ぱるふぇ日記

 中世ヨーロッパの街並みをイメージした大型ショッピングモール『ブリックモール』
グランドオープンを数ヶ月後に控え,人気飲食店の誘致を積極的に押し進めていた

喫茶店『ファミーユ』。主人公の姉である恵麻が経営していた欧風アンティーク喫茶
火災により,店舗を失った休業中の喫茶店に,ブリックモールより出店の依頼が舞い込んだ
 店の復興のチャンスとばかりに,散り散りになたスタッフをかき集める仁
ひとり,またひとりと,戻ってきたり,こなかったりする仲間たち
順風満帆とまではいかないまでも,なんとか開店準備が整ったとき
ほぼ同時に真向かいのお店の看板が掲げられた
 そこに描かれた名前は『curio』
ファミーユと全く同じコンセプトの欧風アンティーク喫茶店
それもそのはず,ファミーユはcurioの『二番煎じ』なのだから...
本物にはかなわない?
反対する仲間を押し切りつつも,勝算も人手も足りない中でただ頑張ることしか出来ない仁
その前にファミーユの制服を着込んだバイト希望の少女,由飛が突然現れる
彼女の笑顔と心惹かれる歌声になんとなく,なんとかなりそうな気がしてしまう
そして,一縷の望みを胸に抱えた開店当日
なぜだかcurioの店員,玲愛と売上げ競争をすることになってしまった仁は
スタッフの前で一つのスローガンを掲げる
打倒,curio!

【ケース裏解説文より】

 『パルフェ〜chocola second brew〜"Re-Order"』は2005年に『戯画』から発売されて人気の高かったゲーム『パルフェ〜chocola second brew〜』に短編3部作と新オープニング・ムービーを加え,なおかつ値段を下げて発売されたものです。
 実は以前からシナリオが良いという噂は聞いていたのですが,メイド喫茶っぽい設定がネックになって(なかなか手せずにいたんですいや自分でも偏見だとはわかっているんですよ(^^;)。
 しかし,掲示板でもお薦めされたし,Amazonでもこの『Re-Order』が安く売っていたので,今回こうして買ってみたというわけです。
  毎度のことながら,これはリアルタイムなゲーム記であり,当然ながらネタばれ全開ですので,これからやってみようとする方はそのつもりで読んでくださいね(^^;)。
1月18日

 今回はいつものゲーム専用vaioではなく,ノートの方のvaioにインストールする。というのも,現在ゲーム専用vaioに繋げているDVDドライヴが非力で,このゲームの推奨速度がだせないからなんですね...う〜む,そろそろ新しいDVDドライヴを買いますかね...いや,それよりもゲーム専用PCを更新しなければいけない時期なのかな...

 ともあれ,インストールは無事終了。
 オープニング・ソングはいかにも『i've』って感じのサウンドですね。

 なんと初っぱなから女性のシャワーシーンで始まります。
 彼女は主人公仁の義理の姉,杉澤恵麻。両親を事故で亡くしたを養子にした先の娘であり,また,の兄と結婚したことで,二重の意味で義理の姉ということになります。
 欧風アンティーク喫茶『ファミーユ』は彼女の亡き夫(つまり仁の兄)が残した店だったのですが,火事で全焼してしまい,大きなショックを受けてしまった彼女は,それ以来大好きだったケーキ作りもやめてしまったのです。
 当初はのブリックモールへの『ファミーユ』を再建を反対していた恵麻ですが,後に『ファミーユ』に
戻ることになります。実はケーキ作りの天才である彼女の作るケーキこそが『ファミーユ』の目玉となる商品だったのです。
 今回のヒロインの中では彼女が一番年上でしかも未亡人,といっても少しもオバサン臭いことはありません。何しろまだ23歳なのですから。しかし,彼女のに対する溺愛ぶりは他の『ファミーユ』の仲間達も辟易とするくらいに凄まじいもので,の悪口を言うような者がいたら,普段のおっとりした雰囲気が一瞬にして変貌してしまうほどです...(^^;)。
 もっとも,自身もかなりのシスコンなんですけれどね。

 雪乃明日香は高校3年生ですが,焼けて無くなる前の『ファミーユ』でバイトをしていた仲間の一人です。名門八橋大学の学生であるは彼女の家庭教師でもあり,そんな彼を明日香は『せんせ』と呼んで慕っています。小柄ですが,実は巨乳の持ち主であるそうです。
 『パルフェ』においては妹キャラである明日香ですが,実は彼女がファミーユ復帰第一号なのです。
 大人しくて素直な娘なんですが,わりと嫉妬深い面もあり,また,
私また胸が大きくなっちゃった」なんて言ってみたりと,小悪魔ぶりも見せてくれます。

 涼波かすりはファミーユ開店当初からの元スタッフであり,キッチンもフロアーもOKなオールマイティー・タイプです。ファミーユ再建のためには絶対にかすりが必要だと思うは,彼女の実家まで迎えに行くのですが,なんと彼女は老舗の和菓子屋の娘だったのです。彼女は恵麻の作るケーキに魅せられて家出同然の形でファミーユで働くようになったという過去を持っているのですが,今回も喜んでファミーユに戻ることになります。もっとも,何故か『駆け落ち』のような形になってしまったんですけれどね。
 彼女は飄々としたタイプの女性で,あんまり異性を感じさせず,そういう意味ではにとっては気軽に話せる仲間の一人(といっても彼女の方が年上なのですが)なのです。

 しかし,残る一人の元スタッフであり,欧風アンティーク喫茶『ファミーユ』の頭脳でもあった夏見里伽子は,『ファミーユ』再建に反対するだけでなく,「就職活動があるから」という理由で復帰を拒みます。といいながらも,再建後の『ファミーユ』のために色々と作戦を立てる等,参謀的役割を担ってくれます。
 周囲からは里伽子は付き合っているように思われていますが,実は二人の間には男女の関係はありません。とはいえ,里伽子の間には深い絆があることは間違いなく,普段はクールで計算高いように見える里伽子の頼み事には「仁は,しょうがないなぁ」とぶつぶつ言いながらも手助けをしてくれるのです。

 開店前日の深夜,ファミーユの店内で制服を着て歌を歌っていた謎の少女,風見由飛。彼女の歌声に魅せられてしまったは,彼女の希望のとおりファミーユにバイトとして雇うことにします。
 由飛は誰に対しても物怖じせず馴れ馴れしい態度をとりながらも,何故か受け入れられてしまうという天性の魅力の持ち主なのですが,何故かお隣の『curio』のチーフ花鳥玲愛にだけは複雑な思いを持っている様子が見られます。
 また,自称『オペラ研究会』の由飛は何でも歌にしてしまうという特技(?)の持ち主であり,やがて注文すら歌いながらやってしまうようになります。本人曰く無意識にやってしまうそうなんですが....
 可愛らしい容姿に似合わない握力の持ち主であるというのも彼女の特徴の一つですね。

 以上が『ファミーユ』サイドのヒロイン達です。

 そして,もう一人のヒロインはお隣のライバル店『curio』のチーフ,花鳥玲愛です。
 金髪,ツィンテールといかにもツンデレな外見の彼女ですが,中身も完璧なまでのツンデレぶりを魅せてくれます。
 いやもう,こうなったら最初は玲愛狙いでいってみるしかないでしょ!
 

1月21日

 『花鳥玲愛 nomarl end』終了。

 『ツンデレ』界においては,『ツン』と『デレ』の落差が大きければ大きいほど,その魅力も大きくなると言われますが,そう言う意味において玲愛は間違いなく最上級のツンデレといえますね。
 いやぁ,実に素晴らしい『ツンデレ』ぶりを見せていただきました。

 ブリックモールのオープン初日から,口論の末,売り上げ競争をして負けた方が土下座をすることになるのですが,なんとそのケンカ相手がマンションの隣の部屋に引っ越してくるとは...
 玲愛は普段は冷静できちんとした応対のできる人なんですが,何故かに対してはちょっとしたことで感情的になり,罵詈雑言を浴びせちゃうんですよね。
 しかし,の健康を気遣ったり,ファミーユの経営に対して的確な忠告やアドバイスをしてくれるのもまた玲愛であり,売上げ競争で負けたが土下座をしに行ったときも,勝負のことを忘れた振りをしたり,土下座をしているさりげなく紅茶を用意したりと,何気ない思いやりを見せてくれるのです。

 しかし,素直でないというのも正統派ツンデレの特徴でして,玲愛もまた尋常でないほどの素直でないっぷりを随所に見せてくれます。
 義理の妹である由飛が互いに名字でなく名前で呼び合うことにイライラして,理由もなく仁に対して嫌みを言ってみたり,特製のプリンを食べて「なによ,めちゃめちゃ美味しいじゃないのよっ」と言ってみたり,自分の似顔絵が描かれた半熟オムライスを食べて「何よ....美味しいじゃないのよ!」と逆切れしたり...いやもう,可愛すぎるったらありゃしません。

 そんな玲愛の関係が,体調不良で倒れた玲愛が看病したことによって,変わったきたのです。
 ベランダ越しとはいえ,素直に「ありがとう」なんて言われたら,でなくてもうろたえちゃいますよ。

 玲愛が義理の姉(歳は同じだけれど)の由飛とうまくいかないのは,玲愛由飛に対してコンプレックスを持っているから...という理由を知ったときは正直びっくりでした。
 金髪碧眼容姿端麗で,20歳そこそこでチーフを任せられるくらい能力が高いというのに,どうして由飛に対してコンプレックスを持つ必要があるのか...と思ったけれど,これは天才(音楽の面でも,人を惹きつける魅力の面でも)を身近に持ったものにしかわからない悩みなんでしょうね。
 そういう意味では,出来の良すぎる男を兄(恵麻の夫で故人)に持つ玲愛は似た者同士なのかもしれませんね。まぁ,それだからこそ,玲愛由飛に仲良くなって欲しいと強く願うのでしょう。

 それにしても,『花鳥』では由飛との区別が付かないからと自分も名前で呼ぶようプレッシャーをかけるあたりは,ほんと,素直じゃありません。
 まぁ,それだけに,『玲愛』と呼びかけると,「行こうか,仁」と名前で答える玲愛がとても可愛らしく見えてしまうんですけれどね。

 クリスマス・イヴ・セールの後,ベランダ越しにシャンパン(ノン・アルコール)で乾杯をする玲愛
 いつもが煙草を吸うためにベランダに出てくるのを見計らい,偶然を装ってベランダに出てくるなんて,ほんと玲愛は素直じゃないよなぁ...でも,そこが可愛いと思ってしまうのが,ツンデレ好きの性なんですよねぇ(^^;)。
 そして,玲愛からの突然のベランダ越しのキスをきっかけに,あっという間にHへ突入。
 それにしても,「男の胸に飛び込むにも身だしなみってもんがあるのよ!」とは,いかにも真面目で律儀な玲愛らしい台詞ですね。
 それにしても,
 「もう気持ちが抑えきれない」
 「今日,どこまでにする?」
 「私的には,最後までが希望なんだけれど」
 なんて,言われたら,こりゃもうならずとも野獣化しちゃいますですよ。
 しかし,こんなときでも
 ブラをはずして
 「どうぞ」
 「ど,どうも」
 なんてお間抜けな会話をさせちゃうのも,また『パルフェ』の面白いところですね。

 事が終わってから
 「私のことどう思ってるの?」
 「お前も 言ってないな,俺への気持ち」
 といつもの口論になりかかるとは.... ...この二人はずっとこのままなんでしょうね。
 「私のことどう思ってる?」とたずねる玲愛に「今度する時に言う」と答えるは鬼畜なのか,それとも単なるヘタレなのか...(^^;)。
 しかし,そんなことで引くような玲愛さんじゃありません。
 「それなら2回目をする」と宣言するところで,ゲーム終了。

 二人は付き合っているのを秘密にしているつもりだが,周囲からはバレバレ状態という『エピローグ』もほのぼのとして良い感じです。

 『パルフェ』には悪人が登場しないのが良いですね。ファミーユのライバル店であるはずのキュリオの店員にしたところで,ファミーユに敵愾心を燃やしていたのは初期の玲愛だけだし,逆に板橋店長や玲愛の同僚である瑞奈も,真面目で融通のきかない玲愛をからかって楽しんでいる風が見られるくらいです。
 それにしても,一番の謎は板橋店長ですね。この神出鬼没なキュリオ店長だけはどうも良くわかりません。
 

1月22日

 『花鳥玲愛 true end』終了。

 『nomal end』だけでも十分に楽しませてもらったのに,まさかあの後にあんな展開が待っているとは,いやぁ,参りました。
 正直言って,物語そのものは大したことないんですよ。展開が予測できるある意味王道的な内容だし...
 しかし,しかしですよ,このシナリオにおける玲愛の可愛さ素敵さが,尋常じゃないんですよ!いやもう完敗です。

 12/24のHまでは同じ展開なのですが,『true end』はそこからまた新たな展開があるんです。

 約束通り,の立ち会いの元,玲愛由飛が話し合いをすることに......
 手を繋いで欲しくて,うるうるとの顔を見つめるなんて...いつの間にそんな高等テクニックを!
 話し合いの途中までは
 「私は玲愛ちゃんが好きだよ」(由飛
 「自分が好きで,相手も好きでいてくれるなら...仲直りしない理由,ないもんね」(玲愛
 と良い雰囲気になるのですが,を巡ってまた険悪な雰囲気に...
 由飛に対して対抗心剥き出しの玲愛に「あ〜ん」をおねだりし,由飛はそのフォークを奪い取り玲愛に「あ〜んだよ」と...姉妹で修羅場発生です。

 玲愛からは「蝙蝠野郎!」とののしられる
 「こっちの蝙蝠は鳥と獣の間に余計な波風まで立てるけどね〜」ってのは上手いなぁ...
 でも,実のところ,玲愛は,由飛に惹かれていることも,由飛に惹かれていることも知っているから不安で仕方がないんですよね。
 それでも,由飛に玲愛と付き合っていることを話そうとすると,由飛の気持ちを考えて止めちゃうんですよねぇ...

 「何があっても仁への評価は変わらない。満点以上はないから」
 一度でいいからこんなこと言われてみたかったですねぇ...実に男のロマンですよ。

 「変態」と口にしながらも「せっかくの制服だからしてあげるよ」と言う玲愛と,キュリオの店内でH。
 『魔性の真面目っこ』ってのは,玲愛にぴったりの称号ですね。
 「今日は危ないかも」と言うのに,気持ち良すぎて中だししてしまったを蹴りまくる玲愛
 股間から白いモノたらせながら蹴りまくる姿がなんとも...(^^;)。

 バレンタインフェア最終日は,キュリオとファミーユで制服を交換してのチョコレート販売。
 板橋店長の『両天秤座』も,まさににぴったりの言葉です。
 お店が終わった後,何故かファミーユの制服を着たまま制服を返しに来た玲愛
 バレンタインといえばチョコレート。というわけで,チョコレートの口移しからHへと移るのも当然の流れでして...なるほど,玲愛は,最初からそのつもりでファミーユの制服を着てきたんですね。
 「私がそんな言葉に騙されるとでも...騙されるけどぉ」
 (Hになったのは)「仁のせい...仁のおかげ...仁のためだから」
 なんて台詞が続くんですから...ほんと,玲愛て,一度好きになると,一直線ノンストップなんですね。
 外見は猫っぽいけれど,中身は犬チックなのかもしれません。
 でも,お互いヤリ過ぎて腰が立たなくなってしまい,
 「おぶって帰って,責任とりなさい」と命令しちゃうのもまた,玲愛らしいですね。

 しかし,そんなバカップルな状態に危機が訪れます。
 なんと,4月から玲愛が本店に戻ることになってしまったのです。それも,前から決まっていたことだからと,には何の相談も無しに...
 キュリオの本店までは電車で2時間の距離...ということは所謂遠距離恋愛になるわけです。
 「理由もなく職場の指示を断ることはできない」
 「男ができました,だから戻りません,では仕事を馬鹿にしている」
 というのは確かに真面目で融通のきかない
玲愛らしい正論ですが...

 「もし,気持ちが離れてしまったら」とたずねる
 「祈ってる...でも,縛ったりしないよ」
 「私のこと嫌いになったら言ってね?そうしたら仁を自由にしてあげるから」
 と答える
玲愛がいじらしいですね...

 営業終了後のファミーユで「何故玲愛を止めなかったと」責める由飛に,
 「失うことに敏感になってしまった自分には長距離恋愛は無理だ。」
 と自分の胸の内の苦しみを打ち明ける

 そんな
由飛がやさしく抱きしめているところを玲愛に見られてしまいます。

 翌朝,何気ない様子で明るくの部屋を訪れる玲愛
 しかし,
がシャワーを浴びているときに由飛から電話があり,二人で口裏を合わせていると思ってしまった玲愛は,朝食の後,用事があるからと帰ってしまいます。

 「私...居場所,なくなっちゃったかなぁ?」と寂しげな玲愛
 「プライベート捨てて仕事を選んだはいいけど,そのせいで選んだ仕事に身が入らないようでは本末転倒。今のまま戻られては本店も迷惑だ」
 と,いつになく厳しい言葉を浴びせる
板橋店長。

 二人が離れて暮らすことに不安と恐怖をおぼえ,「仁,どっかにいっちゃう」と泣きながらも
 それでも本店に戻ると言う
玲愛
 彼女にとっては「約束を守ること」「いい加減なことは絶対にやらない」ことが,唯一
由飛に勝てることだったのです。
 しかし,それが逆に
由飛に負ける理由になるかもしれないということが,玲愛を混乱させているのです。

 そんな玲愛の姿を見て,本当のことを打ち明ける決心をする
 実は,これまでのことは,
里伽子由飛玲愛をここに留めておくために立てた作戦だったのです。
 もっとも,「玲愛を追い詰めれば絶対に仁が助けようとする」ところまで,
里伽子は読んでいたのですけれどね...しかし,里伽子ほど仁のことを理解している人はいないのに,どうして今まで付き合わなかったのでしょう?このあたりの事情は『里伽子シナリオ』でわかるんでしょうね。
 由飛と里伽子に背中を押され,
玲愛をファミーユ本店があった場所に連れていったは,
 そこで「俺は今までお前のことを騙していた」と一世一代の懺悔の告白。
 当然の如く
玲愛からはキックとパンチの雨あられ。
 「あんたのせいで1週間も寝てなかった。怖くて寝てられなかった」
 「両手なんて壊れてもいい,あんたなんか撲殺してやる」
 という恐ろしげな台詞すら,
玲愛の乙女心を感じさせます。

 「ここに,ファミーユの本店を取り戻したい,玲愛といっしょに」
 「お前はキュリオ本店じゃなくて,ファミーユ本店に来るんだ」
 と告げる

 「どうしても,私が欲しい?」
 「だったら,責任とってもらおうかな?」
 と答える
玲愛
 普段,「責任なんて言葉を軽々しく使わないで欲しい」と言う
玲愛の口から出たこの『責任』は重みがありますね。

 というわけで,curio本店に向かう二人。
 『玲愛を俺にください!』って,それはヘッドハンティングの言葉じゃないでしょ(^^;)
 ともあれ,これで
玲愛は目出度くcurioを去ることに...
 そして,何故かそのまま
玲愛の実家に行かれる
 果たして,
玲愛の実家でも同じ台詞を繰り返したのでしょうか?

 2年後,念願だったファミーユ本店が完成。
 先にファミーユ本店のドアを開け,「さあ,仁おいで」と手をさしのべ(
左手には結婚指輪?)。
 「おかえりなさいませ...旦那さま」と
玲愛の笑顔でEnd。

 さて,次は流れからいくと『由飛シナリオ』ですかね?
 

1月28日

 『風見由飛 true end』終了。

 う〜ん,これはねぇ,由飛が可哀想ですよ。
 だって,12月24日まではほとんど玲愛と同じルートで,『看病イベント』すらあるんですよ。
 それなのに,急に
由飛ルートに入りましたよ,って言われてもねぇ...
 一度玲愛に転んだ身にしてみれば,はいそうですか,と簡単には割り切れないですよ。

 しかも,12月24日に,あの優柔不断の固まりようなが自ら思いを打ち明けたのに,
 「ごめん,考えたことなかった」
 と奈落の底に突き落とすようなこと言っちゃうんですから,なんだ,こいつ?ってなっちゃいますよね。
 もっとも,これは
由飛自身が自分の気持ちに気が付いていなかったからなんですけどね。

 ともあれ,もう一度ファミーユに戻った由飛は互いの思いを打ち明け合って初H。
 そのときの
 「初めては『仁に無理矢理奪われた』っていう,素敵な思い出が欲しい」
 という由飛の台詞はなかなかインパクトがあります。

 喫茶店での姉妹話し合いイベントは台詞を含め玲愛の時とまったく同じなので,それだけにこのときの玲愛の気持ちを思うと,切なくくなってしまいます。
 このイベントの後
由飛の部屋を訪れるのですが,実は由飛は『のだめ』であったことが判明します。
 惨状を見かねて掃除を始めるに「鬼,悪魔,玲愛ちゃん2号」とすねる由飛
 本当にこの姉妹は仲が良かったんでしょうか?(^^;)。

 バレンタイン・フェアの制服交換イベントも同じように開催。
 ということは,当然キュリオの制服姿の由飛とのHもあります。

 まぁ,当然ながらこのまま平穏に終わるわけもなく,玲愛から由飛が今度留年すると退学となり,祖父によってフランスに連れていって行かれてしまうという話を聞かされます。
 『天才的なキリギリス』というの比喩がまさにぴったりですねぇ(^^;)。
 それにしても,の胸で甘えて泣く由飛を見て
 「なんで,そんな甘えたこと,簡単に言えるのよ」
 とつぶやく玲愛が切なすぎます。

 由飛を無事に進級させるためのプロジェクト発動。由飛はテストが終わるまでファミーユ出入り禁止となってしまいます。もちろんHも禁止。
 ファミーユの仲間達の手助けもあって,筆記試験はなんとか無事に終了。
 残すはピアノの実技試験のみ。
 全国3位の実績のある由飛ならば楽勝かと思われたら,実はここから物語は佳境にはいるのです。

 課題曲は「ショパン エチュード 作品25:エオリアン・ハープ」。この曲は由飛がピアノコンテストで全国3位となった時に弾いた得意中の得意の曲。なのに,何故か何度弾いても同じ所で間違えて,そこから進めず,終いには気を失って倒れてしまいます。
 すっかり憔悴しきって食事もろくに食べられなくなってしまった由飛にピアノを弾くことをやめさせる。そうでもしないと,また由飛は同じ事を繰り返して倒れてしまうのです。
 精神的にすっかり弱ってしまった由飛を自分の部屋に泊め,夜も寝ないで由飛の話し相手をする。しかも,それだけでなく,何故か閉店後にはキュリオの手伝いまでしているのです。

 キュリオといえば,玲愛の姿が見えないな...と思っていたら,いやぁ,さすがは玲愛,やってくれました。
 試験前日,玲愛から電話で呼び出された由飛由飛のアパートに行くと,そこにはピアノを前にした玲愛の姿が。
 実は由飛が3位となったコンテストには玲愛も同じ曲目で出場していたのですが,由飛の完璧な演奏を目の当たりにした玲愛は緊張のあまり演奏につまずき,そのまま途中退場してしまったのです。それがきっかけとなって玲愛はピアノを弾くことを止めてしまったのですが,由飛は自分のせいで玲愛がピアノを止めてしまったと思いこんでしまったんですね。由飛がいつもつまずくのは,コンテストで玲愛がつまずいた箇所なのです。その話を聞いた玲愛に頼んだのは,由飛の前で「エオリアン・ハープ」を弾きこなすこと。かつてピアノを弾いていたとはいえ,何年もブランクがある玲愛が「エオリアン・ハープ」のような難易曲を弾きこなすのはとても困難なことであるはずなのに,それを引き受けた玲愛は漢です!。
 そして,1週間の練習の末(仁がキュリオで働いていたのはその穴埋めだったんですね)見事に「エオリアン・ハープ」を弾きこなした玲愛
 演奏終了後,玲愛の二人を抱きしめて
 「二人とも大好き」と泣きじゃくる由飛
 そしてそのままの姿勢で安らかに(というか仕方なく)眠ってしまう3人。

 翌朝,心配した明日香かすり達が由飛の部屋にやってくると
 そこにはを挟んで眠る由飛玲愛の姿が... 
 確かにこれはどこからどう見ても立派な『姉妹丼』の姿ですね。

 無事に進級できた由飛とH。

 しかし,玲愛は過労で倒れてしまう。
 由飛の献身的だけど役に立たない看病(^^;)と,玲愛自分も病人なのにポイントを抑えた的確な看病のおかげで仕事に復帰した

 そして,約束された『ものすごいえっちの日』
 「どこに入れても,どこに出してもいいよ」
 というわけでフルコースに突入。もちろん色んな所に入れたり出したりするくんでした。

 1年遅れの由飛の卒業演奏の日,彼女が選んだのは「エオリアン・ハープ」...
 だったはずなのに,実際に演奏したのは,と初めて会ったときに歌っていた自作の曲。
 それがそのままエンディング・ソングとなって終了。

 初めにも書きましたが,このシナリオから先に始めていたらもっと印象は違うのかもしれませんが,玲愛シナリオを先にやっちゃうと,どうしても玲愛の切なさばかりが目に付いちゃってねぇ...
 最後の卒業演奏の場面にまで,「まだ諦めてないからよ」という玲愛の台詞があるんですよ...

 それにしても,他のシナリオでは由飛は進級できないだろうから,フランスに行っちゃうことになるのかな?いや,玲愛のシナリオではちゃんと最後まで残ってるしなぁ...
 考えてみれば,このシナリオでは玲愛は本店に戻っていないし...う〜む,このあたりの整合性はスルーしておいた方が吉ってことですね...いや,もしかしたら,本店に戻るととの繋がりが完全に無くなってしまうから,自ら断ったのかもしれないな...

 さて,お次は目先を変えて『かすりシナリオ』行ってみますかね。
 

2月4日

 『涼波かすり true end』終了。

 序盤,かすりがファミーユに戻るとき,家族からと『駆け落ち』したと誤解されてしまうのですが,この『誤解』がかすみシナリオの重要なキーワードの一つなのです。

 ファミーユ本店開店当時からのスタッフで,キッチンもフロアーもこなせる高いスキルの持ち主ですが,きさくな性格であり,にとっては気になる女性というよりも,気兼ねなく話せる存在であったかすり

 彼女はファミーユの中では恵麻姉さんに次ぐ年長ということもあり,スタッフの中ではお姉さん的立場で,女の子同士でHな話題になったときなどは,積極的に体験談を話す等経験豊富な様子を伺わせていました。
 また,家族と思われる人からの電話に「彼とは上手くやっている」「彼と一緒に暮らしている」等,現在特定の男性と付き合っている様子も伺わせていました。

 しかし,12/23に姉のがファミーユを訪れたことによって事態は急変します。
 実家ではと付き合っていることになっており,もしその嘘がばれたら実家に戻されてしまうので,に自分と付き合っていることにしてほしいと頼むかすり
 他の女性陣の冷たい視線の元,その依頼を受ける
ですが,何故か恵麻の間に『和菓子 vs 洋菓子』の戦いが勃発。
 12/24営業終了後に行われた20回試食をしても決着の付かない戦いに,の提案でかすりも参加することに。かすりが作ったのは,卵の王子様が作ったカスタードクリーム入りの新作菓子。
 お菓子の女王様二人に自分が作った菓子が認められた
かすりは,突然の唇を奪います。
 そして,勝負の後,後片づけをしているとき,「私が本当に仁くんのこと好きになったら迷惑かな?」と囁くかすり
 クリームの入ったボウルを倒し,クリームまみれになった
かすりに欲情した(^^;)は,そのまま神聖なる調理台の上で初H。
 「さあ召し上がれ」...なんていわれたら,そりゃぁいただくのが正しい行為でしょう。

 その後も男女の関係を続ける二人ですが,は自分がかすりを満足させていないのではないかと不安になり,積極的に求めてくるかすりに対して過去の男性関係を想像してしまい勃たなくなってしまうというヘタレぶりをみせ,一方かすりが里伽子のことを今でも好きだと思いこんでしまいます。

 また,ファミーユの中にあっても,キッチンには恵麻という洋菓子作りの天才が,フロアーには由飛という看板娘がいるため,かすりはしだいに自分がファミーユには必要のない存在であると思うようになっていくのです。

 そして,閉店後,相談にのってもらった里伽子を送って戻ったに対して,かすり
 「私たちはつきあっているわけじゃないから,仁くんがリカちゃんとよろ戻したってわたしには何も言う権利はない」
 「このままじゃちょっと辛いかな,仁くんには他に好きな人がいるんだもんね」
 「仁くん...わたし,ファミーユには..もう..いられないかも」
 「今のファミーユにはわたしの居場所はない」
 と自らの思いを口にします。
 しかし,「私のこと,好き?」と言う
かすりに即答できないヘタレな
 その夜,
かすりからファミーユを辞めるという電話がかかってきたのも自業自得ってやつでしょう。

 ファミーユを辞めたかすりは,板橋店長の薦めもあり,curioで働くようになります。
 しかし,ブリックモールの外にいた
かすりに声をかけるとは...板橋店長って,ほんと神出鬼没なお方です。

 半月後,curio1号店での修行を終えたかすりが,curio3号店に新人としてやってきます。

 そして,ファミーユ vs curioの『ケーキ・コンテスト』の開催。
 何故か
も特別審査員でやってきます。
 わだかまりもなくケーキを作り続ける
恵麻かすり
 それにしても,このBGMとエフェクトはまるで超人同士の格闘技のようではないですか。

 ケーキを作り終えた後のインタビューで
 「これはたったひとりのために創りました。名前はスイートペイン」
 とインタビューに答えた
かすりは,
 「その人は,とんでもないシスコンで,優柔不断で,八方美人で,女の子と見ればすぐ優しくしちゃう,ナチュラルな女ったらしで」
 「わたしの処女を奪っておきながら,ちゃんと好きだとも言ってくれないろくでなしで」
 と,とんでもないことを言い始めます。
 公衆の面前で互いにマイクを使って痴話喧嘩を始める
かすり
 しかし,
 「わたしのケーキがファミーユの味になれば,仁くん,わたしのこと好きでなくてもきっと必要としてくれるでしょ?」
 という台詞には
ならずともジ〜ンときちゃいますよね。
 
かすりは男の人と付き合ったのはが初めてで,携帯電話の相手も全部父親だったこともわかり,公衆の面前で,しかもマイクを通して「好き〜!」と叫び合うバカップル。
 それにしても,これを計算していたとは,恐るべし,
板橋店長。

 そしてその夜,恒例の制服H。生クリーム・プレイ付き。

 〜エピローグ〜
 同棲生活を始めた二人。
 ファミーユ本店が復興し,恵麻は本店へ
 ブリックモール店にはかすり明日香由飛が残り,かすりが店長に。 

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