ぱるふぇ日記2

2月6日

 『雪乃明日香 true end』終了。

 明日香ちゃんの小悪魔っぷりがなんとも可愛らしいシナリオでした。
 キャラ的には今のところ,玲愛に続いてNo.2かな?

10/15
 「明日香ちゃん...僕...もう疲れたよ」で鐘の音って....「フランダースの犬」?
 制服姿の明日香ちゃん登場。ついでに,着替え途中の明日香ちゃんのお姿拝見。

10/19
 職場で明日香の家庭教師。
 「(ファミーユで)必要とされていることがうれしい」と話す明日香

10/25
 由飛のことで「教えるのが大変だ」苦情を言う明日香
 明日香曰く,>由飛は「感覚的で目分量な人」。
 「わたしって,里伽子さんの代わり?二番目に都合のいい女?」
 と文句を言いながらも,が落ち込むと逆に励ましてくれる明日香
 「わたし,ずっとてんちょについていくから」
 と可愛いことを言ってくれる明日香の頭をぽふぽふとなでる

11/6
 土曜日で午前中は学園のはずなのに,何故か朝からいる明日香ちゃん。
 店長らしく注意した後,彼女を学園まで送る

11/9
 閉店後,店内で明日香に家庭教師をするに,突然「キスしたことある?」とたずねる明日香ちゃん。
 最終的には初体験の話を聞き出すのが目的だったらしい(^^;)。
 せんせいとてんちょを合わせて「せんちょ」....って...

11/11
 と同じ八橋大学経済学部を第一志望にすると話す明日香
 何故,彼女がそう思うようになったか,気持ちを考えやれよ,君(^^;)。

11/17
 学祭の準備をしている明日香の学校に行く
 明日香がいないので届け物を置いてすぐに帰ろうとしたが女子高生軍団に包囲されてしまう。
 「明日香自慢のてんちょの話がききたい」
 というわけで話し込んでいると,今度は帰ってきた明日香ちゃんに怒られてしまう。
 「自分のせいで学園祭のクラスの出し物を失敗させたくない」と話す委員長明日香
 しかし,は彼女達のケーキ作りに不安を覚えるのだった。

11/19
 ファミーユで学園祭の打ち合わせをする明日香美鈴。観鈴じゃ違う人だ...(^^;)。
 美鈴から「明日香が模擬店で『ファミーユ』をやるのは,半年前まで一緒に働いていたファミーユのみんなに見てもらうため」という話を聞いて涙ぐむ

11/21
 学園祭当日,予定していた手作りお菓子がほとんどできておらず困惑する明日香
 そこにかかってきたからの電話に
 「お願い,助けて...てんちょぉ」と泣いて助けを求める明日香
 そこに,ケーキを用意したが登場。実ははすぐそばから電話をかけていたんですね。
 の胸に飛び込んで号泣する明日香
 学園祭終了後,とフォークダンスを踊りながら
 「思い出だけで終わらせたくないもん...はじまりに,したいもん」とつぶやく明日香

12/18
 大忙しのファミーユ。
 今のシフトの状態がファミーユのベストだと言う明日香

12/21
 ファミーユ閉店後身を寄せ合い顔を寄せ合いながらお勉強の時間。
 灯りを暗くして,その上参考書を文字の小さな物に変えたのは明日香の作戦?
 が身体をずらすとすぐにその距離を詰める明日香
 ついにはテーブル1周...って,何で逃げるの?くん....
 下から顔を見上げる明日香のCGが激ぷりちーです
 冬休みに入ってもの家庭教師を希望する明日香は,次は明々後日を希望...というとクリスマス・イヴ?
 25日に数学の追試があると嘘をつく明日香
 「よ〜し,こんどこそ!」...って,何の決意をしたんでしょうね?

12/24
 閉店後,緊張しながらにプレゼントを渡す明日香
 去年は同じ様な紙袋の95点の現国の答案が入っていたらしいけれど,今年の紙袋の中身は手編みの毛糸の手袋。 
 手袋を編んでいたので追試になったと思ってしまった明日香にお説教。
 47pに手書きで描かれた練習問題16「キスのしかた(実践編)」を教えて欲しいとせがむ明日香
 「(統計的にみてみると)わたしみたいなタイプの女の子の場合『はじめてのひとは,家庭教師の先生』っておいうのが一番多いんだって」
 「ちなみに,二番目は,バイト先の店長だって。....ワンツーフィニッシュだね」
 「自然にあなたが好きになりました」
 「なついているだけじゃ,我慢できなくなってきました」
 「報われたいです。今は,具体的にキスがしたいです」
 「仕方ないよ,発症しちゃったんだもん,一度こうなったらだめだよ」
 「女の子にここまで言わせておいて,えっちな気分にならない人はダメだよぉ」
 と,終いには泣き出してしまう明日香ちゃん...が,しかし,それは嘘泣き。さすがは,小悪魔っ娘!
 頭にグリグリ攻撃を加えながら明日香の唇を奪う
 キスをされながら「やったぁ」と小さくガッツポーズをとる明日香
 実は手編みの手袋は片方だけだったのだけれど...これも作戦のひとつだったのかな?
 
1/2
 帰省先から戻ってきたの胸に飛び込む明日香
 「せんせ,せんせ」とスリスリするが,反応の薄い
 「せんせって...釣った魚にエサをあげない人?永遠のハンター?」とふくれっ面の明日香
 そこに恵麻が現れ,慌てて離れる二人。
 「お姉さん」と口をすばらせた明日香
 「そういう言い間違えは,わたし感心しないな〜」っとプレッシャーを与える恵麻姉さん。
 恵麻明日香に無意識に冷たくしたのは,曰く「野生の勘,危険な姉の本能」。
 将来の小姑っぷりを考えると,とてつもなく恐ろしそうです(^^;)。
 おすそわけがあるからと明日香を家に誘うが,デートの予定がダメになった明日香はすっかりご機嫌斜め。
 謝るに「謝罪よりも賠償」とキスをねだる明日香
 しかし,これからというときにまたしても恵麻さん登場。
 泊まろうとする恵麻さんを返すことには成功するが,今度は明日香を家まで送ると言い出します。
 やっぱりこれも「野生の勘,危険な姉の本能」なのか?
 しかし,自分が送ると部屋を出ようとしたとき,なんと由飛かすりが訪ねてきて,
 そこに顔を出した玲愛と瑞奈まで巻き込んで,そのまま新年会へとなだれ込みます。
 ここでは鍋奉行玲愛の大活躍ぶりを見ることができます。
 しかし,この状態に「今日のせんせは,わたしだけのためのせんせだったのに」と涙をこぼす明日香
 「キスより先に....進みたい」とつぶやく明日香の声が聞こえないは耳が悪いのか?

 水曜日なのに「バイトがあるから」と教室を飛び出す明日香
 今日はデートの日。
 明日香が選んだ映画はR15指定の恋愛映画。
 映画を見ながら,の耳に息を吹きかけ,次には自分の耳に息を吹きかけて欲しいという明日香の耳に舌を入れる
 耳責めにHな声を出す明日香に興奮しての胸までもんでしまうとは,なんたる鬼畜!
 突然,映画館の場内から飛び出した明日香だが,喫茶店でに「これ使って」と渡したのは,もう片方の手袋ではなく....コンドーさん。
 「今日は最初っから,そのつもりで来たんだ」とおっしゃる明日香さん。
 映画館で突然飛び出したのは,下着を汚しちゃったので着替えに行っていたからだそうです。
 「(を)からかうのが好き」「右往左往する様を見ているだけで嬉しくて」
 と,小悪魔モードの明日香を部屋に誘う
 「何回もシュミレーションしたもん,準備は万端」と言う明日香と初H。
 痛くて歩けないという明日香を背負って連れて帰る

 ファミーユでの居残りお勉強中にも甘えてくる明日香
 「せんせって,上半身と下半身切り離しても生きていけるよね。どう考えても別人なんだもん」
 「今日は絶対安全日だってばぁ」
 と言って,Hのために,1時間以上かかるはずの問題を30分で終える明日香
 隠す部分の少ない勝負パンツは美鈴達からのプレゼントって....良い友達なんだろうか?(^^;)。

 バレンタインのお返しにとランジェリー店に強制連行されて下着を買わされる
 さりげなく春休みになったら泊まりに行くと,言葉の端はしに爆弾を忍び込ませる明日香
 「24時間,せんせと一緒にいたい。ずっと抱き合って,ぼうっとしていたい。それが,私の春休みの宿題」「再来週のお休みの日,一緒に宿題を解いてくれませんか?」
 「えっちなこだと思わないでね....えっちだけどさ」
 「結局優しいところが,わたしの琴線に触れる。『あ〜大好きだよばかぁっ』って叫びたくなる」
 「つきあえばつきあうほど,迫っちゃいたくなる。せんせが足りない,どれだけ抱かれても足りない」
 と言う台詞が実に可愛らしい
 
 火曜日の夜,恵麻がみんなで食事に行こうと言い出すが,それを聞いてすっかりご機嫌斜めの明日香
 というのも,今日は約束のお泊まりの日。
 結局,なんとか食事の誘いを断ってきたとH。
 翌日,明日香と二人で八橋大学の下見に行く。
 学食で友人と話していたが,自分のことを彼女と言ってくれたことを喜ぶ明日香
 そして,八橋入学の決意を固めた明日香にファミーユの解雇を告げる

 バイト最後の日。
 4月から受験に専念することも皆の前で告げる明日香
 もちろん,明日香は最初からそれを納得したわけじゃありません。
 最初は泣いて嫌がっていたが,実際にと大学を見に行って決意を固めた明日香
 「みんなのところへ帰るために」
 「せんせの教え子でいるために」
 「てんちょの部下に戻るために」
 「あなたの恋人でいるために」
 「あなたを先輩と呼ぶために」
 死にものぐるいで頑張ると決意を口にする。

 ができないときは里伽子が勉強の面倒を見ることに...
 「胸を張りなさいよ,あなたの勝ちなんだから」と言う里伽子。
 一人一人明日香に暖かく声をかけるファミーユのそしてcurioの面々
 玲愛明日香の部屋を訪ねていたことも泊まったことも知っていた。
 恵麻明日香をイメージしたケーキを一日十個限定で作り続けると言う。

 閉店後,「終わっちゃったよ〜」と泣きじゃくる明日香
 ファミーユのみんなも涙する。

 1年後,帝王大学(東大みたいなもんか?)に合格したのに八橋大学を選んだ明日香
 それにしても,その間に起こった二人を翻弄する出来事とは何だろう?

 手を繋いだ二人のCGと
 「ただいま,てんちょ」という明日香の台詞でend。

2月9日

 『杉澤恵麻 true end』終了。

 ま〜姉こと恵麻さんは,実はよりも3歳しか年上じゃないんですよね。
 亡き兄の未亡人であり,またに対する溺愛ぶりから,もっと年上のお姉さまというイメージがあったので,なんだか吃驚しちゃいました。

 玲愛由飛の花鳥姉妹のシナリオが12月24日まで表裏一体をなすかのように同時進行をするのと同じように,恵麻里伽子のシナリオも12月24日までは同時進行で,24日にどちらを選択するかによって,ルートが別れていきます。

 恵麻から見ると一番好きなのは里伽子であり,逆に里伽子から見ると,一番大切なのは恵麻なのです。しかし,恵麻の中には一番好きなのは自分であって欲しいという気持ちがあり,また里伽子の中には一番大切なのは自分であって欲しいという気持ちがあり,それがこの二人の関係を複雑なものとしています。だからといってお互いのことを疎んじたり憎んだりする気持ちは無く,逆に互いに相手のに対する気持ちもわかりすぎるほどわかっているんですよね。

 たとえば,11/9にが一度は里伽子を誘っておきながら,明日が恵麻との定例会であることを思い出し撤回したことに怒った里伽子が,仁が去った後,授業中にもかかわらず机を蹴飛ばす場面とか,12/7,クリスマスケーキの試食を三人で行っているとき,の口の周りにクリームがついているの気が付いた里伽子を「しょうがないな...」と拭こうとして,「恵麻さんお願い」と恵麻にゆずりつつも,が恵麻の口の周りについたクリームを拭くのを見てなんとなく不機嫌になったりする場面からも,それらは伺えます。

 そんな二人の関係をまったくわかっていないのが,本人だというのがねぇ...さすがギャル・ゲー主人公らしい朴念仁ぶりです(^^;)。
 もっとも,にしてみれば,恵麻は自分自身の初恋の相手であったのに,兄と結婚して自分の元から離れてしまった人であり,里伽子は一度告白したのにすげなく断られてしまった失恋の相手でもあるので,それもまぁ仕方がないことなのかもしれませんけれどね。

 そんな二人の関係が大きく揺れ動いたのが12/7。
 クリスマースケーキの試食の後,里伽子と二人きりになった恵麻
 「どうして別れちゃったのかな? 仁くん,今でもリカちゃんのこと好きなのに」
 「仁くんのためにも,また一緒に...ダメかな?」とたずねたのですが,
 それに対して里伽子
 「仁さえよければ,他人の事情なんか,どうでもいいんですね?」
 「そんなに仁が心配なら,恵麻さんが,慰めてあげればいいじゃない」と強く突っぱねます。
 そして,去り際に落としていったのが
 「もしかして,まだ愛してます?3年も前にいなくなった仁にそっくりな人を?」という爆弾。
 実は恵麻の初恋の相手がであるということが高村の両親の話から明らかになったことを考えると,これはとてつもない爆弾なのかもしれません。

 12/21,かつて里伽子と良く行っていた店(実は告白してふられた店でもある)に久しぶりで一緒に行ったは,酔った勢いもあって,「今でも好きである」という本音を打ち明けてしまうのですが,里伽子からは「もう,会わない方がいいよね」と最後通牒を突きつけられてしまいます。
 店を出ていった里伽子を追いかけ,
 「24日は里伽子と一緒にいたい」
 「来なければ,今度こそ本当にあきらめる。絶対にお前に迷惑をかけない,ただの友達になる」
 「9時に駅前で待っている」「3時間待って日付が変わったら,帰る」と告げる

 翌12/22,「一人さん(仁の兄)の四回忌をやりなおしたい」と言う恵麻と,故人をしのぶダメ宴会。
 そこで恵麻から「どっちが仁のことを大切にしているか」でケンカをしたことが,一人と付き合うようになったきっかけだという話を聞かされる。
 結婚した3年前より,今の方が一人の事を愛していると話す恵麻だが,最後にぼそっとつぶやいた
 「わたしにとっては,かなり...痛いとこ,突かれたんだけれどね」
 という言葉は,12/7に里伽子から言われたことなのでしょうね。

 そして,12/24閉店後,
 「一人で祝杯をあげているけれど,もう一人くらいなら大丈夫」と言う恵麻に見送られ,里伽子に会うために駅に向かう
 待っても来ない里伽子をあきらめたが向かったのは恵麻の部屋。
 「半年前,仁くんにしてもらったこと,返してあげる」
 「心と,からだの両方で,返してあげる」
 「また,姉ちゃんのところに,戻ってきてくれたのね」
 「姉弟だと,しちゃいけないこと,したいのね?」
 と言う恵麻のリードで初H。

 このことでなんとなく罪悪感を感じるに対して,すっかりふっきってしまったのか,『仁くん大好き』モード全開の恵麻
 「もっと堂々としていなさい。わたしたちとってもいけないことしてるんだから」
 って,それは堂々としていいことなのか?(^^;)

 高村の実家(恵麻にしてみれば実の両親の元)に帰省しても,二時間もコタツの中でお互いを足で弄りあったり,「度胸試し」と言って高村父が寝ている横でキスをしてみたり,離れ(仁の部屋)で学生時代の制服を着てHをしたりと,やりたい放題です。

 久しぶりにファミーユにやってきた里伽子に対して,
 「もうリカちゃんが心配しなくても大丈夫よ」
 「仁くんは私が立ち直らせる。わたしが側にいてあげる」
 と,それまで見せたことの無いような敵愾心を見せるのも恋する女故でしょうか?

 が毎晩煙草を吸っていたのは,ヘビースモーカーであった一人の身代わりとなるために自分自身に煙草の臭いをつけのが目的だったんですね。
 それももう必要がないと煙草を止めるですが,その時の玲愛との会話が良いんです。
 このシナリオに限らず,特定のヒロインのルートに入っても,他のヒロイン達との関わりがこのような形できちんと継続しているのが,『パルフェ』の魅力のひとつですね。

 恵麻里伽子と会うのを嫌がるため,外の喫茶店で里伽子と会う
 恵麻が結ばれたことを知った里伽子
 「子どもの頃からの夢...かなったね?色々と回り道したけれど,辿り着いたね」
 「祝福するから」と笑顔を浮かべながらもボロボロと涙をこぼす様子は,とても切ないものがあります。
 しかし, 
 「半年前から決まってたの」
 「あのとき仁は恵麻さんを選んだの」とはどういう意味なのだろう?

 しかし,翌日,里伽子と会って泣かせていたという話を耳にした恵麻はそのまま帰ってしまい,兄の位牌を持ったまま行方不明になってしまいます。
 3日以内に恵麻を連れ戻せとかすりから厳命されたが,恵麻の部屋で得た情報を元に向かったのが,ペンション「ファミーユ」。そこは恵麻一人からプロポーズされた場所。
 会いに着たに 仁くんをとられてと思って酷いことを沢山言った。でも,リカちゃんは最後まで何も言わなかった。」と,里伽子とケンカをしたことを話す恵麻

 そして,胸の内に仕舞っていたお互いの罪を打ち明ける二人。

 半年前(ファミーユが燃えて精神的にまいっていたとき)恵麻だとわかっていて,甘えて抱きついて一緒に寝てもらった。
 ということですが,恵麻からすれば,このとき1週間自分が独占していたことが,里伽子の間に亀裂を生じさせた原因であり,逆に里伽子からすれば,1週間恵麻につきっきりだったことが, 「半年前から決まってたの」「あのとき仁は恵麻さんを選んだの」ということになるわけですね。

 「家族になろうよ」
 「俺達二人が家族になることを,みんなに認めてもらおうよ」
 と決意を新たにする二人。

 「仁くんをわたしにください」
 「リカちゃんの気持ち,今も変わってないこと知ってるから」
 「だから,リカちゃんが笑顔で許してくれるまで待つ」
 と里伽子に対して土下座をする恵麻。 
 それに対して
 「今は祝福なんてできないけれど,いつかきっと笑ってみせるよ」と答える里伽子

 それから2年後,ファミーユの制服を着る里伽子の姿が...
 それはファミーユ本店開店の記念すべき日。
 「また3人で始めさせてくれて,ありがと」
 「おめでとう,二人とも」と笑顔で祝福する里伽子
 が,しかし,ここから里伽子の反撃が始まります。

 「誰があんたたちの結婚を認めるって? 誰が仁のことを諦めるって?」
 と里伽子が宣戦布告したところで End。

 これは由飛エンドと通じるものがありますが,こういう終わり方は,その後の展開を想像するとても楽しそうで,好きですねぇ...
 しかし,里伽子にこんな茶目っ気があったとは...
 

2月14日

 『夏海里伽子 Bad end』終了。

 12/24,駅前で諦めずに待ち続けていると里伽子登場。
 「仁は,あたしが役に立つから好きだと勘違いしてるだけ」
 「あたしがあんたを構えなくなったら,役立たずになったら,きっといらなくなる」
 「本当は,面倒見てくれる女なら,誰でもいいんでしょ」
 と言いながらも,が自分が作ったケーキを一緒に食べようと言うと,
 「しょうが,ないなぁ」と言いながらも隣りに座る里伽子
 しかも,「食べさせて欲しいのか?」と冗談半分に言う
 「言ったことはちゃんと実行しなさいよ」
 「一体いつまで待たせるのよ」と言ってケーキを食べさせてもらったりしちゃいます。
 しかも,食べた感想が
 「仁のあじがする」...って....
 それに対して里伽子の口の周りについたクリームを舐めとり(必然的にキスになるわけだけれど),
 「里伽子の味がする」と対抗する

 『恋人への贈り物』であるブレスレットを里伽子に渡し,
 「今度こそ,俺の,恋人になって...里伽子」と抱きしめる
 「もう,しょうがないなぁ...仁はぁ」と受け入れる里伽子

 そして,そのまま二人での部屋に。
 お茶を入れようとするに,部屋の電気を消し
 「すぐに,したいくせに」とおっしゃる里伽子さん。
 まさにそのとおり。
 というわけでHシーンに突入するわけですが,ここで大きな疑問が....
 というのも,事前に『nomal end』を経ないと,『bad end』行きという情報を得ていたからなんです。
 それなのに,
 「里伽子,俺,本当に,お前のこと,好きだ」
 「う,うるさい..あんたなんか...あんたなんか...キスしてよ,もいっかい」とか
 「仁の出したのが,あたしの頭までとどいたよ」とか....
 どう考えてもBadじゃないですよね。
 普通ならこれで立派なHappy Endです。

 が,しかし,『里伽子シナリオ』そんな甘いものじゃありませんでした。

 正月に帰省しようとするに対して
 「こっちが受け入れた途端,手のひら返したように余裕かまして,女捨てて家族の元に走る男の姿」
 「こんなにも,その気にさせといて,あんたってやっぱり最低」
 と言いながらも,いざが残って正月を一緒に過ごすと言うと
 「やっぱり帰省していい」と覆してみたり,
 左手をやけどしたといっていつまでも包帯を巻いていたり,
 に「お前に頼られるの,なんか嬉しい」と言われて固まってみたり,
 そのくせして仁に対する依存度は以前とは比べ物にならなかったりと,里伽子の様子が,何だか不自然なんですよね。

 その危うい状態を完全に崩したのが,誰もが気が付かなかった恵麻の手の異常に気が付いたが,その日里伽子とのデートの約束があったのにも関わらず,恵麻に付き添って病院に行ったという,にしてみれば,ごく当たり前の出来事です。
 これが,里伽子の隠していた心の闇を解き放してしまったんでしょうね。

 仁からいつまでも包帯をとらないのは自分に甘えてたいからだろうと指摘され,それに対しては否定をしなかった里伽子ですが,まさか左腕が動かなくなっていたとは...
 しかし,そう考えると,里伽子がファミーユに戻らなかったことも,授業中にノートをとらなかったことも,片手で料理をしようとしたことも,すべてに辻褄が合うんですよね。
 しかも,左手が動かなくなった原因が,ファミーユ本店が火事になったときにからもらったブレスレットと,が大切にしていた家族の位牌を取りに燃えさかる店内に入って怪我をしたことが原因だったのです。
 それならそうと言えばいいのに,それを言えないのが里伽子なんです。彼女はそれを言うことによってが苦しむことを,そしてと自分の関係が壊れてしまうことを何よりも畏れていたのです。
 「悪くて対等,できればあたしが優位に立ってないと我慢できない」
 とは,いかにも里伽子らしいというか...

 何故頼ろうとしなかったと詰め寄る
 「あのとき,頼らせてくれなかったのは,仁の方だぁっ!!」
 と悲痛な叫びをあげる里伽子
 腕が動かなくなりショックを受けた里伽子が必死な思いで電話をかけたのに,
 「2年間一緒にいて...はじめて,支えて欲しかった日だったのに」
 から帰ってきたのは
 「ごめん,姉さんが調子悪くて」「一週間くらい連絡とれないと思う」「里伽子ならわかってくれるだろ」という無情な言葉。
 なるほど,恵麻シナリオの中での
 「半年前から決まってたの」
 「あのとき仁は恵麻さんを選んだの」という言葉はそういう意味だったのですね。
 しかも,その後も
 「それから何度会っても,全然気付いてくれなかった...恵麻さんの怪我はすぐきづいたのに!」
 という状態じゃぁね,
 「大好きだから,仁が憎いよぉ!」
 と,里伽子が去って行くのも仕方がないことなのかもしれません。

 里伽子が去った後,大学を辞め,ファミーユも辞め,地元に帰り就職したは,恵麻にも会おうとせず,かといって,里伽子に会いに行くわけでもなく,心は止まったままどこにも動けないままでいる....

 こんなにも心を抉るようなバッド・エンドが待っていたとは....いやもう,これは辛すぎます。
 これは個人的なバッドな記憶と結びついてしまうのも大きな原因なんですけれどね(^^;)。
 

2月20日

 『夏海里伽子 Nomal end
 『夏海里伽子 True end』終了。

 『Nomal End』は24日の夜二人が結ばれ,数年後二人の間に子どもが生まれるというシナリオ。
 そして,『True End』は『Bad End』寸前から『Nomal End』に至るまでを描いたシナリオでした。

 『Bad End』では里伽子に去られてすっかりヘタレてしまった君ですが,『True End』では決して諦めることなく,自分が里伽子に対してできることに全力を尽くします。
 里伽子が学校を辞める前に教授に話をつけに行ったり,里伽子が実家に帰る前に実家のお母さんと話をして味方につけたり,毎週のように里伽子が通院していた病院に行って,里伽子の腕の状態について質問をしたり,これらをきちんとファミーユで店長を務めながらやったのですから,その行動力には頭が下がります。
 しかし,『あしたのために,その1』『あしたのために,その2』って,どこのジョーさんですか?(^^;)

 「世界一好きでも,世界一大事じゃないなんて,そんなの嫌」
 「あんたは何があっても家族を優先する。絶対に変わらない」と頑なな里伽子
 「だから,俺の家族になれよ」
 「大学出たら結婚しよう」と告げる
 「あたしを丸ごと背負うつもり?」という里伽子に対する
 「そんなカッコイイ事考えてない。俺はただ,お前の苦境につけ込んでいるんだよ」
 「俺のこと,少しでも哀れだとか惨めだとか可哀想だとか思ったら,遠慮なく,この手を取ってくれ」
 こんなにも情けない,でもこの上もなくカッコイイ告白の言葉は聞いたことがありません。
 これだけもたまらないのに
 「いつまでがんばるつもりよ」と問う里伽子
 「いまわの際に,お前が,俺の手を,この手でそうっと握り返してくれれば,笑って逝けるよ」
 というの台詞には泣けました。
 この部分は木尾士目の『4年生』の最終話『海風』を彷彿とさせるものがあります。

 「だから結婚しよう」
 「ほんとうに...ほんとうに...しょうがないなぁ...仁はぁ!」
 はい,ここで決壊です。
 なんかもうこの後のHシーンが邪魔で仕方がありませんでしたよ。

 『Nomal End』の里伽子が両手で我が子『夏海』を抱き上げる場面。
 ここまで来るのに五度の手術,五度のリハビリが必要だったというのですから,それは二人にとってとても過酷な日々だったと思います。
 しかし,そんな過去があったからこそ,この場面が輝くんですよね。
 そういう意味では『Nomal End』はとても中途半端なものであり,
 里伽子シナリオBad End』と『True End』だけで良かったと思いますね。

 それにしても,他のシナリオでは里伽子は一人寂しくフェイド・アウトしてしまう運命にあるわけで,こりゃぁ確かに最初にやってしまったら,他のシナリオを純粋に楽しめなくなってしまいますね。
 あれ?でも,『恵麻 true end』では,里伽子はファミーユに復帰してるわけで..となると,このとき里伽子の腕は当然治っているということで...あれれ?....ま,まぁ...良くなったのだから良しとしましょう(^^;)。

 さて,『パルフェ』もこれで一通り終了したわけですが(nomal endが終わってないシナリオもありますが),シナリオ的にはやっぱり里伽子がダントツですね。このシナリオがあるからこそ,『パルフェ』が他の美少女ゲームと一線を画していると言っても過言ではないでしょう。

 が,しかし,キャラ的な魅力からいえば,玲愛の1位は揺るぎません。
 本人のシナリオは当然ですが,
 恵麻シナリオで仁から吸う理由が無くなったとベランダ越しに渡された煙草を無理に吸ってみたり,
 里伽子シナリオで「夜お騒がせして」とが持っていった菓子折を投げつけたり...等々
 
他のヒロインのシナリオでも実に良い味出しているんですよね。
 

3月19日

 すっかり全部終わったつもりになっていたら,なんと追加シナリオをまだやってなかったのに今頃気が付いてしまいました。

 というわけで,『Parfait au Chocolat』です。

 第1楽章『curio』
 これは玲愛がブリックモール店に来るずっと以前,彼女が始めて『curio』で働き始めた頃の物語です。
 というわけで,登場するのは玲愛以外は前作『ショコラ』のキャラばかり...それでは『ショコラ』をやっていない人間にとって面白みがないかといえば,そんなことはありません。少なくとも玲愛好きなら十分に楽しめる内容です。もちろん,『ショコラ』をやっていれば面白さは倍増するのでしょうね。
 それにしても,初期型玲愛がツィンテールでなかったのには驚きです。これに関しては美里さんに感謝しなければなりませんね。彼女無しにはツィンテール玲愛は存在しなかったわけですから...
 『ショコラ』のキャラではさんが良い感じです。彼女の友人である香奈子さんは『パルフェ』でいう里伽子にあたる存在なのかな?

 第2楽章『famille』
 これは火事を起こす前のファミーユ本店時代の物語ですが,主人公であるところのクンは風邪のために高熱を出してダウン。となれば,恵麻さんが平常心でいられるはずがなく,店を放りだして仁の元へ行こうとするところを,里伽子かすりに阻止されてしまいます。恵麻さんの溺愛ぶりはこの頃から少しも変わってないんですねぇ(^^;)。
 そんなファミーユにやってきた怪しい男性二人組。どうやらこの二人は『curio』の若き店長大介とその父親らしく,この時に食べたケーキが決めてとなり,後にファミーユがブリックモールに誘致されることになったというわけですね。
 高熱を出して苦しんでいるであろうを少しも心配していない様子の里伽子でしたが...しかし...恵麻さんを出し抜いてそんなことしちゃうなんて...なんと勇気のある...(^^;)...しかし,この頃から里伽子にとってが特別な存在であることが良くわかるエピソードです。本当に不器用で一途な娘ですね,この娘は...

 第2楽章『つまんない恋』
 これは本編ゲームでは語られなかったファミーユ・ブリックモール店開店前日のヒロイン達の様子を描いたショート・ストーリーです。特に里伽子の物語は本編シナリオをやった後だと,とても切ないものがありますね。

 いずれも,ごく短い作品ですが,ゲーム本編終了後のデザートとしては十分に楽しめる内容だと思います。
 ところで,『Re-order』では里伽子SSは見られないのかな?
 

GAMEに戻る

前のページに戻る