リトバス日記2

9月9日

 『三枝葉留佳シナリオ終了

 これまでのシナリオの中で,基本的に誰とでもすぐに仲良くなってしまう葉留佳が,何故か風紀委員長の二木佳奈多だけには明確な敵意を現し,また一方の二木佳奈多も,基本的には堅物で融通が利かない風紀委員長であっても,葉留佳に対して人一倍辛く接しているのが気になっていたのですが,このシナリオでその理由が明らかになりました。
 これは所謂近親憎悪ってやつだったんですね。
 いや,違うな。だって二人とも内心では相手を憎んではいなかったのだから。

 異父双生児である葉留佳佳奈多は,そのどちらかの父親が三枝家の名に泥を塗った犯罪者の血を引く者ということで,幼い頃から比べられて育ったのですが,結果的にに成績の良い佳奈多の方ではなく,成績の劣る葉留佳が犯罪者の娘ということになり,葉留佳は学校にも行かせてもらえず,三枝家で迫害の日々を送ることになります。
 それ故,
葉留佳は同じ学校でしかも同じクラスになってしまった佳奈多に対して「私のせいで三枝の家が悪く言われるから,自分をいじめたいだけ」と思いこみ,「優等生ぶった,かっちり固まった真面目なあいつを貶めたかった」ために,「あいつが苛つくようなこと」ばかりしてきたのです。

 しかし,その佳奈多もまた,二木の家で葉留佳と同じ様な境遇にあっていたのです。しかし,革のベルトで打ち据えるのが得意...ってどんな変態親父達だ(^^;)。
 それに加えて,
葉留佳と同じ高校に通うにあたって,一族からは「葉留佳を意識するな。葉留佳という人間を見下せ。葉留佳に優しくなんかするな」「そうするのが嫌なら,おまえが葉留佳になれ」さらには「それもだめならどちらかを間引く」と言われていたのです。つまり,佳奈多葉留佳を守るために,あえて葉留佳に辛く当たっていたのですね。
 だから,
理樹から「ひとでなし」と言われたときには,「うん。しってる」「わたしはひとでなしだから...なんでもする」と答え,「嘘をつくな」と言われたときには,「嘘を付くなといわれても無理よ」「ずっと私はウソツキだったから。物心がついたときからね」と答えていたんですね。彼女の真の気持ちを知った後に改めてこの言葉を見ると,胸が痛みます。
 また,「あんたがいなければ,私,こんなじゃなかったのに」と感情をぶつける
葉留佳に対する「自分だけが不幸だと思っているあなたには反吐が出るわ」「良かったわね,哀れんでくれるひとがいて」「慰めてくれる人がいて」「構ってくれる人がいて」という答えも佳奈多の心の叫びだったのでしょう。だって,佳奈多には理樹のような,自分を慰めたり構ってくれたりする人は一人もいなかったのですから。
 もしかしたら,
佳奈多理樹のような人間がそばにいてくれる葉留佳が羨ましかったのかもしれません。佳奈多葉留佳に変装して理樹にシフォンケーキを作ったのも,ただ単に葉留佳理樹を引き離す作戦の一つであるだけではなく,好きな人と一緒にいる葉留佳の気持ちを味わってみたかったのかもしれませんね。
 いやぁ,
二木佳奈多って良い娘ですよねぇ!

 あれ?何故かヒロインである葉留佳よりも佳奈多のことばかり書いているような...いかんなぁ,どうしてもついつい好みに走ってしまうんですよね...(^^;)。ええ,そうなんです。私は葉留佳よりも佳奈多の方がキャラ的に好きなんです。

 いや,このシナリオが楽しめなかったというわけではありません。十分に楽しませていただきました。ただ,私にとって,葉留佳はヒロインよりもサブキャラの方が楽しめるキャラなんですよね。

 ところで,このシナリオは『棗鈴シナリオ』の後にやったわけですが,それ以前のとではキャラが変わっていますね。このシナリオのは『棗鈴シナリオ』の試練を終えたのようで,ずいぶんと対人面でも積極的になってるし,精神的にも強くなっているようです。
 

9月15日

 『神北小毬シナリオ』終了。

 ジャケット上ではと並ぶメイン・ヒロインであるだけに,今までのシナリオの中では一番Keyらしい泣かせるシナリオでしたね。

 他のシナリオにおいては,のほほんとしながらもマイペースでお菓子好きという,所謂『癒し系』なキャラでの彼女ですが,本人自身のシナリオでも前半は,コピー機に挟まれてじたばたしたり,水槽の魚をぼ〜っと眺めたり,ゆる〜いドジっ娘ぶりを十分に見せてくれます。しかしその半面,小毬には常に物事を前向きに考えるという強さも持ち合わせているのです。そ〜いえば,あの来ヶ谷さんを「ゆいちゃん」とちゃんづけで呼ぶことができるのも彼女だけなんですよね(^^;)
 それだけに,後半突如壊れてしまう彼女の姿は,普段とのギャップが大きいだけに衝撃的なものがありました。

 小毬がシナリオ序盤に理樹に話した「忘れたくないことや,忘れちゃいけないものまで忘れちゃうって,きっとそれはすごく悲しいことなんだよ」という言葉は,誰でもない自分自身のことだったんですね。
 小毬が夢の中だけで見るという「いないはずのお兄さん」。それこそが『忘れてはいけないのに忘れてしまった』ことだったのです。
 何故,小毬が兄のことを忘れてしまったのか,そして何故家族は小毬にそのことを隠していたのか,それは彼女が仔猫の死骸を見た後に見せた精神崩壊をきっかけとして明らかになります。
 彼女が大切にしていた手作りの絵本は亡き兄拓也が作った物。
 「これは全部夢なんだ」「だから,起きたら忘れていい。悲しくならなくていい」という拓也の最後の言葉によって拓也の存在もその死も忘れてしまった小毬
 しかし,それを思い出してしまった小毬は,笑顔を失ってしまっただけでなく,拓也理樹の区別がつかなくなり,理樹のことを「おにいちゃん」と呼んでしまうようになってしまいます。

 兄への想いとそれが生み出す幻想から小毬を解き放ち,その悲しみを受け止める決意をする理樹
 そんな理樹に「小毬ちゃんはなかよしなんだ」「でもあたしにはどうしていいかわからない」「だから,ぜったい,なんとかしてあげてくれ」と後押しをする
 あの他人を寄せ付けなかったの口からこんな台詞が出てくるなんて...いや,このシーンが一番うるっときちゃいましたね。

 理樹が始めたのは,幸せな結末を迎える「マッチ売りの少女」の絵本作り。
 絵本を作り終えた理樹は,屋上で小毬に「拓也さんは,もうどこにもいないんだ」と告げ,自分が描いた絵本を見せ,そして「お兄さんはもう,いなくても,僕はここにいるよ」「悲しみは僕が受け止めてあげる」「だから......笑ってよ」と泣きながら小毬を抱きしめます。
 そんな理樹に「ごめんね」「私,理樹君泣かせちゃったね」「私がいつまでも泣いていたら,おにいちゃんだって悲しいんだね」「理樹君が笑ってくれるなら,きっと大丈夫だね」「これからステキなこといっぱい探そう」と笑顔で答える小毬
 これは今までのシナリオの中で一番ハッピーエンドらしいハッピーエンドかもしれません。

 これは余談ですが,小毬ちゃんって,『パンチラ』『パンモロ』『へそ出し』等,なにげにエロ担当なんですよね。とはいえ,理樹とはキスの1回もしてないのですが....
 そういえば,『リトバス』で一番キスと肌の露出が多かったのは一番そうとは見えないクド公だったし,もしかしたらKeyはこのあたりのギャップも計算の内mなんでしょうか?

 ところで,このシナリオでは『人形劇』(練習)のイベントが新たに発生しましたが,ここでも,真人は木とか空き缶とかいてもいなくてもいい役を与えられる見事なないじられキャラぶりを見せてくれます。
 

9月18日

 『棗鈴シナリオ2終了

 『棗鈴シナリオ1』では併設校には行かなかったですが,このシナリオでは「いつか鈴が本当の恋ができるようになるために,鈴を送り出すべきだ」と考えた理樹が「行くべきだ」と告げたために,交換留学生として併設校に行くことになります。

 しかし,併設校の生活に馴染めないはメールでその苦境を理樹に伝えるのですが,何故かの携帯は理樹の携帯以外に繋がらないようになっていたのです。これはに里心が付かないように恭介がそう設定したのでしょうか?
 「りき,もう帰りたい(TT)」と泣き顔のメールが届いたとき,ついに我慢しきれなくなった
理樹を迎えに行こうとしますが,そんな理樹に対して恭介は「お前は理樹の居る場所にはたどり着けない」と告げます。これは物理的に不可能ということなのでしょうか?それとも精神的に?
 ともあれ,「後三日頑張れ」「次の土曜日には戻ってこられるようにする」だから「今秋だけは死にものぐるいで乗り越えてくれ」という
恭介の言葉を信じた理樹にその旨を告げ,も「ならもう少しがんばってみる」と返事をします。

 約束通り土曜日に学校に戻ってきたですが,すっかり明るさを失い,理樹以外の誰も信じられなくなっていたのです。
 もう
を併設校に戻せないと考えた理樹は「二人で逃げることを考えている」と謙吾に相談しますが,謙吾からは「おまえたちふたりが,今のまま逃げたとしたなら,その先には暗闇しかない」と言われてしまいます。まぁ確かに高校生二人が駆け落ちしても上手く行くはずはないと思うのですが,しかし,それが何故『暗闇』となるんでしょうね?

 「残された道は『恭介と戦う道』しかない」という謙吾の言葉を受け,理樹謙吾と組んで恭介真人組と野球勝負をすることになるのですが,結局破れてしまいます。それにしても,勝負が決したとき,何故謙吾は「茶番だ!」とあれほどまでに怒ったのでしょう?

 と二人で逃げることを選んだ理樹は,翌朝二人で学校を後にし,の祖父の元へと向かいます。
 誰も居ない祖父の家で暮らすことになる
理樹
 まったく生活力のない
の代わりに食事を作ったり,風呂を焚いたり,理樹は大忙しです。
 もっとも,
もさすがに自分の下着の洗濯くらいは自分でやってましたが...
 そして,いつの間にか猫屋敷と化していく祖父の家。

 しかし,現実の厳しさはすぐにやってきました。
 
理樹達の駆け落ちが原因で理樹の口座が凍結されてしまったため,金がおろせなくなってしまったのです。
 しかも,眠り病という病気のために肉体労働ができない
理樹には,この田舎でできる仕事などありません。それ以前にどこの誰ともわからない18歳未満の少年を働かせてくれる場所なんて,ないのでしょうが...
 結果,生活はしだいに困窮していきます。
 もっとも,そのおかげで
と二人で風呂に入るというイベントも発生するんですけれどね。

 ある日,警察官に呼び止められ逃げ出す理樹
 これじゃぁ不審者以外の何者でもありません。
 その夜家に踏み込んできた何者か達(警察なんでしょうか?)から
理樹は逃げようとしますが,猫を残していけないというに拒否されてしまいます。

 そして,を失ってしまった理樹は,自分の無力さを思い知らされます。
 「生きることは失うこと」と絶望する
理樹の耳に聞こえてきた
 「また,お前はそこで引きこもるのか?」という声。
 ずっと昔にも大事な人を失って殻に閉じこもっていたことを思い出した
理樹は,「これからは強く生きる」ことを決意します。

 ここでシナリオは一旦終了するのですが,その後,Opening画面に『Refrain』という文字が浮かび上がってきます。いやぁ,相変わらずこkeyはこういう所が実に上手いですねぇ。
 

9月20日

 『Refrain』終了。

 やっぱりKeyはKeyでした。
 それまで『リトバス』に抱いていたモヤモヤ感をこの『Refrain』で一挙に解消してくれました。

 いつもと同じ繰り返し...かと思ったら,真人謙吾の争いの前に恭介が姿を現しません。
 その結果,勝負には勝ちながらも腕の骨を折ってしまう謙吾

 そして,知らない人や暗闇を恐れるようになってしまったは,真人謙吾すら受け入れることができず,現在は高校に通わず併設校である小学校の特殊なクラスの厄介になっている状態。そんなを送り迎えする理樹だけが,何故がそのようになってしまったのかわかっていない様子。

 変わってしまったのはだけでなく,恭介もマンガの世界に逃避し,すっかり引きこもり状態になっています。があのようになってしまったのは自分のせいだと自嘲する恭介

 理樹が投げたボールで遊ぶレノン。
 それをきっかけにキャッチボールを始める理樹
 の顔にもようやく笑顔が見られるようになります。

 理樹に誘われてキャッチボールに参加するようになる真人謙吾
 これがきっかけで,真人謙吾を受け入れるようになり,一緒の部屋で食事ができるようになります。

 しかし,メンバーを集めて野球をやろうと言う理樹に対し,謙吾は「今の理樹の行動が恭介と被る」と理樹達の前から去り,そして真人もまた「恭介がいつかわからないが野球を始めようとした。その先によくないことが起きた。その結果現在の状況がある」という理樹の言葉を聞いて,「そこまで来たんなら十分だな」「俺も降りるぜ,後は任せた」と去って行きます。

 壊れてしまったリトルバスターズを再生させるために,まずと二人でリトルバスターズを作る理樹
 つまり,理樹恭介の代わりとなってリトルバスターズを一から作り直すというわけです。

 まずは,に続いてリトルバスターズに入った真人を,かつてと同じ方法でリトルバスターズに入れるわけですが,ここで真人の隠された過去が明らかになります。
 強さを求め続け,強くなりすぎたが故に孤独になってしまった真人を始めて受け入れてくれたのが恭介の二人きりのリトルバスターズだったのです。
 死闘の末真人に手をさしのべながら,かつての恭介と同じ声をかける理樹
 不覚にもこのシーンで目頭が熱くなってしまいました。

 次にリトルバスターズに入ったのが謙吾
 しかし,謙吾には真人と同じ方法は通用しそうにもありません。
 悩む理樹に対し,引きこもりながらも「謙吾はひとつだけ嘘を付いている」とアドバイスする恭介
 それを聞いて,謙吾の腕は実はもう治っているのではないか,もしくは初めから骨にヒビなど入っていないのではないかと思った理樹は,謙吾に対して新しいミッションをしかけます。
 それによって謙吾の腕はなんともないことが明らかになりますが,謙吾はどうしてもリトルバスターズを作りたくない理由があるようです。
 「お前の辿る行き先は,暗闇だ。一筋の光りも射さない...暗闇のただ中だ。」「もし,(リトルバスターズの再結成を)断念してくれるならば,俺は一生お前を守ろう」と告げる謙吾
 しかし,そんな謙吾に対し,「ぼくは止めない」と答える理樹

 の「やきゅーで勝負しよう」という一言で,理樹謙吾は勝負をすることになります。
 かつて『棗鈴シナリオ2において理樹と組んだ謙吾が勝負に負けたのは,その視界に古式の姿が入ったから。そして,それは恭介が仕組んだこと。だからこそ,謙吾は「茶番だ!」とあれほどまでに怒ったんでしょうね。これまでの話を総合すると,リアルの世界において古式さんは自殺しているのかもしれません。そう考えると,これまでのシナリオで繰り返された『古式さん救出イベント』は,謙吾にとってはとても切なく辛いものだったに違いありません。だからこそ,あのイベント後の謙吾は人が変わったようにはじけていたんでしょうね.....
 先に3本場外を打った者が勝ちという理樹vs謙吾の野球勝負は,2対2の3本目,ピッチャーが理樹からに代わり,彼女の変化球を打てなかった謙吾の負け。
 恭介によって解放されたあの日を思い出した謙吾もリトルバスターズに戻ってきます。

 そして,最後の一人,かつての理樹のように悲しみのために引きこもってしまった恭介に「一緒に行こう」と手をさしのべる理樹

 明らかにされる謎。
 修学旅行のバスが崖から転落したという事故。それは理樹達の身にふりかかったこと。何故学年の違う恭介も一緒だったかというと,彼もこっそりと紛れ込んでいたからなんですね。
 そして,この事故で生き残ったのは理樹の二人だけ。理樹真人が,謙吾が庇ったおかげで二人は助かったのです。
 生き残った二人が絶望しないために恭介真人謙吾,そして以外のヒロイン達が作り出したのが,この「みんなとの出会いの日から,『事故が起きる』までの一学期を永遠に繰り返す世界」だったのです。
 恭介のミッションの目的は『理樹と鈴を成長させてこの場所から見送ること』。

 最後に野球をするリトルバスターズの5人。
 この別れのシーンは泣けました。もうくちゃくちゃ泣けました。
 まず最初に真人が消え,次に謙吾が消え,そして最後に「ここから先は絶対に泣くな」と理樹に告げながら,振り返ったときにボロボロの泣き顔を見せていた恭介
 ゲームをやりながら涙で画面が見えなくなってしまったのはずいぶん久しぶりです。悔しいけれど,またしてもKeyにしてやられてしまいました。

 続きはまた明日...
 

9月21日

  現実の世界で目覚めた理樹
 それにしても,「全員を助けよう」を選択すると二人まで死んでしまうなんて...こんな酷なことは無いでしょう(^^;)。

 理樹恭介真人謙吾との別れの場面があったように,にも他のヒロイン達の別れの場面があります。
 が最後に学校の屋上で出会うのは小毬
 「りんちゃんとも,笑って,お別れ」と,まるでみ○るのような事を言う小毬の最後の願いは「鈴ちゃんも,ちゃんと笑っていられますように」。

 次に理樹が目覚めたのは病院のベッドの上。
 その隣に座っていたに「僕は鈴を守って生きる」と告げる理樹
 それに対して「理樹がいるならこれからもずっと...生きていけそうだ」と答える

 そうか,こういうエンディングなのか...と思ったら,

 「これでいいのか?」という問いが....

 そんなの,当然良いわけないじゃないですか!

 自分自身が眠り病で倒れさえしなければ恭介達も助けられると考えた理樹は,眠り病の原因を探るため,自分の記憶を遡っていきます。すべての始まりである両親の死よりはるか以前,生まれる前の自分まで遡り,
「失うことより出会う事の方が大切だと知った」と知った理樹は,もう一度生まれることを選びます。

 そしてまた事故の場面に戻った理樹と協力して,今度は全員を助け出します。
 爆風に飛ばされながらも,最後まで恭介を話さなかった理樹

 暗転の後,そこにあるのはいつもと変わらぬ日常。
 足を骨折した謙吾も帰ってきます。もちろんMr筋肉の真人も,大怪我をしたのが嘘のように元気です。
 後退院していないのは事故当時面会謝絶の重体だった恭介だけ。
 恭介がいない間,リトルバスターズのリーダー代理を務めるのは理樹

 女の子達もみな退院していつもの日常を送っていますが,何故か来ヶ谷さんだけは事故のことについては一切語らず,寂しげな表情も見せることも...きっと,彼女は『あの世界』での約束を憶えているんでしょうね。
 そして,理樹に対する恋愛感情はすっかり忘れてしまったようで,理樹が他のヒロイン達と付き合うようになっても無問題というスタンスを見せています。
 それを見て,「鈴君は理樹君のお節介な妹といったところか?」と何やら嬉しそうな来ヶ谷さんと,
 「直枝さんもいい妹さんを持って幸せ者ですね」と,やけに妹を強調する美魚
 二人とも完全に理樹クンを狙ってますね。

 「みんながいっしょだと楽しい。それでいいんじゃないか」と思いながらも,恭介がいないことに物足りなさをおぼえる理樹

 そして,真打ち登場。
 窓から突然現れるなり,開口一番
 「俺たちで,もう一度...修学旅行に行くぞ」と告げる恭介
 ....ったく,ほんと,あんたはカッコ良すぎです!
 また泣かされちゃったじゃないですか...

 Ending Songと共に映し出されるアニメが修学旅行に向かうクルマ(運転は恭介)だってのが,また良いですね。しかも,途中謙吾真人がクルマの屋根から落ちてクルマを追いかけるというオチまでついてます。

 『来ヶ谷end2
 還ってきた理樹に誰もいない教室で約束通り
 「好きなんだ,恋している方の,好きなんだ」と打ち明ける来ヶ谷さん。
 ただこれだけなんですが,頬を赤らめ恥ずかしそうな来ヶ谷さんの姿を見ることができただけでもOKです。
 

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