とらいあんぐるハート2日記

とらいあんぐるハート2は1999年にJANIS/ivoryから発売されたゲーム(18禁)です。
 『ゲーム記』をご覧になればおわかりのように,実は『
とらいあんぐるハート3』の方を先にやってしまったのですが,これが予想以上に面白くて,そのハートウォーミングな世界にすっかり引き込まれてしまいました。となれば,当然それ以前の作品もやりたくなるのが人情というもので,機会があるごとに捜してはみたんですが,これがなかなか見つからなかったんですよね(ゲームの流れは速いですから(^^;)。
 そんな折り,たまたま覗いたソフマップで新品を発見し,えねま的にはちょっとお高い値段ではあったけれど,ここで買わなければまたいつお目にかかるかわからないので,気合いを入れて買ってしまいました。

 そして,これはそのリアルタイムなゲーム記です。
 当然ながらネタばれ有りですので,これからやってみようとする方はそのつもりで読んでくださいね(^^;)

3月30日

 
我が家の新恋愛ゲーム専用機,Sony Vaio PCV-J12にインストール(標準インストールで約300MB)する。『3』に比べて容量が少ないのは,音声をCD-DAから再生するからです。インストールは問題なく終了。そのままではバグがあるというので,さっそくDLしてきたUpDaterでアップデートする。

 そして,いよいよ開始。デフォルトのままでは画面が小さいのでフルサイズにする。
 オープニングのアニメはフルサイズだと何だかギャザが目立って見づらいのだけれど,そんなことはオープニング・ソングに比べればなんということありません。噂には聞いていたけれど,あれは本当に腰が砕けますね(^^;)。いやぁこれは『To Heart』アニメ版の『Yell』以上です(^^;)。

 まず最初に登場するのが二村知佳ちゃん....う〜む,なかなか可愛い子ですね....しかもTシャツががおがおしてるし....(^^;)。そして次に登場するのが従姉妹で管理人の槙原愛ちゃんです....恋愛ゲーム王道の幼なじみキャラですかね?でも,年齢は20歳を超えていそうです。彼女は『3』にも獣医としてちょっとだけ出てますね。続いて猫娘の神内美緒が登場。最初から思いっきり嫌われます(:_;)。
 その後
神咲薫ちゃんが帰宅し,「何故男がいるんだ?」とにらまれちゃいます(^^;)。この子は『3』の神咲那美の姉にあたる人で,『3』にも重要な役割で出てきますね。
 初日最後に現れたのが知佳ちゃんの姉である
二村真雪。ううむ,あれで関西弁だったら某委員長かと思ってしまいますね....素肌にワイシャツだし....さもなければ某温泉パンダか?(^^;)。この人は『3』では声のみの出演でした(^^;)。

 しかし,キーボードが使えないのはちょっと困りものです。マウスのクリックだけだと手が疲れるんですよね(^^;)。それにぼんやりクリックしてたら選択肢で関係ない所クリックしちゃうし....(^^;)。

 さてと,とりあえず,誰からお付き合いしていこうかな?う〜む,とりあえずは最初に登場した二村知佳ちゃんでいってみましょう。この子誰かに似ているな....っと思ったら某『痕』の四女に雰囲気が似ているんですよね。しかも「お兄ちゃん」だし(^^;)(^^;)

 とりあえず,まだ途中なんだけれど,やっていて「あ〜,とらハだよなぁ!」と幸せな気分になってしまいますね。この心に優しいムードは他のゲームと一線を画してます。まさに唯一無二の『とらハ・ワールド』がここにあります。

3月31日

 
1回目は期日が来て「さようなら」というエンディングでした。これは普通のゲームでいうところのバッド・エンドなんでしょうね。でも,少しもバッドではなく,これが実になんとも爽やかで後味の良いエンディングなんです。これもまた「とらハ」の魅力の一つなんですよね。
 う〜む,やはり,全員からマスター・キーを貰えるようじゃないといけないのかなぁ?
 というわけで,そのあたりを頭において第2回目を始めてみることにしましょう。

 ふむふむ,やっぱり最終日までに全員からマスター・キーを貰うことが必須条件だったのですね。
 というわけで無事に第1部が終了し,耕介(主人公)は目出度く正管理人となったのでした。
 バイトの最終日に胸の中で泣く
知佳ちゃんは可愛かったですねぇ(^_^)。
 しかし,一部を終わった段階でのえねま的お気に入りの第1位は
神咲薫なんですよね。2位が二村(姉)真雪,そして3位が知佳ちゃんなのです。猫娘の美緒も捨てがたいものがありますけどね....

 さて,第2部に入るとさっそくさざなみ荘に新しい入居者が二人やってきます。一人が椎名ゆうひ(ジャケットの扱いからするとメイン・ヒロインなのか?『3』にもフィアッセの友人として出てましたね),そしてもう一人が岡本みなみ(ん〜,なんとなく『3』の晶に似てますね....って,こっちが先なんだけれど(^^;)です。
 とりあえず
知佳ちゃんで進んでいるのですが,順調に進んでいるようです。とらハの場合はキャラクターがどこにいるかがすぐにわかるようになっているので,無駄なセーブ&ロードをする必要がないのが良いですね。某ゲームのように街のあちこちを歩き回って捜すのって,ほんと疲れますから(^^;)。
 そして,紆余曲折を経て無事に
知佳ちゃんと結ばれたのでした(ううむ,現行法上では罪になるのではないかな?(^^;)。しかし,ここまでに至るまでの大小のイベントはどれも本当に楽しいですね。もちろんシリアスな場面もあるのですが,第2部においては決して重くなることもありません。
 また,第2部は4月から12月までと期間も長いのだけれど,その分だけほのぼのと幸せなとらハ・ワールドにじっくりと浸っていられるわけですから,これはこれで幸福なことですね。
 それにしても,
ゆうひがあんな明るい性格だとは思わなかったな....う〜む,性格的には一番好みのタイプですね。

 第3部は知佳ちゃん視点から始まるのですが,初っぱなから『いってきます-->>はってきます』『みなみちゃん-->>みなみとゃん』という誤字の連続にはちょっと腰が砕けてしまいました(^^;)。
 第3部に入って登場してきたのが
リスティ(『3』に成長した姿で出てきますね)。この子もさざなみ寮で暮らすようになります。そして,この第3部はリスティ知佳ちゃんをの心の触れ合いを主軸とした物語であり,主人公である耕介はここでは脇役となっています。最初は某EVAの*波のように感情を持たなかったリスティが,さざなみ荘で生活をするうちにだんだんと人間らしくなっていく様子はなかなか感動的なものがありますね。でも,その分だけ知佳ちゃんの影も薄くなってしまったような気がします(^^;)。
 しかし,先の誤字の他にも,
知佳ちゃんがリスティの異常を知る場面の立ち絵が,本来ならデート用の洋服であるはずなのに通常の私服になっている,というような初歩的ミスがあるのはいけませんよね。
 でも,何故かそんな初歩的なミスすら許せてしまうようなムードが「とらハ」にはあるんですよ。

4月2日

 
妹の攻略が終わったら,次はやっぱり二村(姉)真雪でしょう(^^;)。
 ふ〜む,攻略の相手を変えると,花見の様子も少し変わってくるんですね。このあたりの細かさはさすがという感じです。しかし,この人の場合は表面上になかなか変化が見られないので,上手くフラグが立っているのかどうか分かりづらいんですよね....(^^;)。
 夏になってようやく一緒に映画を見に行ったりするようになるのですが,まだ全然ラヴラヴという感じじゃありません(^^;)。でも,良いコンビって感じにはなってきましたね。しかし姉さんでかいですねぇ(どこが?(^^;)。
 
真雪シナリオでもリスティは出て来るんですね。う〜む,ここからシナリオの分岐はできるのでしょうか?
 つ〜か,どうも
リスティシナリオに入っちゃったみたいですね,こりゃぁ(^^;)。
 というわけで,強制的に(^^;)
リスティシナリオ開始。それにしても,このシナリオにおけるリスティ知佳シナリオ以上に難儀な子ですね。でも,それだけに心を開いて笑顔を浮かべたときの可愛さは倍増しちゃうんですが....。心を開くきっかけとなったのが,耕介の作った食べ物というのが,また良いんですよ。
 しかし,確か
リスティ知佳より年下なんですよね...ということは中*生?....しかも**前だし....(^^;)。う〜む,そんなことして良いのか?耕介君(^^;)。
 ん〜,
リスティシナリオも短いけれど良い出来でした。こういうハッピー・エンドは何度見ても良いですねぇ。リスティ知佳のライバル関係も実に微笑ましくて,思わず笑顔になっちゃいます。
 ところで,
リスティの妹(クローン)って,『3』に出てくる彼女ですよね。ちゃ〜んと立派に成長したんですね(^_^)。

 それにしても,真雪シナリオに進めなかったのは何故なんでしょう?原因は良くわからないけれど,もしかしたら第1部からやり直してみる必要があるのかな?
 ちょっと面倒臭いけれど,そうしてみますかね。
 こうなると,既読分を飛ばす又は早く表示するというシステムがないのがちょっと辛いですね。

4月4日

 
というわけで,二村(姉)真雪のリヴェンジ。
 調べてみたところ,やはり第1部でしっかりと好感度を上げておく必要があるみたいですね。というわけで,一生懸命頑張ってみたところ,どうやらきちんと好感度は上がった様子です。といっても,実際に2部に進んでみなければ分からないんですけれどね(^^;)
 で,実際に第2部に入ってみると....はぁ,なるほどストーリーが変わってきましたね。あらら,GW中にはもう告白なんかしちゃったりして....ずいぶんペースが速いですね。でも,普段姉御肌の人が恥じらったりわたわたする様子ってのは,なんだか萌えますねぇ(^_^)
 しかし,まさか**だっとは....でもちゃんと仕返しをするあたりは
真雪さんらしいですけど(^^;)。

 いやぁ,なかなか良いお話でした,真雪シナリオ。わりと人外のキャラクターが多い『とらハ』の中にあっては珍しく普通の(性格は別として)女性の姉妹愛と恋愛の物語でしたね。いやぁ〜,やっぱり良いですわ,二村姉さん。私はどうもこの手のキャラに弱いんですよねぇ(^^;)。

 「あたしの描いたもので,あたしの読者ちゃんたちを笑わせたいし...」「...おんなじように,物語の出来事に一喜一憂したい」「...そんで,最後には笑っていたい...」という真雪の言葉は,そのまま『とらハ』というゲームのマニフェストなのではないでしょうか?

 それにしても,相変わらず文章上のミスが多いですね。当然ながら誤字もあるのですが,一番の吃驚は,ナニの最中に「真雪の耳が下がり,しっぽがぱたぱたとふられる」....って部分ですね。まったく,いつから真雪さんは猫になっちゃったんでしょう?....う〜,困ったもんです(^^;)。
 また,「選択肢まで進む」にすると,未読部分までお構いなしに飛ばしてしまうというのも困りもんですね。

4月7日

 メイン・ヒロインの一人(少なくともジャケットでは一番扱いが大きいぞ)椎名ゆうひシナリオ終了。
 ううう,良い娘じゃのう。性格的にはだんとつ1位の娘です。いやぁ,一家に一人欲しい娘ですな。
 ストーリーそのものは予想通りに展開する,まぁ正直言って大したものじゃないですが,場面場面が上手く作られているんで,ついつい引き込まれてしまうんですよね。それ以上に椎名ゆうひというキャラクターの魅力によってこのシナリオは成り立っているといっても過言ではないでしょう。こういう王道のラヴ・ストーリーもまた良いものですね(^_^)。

 8月31日にゆうひが想いを打ち明けるシーンは漢のロマンですな。そして,その後の二人の初々しいリアクションと,それを見る住人達のリアクションは実になんともほのぼのしています。
 9月9日の公園での答えは,やっぱり「子犬」しかないでしょう....「わん」....って何だか某東鳩のあかりちゃんを思い出してしまいますね....その後もっと犬チックな場面も出てくるのですが....(^^;)
 甘えるゆうひの姿を見て萌えない漢がいるのでしょうか?いやいるわかけないっす!

 3月31日,耕介とゆうひの二人の最後の食事場面を見守りながら交わされる知佳とみなみの台詞,そして,4月2日のゆうひの旅立ちの場面は切なくてほろりときてしまいますね。
 特定のヒロインのシナリオが進んでも,他のキャラ達はゲームの中から消えてしまうことなく,所々でシナリオに絡んできたり,ヒロインと耕介の姿を暖かく見守る様子がうかがえるのも,また「とらハ」の大きな魅力の一つなんです。

 エンディングもしみじみほのぼのしてて良いですね。いやもうなんだか涙出そうでしたよ。もちろんこれは悲しい涙ではなく,幸福感あふれる涙です。

 とはいえ,このシナリオでも色々なミスを見つけることができちゃうんですよね(別に見つけようとしているわけではないんですが,あまりにも目立つんですよ(^^;)。
 文章系で一番腰が砕けたのは,ゆうひのコンサートといういわばこのシナリオのハイライト・シーンにおける「薄い証明がついて」です。見てみたいぞ「薄い証明」がつくところを(^^;)
 画面では,10/22の台風シーンで,選択肢によって部屋が変わってしまうのが謎です。いつワープしたんでしょう(^^;)。それから,12/24に雪が降っているシーンなのに青空が広がっているのもまた謎ですね。

 ゆうひシナリオではエンディング曲が歌入りなんですが,これがまたオープニング曲に匹敵するくらいにヘロヘロな歌で,またしても腰砕けです....でもまぁ,これはこれで良いのですけれどね....だって,「とらハ」なのだから....(^^;)

4月11日

 150cmのバスケ少女,岡本みなみのシナリオ終了。先にも書いたけれど,彼女は『とらハ3』のと『To Heart』のちゃんを足して割ったような感じのキャラですよね。
 このシナリオは一言で言って『
熱血少女のスポ根物』です....とはいっても,バスケをしていない時のみなみちゃんは,とてもふにゃふにゃしているんですけどね.....しかも物凄い食欲の持ち主だし....(^^;)。
 しかし,牛乳1リットルパックの一気のみは身体に良くないと思うぞ,
みなみちゃん(^^;)。

 ストーリー的には何か事件が起きるわけでもなく,どちらかといえば淡々と日常が過ぎていくという感じですが,これもまた『とらハの魅力』のひとつでもあるんです。
 この何気ない日常の中における耕介と
みなみちゃんの,なんだか中学生のカップルのような初々しさ(そのわりにはやることやってるんだけれど(^^;)や,優等生の知佳ちゃんとボンクラーズのみなみちゃんのコンビの妙...etc...が,なんともほのぼのと幸せな気分にしてくれるんですよね。
 
知佳ちゃんととゆうひ十六夜さんが協力してみなみちゃんとと耕介をくっつけようとするイベントがまた良いんです(^_^)。

 そういえば,初詣のシーンはこのシナリオが初めてでしたね....しかし,良いなぁ,この会話のノリ。こうゆうところを見ても,このゲームがいかにヒロイン以外のキャラクターを大事にしているかが良くわかりますよね。
 ところで,
みなみちゃんは他のシナリオだとボーフレンド(真一郎君(小泉ではない(^^;))がちゃんといるんだよね....う〜む,なんだか複雑な気持ち(^^;)

 ちなみに,このシナリオでは文章等大きなミスはありませんでした。良かった良かった。

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