『花鳥玲愛 true end』終了。
『nomal end』だけでも十分に楽しませてもらったのに,まさかあの後にあんな展開が待っているとは,いやぁ,参りました。
正直言って,物語そのものは大したことないんですよ。展開が予測できるある意味王道的な内容だし...
しかし,しかしですよ,このシナリオにおける玲愛の可愛さ素敵さが,尋常じゃないんですよ!いやもう完敗です。
12/24のHまでは同じ展開なのですが,『true end』はそこからまた新たな展開があるんです。
約束通り,仁の立ち会いの元,玲愛と由飛が話し合いをすることに......
手を繋いで欲しくて,うるうると仁の顔を見つめるなんて...いつの間にそんな高等テクニックを!
話し合いの途中までは
「私は玲愛ちゃんが好きだよ」(由飛)
「自分が好きで,相手も好きでいてくれるなら...仲直りしない理由,ないもんね」(玲愛)
と良い雰囲気になるのですが,仁を巡ってまた険悪な雰囲気に...
由飛に対して対抗心剥き出しの玲愛は仁に「あ〜ん」をおねだりし,由飛はそのフォークを奪い取り玲愛に「あ〜んだよ」と...姉妹で修羅場発生です。
玲愛からは「蝙蝠野郎!」とののしられる仁。
「こっちの蝙蝠は鳥と獣の間に余計な波風まで立てるけどね〜」ってのは上手いなぁ...
でも,実のところ,玲愛は,仁が由飛に惹かれていることも,由飛が仁に惹かれていることも知っているから不安で仕方がないんですよね。
それでも,仁が由飛に玲愛と付き合っていることを話そうとすると,由飛の気持ちを考えて止めちゃうんですよねぇ...
「何があっても仁への評価は変わらない。満点以上はないから」
一度でいいからこんなこと言われてみたかったですねぇ...実に男のロマンですよ。
「変態」と口にしながらも「せっかくの制服だからしてあげるよ」と言う玲愛と,キュリオの店内でH。
『魔性の真面目っこ』ってのは,玲愛にぴったりの称号ですね。
「今日は危ないかも」と言うのに,気持ち良すぎて中だししてしまった仁を蹴りまくる玲愛。
股間から白いモノたらせながら蹴りまくる姿がなんとも...(^^;)。
バレンタインフェア最終日は,キュリオとファミーユで制服を交換してのチョコレート販売。
板橋店長の『両天秤座』も,まさに仁にぴったりの言葉です。
お店が終わった後,何故かファミーユの制服を着たまま制服を返しに来た玲愛。
バレンタインといえばチョコレート。というわけで,チョコレートの口移しからHへと移るのも当然の流れでして...なるほど,玲愛は,最初からそのつもりでファミーユの制服を着てきたんですね。
「私がそんな言葉に騙されるとでも...騙されるけどぉ」
(Hになったのは)「仁のせい...仁のおかげ...仁のためだから」
なんて台詞が続くんですから...ほんと,玲愛って,一度好きになると,一直線ノンストップなんですね。
外見は猫っぽいけれど,中身は犬チックなのかもしれません。
でも,お互いヤリ過ぎて腰が立たなくなってしまい,
「おぶって帰って,責任とりなさい」と命令しちゃうのもまた,玲愛らしいですね。
しかし,そんなバカップルな状態に危機が訪れます。
なんと,4月から玲愛が本店に戻ることになってしまったのです。それも,前から決まっていたことだからと,仁には何の相談も無しに...
キュリオの本店までは電車で2時間の距離...ということは所謂遠距離恋愛になるわけです。
「理由もなく職場の指示を断ることはできない」
「男ができました,だから戻りません,では仕事を馬鹿にしている」
というのは確かに真面目で融通のきかない玲愛らしい正論ですが...
「もし,気持ちが離れてしまったら」とたずねる仁に
「祈ってる...でも,縛ったりしないよ」
「私のこと嫌いになったら言ってね?そうしたら仁を自由にしてあげるから」
と答える玲愛がいじらしいですね...
営業終了後のファミーユで「何故玲愛を止めなかったと」責める由飛に,
「失うことに敏感になってしまった自分には長距離恋愛は無理だ。」
と自分の胸の内の苦しみを打ち明ける仁。
そんな仁を由飛がやさしく抱きしめているところを玲愛に見られてしまいます。
翌朝,何気ない様子で明るく仁の部屋を訪れる玲愛。
しかし,仁がシャワーを浴びているときに由飛から電話があり,二人で口裏を合わせていると思ってしまった玲愛は,朝食の後,用事があるからと帰ってしまいます。
「私...居場所,なくなっちゃったかなぁ?」と寂しげな玲愛に
「プライベート捨てて仕事を選んだはいいけど,そのせいで選んだ仕事に身が入らないようでは本末転倒。今のまま戻られては本店も迷惑だ」
と,いつになく厳しい言葉を浴びせる板橋店長。
二人が離れて暮らすことに不安と恐怖をおぼえ,「仁,どっかにいっちゃう」と泣きながらも
それでも本店に戻ると言う玲愛。
彼女にとっては「約束を守ること」「いい加減なことは絶対にやらない」ことが,唯一由飛に勝てることだったのです。
しかし,それが逆に由飛に負ける理由になるかもしれないということが,玲愛を混乱させているのです。
そんな玲愛の姿を見て,本当のことを打ち明ける決心をする仁。
実は,これまでのことは,里伽子と由飛が玲愛をここに留めておくために立てた作戦だったのです。
もっとも,「玲愛を追い詰めれば絶対に仁が助けようとする」ところまで,里伽子は読んでいたのですけれどね...しかし,里伽子ほど仁のことを理解している人はいないのに,どうして今まで付き合わなかったのでしょう?このあたりの事情は『里伽子シナリオ』でわかるんでしょうね。
由飛と里伽子に背中を押され,玲愛をファミーユ本店があった場所に連れていった仁は,
そこで「俺は今までお前のことを騙していた」と一世一代の懺悔の告白。
当然の如く玲愛からはキックとパンチの雨あられ。
「あんたのせいで1週間も寝てなかった。怖くて寝てられなかった」
「両手なんて壊れてもいい,あんたなんか撲殺してやる」
という恐ろしげな台詞すら,玲愛の乙女心を感じさせます。
「ここに,ファミーユの本店を取り戻したい,玲愛といっしょに」
「お前はキュリオ本店じゃなくて,ファミーユ本店に来るんだ」
と告げる仁に
「どうしても,私が欲しい?」
「だったら,責任とってもらおうかな?」
と答える玲愛。
普段,「責任なんて言葉を軽々しく使わないで欲しい」と言う玲愛の口から出たこの『責任』は重みがありますね。
というわけで,curio本店に向かう二人。
『玲愛を俺にください!』って,それはヘッドハンティングの言葉じゃないでしょ(^^;)
ともあれ,これで玲愛は目出度くcurioを去ることに...
そして,何故かそのまま玲愛の実家に行かれる仁。
果たして,仁は玲愛の実家でも同じ台詞を繰り返したのでしょうか?
2年後,念願だったファミーユ本店が完成。
先にファミーユ本店のドアを開け,「さあ,仁おいで」と手をさしのべ(左手には結婚指輪?)。
「おかえりなさいませ...旦那さま」と玲愛の笑顔でEnd。
さて,次は流れからいくと『由飛シナリオ』ですかね?
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