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        --秋-- 
       「あの神社の謎が解けなかったとしたら,多分,私は二度と戒田君と会うことはない」という文乃。 
       「それは私が死ぬ時」とは物騒なことを...(^^;) 
       絵馬のことを調べに穂村神社へ行くと,連日の嫌がらせに疲れ切っている様子の悠夏の姿が。 
       雨音も正士のことを「石田君」と呼んだり言動がおかしくなってるし... 
       ううう,すまないねぇ,このシナリオでは二人には何もしてやれないんだよ(:_;)。 
       父宗介の原稿を元に二人であの神社の謎を調べる日々が続く。 
       斉臥がまだ文乃の母のことを好きなのだと言い切る文乃は,とっておきの切り札として斉臥のシュールレアリズム・デビュー作「もだえる女」を隠し持っています。 
       堂島は斉臥の才能を高く買っており,斉臥の絵は堂島の営む美術商でなければ買えないようになっています。...なるほど,堂島と斉臥の関係はここにあったんですね。 
       堂島の家に行く文乃と正士。そこにはあられもない姿の英里子先生が。 
       堂島の命令に従って先生のあそこを舐めてしまう正士君。そりゃぁ断る方が無理ってもんです(^^;)。 
       その堂島を「もだえる女」をネタに手玉にとってしまう文乃ちゃんは凄い女の子です。 
       でも,そんな文乃も小さい頃から家族と育っていないためか,人との付き合い方が良くわからないんですよね。 
       穂村神社の火災。悠夏は大けがをした父親とともに町の病院に行ってしまいます。 
       「炎の巫女はいなくなった」の『炎の巫女』とは悠夏のことなんですね。そして,これは山の神の獣を抑える存在がいなくなったということなのです。 
       文乃は「もだえる女」を描いたときに何が起こったのかを教えてくれれば,その再現ができると斉臥に言う。 
       斉臥の話によれば,「洞窟の墓地は生け贄を捧げる場所」であり,「井戸は生け贄になってひからびた死体を捨てる場所」であるということです。 
       それにしても,斉臥の「お前はこの村にいながらこの村の存在ではない」という正士に対する言葉はいったいどういう意味なんでしょう? 
       そして,文乃が実は斉臥の子供ではないということも明らかになります。というのも,斉臥の妻はその年に流産しているんですよね。 
       自分をつかまえていて欲しいと願う文乃。 
       そして文乃の部屋で初H。しかも最初からバックとは....(^^;) 
       しかし,「あなた以外は嫌」「この痛みだけは幸せと思える」だなんて可愛いじゃありませんか。 
       事を終えた後,精液を小瓶に詰めた文乃は「さよなら」と言って部屋を飛び出してしまいます。 
       --冬-- 
       あの日を最後に文乃の姿は消えたまま冬を迎えます。 
       月食の夜,ヤマノカミの神社に向かう正士は途中,井戸の中で見たのと同じ血まみれの雨音の姿を見ますが,すぐに姿を見失ってしまいます。 
       神社に着くとすでに儀式の真っ最中。祭壇の上には明日菜の姿が。 
       文乃が自分に近づいたのは儀式に必要な破瓜の血の混ざった精液が必要だったからなのか?と思ってしまう正士君。それはちょっとヘタレ過ぎと違いますか?(^^;) 
       オドの降臨。そして墓守の登場。 
       もちろん当然のこととして堂島は喰われてしまいます。 
       明日菜に乗り移った文乃の母清美は「自分は文乃に殺されたのだ」と言います。 
       あのとき踊り子が宿った生け贄が文乃であり,そして文乃は芳野夫妻が生け贄のためにさらってきた子供で,それを斉臥夫婦が横取りをしたものらしい。 
       儀式が不完全だったために清美は元の世界に戻ってしまいます。 
       文乃は斉臥をナイフで刺し,逃げる斉臥を追って外に飛び出します。 
       その後を追う正士は井戸の近くで文乃を見つけるが,なんと彼女の腹部にはナイフが刺さっているじゃないですか。 
       井戸の中に二人(文乃と斉臥)を引き込もうとする溺死体の清美。いや〜ホラーです(^^;)。 
       井戸の中の黒い水(ただの水ではなく真っ黒な小さな生き物でできていた)の流れに巻き込まれ正士と文乃の二人は意識を失ってしまいます。 
       そして気が付くとあの神社の中に。 
       ところが,そこには祭壇の後はなく,腹にナイフが刺さったはずの文乃に傷はなく,そして何故か明日菜は裸でした(服が臭いので脱いだら黒い水に流されてしまったそうな(^^;))。 
       山を降りると,不思議なことに3日も過ぎていました。 
       あの日以来母親のようにかいがいしく正士の面倒をみる文乃。 
       「どうして自分によくしてくれるのか」という正士の質問に対して 
       「好きだからよ」と即答する文乃ちゃん。 
       「私を助けたのが運の尽きよ。大人しく(私と)幸せになりなさい。」 
       う〜む,こんな命令されてみたかったですねぇ...(^^;)。 
       安曇学園最後の日,全員が集合したところに学園閉鎖撤回の知らせが届いてハッピー・エンド。 
       そういえば,最終日に全員が揃うのって,このシナリオだけなんですよね。 
       --エピローグ-- 
       夜中地震で眼を覚ました正士が窓を開けて外を見ると,山の方に巨人の姿が...あれがヤマノカミの姿なんでしょうか? 
       翌朝,堂島邸が何かに踏みつぶされたように潰れていました。 
       そして,そこにそろった6人で町へ遊びに行くことになるのですが....いや〜,文乃ちゃんもずいぶんと積極的になりましたね。 
       周りが皆ライバルであることにためいきをつく悠夏ちゃん(^^;)....というところでこの物語は終わりを迎えます。
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