このはちゃれんじ!日記

ヒロインは,マッド名錬金術師に創られた
ホムンクルス(人造人間)
彼女のカラダは,エッチなエネルギーで動いています。
そのため,普段は明るくて元気な彼女だが,
エッチな気持ちが我慢できないコトが!
日々のオナニーでその気持ちを解消する彼女。
ところが,耐性ができてどんどんエッチになってゆくカラダ。
さて,そんな難儀な運命を背負いながら,彼女は
まっとうな学園生活を送ることが出来るのでしょうか?

パッケージ裏解説より

 『このはちゃれんじ!』は2001年にrougeから発売された『自分調教型ハイテンション系ラブコメ』ゲーム(18禁)です(形式としてはSLG+ADV)。シナリオを『Lien〜終わらない君の唄〜』の荒川工氏が担当しているということもあって発売前から注目していたのですが,発売当初にサボって購入しなかったら,それ以後なかなかお目にかかることができず(山形に旅行へ行った際に見つけたことがあったのですが,旅の途中に18禁ゲームを買うってのもちょっとあれですからねぇ(^^;),結局発売から約1年経ってようやく購入することができたというわけです。
 これはそのリアルタイムなゲーム記であり,当然ながらネタばれ全開ですので,これからやってみようとする方はそのつもりで読んでくださいね(^^;)。
11月26日

 我が家の新恋愛ゲーム専用機,Sony Vaio PCV-J12にインストールする。必要とする容量はフル・インストールで700MBですから,最近のゲームとしては平均的なものでしょう。インストールは何の問題もなく終了しました。

 さて,ゲームの開始です。
 のっけから「景気づけ着替えソング『酒と涙と着替えと女』」ですか?
 いやぁ,スタートからフルスロットですね(^^;)。

 あっけんからんと貴英から自分がホムンクルス(人造人間)であることを知らされショックを受けるこのは。だからといって年頃の娘が(あ,ホムンクルスか(^^;)「ふにゃ○んやろう」は言ってはいけないと思うぞ(^^;)
 しかし,
貴英(うう〜,どうしても孝之って書きそうになってしまう(^^;)が妹であるこのはのホムンクルスを創ったのは本物のこのはが6年前に事故に遭ったからだとは....ううむ,なんだか事故絡みのゲームが続いてしまったなぁ....(^^;)。
 で,
このはが通うことになる高校が...青稜学園...........え?(白稜と関係あるのだろうか?(^^;)

 そしてオープニング・テーマ。
 いや〜,このオープニングはとても凝ってますね。やや画面が騒がしい気もしないではないですが,しかしながら,ゲームの雰囲気にはこれが合っているのかもしれません。曲もPOPな感じでなかなかGoodです。

 幼なじみの従兄弟でお嬢様日御子菜苗登場。たかび〜な感じがいかにもお嬢様ですね。じ..女帝?(^^;)
 しかもこのはがホムンクルスであることも知ってるし...

 それにしても,担任がやる気0ってのは『Lien』からの伝統なんでしょうか?(^^;)
 クラスメイトのノリもまた『
Lien』に近いものがありますね。

 続いて『巨乳眼鏡っ娘』というその筋の人達(どんな筋だ?)にとってはたまらない道法寺苑生さん登場。彼女もこのはと同じ転校生にしてホムンクルスなのだけれど,ずいぶんと対照的な二人ですね(^^;)。
 それにしても「ご主人さま」って....あらぬ想像が....(^^;)。

 ツィンテールのロリ系少女鶴来千尋登場(なんか『痕』な名前ですよね(^^;)。そんな胸と背中を間違えたら失礼ってもんでしょうが....これは微乳の生んだ悲劇ですね(:_;)。

 道法寺(これもつい大空寺って書きそうになっちゃうな(^^;)の謎を追うために尾行をするこのは菜苗。しかし,何故に幼稚園児ルック?...しかも違和感ないし(^^;)。

 道法寺苑生の『ご主人様』こと道法寺織人は,やっぱり変な人でした(ルックスは一昔前の少女マンガに出てきそうな人なんですけれどね)。さすがは貴英の元仲間です(^^;)。しかも道法寺苑生さんメイド服にネコミミだし(^^;)(^^;)。

 それにしても,『自己育成モード』ってのが良くわかりません。このパラメーターが何にどう作用するのか,今現在はまったく不明です。

 古今亭志ん生の名前が出てくるとは,し渋いなぁ...って,若い人はきっと知らないぞ(^^;)。

 な,なんとツィンテールのロリ系少女だと思った鶴来千尋ちゃんは男の子でした。こいつぁこのはでなくても吃驚!

 ってところで今日はお終いです。さすがにギャグのキレは素晴らしく,ここまで何回大笑いさせられたことやら....

11月27日

 さて,再開です。

 猫とおしゃべりをする苑生さん(犬さんとお話ししてたらマ*チだな(^^;)。しかし,猫の名前が猫八ってぇのは....思わず声帯模写をしちゃいそうですね(^^;)。

 誰にでも分け隔てなく変態である貴英さん....う〜む,これって実は凄いことなのかもしれない(^^;)。

 貴英と街へ出たこのは貴英とはぐれて迷子になってしまう....しかし,高校生になって迷子とは....(^^;)。そこで悪人3人組に襲われてしまうこのは。そしてその現場に何故か現れたのがツィンテールのロリ系男子の鶴来千尋君。しっかし,物凄い天然ぶりですね(^^;)。なのに一撃で悪人3人組をのしてしまうという強さ....ますますもって謎の少年です。
 そして鶴来千尋少年に羽を見られてしまうこのは

 7月9日にこのはが学校で歌っている歌は....い,いいのだろうか?モロに元歌がわかってしまうですけれど....自分自身で『パクリ女王ソング』なんて言ってるし(^^;)。しかし,女の子が(いくらホムンクルスとはいえ)「ふぁっきゅー」なんて歌っちゃいけませんことよ。

 苑生さんの唯一料理できる食材がカル○ンだったとは...ん?これって食材っていうのか?おりりんから調理が禁じられている理由がようやくわかりました。

 体育用具倉庫で千尋少年を襲ってしまうこのは....ううむ倒錯的な世界がここに(^^;)。

 学校帰りにこのは千尋少年にソフトクリームを奢ってあげる。帰りぎわに千尋少年から頬にキスをされてドギマギするこのは.....先日襲ったばかりだというのになんか純情ですね(^^;)。

 菜苗にますます弄りたおされるおりりん。このゲーム中一番の弄られキャラ確定です。

 「鼻血ヴー」とはまた懐かしい表現が....う〜む今時の若い衆はこれの元ネタがわかるのでしょうか?(^^;)

 ちーたん(千尋少年)とのお弁当イベント。もちろん菜苗も一緒です。

 夏休みに入ると誰かのルートに入ったのでしょうか,自己育成モードがなくなりました。
 ロボット貴英軍団に襲われるこのは....だからといって乙女が「ち*かすやろう〜」なんて言ってはいけないぞ(ウィンクをしながら)。

 え?これでお終い?お終いですか?
 はぁ,これもひとつのバッド・エンドなんでしょうかね.....いや,この状況はちっともバッドじゃないんだけれど(^^;)。

11月28日

 え〜,ずるして攻略をちょっぴり手本に『乙丸貴英&このは&日御子菜苗』攻略

 おにいちゃん(貴英)をおかずにしたことに罪悪感と羞恥心を感じるこのは

 6/24には早くもこのはの迷子イベントが発生。
 「裸のブリジッド・バルドーとソフィア・ローレンが抱き合ってる」というのもなかなか濃いネタですね。
 今回このはを助けたのは貴英でした。もっともこのはが襲われかけた様子をしっかりとビデオに録っていたとは,さすがに貴英にいさんです(^^;)。

 このはは夢の中でホムンクルスではないもう一人の自分(このは’)と出会う。

 たっきーこと貴英が何故菜苗を苦手とするのか,その理由が判明....まさかちびっこ菜苗ちゃんにあんなことやそんなことをされちゃったなんてねぇ...,(^^;)。

 貴英の薬のために菜苗ちゃんが幼児退行してしまうというイベントが発生。ななたん....か,可愛いじゃないか(^^;)。
 結局このはの家に泊まりにくるななたん。精神年齢は約10歳らしいですね。
 あ〜,このはくん,いくらカラダは大人とはいえ,そんな精神年齢であるななたんにあんなことしてはいけないと思うのだが....(^^;)

 「胸いっぱいのカレーを!Whole Lotta Curry!」...おお,またしても古のロック・ネタが....

 貴英にキスをした後に幼児退行から復活する菜苗。その後,当然のごとくおっとろしい攻撃が貴英を襲うのであった(^^;)。

 またしても夢の中で「このは’」と出会い会話を楽しむ。
 
 貴英の口から好きな人がいるという言葉を聞いて内心おだやかでないこのは
 菜苗に聞いてみると「貧乏人には興味がない」と貴英への恋心をけんもほろろに否定する....本当かい?
 
 そんなこのはの様子に業をにやした菜苗は,このは貴英へ自分の正直な気持ちを伝えるように叱咤激励する。
 菜苗の「まいったか」という言葉に対するこのはの「まいるすでいびすーーーーっ!」という切り返しには大笑いです。やっぱり荒川氏は音楽ネタが好きだなぁ...
 このことがきっかけでケンカをしてしまうこのは菜苗....しっかし,まるっきりこどものケンカだね(^^;)。

 菜苗の言葉から自分の本当の気持ちに気が付いたこのは菜苗と仲直りをして,その日の内にT作戦を実施....しかし見事に玉砕(^^;)。

 夢の中で「このは’」と出会う。「このは’」は前回と比べ身長も胸囲も成長している様子。どうやら彼女は3年後の「このは」の姿らしい

 夜,Y作戦の実施....要は「夜這い=Y」ってことね(^^;)。が,変わり身の術を使われてまたしても玉砕。

 続いて菜苗の指示により0作戦実施。もちろん「O=お風呂」ですが,これまたあえなく玉砕。

 夢の中で「このは’」と出会う。彼女はまたさらに成長した様子。彼女は6年後の「このは」らしい。そして時間が止まってしまっている....ということは....
 このあたりのギャグからシリアスへの転換は相変わらず上手いですね

 ミミたんに導かれ病院へ行くと,そこには予想通り6年間眠り続ける本物のこのはこのは’)の姿が...貴英のせいで彼女は眠り続けることになり,だからこそ貴英はホムンクルスのこのはを創ったというわけなんですね。そしてぬいぐるみロボットのミミたんの正体も明らかになります。

 このはは夢の中で「このは’」から貴英へのメッセージを受け取り(この別れのシーンがなんとも切ないです),そしてそれを貴英に伝えたところでゲーム終了(もちろん,その前にこのは貴英は目出度く結ばれるのですが....)。

 エピローグ....そうかぁ,結局「このは’」はあのまま目覚めなかったんですね(:_;)。なんだかちょっと寂しい気がします。ふ〜む,ホムンクルスも成長するんですね。数年後のこのはは成長した「このは’」にそっくりでした。

11月30日

 『道法寺 苑生』攻略終了。

 このシナリオは苑生さんとおりりんこと織人のおまぬけで不器用な愛の物語であり,このはは狂言回し的な役割を演じていました。

 同じホムンクルスでありながら,感情表現の豊かな(豊かすぎる(^^;)このはと比べて感情表現の乏しかった苑生さんが,このは達と学園生活を送るにつれて徐々に感情表現を覚えていく様は,まぁよくある話といわれればそれまでですが,やはり良いですね。

 えと,今最後の方をやり直してみたんですけれど....う〜む,これってストレートなハッピー・エンドじゃないんですね。
 ホムンクルスの命は限りあるものであり,そしてそれはどうやら人間よりも短いらしい(いや具体的にそう記載があったわけではないけれど,織人貴英の言葉からそのように推測できます)。
 ということは,苑生さんの風邪は単なる風邪ではなく,残された命がすでに短くなってきたことを表す症状なのではないでしょうか。そう考えれば,このはから苑生さんが風邪をひいていると聞かされたときに,何故貴英が複雑な表情を浮かべたのか,その理由が良くわかります。
 当然,織人苑生さんもそれは知っていて,だからこそラストの二人はあんなにも静かで透明な佇まいを見せていたんですね。

 また,エピローグでは,冒頭から「今日は久しぶりに身体の調子が良い」というようなこのはの台詞があり,このはの身体に何かが起こっている様子をうかがわせます。
 そして,織人からの手紙にはこのは達が名付け親となった猫の『苑生』の近況は出てきますが,ホムンクルスの苑生さんの近況は出てきません。それに,織人にとって愛する存在である苑生さんがいるのに,猫にまで『苑生』という名前を付けるのは不自然ですよね。
 ということは,このエピローグの時点では,すでに苑生さんはこの世に存在しないということになります。
 また,猫の『苑生』が,あの苑生さんが拾ってきた猫だとすると,長い間名無しなわけがなく....とすると,エンディングからあまり時間を経ない内に苑生さんがこの世から姿を消してしまった....と考えた方が妥当でしょうね。もしかしたら,楽しみにしていた旅行に行く前に姿を消してしまったのでしょうか....いやいや,せめて旅行に行った後であって欲しいですよ(:_;)。

 それだけでなく,おそらくこのはがこの世に存在できるのもあとわずかなのかもしれません。そう考えると....うわぁ〜,なんて切なくて哀しいストーリーなんだ,これは!

 いやぁ〜,やり直して良かったです。正直言って,最初にやったときは単なる薄味のハッピーエンドとしか感じなかったんですよね(^^;)。とんでもない,これほど「面白うてやがて哀しき」シナリオは滅多にありませんよ。ただ伏線がさりげなくはられているので,私のようにそれに気が付かない大雑把なゲーマーも案外いるのではないでしょうか?(^^;)。

 と・も・か・く・『道法寺 苑生』はお薦めです!

 ところで,ゲーム中,苑生さんがこのはの家に猫を持ってきたときのこのはの驚きの言葉「猫が突然段ボール!」ですが,これって1970年代後半から1980年代にかけて活躍した日本のニュー・ウェイヴ・バンド「突然段ボール」を念頭に置いたギャグに間違いないでしょう。いかにも荒川氏らしいディープなネタですね(^^;)。

12月2日

 『鶴来千尋』終了。
 ツィン・テールの可愛い女の子だと思った千尋ちゃんは,実は男の子の千尋君であり(といっても,菜苗姉御からは「ち〜たん」とまるで中華総菜みたいに呼ばれてましたが(^^;),姉の死を哀しむ母親のために女の子のような格好をしていたのです。
 といっても,千尋君は見かけによらず格闘技に長けており,このはを襲った悪者3人組を一撃のもとに倒す力ももっています。
 そんな千尋君ですが,何故かこのはのことが気に入ってしまい,懐いてしまいます。
 そして始まるまるで小学生か中学生のような可愛い恋愛模様....こりゃぁ,菜苗姉御でなくてもツッコミを入れたくなるもんです。といっても,いくらオルゴンのせいとはいえ,このはは出会って間もないうちに千尋君を襲っちゃってるんですよね。つまり,二人にとっては順番の違う恋愛でもあるわけです。

 結局このまま波瀾万丈もなくシナリオは終了するのですが(千尋君が髪の毛を切るというイベントはあるけれど(^^;),これはこれで良いのかもしれません。

 エピローグの千尋君はずいぶんと男っぽくなってますね。話し方まで変わっています。とはいえ,身長はまだこのはより小さいようですが....。
 しかし,ホムンクルスと人間の恋愛は果たしてこのまま続くのでしょうか....貴英からホムンクルスであるこのはのことを聞いている千尋君は,この先待ち受けているであろう悲しみを覚悟の上でこのはと付き合っている....そんな気がしてなりません。

 というわけで,『このはちゃれんじ!』終了!
 といっても,まだ取り残しているCGは沢山あるんですよねぇ....う〜む,それは時間があるときにぼちぼちと集めてみることにしましょう(^^;)。

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