...無事に戻ってきてくれた...礼だ」と涙を浮かべながら武を殴る冥夜。
う〜む,漢らしいなぁ...
12/18
「貴様のようなスタープレイヤーは歓迎だ。便利にこきつかってやるから覚悟しておけ!」とおっしゃる伊隅大尉殿。
中隊には遙(「こう見えても恐ろしい女」と紹介される(^^;)と茜の涼宮姉妹と水月の『君望組』もいる。孝之君は....この世界にもいるんでしょうか?
柏木晴子って...ああ,そういえばいたような気も...(^^;)。
イスミ・ヴァルキリーズが部隊のニックネーム。その中にあって武はただ独りの男性。
それにしても,「今後,ちょっとでもなよなよしていたら,即,ぶっとばすわよ」って,いかにも水月らしい台詞だよなぁ....。この世界の涼宮姉妹と水月はとても仲が良くて....これが本来あるべき姿なんでしょうね。ということは,この世界には孝之君はいない...もしくはもう死んじゃったってことなんでしょうか?
う〜む,この世界の遙もクルマに轢かれるという事故にあっていたんですね。
PXで武を待っていた元207の少女達と神宮司軍曹が亡くなった場所にお参りに行く。
「これでようやく普段通りに戻った」と話す冥夜。
生体反応0,生命的根拠0,だから00ユニットと呼ばれる。
00ユニットは非炭素系疑似生命体であり,BETAに生命体と認識され,コミュニケーションを取り得る唯一の存在。
00ユニットが『鑑純夏』の姿をしているのは彼女を素材としたから。
霞の部屋にあった脳が純夏であり,霞はその唯一の話し相手だった。
BETAの捕虜となっていた脳と脊髄の中で唯一生きていたのが純夏。
しかし,00ユニットに情報を移したために脳として生きていた『鑑純夏』は死んでしまった。
00ユニットとなった純夏を護り続けるのがたったひとつの償いであると思う武。
A-01部隊は元々00ユニットの素体候補者を養成するために編成された。
つまり,A-01部隊は純夏のスペアでもあり,『鑑純夏』が完全稼働すれば,これ以上の犠牲者を出さなくて済む。と話す夕呼先生。
12/19
「戻ってきてくれて...ありがと...」と言う霞。
無反応の純夏に話し続ける武。
頭を抱えて苦しみ,「タケルちゃんをとらないでよォォォ!」と叫ぶ純夏。
それでも進歩したと言う夕呼先生。
12/20
純夏にクリスマス・プレゼントをあげようと思う武に
「あげたいものをあげるのが良い」と言う霞。
午前は伊隅大尉の座学。今日は戦術機について。
戦術機にはS-11という自爆用の爆弾を搭載している。
G弾は健康的な土地を半永久的な重力異常地帯に変えてしまう。
G弾を使わせないこともオルタネイティヴ4の目的のひとつ。
「あの時の私は...そなたの支えになるのであればどうなろうと構わない...心からそう思っていたのだ」と話しながらも,「話の途中で堂々と物思いに耽るとは...やはりそなたにとって私は,興味の対象ではないようだな」と拗ねる冥夜。
純夏のことについて事情は知らずとも励ましてくれる冥夜は,本当に良い娘です。
それにしても,彼女がまだ時間があるのにPXを後にした理由がわからないとは...さすがはゲーム主人公らしい朴念仁ぶりですねぇ(^^;)。
ハイヴ突入を想定したシュミレーション実習の開始。
目的のひとつは各自の癖や傾向を把握すること。
突撃前衛は水月,武,冥夜,彩峰。
夕呼先生に純夏へのプレゼント用のウサギのキーホルダーの手配を頼むが,自分で作りなさいと言われ,ウサギのキーホルダー作りを始める武。
12/21
新しい戦術機『不知火』が届く。
今日は市街地での模擬戦闘訓練。
何故か大喜びの水月。彼女は武との対決を心待ちにしていたらしい。
A隊は水月,宗像,美琴,武,彩峰,冥夜,遥
B隊は伊隅,風間,茜,柏木,たま,千鶴,ピアティフ
作戦会議で水月から斥候(囮役)を命じられる武。
撃墜されたら食事2回抜き...それだけでなく風間をしとめろ,できなければ食事3回抜きとエスカレートするあたりは,さすが水月さん(^^;)。
茜と柏木は撃墜するが,風間は撃墜できず,結局は食事抜きの武君。
夜,武は純夏を思い出深い校舎裏の丘に連れていく。
「オレのジャケット羽織ってろよ」という武に
「いいよ,タケルちゃんが寒いから」と答える純夏。
武から手作りの木彫りのウサギを手渡され,
「くっつけばあったかいよ」と言ってそばに寄る純夏。
「うしろからだっこして,そうすればもっとあったかいよ」
しかし,そのあとで
「タケルちゃん,あったかくなくなっちゃった」
「だから復讐するんだ」と元に戻ってしまう。
武を認識したかと思うとまた元に戻ったりと混乱する純夏。
12/22
午前のシュミレーター演習の後,茜に絡まれる。
昼,純夏を屋上に連れていく。
「一緒にいたいからここでいいよ」等普通に会話する純夏。
食事のとき「はい,あ〜ん」と言う純夏に驚く武。
純夏は霞や武の思い出やビジョンをリーディングして自分の記憶としているらしい。
00ユニットの運用評価試験は佐渡島で行われると話す夕呼先生。
試験といっても,実際は国連軍と帝国軍共同で行われる本物の戦闘。
00ユニットの調律が上手くいっているのはウサギ作戦の成果だと言う夕呼先生。
純夏の変化には武が『因果導体』であることが大きく関係しており,『あっちの世界』の純夏の記憶が『この世界』の純夏に流れ込んでいるらしい。
そして,榊や御剣にも記憶の流入は発生してるらしい。
といっても,今のところはそういう兆候は見られないんですけれどね。
|