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第1話『白銀の序曲〜Overture〜』 2006/10/06放送 |
1999年にKeyが制作したゲーム『Kanon』は2002年にも東映アニメーションがアニメ化していますが,今回,2006年に同じKeyのゲーム『Air』のアニメを制作しファンの多くから神と謳われた京都アニメーションによって再アニメ化されました。 いよいよ,第1回放送の始まり。普段ならこの時間帯のアニメは録画して翌日見るのだけれど,今回はちゃんとリアルタイムで見ました....つ〜か,開始前から何度もちゃんと録画の準備ができているかチェックしちゃいましたよ(^^;)。 『夢』はゲーム本編では初めの内,誰が見ている夢かわからなかったのですが,映像と音声が付くと,祐一ではない誰か女の子であることがわかります。しかし,あの映像はある意味ネタバレ含んでいるよなぁ...(^^;)。 帰宅した名雪に街を案内してもらう祐一。ゲームそのままの風景には懐かしさを感じます。それだけではなく『滑り止めの砂』とか『雪上車』とか,いかにも雪国という風物を見せてくれるあたりは,取材旅行の成果でしょうか?しかし,市電の車体に『どろり濃厚ピーチ味』の宣伝が描かれているとは...某所で指摘されているのは見るまで気が付きませんでしたよ(^^;)。 もうひとつのアニメのオリジナルが,祐一と名雪の二人で,あの丘に行く場面です。丘の上で「昔のこと(7年前のこと)はほとんど覚えていない」と話す祐一。そこに一匹の狐が登場。それを見て糸目名雪になって夢遊病者のように狐に近づこうとする名雪。このアニメでは名雪は猫だけではなく動物が好きって設定になっているようです。もちろん,この狐はあの娘なのでしょうが....なるほど,ここで彼女はす祐一が帰ってきたことを知るわけですね。 買い物をするために名雪はスーパーに入るが,祐一は一人外で待つことに。その時の「昔もこんなようなことがあったね」という名雪の言葉も伏線のひとつですね。 あゆと別れた後,祐一がスーパーの前に急ぐと,そこにはすっかり拗ねモードに入ってしまった名雪の姿が....帰宅してしばらくしてからようやくお許しの言葉をいただくのですが,しかし「紅生姜ネタ」が無いのはちょっと寂しかったですね。 寝る前に名雪から貸してもらった目覚まし時計。これにはもちろんあの声が入っているんでしょうね。 2クール(24回放送)ということで,1クールで放送されるアニメと比べると,ずいぶんとゆったりとした進行ですが(何しろ正ヒロインはまだ2人しか(正式には)登場していないぅらいです(^^;),それだけ深い描写ができるはずだと今から今後の放送を期待しています。 |
第2話『雪の中の入祭曲〜Introit〜』 2006/10/13放送 |
朝,名雪の「朝だよぉ〜....朝ご飯食べて,学校行くよぉ〜」voice目覚ましで起こされる祐一。確かにあれは逆に眠気を誘いますよね。 そして,朝食場面で....出ました,出ましたよ....甘くないジャムが....いやぁあの画面がグニャグニャする場面で,いかにあれが危険なものであるかが良くわかります。ジャムのおかわりを断わられ,残念そうに謎ジャム付きのパンを食べる秋子さん....もしかして,秋子さんは本当に美味しいと思ってるのかもしれませんね(^^;)。 初登校から遅刻しそうになって走る祐一&名雪。もっとも,これがやがて学校の風物詩のひとつになるですが....(^^;)。相変わらず荷物持ち扱いの北川君ですが,このアニメではそういうキャラなんですね。しかし,彼の特徴であるアンテナがあまり目立たないような気がするんですが....。 放課後,階段から落ちて,舞と佐由理さんを巻き込んでしまう名雪。なにやら複雑に絡まりあってしまう3人娘。これはオリジナル・エピソードですが,落ちる時の名雪の表情がみくるのように見えたのは内緒です。なんとなく舞を見つめてしまい「何?」と冷たく言われてしまう祐一。これも伏線のひとつですね。 秋子さんから頼まれたおでんだねを買いに行く途中に,またしても食い逃げあゆに遭遇。衝突しないように「箸を持つ方に避けろ」と祐一が告げたにもかかわらず,あゆが左利きだったためにまたしても衝突。 栞に商店街まで送ってもらってからまたしてもたいやき屋へ謝りに行った祐一とあゆは,再会のゆびきりを交わしてから別れますが,その時祐一は何かを思いだしかけます。これもまた重要な伏線の一つですね。 祐一がスーパーでおでんだねを買って出てきたところに,「やっと,見つけた」「あなただけは許さないんだから」と真琴が登場。登場の仕方はそれなりの格好良かったのに,ヘロヘロパンチ&キックを繰り出した後に自分から倒れてしまう真琴....という場面で今回は終了。 それにしても,朝,昼,夕方,そして室内室外と相変わらず色彩の違いに拘った絵作りをしてますねぇ... |
第3話『記憶のない組曲〜Partita〜』 2006/10/20放送 |
祐一が背中に背負った真琴を見て,「大きなおでん種」と同じボケをかましてくれる水瀬家の母娘。ただ,秋子さんの場合は半分冗談に聞こえないんですけれどね....(^^;)。 当たり前のように水瀬家で一緒に夕食を食べる真琴。しかも,祐一が大切にとっておいた巾着を強奪しちゃうし....だからといって,ムキになって怒るのも大人げないと思うぞ,祐一君(^^;)。 夜中,お腹を空かせて冷蔵庫を漁る真琴の背中にコンニャクを入れる祐一。いやぁ,このときの真琴の顔の凄いこと....しかし,その後の動きはまるで獣のようです....。 翌日,荷物持ちこと北川に促され窓の外を見ると,雪が降る中,中庭に佇む一人の少女の姿が....それはあゆと一緒に出会ったあの少女。授業が終わると同時に教室を飛び出す祐一。 昼食の約束をすっぽかされて拗ねる名雪ですが,祐一が奢るということで一件落着....もっとも,この後何を奢らされるのか祐一はわかっていないのでしょうね(^^;)。そういえば,授業中の「ノートを貸してあげる」という台詞も伏線の一つです。しかし,授業中なのにウインクしちゃうとは....名雪もお茶目な娘さんです。 街を歩く祐一の背中に飛びつくあゆ。普通の年頃の娘さんはそんなことしませんよ。しかも,祐一に振り落とされて「祐一君がボクを捨てた」と思いっきり誤解されそうなことを口にしてくれます。 祐一が家に帰ってくると,今度は真琴に前から飛びつかれてしまいます。後ろから前から忙しいことで....普通なら嬉しい状況だと思うのですが,まぁあの二人の場合は『攻撃』という意味のアタックの方が相応しい行動ですからねぇ....。 そして,その頃,夜の学校に剣持って佇む舞の姿が.... 今回は作画にやや『?』な部分も無かったわけではないのですが,しかし,それはあくまでも「京アニにしては...」というレベルでしかありません。 |
第4話『休日の奇想曲〜caprice〜』 2006/10/27放送 |
前回のラストが『夜の学校に剣持って佇む舞の姿』だったので,このまま舞との接近遭遇か?と思ったら,第4話はちびあゆとちび祐一の物語から始まりました。 昔のことを思い出して寝付かれない祐一の部屋に忍び寄るひとつの影....いよいよ,真琴のいたずら攻撃の幕が切って落とされました...が,初回の『こんにゃく攻撃(前回のリヴェンジなのか?)』はあえなく失敗に終わり,逆に生のこんにゃくを食べさせられてしまうことになります。 翌日,秋子さんの代わりに名雪のお弁当を学校に届けに行く祐一。学校にお弁当を届けに行くといえば,『Air』でも往人が佳乃のお弁当を届けに行くというシーンがありましたね。 街で買い物途中の秋子さんと遭遇し,しっかりと荷物持ちをする祐一。いやぁ,秋子さんの荷物持ちだったら誰だってやりたいと思いますよ。 帰宅した名雪からノートを返して欲しいと言われた祐一は,学校に置き忘れたことを思い出し,一人で取りに行くのですが,ゲーム本編だとここで『行かない』を選ぶと,舞との接近遭遇を果たすことができません。そして,祐一が学校に行くということは....そうです,今回こそは間違いなく舞との接近遭遇が....と思ったら,彼女のテーマ曲である『少女の檻』のBGMと共に,学校の廊下に剣を持った舞の姿が....いやぁ,あの立ち姿はゲーム本編よりも神々しく見えますね。 それにしても,冒頭の市電に描かれた宣伝『長森牛乳』には大笑いさせられてしました。 |
第5話『魔物達の小夜曲〜Serenade〜』 2006/11/03放送 |
「私は魔物を討つものだから」....いやぁ,ついに舞の決め台詞が出ましたね。でも,原作やってない人には何のことかわからないでしょうね....夜の学校に出没する剣を持った少女....こりゃぁ,ちょっと危険な人と思われてしまうかもしれません。 帰宅した祐一が,風呂に入ると,湯船の中に真琴の姿が....いや,言い訳はいいから,それよりも前を隠しなさいって,祐一君(^^;)。真琴が悲鳴を上げるまでのあの間が絶妙です。それにしても,あの風呂のどこにタライなんかあったんだ?(^^;) 朝,祐一が起きて1階に行くと,何の違和感もなく朝食を食べているあゆの姿が....。そんなあゆに秋子さん特製ジャムを薦める祐一は鬼か悪魔か.... 登校してからもぐっすりお休みの名雪さん。あの糸目の寝顔はほんわかと心安らぎますね....しかし,あれだけ寝ても立ったまま寝てしまうなんて....さすがは眠り姫の異名を持つだけあります(^^;)。 昼食後,中庭に佇む栞の姿を見かけた祐一は,当然彼女の元にむかいます。今日もまた「内緒にします」と名字を言おうとしない栞。そんな彼女に『お兄ちゃんと呼んでくれ』と言いながらも,実際に『お兄ちゃん』と言われると,「なかったことにしてくれ」と照れてしまうチキンな祐一君は,栞の「本当にお兄ちゃんみたいです」という言葉を聞き逃してしまいます。なるほど,このアニメでは栞=妹という路線でいくのですね。 学校からの帰り道,秋子さんに頼まれて豆腐を買いに行くという真琴と遭遇。自分はもう大人だと言う真琴に,「大人だったらエロ本買ってきてくれ」と言う祐一は鬼か悪魔か....(^^;)。 名雪が学校から帰ってくるのと入れ替わりに夜の学校へ向かう祐一。目的は舞に夜食を届けるため....なるほど,祐一は昼のお弁当の様子を見て,舞を手なずけるためには餌付けが一番だと思ったわけですね。 |
第6話『謎だらけの嬉遊曲〜divertiment〜』 2006/11/10放送 |
冒頭は第4話と同じちびあゆとちび祐一の物語から始まります。 今夜の真琴の作戦はネズミ花火攻撃....が,今回もあっさりと逆襲を受け,逆に自分自身がネズミ花火の餌食に...。 バイトの面接に行く真琴を途中まで送った後,何故か学校に向かう祐一。しかし,そこには名雪の姿はなく(他の陸上部の女の子達もレベル高いですね(^^;),そのかわりに,中庭に栞の姿が。 あゆとの5時の待ち合わせに遅れてしまった祐一の言い訳が,冒頭で遅刻したちび祐一の言い訳とまったく同じなんですよね。しかし,そんな祐一に「待っている人が来てくれるだけで楽しい」と笑顔を浮かべるあゆ。これもまた原作を知っていると胸が痛む言葉ですね。 バイトの面接で居眠りして失敗してしまったと言う真琴(「うん,わかるよ」って,そこは同意するとこるじゃないでしょ,名雪さん(^^;)に,保育所のバイトを紹介する秋子さん。しかし,電話一本で即決とは...さすがです。 夜,学校に差し入れ(もちろん食料だけれど,牛丼はまだです(^^;)を持ってきた祐一に,「しばらくここには来なくていい。あの娘のそばにいてあげて。もうすぐあの娘には祐一が必要になる」と告げる舞。もっとも,何故そう思うのか自分でもわからないみたいだけれど.... 帰宅した祐一を待ち受けていたのは恐怖の味噌汁風呂。 |
第7話『家出と仔猫の遁走曲〜Fuga〜』 2006/11/17放送 |
今回は珍しく『夢』の話は無く,真琴のいたずら攻撃ネタから始まります。いつものごとく撃退されたか...と思ったら,無意識にせよ祐一の明日の宿題のノートを紙飛行機にしたことで,今回は成功? 翌朝,名雪の「お母さんのジャムがあればご飯3杯はいけるよ」の名台詞が登場。 猫アレルギーであるにも関わらず大の猫好きである名雪は,登校途中,猫を見つけるや「ネコ〜ネコ〜」と,祐一の制止を振り切って猫を触りに行ってしまい,その日一日中アレルギーで涙を流すはめになってしまいます。 下校途中,あゆに後ろからタックルされて倒されてしまう祐一。今回あゆの登場はこのシーンだけです。 「あんたなんかといっしょに帰りたくない」と言いながら,何故か後をついてくる真琴に,「隣り歩けよ。話しながら帰ろう」と声をかける祐一。 しかし,その後,真琴は「動物なんかいらなくなったらポイでしょ」「なまじ人間の温かさを知る前にこのまま野に放してやったほうがいい」と言って,猫を歩道橋の上から道路に落としてしまいます。この台詞は大きな伏線のひとつですね。 目覚めてから,何故自分が水瀬家に戻っているのか不思議がる真琴に夜食を用意する優しい秋子さん。 2人きりになったとき「(ものみの丘で)何て言ったの?」とたずねる真琴に,「やすらかに眠れ」といつも通りのいじわるな答えで返す祐一。 来週の予告は真琴,真琴,真琴,のオンパレード。 |
第8話『追憶の幻想曲〜fantasia〜』 2006/11/24放送 |
一緒に帰ってきた猫を飼いたいという真琴に,たった1秒で「了承」する秋子さん。 朝,保育所にバイトに行く真琴と一緒に『日常会話』をしながら登校。 学校で舞を発見。しかし,相手が上級生なのに廊下で『舞』と呼び捨てしちゃうとは,やっぱり祐一は大物なのでしょうか...でも,佐由理さんには『佐由理さん』ってちゃんと上級生扱いしてるしなぁ... 放課後,真琴が校門の前にいるのを見つけた祐一の「何やってるんだ,あいつ」というつぶやきに,「あなたを待っているのでしょう」と答える美汐。それにしても,いつの間に横に来ていたんだ?気配を完全に消すとは,もしかして裏葉さんの生まれ変わりなのか?(^^;) 何かと理由を付けては祐一の部屋にやってくるようになった真琴。 朝,足をすべらせて転んでしまう真琴。 放課後,「てがかりが見つかったかもしれない」と真琴が祐一を連れていったのはものみの丘。 その後,まるでデートのように街を散策する真琴と祐一。 帰宅した祐一に,秋子さんが真琴の親を捜しているけれど見つからない,と話す名雪。 すっかり祐一に対して構ってモードに入っている真琴。それにしても,ここで『残光』をBGMに使うとは,いやほんとに音楽の使い方が上手すぎます。ゲーム本編を知っている人間はこの後に待っている哀しみを知っているから涙が出そうになるし,ゲーム本編を知らない人も,真琴の物語を最後まで知った後でこのシーンを見直せば,やはり涙を誘うでしょうしね。 深夜,ピロがいなくなったと祐一の部屋にやってきた真琴は,祐一のベッドの中でピロが寝ているのを見つけると,自分も一緒に寝ると言って,そのままベッドに潜り込んでしまう。 翌日,学校で「(真琴は)本当は人間じゃないんだな」とたずねる祐一に,「そうです」と答える美汐もまた,同じ体験をしていた様子。 それにしても,今回は前回の予告通り,完全に真琴メインの回でした。名雪は少し見せ場があったけれど,舞はナビゲーター的な役割だけだし,佐由理さんは顔半分だけ数秒の登場,あゆと栞に至っては登場すらしませんでした。 予告の「春が来てずっと春が来たらいいのに」は泣きました。 |
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