Order Point

 適正な在庫量とは?

 在庫が多すぎれば、場所をとり、キャッシュフローが低下し、経営にダメージを与えます。
逆に、在庫が少な過ぎた場合、お客様への供給責任を果たせず、機会損失・信用低下と
なり、これも経営のダメージとなるのです。

 適正な在庫量とは、需要に連動し、毎日変化しています。このため、在庫発注担当者の
勘と経験と度胸に頼っていることが多いのが一般的です。

 このソフトは、出荷実績を根拠として、確率・統計的に安全在庫量を計算し、自動的に
発注点(Order Point:残り幾つになったら発注するか)をお知らせします。

【使い方】
 30日分の出荷データ、調達に要する期間、1回の発注で入荷する量、危険率(5%、1%の
どちらかを選択)を入力し、「計算」ボタンを押すと、「最適発注点」と「最大在庫量=必要な
倉庫スペース」が最下部に表示されます。
【機能】
 読込機能があります。30日分のデータと基礎データを毎日入力するのは大変ですので、
直近のデータを自動保存しており、「読込」ボタンを押すことで、保存データを読み出します。
【注意点】
 出荷量のバラつきを「標準偏差」として計算しているため、出荷量実績データが多ければ多い
ほど、信頼性は増しますが、その分、入力が大変です。信頼性と手間のトレードオフの関係が
成立していますが、サンプル数30くらいが、妥当と判断しました。丁度、約1ヶ月分のデータ
です。
 入力されていない空白セルは、「0」としてカウントしてしまいますので、必ず30日分の
データを入力して下さい。
 危険率について、一般的に5%は、「起こらないと言ってもいいくらいの確率」で、1%は、
「まず起こらない」という確率となります。在庫担当者としては、危険率0%を目指したいところ
かもしれませんが、その時の必要在庫量は計算上「無限大」となります。
 最後に、30日分の実績にないような、劇的な変化が市場に起きた場合(大口の顧客が発生
したり、モデルチェンジなどで、誰も買わなくなったり etc.、このソフトでは対応できないこと
を、ご承知置き下さい。
※1〜30のデータですが、1つ1つ確定させ、キーボードをその都度しまって下さい。
キーボードを直さずに、一度に全て入力しますと、データが保存されず、次回起動時に
読込(ロード)できません。



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