つよきす日記

主人公は学園に通う2年生。初夏のある日,
イトコの乙女が姉代わりとして家に引っ越してきた。

乙女は,出張中の両親に頼まれ主人公の性根を
鍛え直すために家にやってきたのだった。
乙女と二人きりの生活がはじまる。
さらに乙女は,学校の仕事を主人公に手伝わせる。
そこは美人揃いではあるが,個性的な連中が集う学生会だった。
平凡だった日常が騒がしい毎日へと代わっていく....

【ケース裏解説文より】

 『つよきす』は2005年にきゃんでぃ・そふとから発売されたゲームです。所謂『ツンデレ』に特化したゲームとして話題になっていたので,発売当初から興味はあったんですが,諸事情により(先立つものの事情です(^^;)購入リストからはずれていました。ところが,12月に発売予定だった某ゲームが発売延期になったので,急遽Amazonで購入したというわけです。
 最近ちょっと重めのゲームが続いていたのですが,この作品はかなり笑える学園物であるとの評判なので,気楽に楽しめそうですね。
 そして,これはそのリアルタイムなゲーム記であり,当然ながらネタばれ全開ですので,これからやってみようとする方はそのつもりで読んでくださいね(^^;)。 
 
12月2日

 我が家の恋愛ゲーム専用機,Sony Vaio PCV-J12にインストール。3GB必要ということで,インストールにかなり時間がかかりましたが,なんとか無事にインストール終了。

 さて,それではさっそくゲーム開始....したんですが,なんか黒いトーフがいっぱいで画面がちゃんと表示されません。立ち絵なんて真っ黒です。色々と設定を変えてもまったくダメダメ。
 仕方がないので本来はお仕事用マシーンであるVaioノートにインストール....といっても実際のインストール先は本体ではなくて外付けHDなんだけれどね。
 さて,今度こそ上手くいったかといえば,今度は「使用できる画面モードがありません」ときました。というわけで,DirectX9をセットアップしてみると....やっと上手く行きました。
 う〜む,そろそろゲーム専用機を買い直さないといけないのかなぁ...(^^;)

5/23
 起こしに来る幼なじみが男(スバル)というのは新しいパターンだな(^^;)。もちろんそういう関係ではないのだけれど....
 そして主人公(レオ)が起こしに行くのはお隣の幼なじみ,「出涸らし」ことカニ(きぬ)
 部屋に張ってある「Greatest Devil」のポスターがまるで「Greatful Dead」のように見えてしまう....と思ったら,カニは「朝Dead」と称して毎朝DeadのCDを聞いているらしい。もちろんこれってGreatful Deadのことだよね。
 両親が海外に行っているといういかにもギャルゲーなシチュエーションのレオに「ギャルゲー野郎」と言うヘタレの友人フカヒレ
 日米ハーフの生徒会長でお嬢様なのに自転車通学のことエリカレオは彼女に憧れているらしい。
 よっぴーこと佐藤良美(学級委員)と仲がよい。
 マイペースな担任の先生。肩にはオウムの土永さん。
 それにしても「水産試験場=自意識過剰」.....って,やっぱりカニって凄いなぁ...

 戦艦「松笠」が固定保存されているから松笠って....これ三笠だよね...
 しかも,関東の南東部に位置し東京湾入口にあるって...横須賀じゃん。
 そ〜いや通りは「ドブ板通り」ならず「ドブ坂通り」だし....って,この通りのCGの場所知ってるぞ。
 レンガの並木道は三笠公園に向かう通り。
 駅は横須賀中央駅で,まったくそのまんまだし...More'sがCore'sになっているけれどね...

 ゲーセンに寄って家に帰ると,スバルが「おかえりなさい,あなた」と言って出迎える。もちろん冗談だけれど...。でも夕食まで作ってくれるし...
 スバルもご近所さんだが,家族関係のゴタゴタで家にいたくないらしい。
 夜もレオの家でつるむ4人。

 夜の街を一人彷徨うなごみ

5/24
 島流し先の「烏賊島」のモデルはやっぱり猿島なんでしょうね。
 昼食後はエリカ・ファンクラブの集いに参加するレオ
 12名の妹がいるという村田洋平....なんだかどこかで聞いたような設定です...が,全員ブスという地獄(^^;)。
 写真係の可愛い女の子は西崎紀子
 先生から学力低下で居残りを命じられる『馴れ合いお友達ペア』ことレオフカヒレ
 明日の居残りご指名は『お馬鹿さんコンビ』のカニと日焼け娘こと真名
 先生の胸の谷間は4次元ポケットか?(^^;)
 カレー店でバイトをするカニ
 そこに現れ超辛カレーを平然と完食するなごみ
 「このひと夏で恋人ゲットしてうやまらしがらせたら勝ち」という勝負を提案するフカヒレ

5/25
 4人いっしょに遅刻。裏側の壁から学校に忍び込んだところを風紀委員長の乙女に見つかり制裁を受けてしまう....特にカニが...ある意味根性ある娘です。
 どうやら乙女レオは昔からの知り合いのようだが,レオは覚えていない様子。
 なんと生徒会長であるエリカ良美が堂々と壁超えをして乙女に怒られる。
 乙女には素直なエリカ
 休み時間,フカヒレを連れて乙女の元にリベンジに行くカニ
 もちろんあっというまに返り討ち。
 捨てぜりふが「アイル....ティーバック」ってのはさすがカニです。

5/26
 乙女から呼び出し。
 乙女のキックをもらって相手が従姉妹の『乙女姉さん』であることに気が付くレオ
 キックの痛みで思い出すなんて....過酷な過去があったんですね(^^;)。
 ボトルシップに異常なくらいにこだわりを持つレオ
 それにしても,いくらカニとはいえ,中庭放置はまずいでしょう(^^;)

5/27
 午前,乙女姉さんが家にやってくる。
 しかも「盟約どおり,私は今日からここで暮らす」とおっしゃってます。
 とりあえず一緒に暮らすことになったレオ乙女
 それを知らずに地方妖怪マグロ(なんだこのネーミングは(^^;)に扮してレオ宅を強襲したカニ乙女に迎撃されてしまう。
 夜は乙女姉さんの歓迎会。
 乙女から可愛いと言われてとたんに乙女を「さん」付けで呼ぶようになる単純なカニ
 隠し芸でリンゴは握りつぶすわ10円玉は2つにまげるわ...と強力な乙女姉さん。
 でも彼女が本当にやりたかったのは手品らしい。
 「世話が焼ける」と言いながらもなんとなく嬉しそうな乙女さん。

 ということろで今日は終了です。
 いやぁ,このゲームはキャラがいいですねぇ....
 特にカニのお馬鹿ぶりとフカヒレのヘタレぶりは最高です。
 これはかなり楽しめそうなゲームだという予感が....
 

12月4日

5/29
 朝,乙女さんから起こされて一緒に朝食。乙女さんの手作りおにぎりをいただく。料理は苦手だとおっしゃる乙女さん。
 その後は二人で大掃除。
 フカヒレが返してきたエロ本を乙女さんに見つかり捨てられてしまう。
 昼食もまたおにぎり。
 上下関係をはっきりさせるために腕相撲で勝負をすることになる。
 両手で挑んでも瞬殺されてしまったレオは,「少し鍛えてみようかな」という失言のおかげで乙女さんから鍛えられるはめになる。
 明日のことを聞こうと乙女の部屋に入ると,そこには下着姿で胸にさらしを巻いた乙女さんの姿が...当然のごとく烈火の如く怒られてしまいます。

5/30
 朝,乙女姉さんに「起きないと軽く蹴りを入れる」と言われて起こされる。
 朝ご飯は作ってくれるわ,お弁当は作ってくれるわ,はては制服の用意はしてくれるわ...といたれりつくせりぶり。
 お弁当もやはりおにぎり。
 放課後生徒会に連れて行かれるレオ,スバル,フカヒレカニの4人組。
 「4人を生徒会執行部に推薦する」という乙女に「ま,いいんじゃない」と軽く了承する生徒会長さん。
 理由は「楽しそうだから」...さすがはおさま(^^;)。
 それにしても,生徒会執行部専用の建物があって....しかも2階建てだなんて....なんだか某マリア様な学園みたいですね(^^;)。
 執行部に入ることに了承する4人(動機はやや不純だが)。
 そしてお茶会。
 女の子のおっぱいが好きだとおっしゃるさま。
 カニの父親は高名な学者らしい...それなのに...
 お風呂に入りながら演歌を鼻歌で歌う乙女さん。

5/31
 朝から身が引き締まると言って時代劇を見る乙女姉さん。
 先生の授業で居眠りをして罰を受けるカニ
 生徒会新役員として,レオは副会長。カニフカヒレは会計監査,スバルは書記に任命される。
 そして,会計にふさわしい人間をスカウトしてくるようおっしゃるさま。
 条件は美人でおっぱいの大きい人....って(^^;)
 からスタンプが全部溜まればどんな願いでも叶えるという『霧夜スタンプ帳』を渡される。
 先生は生徒会執行部の顧問。
 屋上でカレー荒らしの少女を発見。1年生で胸が大きくて美人と条件にはピッタリ。しかし声をかけてもまったく相手にされず。

6/1
 体育の時間は女子の体育(バレーボール)の見学
 「そろそろトイレに行って来る」ってナニをするつもりなんだ,フカヒレ君(^^;)
 名前で選んだ少女『椰子なごみ』は実はあのカレー荒らしの少女。
 なごみを気に入ってゲットしろと命じるさま。
 屋上でなごみを勧誘するがまったく相手にされず。
 ビデオの録画もできない乙女さん。
 ドアに指が挟まれて...そこにセミの鳴き声って....ひぐらし?(^^;)
 
6/2
 乙女さんに朝立ちを目撃されるレオ君。
 今日もなごみの説得に行くが,「好きなものは静寂,嫌いなものは干渉」と今日もまったく相手にされず。
 気晴らしにカニをロッカーに閉じこめたまま帰ってしまうレオ君。
 夜のトレーニング中になごみと会うが,まったくレオのことは覚えていない様子。

6/3
 今日もなごみの説得に行くが,「事情はわかりましたけれどお断りします。消えてください」と拒絶されてしまう。
 よっぴーと一緒に下校。癒されるレオ君。
 夜のロードワーク中レオなごみが集団から絡まれているところを助ける...もっとも,なごみには助けられた意識はないみたいだけれど。
 借りは返したいというなごみに生徒会に入るよう告げると「代わりが見つかるまでの代打なら」と受け入れる。
 帰宅後乙女さんから誉められる。

12月6日

6/4
 放課後,約束通りなごみに会いに屋上に行く。
 「夢の島先輩」って誰?
 あくまでも代理と主張するなごみに対して,「私が逃がさないって決めたから。生徒会に居続けてもらうから」とおっしゃるさま。
 しかも「なごみん」って呼んでるし。

6/5
 バイト帰り,疲れたままボーっとしたレオが風呂の扉を開けると,そこには一糸まとわぬ乙女の姿が....当然説教&お仕置きをくらうレオ君。

6/6
 怒りながらも弁当を作ってくれる乙女さん。
 さいしょっから喧嘩をするなごみカニ....なのに様の目から見ると仲が良く見えるらしい。
 パシリ扱いでも「女の子が興味を示している」と喜ぶフカヒレ
 実は眼鏡ッ娘のなごみ

 そして,ここでようやくオープニング・テーマが流れてきました。
 ということは,ここまでがイントロ(オープニング)ってことですか?
 いやぁ,なんだか凄いですねぇ(^^;)。

 ここからはMap画面にヒロイン達のミニCGが表示され,そこをクリックするとストーリーが展開されるという形式になります。
 それでは,これまでの選択肢は何かストーリー上何か意味があるんでしょうか?...と小さな疑問(^^;)。

 よし,まずは第一印象が強烈な『なごみん』でいってみますかね。

 というわけで,『なごみシナリオ』終了。
 いや,だからといって,シナリオが短いわけではありませんよ....何しろ6月初旬から9月中旬まで3ヶ月間あるんですから....。

 いや〜,『なごみシナリオ』はとてつもなく強烈でした。
 なによりもなごみの『ツン』と『デレ』の落差の大きさには吃驚です。

 6月初旬は特にイベントはありませんが,何かといえば「キモイ」と言われたり,ギロッと睨まれたり....まったく相手にされません。雨が降っても傘に入れてくれないしね。
 6月下旬にはなごみの弁当を分けてもらうというイベントが発生するけれど,そのときだって
 「遠慮なく死んで下さい。リクエストできるなら焼死が見たいです」
 と,物凄いこと言われちゃうし....
 ただ,フカヒレとのイベント等を通してなごみが進路で悩んでいることがわかります。

 6月の最大のイベントといえば『執行部強化合宿』。
 『執行部強化合宿』は烏賊島で行われ,『入浴覗き』や『肝試し』といったイベントが発生。
 その中でなごみの料理上手,食べ物を粗末にする人間が許せないといった一面を見ることができます。
 そして,自らレオに自分の身の上話をしたり....少しは心を開いてきたようです。
 ただ,「意見されると反発したくなる」とか「先輩には言いたい放題言ってるからついでにグチも言った」とか,いかにもなごみらしいんですけれどね。
 自分から挨拶をするようになったり等,少しはうち解けてきたのかな...と思った矢先,なごみは料理部の助っ人を勧めるレオに「やらねーっつってんだろ。しつこいぞテメェ」とキレてしまいます。
 しかし,その夜,夢を追いかけ始めたフカヒレを見たなごみは,料理部を手伝うことを決意します。
 う〜む,フカヒレもたまには役に立つんですね(^^;)。

 6月30日から7月1日にかけて『体育武道祭』実施。
 初日はエプロン姿で眼鏡ッ娘状態のなごみから竜汁をごちそうになったりします。
 2日目は同点となった東軍と西軍が男女混合ドッヂボールで決勝戦。
 その試合でレオなごみを庇って頭にボールを受け倒れてしまいます。
 そのおかげでしょうか,閉会式後,フォークダンスの最中なごみから
 「だだの口先野郎じゃないことだけはわかりました」と,有り難い言葉をいただきます。
 そして,屋上で「お父さんが料理を教えてくれた。料理を貶されるとお父さんを貶されたような気がして我慢がならない」と先日料理部を手伝うことを拒否した理由を聞きます。
 ずいぶんとなごみも話すようになってきましたね

 7月初旬。なごみ手作りお弁当イベントが始まります。
 もっとも料理の実験体として...という理由らしいのですが....
 「勘違いして浮かれていたら潰しますよ」としっかり釘もさされてしまうし....
 それでも,昼休みいっしょにお弁当を食べているうちに,色々なことを話すようになります。
 「俺は好きだぜ,椰子の弁当」とうレオの言葉に嬉しそうにしたり,
 弁当を食べているとお茶を出してくれたり,
 音楽の話をしたり(なごみが好きなのは70年代フォーク(^^;)....
 でも,「餌付けみたい」はないでしょう(^^;)。
 しかし,そのおかげでカニフカヒレから軍法会議にかけられてしまったりするのですが....

 7月中旬,なごみに誘われて一緒に携帯電話を買いに行くというイベントが発生。
 松笠公園でいっしょにお弁当を食べたり,電話番号やアドレスの交換をしたり....
 そんななごみレオは携帯ストラップを買ってあげます。
 しかし,「先輩には免疫ができた」ってのは微妙だなぁ....(^^;)。

 7月後半には『オアシスでのカレー修行』『初デート』『開国祭』といったイベントが発生。
 『オアシスでのカレー修行』は松笠開国記念祭に出すカレー作りのヘルプとしてなごみがオアシスで働くというイベント。
 そして,「ストレスをぶつける相手が欲しかったから」という理由からとはいえ,なごみと横浜中華街に行くという『初デート』イベントも発生します。会話もずいぶん自然だし,開国祭りが終わったらまた遊びに行く約束をしたり....等,なんだかいい感じじゃないですか。
 『開国祭』のカレーも修行のかいあって大好評。
 しかし,母親の再婚に反対するなごみは,母親と花火を見に行くことをやめ,レオに「スカッとしたいから」と明後日海に行かないかと誘います。

 8月最初のイベントは『海水浴』。
 昼飯をかけて泳いだり,海水のかけあいをしたり...
 レオが手をとっても嫌がらなかったり...「いつでも遊びにさそってもいい」と言ったり....
 う〜む,ずいぶんと進展したものです。
 海水浴から3日後には早くも『映画』イベント。
 ホラー映画を見ても平然としているあたりはさすがというか....それでも,レオから指輪を買ってもらってうれしそうななごみ
 こんなに素直にお礼を言うなごみの姿は初めてかも。
 その帰り,母親と天王寺が一緒にいるのを見て,公園の柱を蹴って怒りをぶつけるなごみ
 そんな姿を見て「こどもだ」というレオに,「こどもじゃないです」と言って,なごみは歯がぶつかるようなキス(^^;)をします。

 そして,運命の8月8日。
 2日も家に帰らなかったなごみが家に帰ると,母親が心労で寝込んでおり,彼女から天王寺が仕事を休んでなごみを探しているという話を聞かされます。
 「自分の居場所がない」と言うなごみ
 「俺,お前のことが好きだ」「お前の居場所はある」
 と告白したレオは,なごみを家にお持ち帰りします
 そして,キスから初H。
 しかし,5回連続って,ちょっとやりすぎじゃないですか?レオ君(^^;)。

 翌日,従順でつくす女の子へと180度変身したなごみは,セクハラもパシリも亭主関白も嬉々として受け入れてしまいます。
 「線の内側に入った人にはすべてをそそぎます」ってこういうことなんですね(^^;)。
 この日から怒濤の『デレ生活』が始まるのです。
 「先輩になら調教されてもいい」
 「何があろうと,どうなろうと...先輩を慕う気持ちは変わりません」
 なんて,それまでのなごみからは絶対に聞くことのできない言葉ですよね。
 しかし,そんな姿を見せるのはレオの前だけで,他の人の前では今まで通りのクールななごみのままなのです。
 もっとも,レオに対する「あ〜ん」のチョコレート攻めには,さすがに「先輩に気安く触るな!」とキレちゃうんですけれどね。もちろん,これはの罠でして....いやぁ,彼女にはかないません。

 9月,母の再婚相手との顔合わせをオアシスで実施。何故かレオも一緒です。
 出てきたカレーはもちろんなごみが作ったもの。
 その席でなごみは「花屋を継がず料理人になること」を宣言します。
 もちろん,母と天王寺の事も認めるのですが,それにしても天王寺って良い人だよなぁ....。
 そんななごみを見て,レオは「将来なごみが作るレストランを経営面で助けること」を決意し...
 Happy End!

 エピローグはそれから3年後。
 高校を卒業し料理人の修行に励むなごみ
 弱音に負けそうになりながらも「この弱音を潰します」「自分に負けません」と話すあたりは,さすがなごみって感じです。
 

12月8日

 『姫(エリカ)シナリオ』終了。
 ハーフで大金持ちのお嬢様で尊大でと....いや〜,これまた正統派お嬢様系ツンデレですねぇ。
 しかも趣味が『セクハラとやおい』というのがなんとも...(^^;)。

 6月上旬は姫(エリカ)の『ツン』の部分をフューチャーしたシナリオでレオとの関係はほとんど変化ありません。
 6月中旬,すばるに背中を押されてレオ姫(エリカ)達と一緒に昼食を食べたいと申し出ますが,これがあっさり了承されます。
 とはいえ,「対馬クンごときが私に興味を持った所で時間の無駄じゃない」なんて言われたり,下手に自分を押さえ込んで,己の可能性を潰すような真似はやめなさい」と説教されちゃったりします。
 もっとも,よっぴー曰く「エリーが真面目に説教するのは初めて。」らしいのですが...

 霧夜スランプを使って姫(エリカ)とデートをしたレオは思い切って告白しますが,「男としては眼中にないもん。魅力足り無すぎ」「大笑いしないのはせめてもの情けよ」とキツイお言葉で却下されちゃいます。
 しかし,「足りないなら磨く」「俺は諦めない」とポジティヴなレオの言葉を聞いた姫(エリカ)は何故か「付き合ってみる?私と」と了承することに...もっとも「男と付き合うのも貴重な人生経験だからね。試しってことでいいわよ」ということで,決してレオの事が好きではないと釘を刺されてしまいます。
 というわけで,交際が始まるわけですが,これが交際というよりは主従関係みたいなもので,レオ姫(エリカ)からパシリに使われたり,下校時2時間も待たされたりします。それでも姫(エリカ)の笑顔を見ただけで満たされてしまうのだから...もしかしてレオてMの気があるんでしょうか?(^^;)。

 恒例の『執行部強化合宿』は館長がクルーザーを壊してしまったということで学校で実施。
 ここでは『枕投げ』や,まるでバトルロワイヤルのような『飛闘決殺』といったイベントが発生。
 「どこに敵がいるかわからないから」と言って一人生徒会で眠る姫(エリカ)
 合宿終了後,生徒会の仕事を手伝うレオ姫(エリカ)は「腹を割って話せる仲間を捜しに来た」と竜鳴館に入学した理由を話します。しかし,これは決して姫(エリカ)レオに気を許したわけではなく,その後自分に意見をしたレオに激怒した姫(エリカ)は「手駒ってことを思い知らせてあげる」と言ってレオを全裸にして,男体観察をしたり,ナニを手で弄んじゃったりします。そんな状況でもしっかりと射精するレオクンは大物なのかもしれませんね(^^;)。

 「気が向いたらまたしてあげる」とおっしゃるさまは,数日後生徒会でその続きを始めるのですが,なんと「飽きた」と言って途中でやめちゃいます。おさまりがつかないレオは(そりゃそうだ(^^;),の腕をとろうとしますが,逆に「対馬クンが私を好きにする構造なんてありえないの」と蹴られまくられちゃいます。それでも出すだけは出してしまうとは....レオクン,さすがです(^^;)。

 今回の『体育武道祭』では男女混合の野球試合が行われます。姫(エリカ)がピッチャーでレオがキャッチャーを勤めますが....直球140キロってなにさ....(^^;)。しかし,生まれて初めて風邪をひいたという姫(エリカ)はそれでも本調子ではなく,ホームラン打ったのに2塁ベース踏み忘れてアウトとなってしまいます。それでもレオのヒットで逆転し,最後は姫(エリカ)が3者3振で勝利をつかみます。

 姫(エリカ)から風邪をうつされて寝込むレオの元に姫(エリカ)よっぴーが見舞いに来ますが,乙女の部屋を漁ったり,レオの机の中を漁ったりと,まったく何をしにきたんだか,このお姫様は...

 そんな姫(エリカ)の様子が7月に入ってから徐々に変化を見せてきます。
 1年生女子から話しかけられている
レオを「勉強するんだから,さっさと来る」と引っ張っていったり,
 乙女から勉強を教えてもらった
レオに「なんで他の人に教えてもらうの?」と激怒したり,
 調理実習で作ったクッキーを
レオにあげようと思ったり(結局先生に全部食べられてしまうのですが),
 休みの日に
レオの家までわざわざ勉強を教えに行ったり,
 
洋平から何故対馬と交際するのかわからない」と言われて「対馬クンの何があなたに分かるってわけ」とムッとしたり,
 テレビにニュージーランドの渓谷が映っているのを見て,「こういうのは手駒の対馬クンにも見せたいわね」と何気なく口にしたり....
 しかし,
よっぴーから「対馬クンって単語が口から多く出るようになったわね」と突っ込まれると,「手駒としか思っていない」と言ってしまうさま。

 「そろそろ次のステップに」と考えた姫(エリカ)レオを生徒会室に呼び出し,そして69を始めます。
 しかし,この状況は違うと思う
レオは「こんなのは姫じゃない」「姫は愛し合ってもない俺のペニスなんかを舐めるような女じゃない」と言って生徒会室から出ていってしまいます。
 そのくせして,姫を怒らせたのではないかと,何も手につかないとは....なんたるヘタレ(^^;)。
 2日後,生徒会室で
レオにビンタ3発くらわせてスッキリしたかと思われた姫(エリカ)ですが,「姫みたいのが俺のペニスを舐めるなんてダメだ。姫はもっと綺麗で上品なんだからそのへんは品格をもって」というレオの言葉に完全にキレ,ビンタと蹴りをくらわせて生徒会室から出て行ってしまいます。しかもレオからの携帯電話を着信拒否にしてしまうし...
 これでいよいよ二人の関係もお終いかと思ったら....
 「アウトだと思ったけれど,いざふろうとすると胸が痛むというか...」
 「時々対馬クンのことふと考えているのよねー」
 と
よっぴーに話す姫(エリカ)
 一方
レオスバルから「姫はありのままに振る舞っているだけだと思うぜ」「どうかしているのはおまえだ,童貞」と怒られてしまいます。

 4日後の夕方,公園で会うレオ姫(エリカ)
 「もう一度チャンスが欲しい」という
レオの「以前にもまして姫のことを考えている」という言葉を聞いて『自分が恋愛をしているのかも,と思いながらそれを認めることができず』混乱するですが,付き合い続けることにはOKします。
 「ああいうの(69),好奇心だけでやるほど私は軽くないわよ」
 「誰でもいいってわけじゃない。対馬クンだから許しているんだからね」
 そして初めてキスをする二人.....考えてみれば,キスより先に69してるんですよね,この二人(^^;)。
 「家に来ないか」という
レオの誘いを了承する姫(エリカ)
 それにしても,
 「(初体験の相手は)対馬クンじゃなきゃヤダ」
 という台詞は反則ですよねぇ....こりゃぁぐっとくるものがあります。
 そして初H.....なのに,10Rまでやってしまうとは....ずいぶんとケダモノなんですね,
レオ君は...(^^;)。
 
姫(エリカ)が一緒に寝るということは,彼女がレオに心を許したことになるわけで....
 しかし,
姫(エリカ)の胸に抱かれて眠るとはなんと贅沢なやつめ。

 ここから8月中旬までは姫(エリカ)の『デレ』な部分がメインとなったシナリオが展開されます。
 松笠開国祭の2日目にレオの家に泊まったり(当然Hあり)...「寵愛していても,愛するまでにはいってません」というのは
姫(エリカ)の照れ隠しなんでしょうね。
 ご飯をかけてビリヤード勝負をしたり(この日もお泊まり)....「最近ますます対馬クンの深みにはまっているような気がする」。
 生徒会の夏休み登校で仕事の後に69したり....「えへ,飲んじゃった」「対馬クンのならいいや,とか思う」。
 二人で海に行ったり....実は
レオが誘ってくると思って予定を空けていたらしい....。

 また,よっぴーもまたレオのことが好きであることも姫(エリカ)の「もしかして対馬クンのこと好きなんじゃない?」という突っ込みからあきらかになります。
 実はずいぶん前からレオのことが好きだったらしいのですが,「あの誓いがある限り私たちは大丈夫」と
姫(エリカ)に告げるよっぴー
 「お互いに心の暗部を打ち明け,それを受け入れた二人は,生涯支え合う友でいようと,お互いに人形を作り友情を誓い合った。」という彼女達二人の過去の話にも少し触れられていますが,その具体的な内容についてはまだわかりません。

 8月後半,レオにのめり込みそうな自分に危機感をもった姫(エリカ)は,自分の本来の目的のためにレオと別れることを決意します。
 そして,8月29日,公園に呼び出した
レオ姫(エリカ)は「本日8月29日午後17時48分をもちまして,霧夜×対馬のカップリングを終了します」と別れを告げます。
 「お姫様の一夏のアバンチュールも終わりってわけね」
 「私はこの経験を糧にさらに上に進むことにするわ」
 「はっきり言って,私の覇道には対馬クンが邪魔になったの」
 「さようなら,対馬クン。学校ではまた普通にクラスメートとして話そうね」と言って去っていく

 9月1日,登校途中の対馬ファミリーの前でレオと別れたことを宣言する
 落ち込んでいる
レオに「エリーとは残念だったね」と励ますよっぴー
 9月5日,相変わらず鬱な
レオは,屋上で無意識に泣いていたのをよっぴーに見られてしまいます。
 自分の小ささが悔しく,そんな自分が嫌いだと言う
レオに対して,
 「対馬君の良さを分かって好きになっている人間がここにいるの」と告白する
よっぴー
 自分のどこが好きになったのかという
レオの質問に,「どれから言おうかな」とレオの良いところを蕩々と語るよっぴーは,本当に良い娘です。

 しかし,ここで選択肢「受け入れる」を選んでしまうと....とんでもない修羅場が待ってるのです。
 いやぁ...このときの
よっぴーの怖いこと....(^^;)(^^;)....これが噂の『黒よっぴー』なんでしょうか?(^^;)。

 というわけで,選択肢「断る。姫を諦めきれない」で仕切なおしです。

 のことを諦めないことを決意したレオよっぴーに謝罪した後,生徒会室で「姫を好きな気持ちは誰にも負けない」と姫(エリカ)は思いを告げます。
 それに対して
 「私だって別れてから寂しかった」
 「対馬クンのことずっと気になっていたっての!」
 「(男も世界も)両方とってあげようじゃないの。見てなさいよ!」
 と答える
姫(エリカ)
 しかし,なんとそれらのすべての台詞が校内放送で流れていたのです。
 そ〜いや,このパターンって良くあるような....う〜む,何だったかなぁ....思い出せません(^^;)。

 謝る姫(エリカ)に「告白してすっきりした。だから怒っていないよ」と答えるよっぴー
 やっぱり
よっぴーはこうじゃなくちゃねぇ...(^^;)。

 『ナイト』の称号(あだ名)をいただくレオ
 だからって出席で「ナイトさん」はないでしょう....
先生(^^;)。
 「対馬クンと付き合っている時の方が気分的に元気になれるし」とおっしゃる
姫(エリカ)と生徒会室で久しぶりのH....しかも生で。
 「今日は対馬クンの好きなカッコウでいいよ」....というわけでバックでGo。

 相変わらずナイトと呼ばれるレオの腕を取り,
 「免疫付けるために一緒に歩こう」と歩き出す
姫(エリカ)
 「ちゃんとついてくるのよレオ」
 「ああ,ついていくよエリカ」
 という場面で
Happy End!

 エピローグ
 摩天楼の一角。キリヤカンパニーの所持ビルの1室でレオをはべらせながらくつろぐエリカ
 乙女が護衛をすることになり,よっぴーも秘書として力を貸してくれている。
 「レオも付き人になるからには私を守れる肉体と,ある程度の学は身につけておくのよ」
 「はじめるわよー,世界が相手のマネーゲームを」
 「まずはキリヤカンパニーをそっくりいただく」
 
「世界の富と名声を....私がこの手でつかみとる!」
 と,いかにも姫(エリカ)らしいエピローグでした。
 が,しかし,
レオはいったいどういう立場なんでしょうね?
  

12月12日

 『良美(ダークよっぴー)シナリオ』終了。
 いつも笑顔で誰にも優しい2年C組委員長のよっぴーが,実はあんなに怖い娘だったとは....
 このダークさは『君が望む永遠』のマナマナに匹敵するかもしれませんね(^^;)。
 とはいえ,マナマナと違ってこちらはちゃんとハッピーエンドで終わってくれるのが救いです。

 最初からレオのことが好きなよっぴーですので,ゲーム開始当初(6月上旬)からレオに対してわざとパンツを見せたり,クッキーをあげたり,「家に遊びに来る?」と誘ったり等アプローチを重ね,6月15日には『ロッカー閉じこもり』というドキドキなイベントも発生します。
 そして,その翌日(6/16),お見舞いに来たレオに「間接的にさそってみたけれど,どうも鈍いみたいだから,正面からいくね」とキスをし「好き,ずっと前から大好き」と告白しちゃうよっぴー
 女の子からしかも可愛い娘から「好きにしていいよ」「服は対馬君が脱がせて」とまで言われて断る男はいません。当然のごとくレオ君はヤっちゃいます....つーか,この場合はヤられちゃったと言った方が正しいのかもしれないなぁ...(^^;)。
 そして,翌日にかけて20回もいたしちゃうお二人さん。しかもそのために学校まで休んじゃってるのです。若いとはいえ,それはちょっとやり過ぎでしょう(^^;)。まぁ,それもよっぴーが性欲が旺盛な体質というせいもあるのですが.....。そんな自分を受け入れてくれたレオに「受け入れてくれてありがとう」と喜ぶよっぴー。 

 バカップル誕生でハッピーエンド...なんてはずもなく,実は,ここからよっぴーの行動や言動に異常さが見えてくるのです。
 レオの腕に外すことの出来ない銀の腕輪を付けたり(しかも50万円もする代物です),
 自分の腕の付け根にライオン(レオ)をモチーフとしたタトゥーを入れたり,
 レオが荷物運びを手伝ってあげようかと声をかけた西崎さんにわざとぶつかったり,
 レオに怪我の手当をしてもらった西崎さんに治療と称して辛くあたったり,
 カニを起こしに行って(起こすのにビンタしちゃうとは...(^^;)「レオ君ともう寝ちゃったの」とわざわざ話したり,
 やがてレオが他の女の子と話したりするだけで睨み付けたり怒ったり嫌みを言ったりと,独占欲の固まりのようになっていきます。
 もっとも,Hぶりは性欲過多だけに素晴らしいものがありまして,朝っぱらから「朝はミルクとソーセージで十分栄養取れるよ」「絞り立てがいいな」とレオを食べちゃったりするんです(^^;)。

 レオに裏切られることを何よりも恐れ,それでいて人間不信の固まりで情緒不安定の良美(よっぴー)を見て,レオは良美に人間を信じさせるために1週間良美の家に泊まることを決意します。
 「レオ君のことを好きだから苦しんでいる」と言う良美
 「おまえのいじけた思考を直してやる」と抱きしめるレオ

 しかし,これで良美の精神状態が改善されたかといえば,残念ながらそう簡単にはいきません。
 夜中にレオの携帯の履歴をチェックしたり,
 「自分の持ち物に名前を書いているだけだよぉ」と言ってレオのナニに名前を書いたり,
 1年生女子と話しているレオを刺すような視線で見たり....
 かえって独占欲に拍車がかかったような気さえします。

 どうやら彼女の根深い人間不信と愛情に対する飢餓は彼女の両親に原因がありそうです。

 体育武道祭の借り物競走で「金髪」を引いたレオを連れて走るのですが,帰宅後,レオと姫が仲良く話しているから..と不機嫌な良美は「エリーとはもう話さないで」と,ついに矛先を親友であるはずのにまで向けるようになります。
 そして翌日良美に「これからはレオ君と話すのやめてもらえないかな」と告げるのですが,「ヤダ」と一言ではねつけるおさま。
 そんな姫に危機感を抱いた良美は「エリーが綺麗じゃなくなればいいんだ」と恐ろしいことを考えるようになってしまいます。

 そして翌日,レオに「エリーの真実を見せてあげる」「エリーのどうしようもない女の子の部分を見せてあげる」と告げる良美

 ここで選択肢「言うとおりにする」を選ぶと....

 レオ良美の二人でを犯すという驚愕のイベントが発生します。
 もっとも,姫にとっては「そろそろ処女でいるには微妙な年代で,安全日だったから演技でやらせてあげた」だけであり,良美の思惑とは異なり,には何のダメージも与えられませんでした。
 逆にレオ良美も二人ともから厳しいお仕置きをいただいてしまいます。
 それでも「ちゃんと守ってあげるのよ。心もね。何か困ったことがあれば,よっぴーの事ならいつでも相談に乗るから」と言ってくれるは,さすがです。
 それだけじゃなくて「なんだったらHのとき呼んでくれてもいいわよ。今度はふたりまとめて可愛がってあげる」とまでおっしゃって.....う〜む,これってバッドエンドなのだろうか?(^^;)

 というわけで,今度は選択肢「いい加減,叱る」を選ぶと....

 レオから「友達も恋人も誰一人信じないで幸せになんかなれるわけない」と叱られた良美は,今度は「嫌な女だね...私」と自分自身を責めるようになります。
 しかも,自分が否定した母親と自分自身がまったく同じ事をしていることに気が付くと,その自虐度はますますパワーアップしていくのです。

 通学途中「すべてを受け入れてくれるならここでHをしよう」と言う良美と学校のトイレでH。
 「受け止めてくれるならおしっこをるのを見てて」と言って放尿し,
 「こんなに汚い」と言って壊れていく
良美は「幸せになれなかった」と言ってレオの元を去り,豪雨の中ひとり松笠公園へ向かいます。
 そして死を選ぼうとする
良美をつかまえたレオは「一度幸せにしてやる,と誓った以上,絶対に幸せにしてやる!」と言って良美をしっかりと抱きしめます。
 
レオの腕の中で感情を解き放ち号泣する良美
 
良美が泣きながら礼を言う場面でEnding

 エピローグ
 スウェーデンでオーロラを見る
良美レオ,そしてすばる
 これは修学旅行なんでしょうね。
 
よっぴー(良美)も少しずつでもレオを信じられるようになってきたということで,何よりです(^_^)。

 そ〜いえば,余談ですが,フカヒレとイガグリがデートを断られた女の子達の通う学校が『緑岡学園』でしたが,横須賀には『緑ヶ丘高校』という私立の女子校があるんですよね。
 

12月18日

 『カニ(きぬ)シナリオ』終了。
 今まで異性として意識しなかった幼なじみとの恋愛という,ギャルゲーとしては王道パターンのシナリオですが,このカニというヒロインは,友人(フカヒレ)の買っているキャロットちゃん(ザリガニ)を食べてしまったり,初体験でお尻に入れられたり等,今までのヒロイン常識をかなり大きく覆したヒロインかもしれません。
 しかも親からは『出涸らし』呼ばわりされるくらいにバカだし....(^^;)。

 正直言って私はこうゆうウルサイキャラはあまり好きではなく,他のヒロインのシナリオではどちらかといえばおじゃまキャラ的存在だったのですが(まぁギャグ・キャラとしては最高でしたが),さすがに本人がヒロインとなったこのシナリオでは,このカニでさえとても可愛く思えちゃいました。

 単なる幼なじみとしてしか認識していなかった二人が(少なくともレオは)お互いを意識するようになったのは二人三脚の特訓としてお互いの身体を2日間1本のロープで結ばれてからです(館長曰く『繋縛の儀式』)。ここで二人一緒にお風呂にはいるというイベントが発生。

 そして,執行部強化合宿の肝試しではカニレオにキスをするというイベントが発生。もっともカニはその後で「度胸試しでやったんだから,ノーカウント」と言うのですが...
 この合宿でカニは足を痛めてしまいます。

 『体育武道祭』本番では足の痛みをこらえながら最後まで走り抜くカニ。しかし,「みんなの命をオラにくれ」って...のはなんだかなぁ(^^;)。
 カニの怪我に気が付かなかったことを謝るレオに「気にするな」と言うカニ。そんなカニを「以外と器がでかい」と尊敬したレオは自らカニにキスをします。

 自分がカニを好きであることに気が付いたレオは(だからといってオカズにしてはいけません(^^;)カニに告白しようとしますが,そんなとき親友のスバルから「蟹沢きぬが好きなんだ」と告白されてしまいます。
 自分よりもスバルの方がカニのために良いと考えたレオは,カニを起こしに行くのを止めたり等カニをとの距離を開けようとし,また,オアシスで行われた打ち上げでは,「相変わらず仲の良いことで」というなごみの言葉に俺とカニは今までもこれからも普通の幼なじみだ」と答え,さらにカニには「あまり近づかれるとこっちにとっても迷惑だ」と言ってしまいます。

 それに怒ったカニはレオのことを徹底的に無視するという作戦に出ます。
 自分から距離を開けようとしたのに,寂しいだなんて....困ったもんです。
 その上,よっぴーの気持ちにも全然気付いてやれないなんて....
 まったく,このシナリオのレオ君は他のシナリオが嘘みたいなヘタレ野郎で,ゲーム進めていて嫌になっちゃうくらいでしたよ。
 それに比べてスバルの漢らしいこと!
 自分もカニのことが大好きなのに,カニレオをくっつけるためにあえて自分を悪役にするなんて...いやぁ,兄さんカッコ良すぎです。
 陸上でスカウトされていた由比浜学園へ転校することを決意するスバル
 転校することをレオ達に告げに来た夜,乙女に「俺にとってあそこ(4人が集まるレオの部屋)は神聖な場所だったんだ」と告げるスバル。「聖域」って,まるで某イマ章二ようですね。
 そして,「オマエに会えて本当に良かったよ」「オマエは元気に笑っていろ,それだけでいいんだ」とカニに告げてスバル去っていきます。う〜む,どこかで聞いた台詞(後段)だと思ったら,『AIR』で往人観鈴に同じ様なこと言ってますよね(^^;)。

 これ以後(7/25以後)は9/12のEndingまで特に何のイベントがあるわけでもなく,ひたすらバカップルなカニレオの様子が描かれています。というわけで,後半はシナリオ的に難アリだなぁと思ってしまったのですが,エピローグにはやられてしまいました。
 7年後,2人の子持ちになっているカニレオがTVを見ていると,オリンピック陸上で銅メダルを取ったスバルがTVインタビューに登場。スバルの「聞こえてんのか,レオ,きぬ,フカヒレ。ちゃんと宴会の用意しておけよ」という言葉には何かグッとくるものがありましたね。
  

12月26日

 『乙女シナリオ』終了。
 いや〜,いいですねぇ,乙女さん。
 鉄乙女(くろがねおとめ)だなんて,まさしく名は体を表すの典型ですね。英語に変換したら『Iron Maiden』になるのかな...って,これじゃぁ某ヘヴィーメタル・バンド名になっちゃうじゃないですか(^^;)。
 強くて正義感が強くて,それでいて惚れた男には一途....いやぁ,彼女こそまさに『つよきす』のタイトルを体現したヒロインだと思います。

 6月中は強くて綺麗な...でもって厳しいお姉さん的存在でしかなかった乙女さんがレオのことを異性として意識しだすようになったのは『体育武道祭』の格闘トーナメントにスバルが参加してからのことです。とある事情から拳法部のエースであり乙女さんの後輩である村田と格闘トーナメントで戦うことになったレオは,乙女さんのスパルタ訓練もあって見事村田に勝利するのですが,このとき無意識のうちに乙女さんはレオのことを一人の異性として意識し始めたんでしょうね。
 それにしても,動けないレオをお姫様抱っこで運ぶとは....実に漢らしいですね>乙女さん(^^;)。
 その一方で「笑顔で西崎の話をされると胸が正体不明の苦しみに襲われる」と言ったり,
 「西崎に弁当作ってもらうんだろ?ならそうしろ。これからもずっと」といじけたりするのがまたなんとも乙女らしいというか...
 そんな乙女さんに「やっぱり乙女さんの弁当がいい」と言うレオはさすが年上殺しですね(^^;)。

 それにしても,料理しているのに硝煙の臭いがするとは...どうすればそこまで....もっとも,乙女の母親もシャレにならないくらい料理が下手らしいので,もはやこれは血のなせる宿命なのかもしれません(^^;)。

 7月19日,「つしまくんを,すきなんですか?」とくーから聞かれて「私も好きになりかけというのが正直な所だと思う」と答える乙女さん。そして「お前は私のことどう思うんだ?」という乙女さんの問いに「西崎さんより乙女さんを選んでいた」と答えるレオ
 これで目出度くカップル誕生かというとそうもいかず,しばらくぎくしゃくしちゃう二人ですが(レオと手を繋ぐことを拒否した理由が手にマメができていたからという乙女さんはほんと乙女ですね),7月31日の松笠開国祭の夜になってようやくお互いに「好きだ」と告白。他のヒロインでしたらここですでにHモードに入るのですが,さすが鋼鉄の乙女だけあって,ここではキス止まりです。

 そんな二人が結ばれたのは8月14日,バイトで稼いだ金でレオ乙女に彼女が欲しがっていた靴をプレゼントした後です。
 「この想いはモラルじゃ押さえつけられない..お前が悪いんだぞ」と言ってディープキスをする乙女
 そしてそのままHに突中。最初から騎乗位というのはさすが乙女姉さん(^^;)。

 これで晴れてラブラブでハッピーな二人になるかといえば,そうはいきません。
 連日自己本位なセックスに明け暮れるレオに落ち込む乙女は,自分の作った料理そっちのけにフェラチをさせようとするレオに「私はお前のオモチャじゃない」「お前は私で遊んでいるだけだろっ1」と言ってレオに強烈なパンチをお見舞いし,家を飛び出してしまいます。
 どうやら乙女さんはHとはいえ自分が主導権がとれないことがどうにも我慢できなかったようで,レオに自分に主導権を与えることを約束させてようやく家に戻ってきました。
 それから1週間,本来の関係(姉と弟)に戻ってご満悦の乙女さんからようやくHのお許しが出ます。
 「私はこの行為自体に怒っていたわけではないんだ。心構えさえあればなんだってしてやる」と言って手でしてくれたり,口でしてくれたり....自分が主導権を持つと実にサーヴィス精神が旺盛になる乙女さん。

 新学期が始まり,「特別扱いはしない」と言う乙女さんですが,レオをいぢめる女の子達(もちろんカニも含めて)を蹴り倒したり,学校内でもさりげなくレオにキスしたり等,どうも有言実行とはいかないようですね(^^;)。
 それにしても,レオ乙女の関係を聞く姫に「レオは私と付き合っている。文句がある奴はかかってくるといい」と言ってしまうとは....ますます乙女さんの漢ぶりに磨きがかかってきたようです(^^;)。

 この後,くー村田の関係を修復するイベントがあったり(ここで姫の悪い癖(セクハラ)が炸裂したりしまうのですが(^^;),レオののろけ話を聞かされ,オアシスでヤケ酒を飲むカニスバルが連れて帰るといったイベントがあります。

 そして,最後は「カップルなのに同じ家に住んでいるのは不健全ではないかという話が出ている」と館長から呼び出されながらも,「お前達は親類同士でもあるし,お互いこれからも気を付けるのであれば許可しようではないか」と,あっさり許可をもらってしまいます。
 その帰り,レオが思い出した乙女の約束とは
 「おまえはだれかがめんどうをみてあげないとだめなタイプとみた」
 「だからわたしがめとってやる...いいな?」...というものでした。
 なんだ,乙女さんは小さい頃から少しも変わってないんですね(^^;)。
 そして,「離さないぞ,ずっと」と言う乙女の笑顔でEnd。

 エピローグは,自動車で逃げるブルマ泥棒に制裁を加える乙女さんの姿を見ることが出来ますが,どうせなら他のヒロイン達のように数年後の二人の様子を見たかったですね。
 

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