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        真琴シナリオが終了し,次にどう繋げるか少々不安ではあったのですが,それは杞憂でしたね。 
       次のシナリオへの軟着陸をアポロ11号の如く見事に決めてくれました。 
       アヴァンはまた『夢』の話。 
       そして物語冒頭で,主を失った真琴の部屋が映されますが,いつ真琴が戻ってきてもいいようにと,部屋はそのままにしておかれることになります。 
       このシーンは,アニメ独自のものですが,これによって祐一だけでなく名雪も秋子さんも,真琴のことをきちんと思っていることがよくわかり,なんだかとてもほっとしますね。 
       登校するなり祐一と北川の制服コントが始まります。この二人,いつの間にこんなに仲良くなったんだ?という疑問はさておき,このコンビのギャグは笑えました。 
       栞とも久しぶりの再開。なるほど,祐一は風邪で休んでいることになっていたんですね...でも,栞はどこでその情報を入手したのだろう?(^^;)。 
       「こんなことしてるから良くならないんだ」と栞を家に帰そうとした祐一ですが,「ごめんなさい,わたしのわがままですよね」と悲しそうな表情をされちゃうと,「食べたいものあるか?」とすぐさま転進しちゃいます。 
       そこで,栞がリクエストした食べ物は...はい,もちろんアイスです。当然バニラ味です。真冬の屋外で幸せそうにアイスを食べる栞の姿は可愛いけれど,端から見たらかなり恐怖を感じる姿ですね(^^;)。 
       しかし,彼女が校舎に入って食べなかった本当の理由とは... 
       昼休み,祐一がいつもの場所に行くと,そこに舞と佐由理さんの姿はなかった。舞がガラスを割って職員室に呼び出されたらしいという話を聞いた祐一が職員室へ行くと,そこには心配そうな佐由理さんの姿が... 
       結局今回は叱られただけでお咎めは受けなかった舞ですが,どうやら学校では悪い方で有名な存在となっているようです。 
       お腹が空いたという舞と一緒にいつもの場所で佐由理さんのお弁当。しかし,3つとも中身が異なっているとは,さすが佐由理さん...というより,この場合はさすが,京アニと言うべきか...食に対する拘りは半端じゃないですからねぇ(^^;)。 
       放課後,延々とループする会話をする名雪と祐一。この二人は北川がツッコミ入れなかったらどこまで続けていたんでしょうか...祐一はともかくとして,名雪は延々と繰り返していても不思議ではないような気が... 
       「ゴリラっぽい女の子でもかわいく見せる方法は?」という祐一の失礼な質問に対して名雪が紹介したのが,掲示板に貼られていた『学園舞踏会』のポスター。 
       宿題のプリントを教室にわすれたという名雪と「昇降口で待っている」と約束した祐一が向かったのは,舞と佐由理さんの元。『学園舞踏会』のポスター(勝手に剥がしていいのか?(^^;)を舞に突きつけ「これに参加するんだ!」と告げる祐一。しかし,舞の返事は「近すぎて見えない」だけ...って,確かにこれは近すぎるよな...でも,3回「近すぎて見えない」って言うんだったら,離れて見たらどうですか?舞さん。 
       とはいえ,これでこそ舞なんですけれどね。 
       『学園舞踏会』に参加することは同意するものの,舞も佐由理さんもドレスを持っていないという。でも,心配ご無用,きっと佐由理さんがなんとかしてくださるはずです。 
       待ちぼうけをくわされ「嘘つき」とふくれる名雪をなだめるためには...こりゃもうイチゴサンデーしかないでしょう。というわけで,3杯目のイチゴサンデーを満面の笑みで食べる名雪さん。このイチゴサンデーがまた本当に美味そうなんだよなぁ... 
       店を出た名雪と祐一がドレスの話をしていると,これまた久しぶりにあゆ登場。今回はタックル無しに普通に祐一の肩をぽんと叩くという,あゆらしくない登場でした(^^;)。 
       唐突にドレスの話をふられて何が何やら状態のあゆに「そんなことじゃ,いつまでも,うぐぅのままだぞ」を訳の分からぬツッコミを入れる祐一。 
       それに対して「すごく失礼な言い方だったよ」「そうそう,祐一君失礼だよ」「ね〜」と何故か意気投合するなゆあゆ。この後互いに「誰?」と首を傾けるまでの間が最高でした。 
       そういえば,以外にもこの二人が顔を合わせたのはこれが初めてなんですよね。 
       そのまま水瀬家へ向かう3人。初対面なのに何故か仲良さげななゆあゆ。 
       家に帰ると,出迎えた秋子さんの腕の中にピロの姿が... 
       ピロを見たあゆの言葉により,ピロがたい焼き泥棒の共犯者であったことがあきらかになります...って相変わらず祐一はあゆに対しては容赦がありませんね。 
       秋子さんの一秒了承のもと,水瀬家で食事をすることになったあゆは家に電話をかけるが,誰も電話口に出ない。突然「思い出した。僕の家の人達旅行でいないんだよ」とオオボケをかましてくれるあゆさん...まぁ実際はそうじゃないんだけれどね(^^;)。 
       それを聞いて「おうちの人が帰るまでここにいたら?」と提案する名雪。秋子さんも「大歓迎よ」ということで,あゆはしばらくの間水瀬家で暮らすことになります。 
       夕食時の祐一とあゆのあの踊りはいったい何だったんでしょうね? 
       しかし,真琴の件について何も知らないあゆの「真琴さんはどうしたの?」「もう一度お話したかったな」という言葉はチクリと心に痛かったですね。 
       「あゆが泊まることになって嬉しそうだな」と言う祐一に 
       「家族が一人減っちゃったでしょ。明るく振る舞っているけれど,お母さんすごく寂しそうだった。それに私も。だから,あゆちゃんのおかげでにぎやかになってとても嬉しい。それに私,あゆちゃんと絶対に良いお友達になれそうな気がするの」と答える名雪。 
       ここもアニメ・オリジナルのシーンですが,これによって,秋子さんも名雪も大きな喪失感を感じていたことが良くわかります。 
       それにしても,こんなこと言われたら,祐一でなくても頭を撫でたくなっちゃいますよね。 
       「一言よけい」と言いながらもなんとなく嬉しそうな名雪の顔が実に可愛らしい。 
       名雪にあゆと3人で風呂にはいることを拒否されて,傷心のまま(^^;)学校へ向かう祐一。 
       もちろん,舞に会うために。今回のエサはコンビニ寿司です(^^;)。 
       舞に真琴の話をする祐一。当然舞ならこの話を信じたでしょうが,はたしてどのような感想を持ったのか知りたいところですね。 
       二人同じベッドで眠るなゆあゆは,まるで仲の良い姉妹のように見えます。 
       翌朝,食卓に並んでいたのは真っ黒になった朝食の残骸...そう,実はあゆは料理のスキル0だったのです。 
       二人でランニング登校しながら,あゆが通う学校がどこであるのか疑問を抱く祐一と名雪。 
       頑張って走ったおかげか,授業開始10分前に着き,「奇跡だな」と言う祐一に 
       「奇跡ってそう簡単に起こるものじゃないのよ」と冷たく言い放つ香里。 
       授業中,中庭にいる栞に手を振る祐一の姿を複雑な表情で見る香里。 
       栞と香里の物語も徐々にですが,平行して進んでいるというわけですね。 
       昼休み,祐一達の教室を訪ねてくる佐由理さん。 
       ドレスを借りることができたので,一刻も早く知らせたかったらしい。しかも,当然の如く祐一が着るタキシードまで借りたとのこと... 
       「もっと喜べよ」と祐一に両手をとられてバンザイさせられる舞の姿が,無表情なだけにかえって可愛らしく見えますね。しかし,ここまで無防備かつ無抵抗な舞の姿を他の人達が見たら吃驚するだろうな(^^;)。 
       その夜,祐一が差し入れに持っていったのは....はい,いよいよ牛丼の登場です(あ〜,吉野屋の牛丼が食べたいなぁ(^^;)。これで,各ヒロイン達の好物が出揃ったわけですね。 
       「嫌いじゃない」の台詞も出たし,まだ本人は使っていないけれど,祐一から「はちみつクマさん」「ぽんぽこタヌキさん」で返答をするようアドバイスもされてます。普通ここは怒るところだと思うんだけれど,これを素直に受け入れちゃうんですよねぇ,舞って娘は...(^^;)。 
       突然,牛丼を食べるピッチが上がり,食べ終えたと同時に魔物と戦う舞。しかし,咀嚼しながらの戦いってのは,なんだか間が抜けて見えますねぇ(^^;)。 
       しかも,戦い終えた後もまだ口の中に牛丼が残っていたようで,祐一の「しとめたのか?」という問いに対しても「もぎゅもぎゅ」と答える始末... 
       舞のクールな美貌と相反したこうゆうところが実に可愛らしいんですよねぇ。 
       が,しかし,今回は作画の乱れが目立ちましたね。特にあゆを交えての食事のシーンはとても京アニとは思えない酷さです。まあ他の酷なアニメを比べたら全然OKなんですけれど,京アニには京アニ・クォリティを持続して欲しいというのは,私の我が儘なんでしょうか?(^^;) 
       
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